2017/02/04 - 2017/02/04
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じぇんつーさん
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秩父フリーきっぷを使い倒す弾丸日帰り旅行です。
以前から気になっていた秩父エリアの冬の観光地が全ていい具合にフリー区間に入っていたのでお得に旅行することが出来ました。
秩父鉄道は1時間に1本程度しか電車が無いので常に時刻表を確認しながらの行動ですが、計画を立てて実行するのもまた楽しかったです。
結果日帰りバスツアーよりも多く見て回ることができて満足です。
ただ、電車と路線バスの乗り継ぎの悪さがあるので、車があるなら車で行く方がおすすめではあります。
(行ったところ)
長瀞駅: 宝登山神社、奥の宮、ロウバイ園、長瀞岩畳
三峰口駅: 三十槌の氷柱
芦ヶ久保駅: あしがくぼ氷柱ライトアップ
横瀬駅: 武甲温泉
お天気にも恵まれ、行ったところ全て堪能することが出来て本当に行ってよかった!
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
秩父フリーきっぷ
西武鉄道の芦ヶ久保~西武秩父と秩父鉄道の三峰口~野上(長瀞の1つ先)がフリー区間で西武線は往復料金が含まれます。その他観光施設の割引も。
西武線の各駅で購入でき、値段は乗車駅によって異なり、池袋で購入だと2320円。
今回はこれをフルに活用!
右の黄色いきっぷは秩父線の急行整理券。長瀞~三峰口間で使用したもの。 -
池袋 8:05発 快速急行(長瀞行)
長瀞 10:17着
長瀞行きは前4両。その後ろの車両は三峰口行なので注意!
池袋から2時間強で長瀞駅到着です。ロウバイのシーズンなのと本数少ないので電車は混雑していました。駅の前には公衆トイレやお店がいろいろあります。
次の目的地の三峰口行きの電車の時間は13:20なので、それまでに戻ってこなくてはいけません。 -
長瀞駅正面の道を直進すると宝登山神社の大きな鳥居が出てきます。
さらに直進すると神社に着きます。 -
宝登山神社境内の鳥居。
こちらの神社の鳥居はどれも白いです。 -
開運招福!
お正月に戻った気がしました。 -
鳥居をくぐるとすぐ階段、その上に本殿があります。
-
宝登山神社にお参り。
ここと秩父神社と三峰神社で秩父三社となるそうで、最近はパワースポットとされているようで絶えず人がならんでいました。
三峰神社も春になったら登りたいなぁ。 -
内部の装飾が美しいです。
たしか秩父神社も装飾がきれいだったなあ。 -
お参りが済んだら、ロウバイ園と奥の宮目指して山を登ります。
参道なので基本的に道は写真位の幅があり概ね平らです。このままくねくね曲がりながらひたすら登ります。途中、山の斜面を直登するショートカットがいくつかあり、慣れている人はそちらを通っていました。
この日の道は乾いていたのでどんな靴でも問題無かったですが、日によっては霜が溶けたりしてぬかるみそうなのでトレッキングシューズが無難です。
道行く人々はトレッキングシューズどころか完全登山装備の人が多かったので靴だけ山仕様の私はむしろ少数派でした。 -
動物園を過ぎた最後の登り坂から。
この日は展望が素晴らしく、遠くの山も見えていて、赤城山と男体山らしき山も見えていました。
常連ぽいおじさん達もちょっと興奮気味にしていたので、かなり遠くまで見えていたんだと思います。ラッキー! -
拡大
赤城山(たぶん)
あんまり山の形に詳しくないのですが、方向的にたぶんそう。 -
拡大
男体山(たぶん)
日光大好きなので見えるとうれしいです。 -
100段くらいの階段をのぼったところある奥の宮の鳥居。
ここも白いですね。 -
奥の宮
こちらも列が切れません。 -
狛犬さんはオオカミでした。
-
奥の宮を出るとロウバイ園です。
写真の東ロウバイ園は3~4分咲きでしたが、あたり一面にとてもいい香りが漂っています。
ロウバイ園はいろいろあるだろうけど、こんなに見晴しがいいところはそうないと思います。秩父のシンボル武甲山も見えました。(とんがっている山)
昨年武甲山に登った時は霧で眺望ゼロだったので、リベンジを誓いました。 -
両神山も見えました。(中央奥)
登山のつらさより、とにかく遠かったことが印象に残った秘境の山です。 -
ロウバイ
青空に黄色の花がよく映えてきれいです。 -
「ロウバイは黄色しかないの?」
「黄色だけだよ」
という会話をしている人たちがいたので、ピンクのロウバイをちょっと想像してみましたがなんか変でした。
ロウバイの由来は、花がロウ細工のように美しいという説と、花弁の色が蜜蝋に似ているからという説、臘月(旧暦の12月)に咲く花が梅に似ているからという説があるそうです。(秩父鉄道HPより) -
もらったパンフレットによると、ロウバイにも種類があるそうです。
これは芯の部分が赤っぽいので和臘梅かな。 -
満開!きれい!
