2016/05/22 - 2016/05/22
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frau.himmelさん
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ミッテンヴァルト。
バイオリン作りで有名な街、家々のフレスコ画の壁絵がみごとな街です。
かの文豪ゲーテもイタリア旅行の途中にこの街に立ち寄り、その美しい街並みに感動して「生きた絵本」と称賛したそうです。
ミュンヘンへ移動する日、ミッテンヴァルトに立ち寄る経緯には紆余曲折がありました。
最初の予定では、昨年夫と訪れたイエンバッハで、時間がなく涙をのんだ「アッヘンゼーバーン」か「ツィラータールバーン」で蒸気機関車に乗るつもりでした。K氏にとっても、鉄道ファンの息子さんへのいいお土産話にもなりますし。
ところがミュンヘン入りの翌日は月曜日、めぼしい美術館はお休みなのです。
美術好きの3人のシニアにとってそれは大問題。
そこでお二人に意見を求めました。
・当初の予定通りSLに乗り風光明媚なチロルの風景を堪能する。その代わりミュンヘン入りは遅くなるので美術館は今回諦める。
・ミュンヘンの途中にバイオリン作りで有名なミッテンヴァルトに寄り、早めにミュンヘン入りして美術館に行く。
バイオリン製作に興味を示したのがI女史。
親しい友人の弟さんか息子さんが、ドイツでバイオリン作りの勉強をしていらしたそうで、お土産話になるからミッテンヴァルトに行ってみたいと。
K氏も、楽しみにしていたミュンヘンの美術館に行けないのは辛い。SLも心残りだけど、ミュンヘンに急ごう、と。
ということでミッテンヴァルトに立ち寄ることになりました。
これが大正解だったのです。
アルプスの山々に囲まれた美しい街ミッテンヴァルトで、私たちは、この旅の1,2番の思い出に残る素晴らしい出来事に遭遇するのです。
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今日はインスブルックからミュンヘンへの移動の日。
途中ミッテンヴァルトに立ち寄るのでミッテンバルトまでのチケットを購入します。一人10.20ユーロ。
ミッテンヴァルトからミュンヘンまではバイエルンチケットを購入するつもりです。ミュンヘン市内の市電・バス・地下鉄などにも使えますので。 -
列車の座席テーブルに掲示してあった地図。
インスブルック(下赤線)を出て、ドイツのミッテンヴァルト(赤丸)に移動します。
45分の国境越えの短い旅です。
途中のScharnitzがオーストリアとドイツの国境線です。 -
インスブルック駅から離れていく列車。
車窓には私たちを2日間癒してくれたノルトケットの山脈。
今日もいいお天気で、くっきりとその姿を見せています。 -
イン川を横切ると、いいよインスブルックともお別れ。
あちらに見える橋はたぶんフライブルガー橋。 -
私たちが乗ったミュンヘン行の普通列車はソコソコ混んでいました。
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実は私たちの回りには中○人グループが乗り込んでいたのです。
例によって賑やかなこと。
私たちのお隣にもいましたが、席を移動してお菓子を仲間に配って歩いたり、それを一斉にボリボリと音をたてて食べたり・・・。 -
せっかく風光明媚なチロルの風景の中を列車は走っているのだから、少しは静かにして窓の景色でも楽しめばいいのに・・・。
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車掌が検札に来て、リーダーらしい人がグループ用のチケットを出したら、私たちのチケットは見ずに素通りしました。
同じ東洋人の私たちをグループの一員と間違ったようです。
あんなお行儀の悪い人たちと同類に見られて非常に不愉快。
列車の電光掲示板ではもうまもなくゼーフェルトに到着するようです。 -
オーストリアとドイツの国境の駅、Scharnitzを過ぎたら、間もなく・・・。
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ミッテンヴァルトに到着。45分の短い列車の旅でした。
この写真では全容は見えませんが、列車の後ろに屏風のようにそびえる山はカーヴェンデル山。
さあ、コインロッカーに荷物を入れて街歩きをいたしましょう。 -
コインロッカーはホームの隅に2列×4段が1台だけありました。
幸い大サイズ最上段が2つ空いています。
ところが高すぎて、日本のシニア達には大きなスーツケースを入れるのは至難の業。でもここしか空いていないし・・。
3人で手を伸ばして、フーフー言いながら難航していたら、そこを通りかかった長身のおばさま、なんとヒョイ!と軽々と上に入れてくださった。
20㎏以上の重さのスーツケース3個ですよ!
