2017/01/15 - 2017/01/22
26位(同エリア72件中)
とんきさん
2012年4月に初めてツアーでエジプトへ行き、カイロ周辺を見て回りました。
その後、他の地域も見たいと思い別のツアーを申し込みましたが、政情が不安定になりキャンセルしました。
先日、たまたま阪急交通社のホームページを見ていたら、エジプト旅行のおひとり様限定のツアーがありました。
調べてみると、最近はエジプトの政情も多少安定してきているようなので申し込み、参加してきました。
この旅行記は遺跡がいっぱいのエジプト(1)の続編です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 観光バス 船 飛行機
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
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前回(遺跡がいっぱいのエジプト(1))は、エスナの水門を通ったところまででした。
その翌朝はエドフに到着しています。岸を見ると多くの馬車が走っています。馬車だらけの感じです。 -
このような馬車に乗ってホルス神殿へ向かいます。乗心地は良くもなく悪くもなく、まあ想像通りです。また、足の速い馬もいれば遅い馬もいる。マイペースでホルス神殿へ向かいます。
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ホルス神殿への入口です。特徴のある大きな壁に刻まれたレリーフが見えます。
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中庭から神殿を見たところ。有名なホルス神像は神殿の入口の両側にあります。
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これが有名なホルス神像。でも、写真を撮る順番を待つ長い列ができていたので、一緒に写真に写るのはあきらめた。
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壁にはおびただしい数のレリーフと象形文字。そして、それを見に来たおびただしい数の観光客。いくつものグループが同時にガイドさんたちの説明を聞いています。一つのグループが場所を変えると、待っていた別のグループがその場所へ動きます。とても集中して自分のツアーのガイドさんの説明を聞けませんでした。
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ホルス神殿からまた馬車に乗り、船に戻る。帰りの馬車は予約してあったのに混雑で中々乗れませんでした。
船は、コム・オンボへ向けて出港。途中の船内から見たナイル。小舟は漁師です。あまり沢山獲れているとも思えないのだが・・・ -
コム・オンボ神殿に到着。ここは船着き場から歩いていきます。
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医療用の器具のレリーフが見えます。ガイドさんから、膝を立てて座っている人は、お産をしている様子と説明を聞いた記憶があるのですが・・・
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そう、ここは古代の病院です。ここが病室。こんな時代に病院に来れた人は相当なお金持ちだったのでしょうね。
この神殿からは、各自でワニのミイラ館みたいのを見て、歩いて船に戻ります。 -
今日の観光が終わり、船は一路アスワンへ。
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でも、夜の船の中は大騒ぎ。今晩はガラベイヤパーティーです。女性たちの中には、エジプト風の衣装やショールを着けたりしている方もいらっしました。何しろ、今回のツアーは「おひとり様限定」です。皆さん楽しそうに大はしゃぎしていました。
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ひと騒ぎした後は、現地の民族音楽を聴いたり、ダンスを観たり楽しい夜でした。ただ、時間がもう少し長ければもっと良かったと思います。
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翌朝は、船の停泊するアスワンからバスでアブシンベルへ。片道270kmあります。途中は、リビア砂漠(サハラ)。
バスの窓の外は、こんな感じの風景です。ただ、岩山の見えるところもあり、それなりに風景は楽しめます。 -
バスの前の真っ直ぐな道路が分かりますか?どこまでも続きます。道路の右側の鉄塔はアスワンハイダムで発電された電力の送電線だそうです。これもどこまでも真っ直ぐ続きます。
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アブシンベル神殿に到着。
確かにすごいが私の率直な印象は、綺麗すぎてつまらない。アスワンハイダムの底になるので移設した時、その後の観光や音と光のショウのために手入れしたのだろうが、それが綺麗すぎて映画のセットのように見える。
アスワンハイダムの建設は、政治家としては難しい判断だったと思うのだが、無責任な観光客としては元のままあってくれたらと思いました。 -
アブシンベル小神殿側からみた神殿の全景。
個人の印象としては、有名な外側の巨大な像よりも、神殿内部のレリーフの方がが遥かに素晴らしい。だが、すべて撮影禁止となっている。同じツアーの参加者の中でも、撮影できない内部を記憶にとどめるため、帰りに写真やガイドブックを求める方が何人も見られた。 -