これは芯の部分も黄色なので、素心(そしん)臘梅 -
これは花が大きく丸くて芯まで黄色いので、満月(まんげつ)臘梅かな。
私はこのタイプが一番好きです。 -
もうほんとに、この青と黄色のコントラストが美しくて美しくて。
写真では全く伝わらないですが、秩父盆地のパノラマと一面に漂う甘い香りとぽかぽかの日差しを同時に感じながらの花見は最高でした。行ってよかった。 -
ロウバイ以外に早咲きの梅も咲いていました。
-
マンサク
なぜか人だかりが出来ていて、ミツマタか?という声も…
のんびりしていたら12時過ぎたので、13:20の電車に乗るため下山開始します。
来た道と同じ道をひたすら戻ります。 -
12:45頃に駅に着いて、時間に余裕があったので長瀞岩畳も見学しました。
駅から3分位で行けます。
ライン下りの船もたくさん出てました。 -
唐突にこんなきれいな景色が広がっていてなんだか不思議な気がします。
10年振りくらいに来ましたが、変わらずきれいでした。 -
岩畳
みんな登ったり座って休憩したり思い思いに過ごしてました。 -
ぼちぼち電車の時間が近づいたので駅へ戻ろうとしたところ、おいしそうな食べ物を発見。
商店街の中にありました。 -
注文からちょっと時間が掛かるのでかなり電車ぎりぎりになりましたが無事Get
秩父名物みそ豚入りのソーセージがもちもちの皮で巻かれています。
美味しい!もうこのソーセージだけ焼いて売ってほしいです。 -
名残惜しいですが長瀞駅を出発します。レトロな駅舎。
無事に予定の電車に乗れました。
長瀞 13:20発 秩父鉄道 急行三峰口行
フリー区間ですが、急行整理券+200円を窓口で支払います。 -
車窓からのセメント工場
秩父といえばセメントですね。 -
三峰口 13:56着
三十槌の氷柱へ行くバスは14:30発なので30分以上待ちます。
何にも無いのでつらいです。乗合タクシーとかあればきっとみんな乗るだろうに。西武バスの圧力が怖いのかな?