呆然とする日本のシニア達、恐るべしドイツ女性パワー、アマゾ゙ネス!(笑)。
このロッカーの再上段がどんなに高いか、これからミッテンヴァルトを訪れられる方のために写真を撮っておけば良かったのに、あんまりビックリしたので3人とも撮っていませんでした。残念! -
荷物の問題をクリアして駅舎の方に進みかけたら、あら、夢かしら?と目を疑いました。
銃を担いだおもちゃの兵隊さん(と言ったほうがぴったり)が、まるで絵本から抜け出したかのように行進しているのです。
なんかこの兵隊さん、ひょうひょうとしていますよね。
インスブルックのベルクイーゼルで遭遇した射撃の軍隊と違って何とのどかなこと、今でもこの写真を見るとその時の驚きが思いだされ可笑しくなります。 -
駅の券売機でバイエルンチケットを買って、駅舎の外に出た時にはおもちゃの兵隊さんの姿はありませんでした。
やっぱりあれは夢だったのかしら? -
駅前のバーンホフ通りを旧市街に向かいます。
人影もまばらな静かな街の佇まい。 -
小さな白い花が咲いている公園にも、一組の老夫婦がベンチに座っている以外、全く人の姿はありません。
ほんとに静かです。
あの兵隊さんは一体何だったんだろう? -
ところが一歩メインストリートのオーバーマルクトに足を踏み入れてビックリ!
大勢の人・人・人。
馬車が出ているし、民族衣装で身を飾っている人もいます。 -
花で飾られた馬車。
女性はディアンドル、男性はレーダーホーゼン(皮ズボン)と、典型的なバイエルン民族衣装を身に着けている人々。
今日は何かのお祭りがあるようです。 -
お店の人もレーダーホーゼンをつけて開店準備中。
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ミッテンヴァルトは 美しいフレスコ画の壁絵が有名な街。
この壁絵の建物もお祭りも気になりますが、まずは本来の目的ヴァイオリン博物館に急ぎましょう。 -
ミッテンヴァルトのシンボル聖ペトロ聖パウロ教会。
あの美しい塔が目印です。
あの先に博物館はあります。 -
旅行記の写真を整理していたらK氏の写真の中に素晴らしいものを見つけました。
この壁に掲げてあるプレートに「ヴォルフガンク・ゲーテ」の名前が(赤矢印)あるのです。
ゲーテはイタリア旅行の途中にミッテンヴァルトに立ち寄ったそうですから、このホテルに泊まったのでしょうか。今はバイオリン関係のショップになっているようです。
ゲーテはこの美しい街を見てその感動を、著作「イタリア紀行」の中で「生きた絵本」と称賛したそうです。 -
聖ペテロ聖パウル教会の塔に描かれているのは、この教会の守護聖人、聖ペテロと聖パウロです。
ちょっとバイオリン博物館に行く前にこの教会を覗いて行くことにします。 -
教会内部はもう豪華荘厳の一言。
またもやシニア達の口癖、小さな街なのに教会はどこもみごとだねー。 -
主祭壇。
祭壇の両脇に立っているのは聖ペトロと聖パウロ。 -
祭壇画も聖ペトロと聖パウロ。
この両聖人はキリストの使徒です。 -
祭壇上部の豪華な装飾。
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天井も美しいフレスコ画で飾られています。
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説教壇。
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面白いことに気が付きました。
教会のベンチには背後に一人ひとり名前が入っています。
ミサの時などに席が決まっているのでしょうか。 -
それでは献金箱に小銭を寄付して外に出ます。
私たちは教会に入ったら必ず献金しています。
内部の豪華な祭壇や名画を見て目の保養をしたり、ベンチに座って休憩をしたりと、大いなる恩恵をうけています。
それに、いつかお世話になる偉大な聖人たちの心証をよくしておきたいから(笑)。 -
教会の横にあるのは、ミッテンヴァルト生まれのバイオリン職人のマティアス・クロッツ(1653-1743)の銅像。
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彼は北イタリアのクレモナでバイオリン制作の修行をし、1684年にその技術を故郷にもたらします。
主だった産業がなかったミッテンバルトは、バイオリン作りが盛んになり、バイオリンの街といわれるほど有名になりました。
この銅像は1890年に造られたもの。 -
街の人にバイオリン博物館を教えてもらって、そちらに向かうと、そこは見事な壁絵の建物が集まっている一画でした。
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その中の1軒のこの壁絵n見事な家がバイオリン博物館。
