2017/01/03 - 2017/01/05
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mirilinさん
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2年前にカンクンに行ってカリブ海の美しさに魅了されていた私。
ある日、新聞広告で割とお値段手頃なカリブ海のクルーズツアーを発見!死ぬまでに一度は体験してみたかったクルーズで、しかも愛するカリブ海。
コースを詳しく見れば、今何かと話題のキューバに数日滞在し、その後TV「旅猿」でみた透明度抜群のケイマン諸島やジャマイカにも立ち寄り、2年前もダイビングをしたコスメル島を巡るではないですか。
こりゃ行くっきゃない!と、発売日翌日には問い合わせ、すぐさま予約をしてしまいました。
7泊8日、大好きなカリブ海の上に常に滞在するという、夢のような生活。
各寄港地と船内生活の様子をレポートしま~す。
今回は、「憧れのカリブ海クルーズでキューバに行っちゃいました~ 其の一(旧市街編)」に続く、「ハバナの要塞とクラシックカー編」です。
【行程】
1日目:羽田→(トロント)→キューバ(ハバナ) MSCアルモニア号乗船
2日目:ハバナ旧市街観光 & キャバレートロピカーナショー鑑賞
3日目:チェ・ゲバラ関連見学
4日目:終日クルーズ
5日目:ジャマイカ(モンテゴベイ)
6日目:グランド・ケイマン諸島(ジョージタウン)
7日目:メキシコ(コスメル島)
8日目:ハバナ帰港 メリアハバナホテル泊
9日目:ハバナ→(トロント)→
10日目:羽田着
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- ショッピング
- 2.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- エアカナダ
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
PR
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ハバナの街には要塞が4つあります。この要塞たちは「オールド・ハバナ(ハバナ旧市街)とその要塞群」として1982年に世界遺産になっているのですが、いわゆる「カリブの海賊」やスペイン海軍を守るためのものだったってことで、全て海に面して建てられています。
まずはじめは、キューバ・ハバナ湾入り口、オールド・ハバナの対岸にある「モロ要塞」です。
1640年に建てられたこの要塞は、対岸のプンタ要塞とハバナ湾を挟んでむかいあっています。 -
高さ20mの城壁を有するモロ要塞は、大船団を率いるイギリス人の海賊ヘンリー・モーガンの襲撃も退け、17世紀前半には3度にわたる海賊の襲撃からもハバナの街を守ったそうで、カリブ海最強の砦といわれたそうです。
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モロ要塞から見るハバナの街。絶景です。
でも、砦にずらっと並んだ大砲が、やっぱりここは要塞なんだと思い知らされますね。 -
港に停泊している我がMSCアルモニア号も見えます。
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壁にかけられた写真パネルは、カストロとチェ・ゲバラがこの要塞で演説しているもので、パネルの左側の窓のところから演説したらしいです。
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カリブ最強の要塞も、今ではハバナ屈指の観光地。砦の中では素敵な絵を売っていたりします。
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現在、要塞内部は、コロンブスの旅の軌跡や歴史などを展示する博物館になっています。
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博物館に飾られている大航海時代の船の模型のひとつです。
これでコロンブスがやってきたとか。サンタ・マリア号でしたっけ? -
2つ目の要塞はモロ要塞の対岸(旧市街側)にある「プンタ要塞」
プンタ要塞は、ハバナの街を守るためイタリアの軍事建築家ジョヴァンニ・アントネリが設計に携わり、1590年に建設が始まったそうです。
そして、なんと、プンタ要塞と対岸にあるモロ要塞との間に太い鉄の鎖を張り、数々の敵国船や海賊船からハバナの街を守ってきたというから驚きです。 -
3つ目は「フエルサ要塞」です。
ここはハバナを守るために最初に築いた要塞だそうです。
1558年に完成した当初は木造だったそうですが、後にフランスの海賊に襲撃された際に焼失したため、サンゴ石を使用した強固な石造りの要塞へと再建され、周囲は堀で囲まれた珍しい造りとなりました。 -
フエルサ要塞は、ハバナの総督邸などがあるアルマス広場の隣にあります。
この要塞は、結局フランス海賊襲撃で消失したのちの再建以降は使われず、南米からの金や銀を貯蔵する場所として使われていたそうです。 -
フエルサ要塞の見張りの塔のてっぺんにあるのは、「ラ・ヒラルディージャ」の像です。
「ラ・ヒラルディージャ」は、キューバ初の女性提督で、有名なラム酒「ハバナ・クラブ」のラベルにもなっているキューバのシンボルだそうです。
彼女は、フロリダ半島に不死の泉を求めて旅立った提督である夫の帰りを待ち続け、毎日塔から水平線を眺めていたという女性です。