帰り際にアブシンベル神殿が移設される前にあった場所を尋ねたところ、この辺りの水の中だったらしい。
この後、またバスで270㎞の道のりをクルーズ船へ戻ります。
船に泊まるのはこの日が最後です。翌朝というか夜中3:30にバスに乗り空港へ行き、国内線でカイロへ移動します。この日がこのツアーで一番きついところです。 -
カイロには国内線の飛行機で朝早く到着。
考古学博物館の開館まで時間があるので、市内を見ながらゆっくりと博物館へ向かうことに。特にこの日は金曜日でイスラム教の休日。したがって、道路も空いていました。 -
途中、カイロ大学前で下車して撮影。すごい昔ながらの伝統のある感じの大学。今の東京都知事はここで勉強していたとか。
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次に無名戦士の墓に撮影のため立ち寄る。三角形の墓の前のところに衛兵も立っているのだが、写真ではよく見えないな。
サダト大統領の暗殺事件は、この墓の道路を隔てた反対側で起きた。 -
イスラエルとの平和条約を締結したサダト大統領を尊敬するエジプト人は多く、遺体は無名戦士の墓のところに葬られているそうだ。
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エジプト考古学博物館。入場料とは、写真撮影とミイラ室は別料金。どちらも不要とし、料金は支払わなかった。
展示物は、とにかく沢山あるのだがよほどの知識があるのでなければ、展示物を見て内容の整理はつけられない。唯一、展示物が分かりやすいのはツタンカーメンの遺物が一か所に展示されているところ。
本日の観光はここまでで、ホテルに向かう。 -
カイロで宿泊したカイロ・ピラミッド・ホテル。
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部屋の中はこんな感じ。綺麗で広々している。ただ、この日は満室だといっていたが、レストランなどは混みすぎていてサービスが今一つと感じた。
この日は、早朝の移動で、朝が早かったので、どこにも行かずにすぐに寝てしまいました。 -
ツアー最終日。
この日は、午前中にピラミッドとスフィンクスを見て午後の飛行機で帰国の予定。
いよいよ最終日かと思いながらバスに乗る。
以降の写真は実際の見た順番とは異なります。
スフィンクス。向こうにピラミッドが見える。ガイドさんが頼むと面白い写真を撮ってくれていました。 -
スフィンクスの横の道。ピラミッドまで続いている参道だったとか。ということは、スフィンクスは日本の神社の狛犬と同じ?
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スフィンクスの参道の先にあるカフラー王のピラミッドを別の方向から。他のピラミッドからは装飾のための表面の大理石がはがされ、モスクなどの建造に流用されたが、このピラミッドの上部にはまだ表面の大理石が残っている。
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こちらは一番大きいクフ王のピラミッド。
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クフ王のピラミッドへは、この穴から中に入りました。でも、内部の撮影は禁止です。
内部は、狭いトンネルと石室があるだけで、装飾などは一切ありません。これは新王国時代のルクソールやアスワンの遺跡とは明らかに異なる違いです。 -
クフ王のピラミッドの周り西側墳墓群。神官たちが埋葬されていたようです。
ピラミッドとスフィンクスを見てすべての観光は終了。昼食をとり空港へ。また長時間のフライトなので必要な方はアルコールを忘れずに。ビールなども免税店で免税の袋に入れて密封してくれるみたいです(私は買いませんでしたが機内で飲めるようです)。 -
これがピラミッド群の全景。
この写真は、前回訪問時のもの。今回は視界が悪く上手く全景写真が撮れませんでした。
以下は今回の旅行の感想です。
先ず初めに添乗員さん、ガイドさんお世話になりありがとうございました。お陰様で、個人旅行ではとても回れない観光スポットをスムーズに回ることができました。 -
これは大英博物館所蔵のロゼッタストーン。
昔も言葉の違う人たちがお互いに理解しあおうという気持ちは同じだったように思います。この石はエジプトとヨーロッパの人たちの理解を可能にした象徴のように思います。最近の世界を見ていると、なにかお互いに理解する気持ちを遠避けようとする力が働いているように思えて仕方ありません。 -
トルコ・イスタンブールの考古学博物館にあるエジプト・ヒッタイト間で結ばれた世界最古の条約
今、昔のようなお互いを理解する努力が必要な時代が来ていると感じています。
このツアーに参加して残念に思ったのは、ツアー参加者が現地の人と触れ合い、理解する機会がまったくなかったことです。安全上の問題もあるのだと思いますが、ショッピングモールとかスーパーとかででも良いので、現地の人のいるところでの自由時間がぜひ欲しいなと思いました。
予定されていると聞いた日本とエジプトの間の直行便が早く復活して、多くの人が安全に、自由に両国を往来して、交流して、友好が深められればよいと感じました。
遺跡がいっぱいあるだけでは友好は深まらないと思います。
以上で終わりです。
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旅行記グループ 遺跡がいっぱいのエジプト
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