ここにマティアス・クロツは住んでいました。 -
ヴァイオリン博物館の看板が可愛い。
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チケットを買って博物館に入場します。
まず、昔の作業場を再現した部屋。
用具や材料などが並べられています。 -
昔のバイオリン作りの様子。
室内作業や家内作業でした。 -
ヴァイオリンの製作過程。
パーツを並べて製造過程がわかるようになっています。 -
弓
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駒。
昔、子供たちがやっていたインベーダーゲームを思い出して笑ってしまいました。 -
取っ手の部分。
渦巻きっていうそうです。 -
昔は動物や人物の顔の形をしたものも作られていました。
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マティアス・クロッツホール
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この絵はクロッツの時代の作業場なのでしょうか。
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マティアス・クロッツ製作のヴァイオリン。
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1714年ミッテンヴァルトで作られたとあります。
クロッツ61歳の時の作品、円熟期でしたね。 -
アマデウス・モーツアルトもマティアス・クロッツの楽器を演奏していたようです。
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写真は昔のミッテンヴァルトのバイオイン博物館の付近。
歴史的な弦楽器が展示してあります。
鳥かごのような楽器は何というのでしょうね。 -
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有名なマイスターの手になるバイオリンがいくつも展示されています。
ストラディバリの名器もここにあるって聞いたんだけど、見つけられませんでした。 -
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ヤコブ・シュタイナー(1621-1683)が制作したバイオリン。
Absamで1675年作。
ヤコブ・シュタイナーはクロッツより前の時代のバイオリン作りのマイスター。 -
歴史的なバイオリンだけでなく、いろんな弦楽器が展示してあります。
民族楽器のチターもあります。 -
この四角い楽譜は、グレゴリー聖歌音符だそうです。
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ファスナハト(カーニバル)用の仮面
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さあ、I女史、バイオリン博物館でお友達へのお土産情報収集はできたかしら。
ヴァイオリンに関係のある人、勉強している人にはとても魅力的な博物館だと思います。
あまりそういう面に関係のない私も結構楽しめました。 -
目貫通りのオーバーマルクト通りは先先ほどより大勢の人たちが集まっています。
馬車が何台も連なっていたり・・・。
そろそろパレードが始まるのでしょうか。 -
私が2009年に宿泊したホテル兼レストランのアルペンローゼです。
懐かしい~。
このお店の前にも大勢の人々。 -
私たちは、ゲーテがその美しい佇まいに感動して「生きた絵本」と絶賛した美しいフレスコ画に彩られた街並みを散策します。
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ホテル・ポストの壁絵。
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街中には疎水が流れ、昔ながらの木造りの水飲み場、美しい壁絵、教会の塔・・。
ゲーテが絶賛したようにホント、「生きた絵本」のようですね。 -
見事な壁絵の「アルペンローゼ」。
2009年、私たちはこちら側のお部屋に泊まったのでした。 -
アルペンローゼの外のテーブル席が空いていましたので、ビールを飲みながらパレードを見学することにします。
珍しくデュンケルビアを(黒ビール)。 -
民族衣装をつけたおばあちゃまと坊や、いいなー。
こっちの人は盛装してお祭りを迎えるのね。 -
ここにもレーダーホーゼンをつけた小さな紳士が闊歩しています。