しかし、このタイムスリップしたかのような昭和感あふれる駅舎にアニメキャラらしきパネルの取り合わせが私にはシュールに感じて仕方が無かったです。 -
結局バスは10分遅れで到着。本当に長い待ち時間でした。
氷柱は「三十場」(みそば)というところで降ります。
帰りのバスは16:00発予定だけど、なんとなくこれも遅れそうな予感がします。
三峰口16:25発の池袋行に乗りたいのだけど… -
バスを降りたら、バスの進行方向に10分位進むと川の近くを人が歩いているのが見えてきます。この看板を左に曲がって坂を降りると三十槌の氷柱です。
駐車場、売店、トイレ等あります。 -
三十槌の氷柱
何これ大きい! 10m近くあるのでは? 自然にこんなものができるなんてすごいです。大きすぎて写真には写ってませんが実際には下の川に氷柱が写っていてもっときれいです。
ただ、足元は川の石がごろごろしていて、雪も積もってあちこち凍結しているので危ないです。 -
三十槌の氷柱の隣には人工の氷柱もあります。
天然の氷柱よりも大きかったです。人工物でも充分圧倒されました。 -
氷柱アップ
クリスタルのようできれい! -
-
こちらも人工の氷柱。上から霧吹きみたいなので水を撒いていました。
近くまで寄れるのでフォトスポットとして人気でした。 -
拡大
あたり前だけど鍾乳石と同じ形だなぁ。くらげっぽい。 -
解けては凍り、解けては凍りをくり返したんだろうなぁ
滑らかで美しい形です。 -
川の水も凍っていて人が乗っても大丈夫でした。怖いけど楽しい!
が、時折30cm以上もある大きな石を投げてくるアホが!しかもいい大人!
ひび入ってこっちまで割れたらどうするんだ! -
上にある駐車場からも氷柱を見られます。これは人工の方。
到着した時は、次のバスまで1時間もあって時間余るかと思っていたけど、思いのほか楽しくてあっという間に1時間経ちました。
16:00のバスに乗るためバス停に戻ります。
が、案の定10分遅れで到着… -
16:00のバスは時刻表では16:20に三峰口駅着で、16:25発の池袋行の電車に乗って芦ヶ久保に行きたかったのですが、バスが遅れたので乗れませんでした。何でここだけ接続時間短いんだ…
電車が来るまで何でかホームにも入れてもらえず、見学するところも店も無くひたすらヒマ。ほんと何とかならないのかなぁ、これ。
次の電車は、三峰口 16:44発 秩父鉄道(羽生行)
御花畑駅到着 17:04で、乗り換えには西武秩父駅まで移動ですが、乗継に6分しかなく、しかもこれを逃すと30分電車が無いので小走りで移動します。
西武秩父 17:10発 西武秩父線(飯能行)
芦ヶ久保 17:19着
何とか間に合いました。 -
芦ヶ久保駅から氷柱までは10分位。人工の氷柱だけあってアクセスは抜群です。
駅のスロープを降りると左側に氷柱へ行くための歩道があって、そこをまっすぐ進めば到着です。看板もあるので迷うことはないと思います。
入口でチケットを200円で買います。
着いた時にライトアップは始まってましたがまだ少し明るかったです。 -
すぐに暗くなり、幻想的な世界に。
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時間でいろんな色に変わります。
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私は青いライトアップが一番好きでした。
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ピンクもあるけどちょっと怖い。
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小高いところまで登れるようになっていて、上から氷柱を見下ろせるのですが、足元がぬかるんでいたので途中まででやめました。凍結したら転びそうだったので。
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緑はオーロラっぽくて好きです。
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次々に色が変わるので飽きません。
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氷柱まつり期間の土日は、氷柱-いちご農園-武甲温泉-横瀬駅を回る無料シャトルバスが運行されているので、これを利用して武甲温泉に行きました。
氷柱出発は毎時40分。17:40まで。(18:40までの日もあり)
武甲温泉は秩父フリーきっぷで100円引きになります。
お風呂はよくある感じの温泉施設ですが、露天風呂も気持ちよく、さくっと入って出るにはちょうどいい感じです。
温泉→横瀬駅のバスは19:00最終、所要5分弱。これに乗りました。
帰りはレッドアロー使おうかと思ってましたが、タイミングが悪く次に乗れる普通列車と15分しか変わらなかったため使いませんでした。
横瀬 19:18発 飯能行
飯能 20:12着 急行池袋行
池袋 21:00着
車内はすいていたし、疲れてほとんど寝ていたので特に苦では無かったです。
今回はひたすら時刻表に合わせる忙しい行程ではあったけれど、景色はどこも素晴らしかったし、温泉も入れたし、フリー区間を存分に使ったという達成感もあり満足しました。公共交通機関でここまで出来れば上出来!
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