泣けますよね~ -
現在は、キューバの歴史などの博物館となっているそうですが、私は門をくぐったあたりまでしか入らなかったので、内部についてはよくわかりません。
対岸のカバーニャ要塞の砦がハバナ湾を挟んでよく見えます。 -
そして最後4つ目の要塞は「カバーニャ要塞」です。
これまでの3つの要塞が海からの攻撃から守るための要塞であったのに対し、この要塞は、陸路からの侵略に備えて建造されたものです。 -
1763年にスペイン王カルロス3世の命により建設が開始され、約10年の歳月をかけ、新大陸でスペイン人が建造した最大の要塞とのことです。
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長きに渡り、様々な外敵からハバナの街を守ってきた要塞群でしたが、1762年、万全と思われた要塞都市ハバナは、迂回して上陸したイギリス軍によって占領されてしまいます。1763年のパリ条約によってキューバはスペインに返還されますが、そのイギリスによるハバナ占領を機に、陸路からの攻撃に備えた要塞を作ったとのことです。
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要塞の門…お城の入口みたいです。
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これまでの要塞と違い、このピンクの石がアクセントになって、なんだか可愛い雰囲気があるのです。
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ピンクの石に縁どられているのですが、何故なんでしょ?
カルロス3世ってピンク好きだったとか?(まさか!) -
素敵な教会もあります。
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こちら教会の内部。
天井から吊るされたシャンデリア風ロウソクも、祭壇も要塞の中とは思えません。 -
広々ととした中庭。
大砲が無造作に置かれていますが・・・ -
砦には大砲がいっぱい並んでいます。
この大砲たちは今も現役で、毎晩21:00に号砲が鳴らされます。
150年間続いているそうで、市民にはもちろんのこと、観光客にも大人気とのこと。ベストポジションで見学するには1時間くらい前から場所取りが必要らしいです。 -
大砲をよく見ると美しい装飾が掘られています。
大砲にこんな綺麗な飾りがあるなんて初めて知りました。 -
このカバーニャ要塞には有名な葉巻のお店があります。
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お店の中では、葉巻の匠が葉巻を巻いているところが見られます。
なんでも、世界一長い葉巻をつくり、ギネス記録を持つ職人さんがいるそうです。
(白いシャツでたっている人がそうらしいです) -
お店にはギネスの承認証が誇らしげに飾られています。
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対岸(旧市街側)から見たカバーニャ要塞の砦。
今ではキューバの国旗が悠然とはためいています。
キューバの独立後もこの要塞は守りの要となっていたようで、チェ・ゲバラの執務室もあったみたいです。 -
ハバナは1959年のキューバ革命によって、アメリカとの国交を断絶し、西側諸国からの様々な技術・文化・情報などが入ってこなくなり、時代がそこで止まってしまいました。
だから街を走る車は1950年代のアメ車。新たな車が入ってこなかったので、当時の車を大切に使い続け、21世紀となった今でもアメリカングラフティの世界さながらの車が街を行き交っているのです。
あ、ソ連製の角ばった車や中国製の車もありましたが… -
映画「カーズ」に出てきそうな顔立ちの車。
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こちらは禁酒法時代の映画で見かけたような車
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日本人がイメージするアメ車のおオープンカー。ピンクっていうのがまた「らしい」ですよね。
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排気ガスいっぱい出そうですよね~
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街を走る綺麗なアメ車は、ほぼタクシー。大事に磨かれている感があります。
ボロボロのアメ車は個人所有って感じでした。
あ!でも、タクシーもメーターとかの計器は動いてませんでした(笑) -
最初からツートンカラーだったのか、修理の段階でツートンになったのか…
なんとなく2台の車がガッチャンコした感じの車です。 -
同じくツートンの車。
これとても素敵です。 -
キューバ革命前にアメリカのホワイトハウスを模して建てられた国会議事堂とその前を走るアメ車。
この一枚をだけ見ると1950年代のワシントンDCと錯覚しちゃいますよね?
1950年代で時が止まっていたキューバ。
インターネットも、携帯電話もまだまだ一般的ではないこの国が、いきなり60年の時を超え、これからどんな変化を遂げるのか…
残念な気もするし、楽しみな気もする複雑な心境の私です。
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