いいなー。 -
お隣の2階の窓からパレードを待っている男の子。
カメラを向けた私と目があってちょっとすまし顔。
さあ、そろそろパレードが始まります。
続編でパレードの様子をアップします。
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この旅行記へのコメント (4)
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- jijidarumaさん 2017/02/13 17:00:08
- Hotel Alpenrose
- himmelさん
天候に恵まれていますね。ミッテンヴァルトの町歩き、
変更してやって来た甲斐があったように思います。
尤も私にはアルペンローゼの今が気になりました。
ホテル内の写真が無かったので少し残念。
同じ部屋に泊まりましたか?私は2008年4月20日まだ寒い頃です。
二階のNo.1でしたが、この地方の色濃い飾り付けや家具。
独特の天井や電燈、ベッドと大変興味深く、満足の部屋でした。
レストランも由緒あるホテルに相応しいものでしたね。
Zugspitzeツークシュピッツェに登り、Garmisch-Partenkirchenを
見物してから、この町に着いた為、バイオリン博物館はすでに
閉館していた(〜13時まで)。どうも巡りあわせが悪いようで、
26年前も閉館していました。
内部の写真を拝見し、満足できました。
まだまだ旅は続きますね。
jijidaruma
- frau.himmelさん からの返信 2017/02/14 23:40:23
- RE: Hotel Alpenrose
- jijidarumaさん、こんばんは。
ご本の編集で大変お忙しくしていらっした由、もう落ち着かれましたか?
ミッテンヴァルトの旅行記を見ていただいて、コメントまで、ありがとうございます。
ほんとにお天気がよく最高でした。
ヴァイオリン博物館が目当てのミッテンヴァルトでしたが、素晴らしいお祭りに遭遇し、大変ラッキーでした。
jijidarumaさんはアルペンローゼに宿泊なさったのですね。
私も2009年の9月末に泊まっています。どんなお部屋だったのか、もうすっかり忘れました。
ただカーデンヴェル山は窓からきれいに見えました。
ハルプペンシオンで申し込んで、夕食の時、一番いい席が取ってあったのには感激しました。
その夜、アルペンローゼから1軒置いた隣の、ホテル・ポストでボヤ騒ぎがあり、ミッテンヴァルト滞在は印象深いものになりました。
その時の拙い旅行記があります。
http://4travel.jp/travelogue/10440607
ただいま、ミッテンヴァルトで開催されたお祭りの旅行記を書いております。
お祭りの名前が判らなくて、あちらには私たちがみたら大きなお祭りでも、名もないものが多いのですね。
ありがとうございました。
himmel
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- norisaさん 2017/02/11 13:48:27
- アマゾネス!
- frau.himmelさん
こんにちは。
美術館のお休み!
これは本当に困りものですね。
でもリプランしたおかげで楽しい思い出も増えて良かったです。
アマゾネスさんには助かりましたね。
我々もベルギーやスペインで良い人、楽しい人に出会えた思い出を温めています。
おもちゃのような鉄砲を担いだ軍隊?
こんなのどかな軍隊なら日本が保有していても誰も目くじらたてないでしょう。
唯一C国人の方々の喧噪だけが残念でしたが、他は楽しさがにじみでていた日でしたーー。
norisa
- frau.himmelさん からの返信 2017/02/11 23:23:44
- RE: アマゾネス!
- norisaさん、こんばんは。
アマゾネスさん(笑)、ほんと!私たちはただただ尊敬の念しかありませんでした。
あちらの女性は、背は高いし力は強いし、まさにアマゾネス。
列車の中でも大きな荷物を軽々と網棚に乗せるのには驚きます。
それに比べて、駅中で見たおもちゃの兵隊さん、アマゾネスさんと違ってあの写真でもみんな小さかったでしょう?
ほんとに可愛かったんです。
C国人、煩かったというより、車掌さんから私たちが同じ仲間に見られたことが悔しかったのです。
だって、あの不作法な方々とは絶対違いますよねっ!
なんてここで力んでどうするのって話ですね・笑。
norisaさんは、まだ新作を出していらっしゃいませんね。
お待ちしています。
himmel
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