2016/12/28 - 2017/01/03
42位(同エリア244件中)
国電さん
■はじめに
今回は、私にとって初訪問となるスリランカである。どうしてもインドと似たようなイメージを持ってしまいがちであるが、インドでも北部と南部では雰囲気がまったく違うように、スリランカは、まったくもって別の国である。治安も安定しているようであり、詐欺師云々というような話も多くは聞かない(もちろん、外国だけあってそういう人はそれなりにいるし、治安が悪い地域もある)。
この手の国(発展途上国以上先進国未満)は鉄道の予約が難しく、スリランカも例外ではない。スリランカ国鉄のウェブサイトでは時刻検索はできるものの、ネット予約や決済はまだ整っていないのが実情である。
ただし、実は例外がある。スリランカ国内には「エクスポ・レイル」と「ラジャダニ・エクスプレス」という会社が独自に鉄道を運行しており、これらの切符はネットでの手配が可能である(しかも、座席指定も座席図から選べるという充実度合である)。
独自に運行しているといっても、個別に列車を走らせているわけではない。スリランカ国鉄が運行する列車に1両だけ追加して、独自のサービス(リクライニングシートや無料の食事)を提供しているのである。よって、数時間~1日の乗車で990~2,400スリランカルピー(1スリランカルピー=約0.8円)という料金であり、現地の感覚からすると超高級列車であるが、日本の物価からするとそれほどでもないだろう。
事前にあれこれ考え、以下のような旅程を立てた。
12月28日:深夜に羽田を飛び立ち、バンコク乗継でコロンボへ(昼頃到着)。市内観光と、駅へ行って予約済みの切符をもらう+ネットでは予約できない国鉄の切符を入手(コロンボ泊)。
12月29日:エクスポ・レイルでコロンボからバドゥッラへ移動(バドゥッラ泊)。
12月30日:エクスポ・レイルでバドゥッラからコロンボへ移動(コロンボ泊)。
12月31日:ラジャダニ・エクスプレスでマータラへ移動。プチ観光後にバスでゴールへ移動し、同じくプチ観光をしてからラジャダニ・エクスプレスでコロンボへ移動(コロンボ泊)。
1月1日:国鉄でアヌラーダプラへ日帰り観光(コロンボ泊)。
1月2日:国鉄でカダガナワにある鉄道博物館へ。同じく国鉄でキャンディへ移動し、観光後はエクスポ・レイルでコロンボへ移動(コロンボ泊)。
1月3日:市内観光後、昼過ぎの便でクアラルンプールへ。成田行に乗り継ぎ(機内泊)。
会社の同僚からは、「え? シーギリヤに行かないの?」と驚かれたが、私の旅行は第一に鉄道が来るのだから仕様がない。それに、アヌラーダプラもゴールもキャンディも、一応世界遺産である。
@キャンディ駅にて
- 旅行の満足度
- 4.5
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■2016.12.28
深夜便で羽田を飛び立ち、バンコクで乗り継ぎ。JALのサクララウンジは改装工事中であったが、代替のラウンジが使用できたのでそこでシャワーを浴びたりして一休みした。
9時前に搭乗口に向かい、乗継便に乗り込む。
@初スリランカ航空 -
時差2時間半を加味して、11時過ぎに到着した。ここから市内へはバスで移動することにしているが、乗り場の探し方はいくつかの個人サイト等で紹介されている。
その説明通りに建物を出てひたすら左手に進むと、敷地の外にバスが停まっていた。これで市内に行けばたったの120ルピーであり、タクシー(約3,000ルピー)とは雲泥の差である(なお路線バスはもっと安いため、実は120ルピーですら「空港価格」である)。
なお、乗り場への案内板等はいっさいないので、乗客の外国人比率はあまり高くない。
@冷房付きです -
高速道路を30分ほど快走し、市内に入ってからは渋滞に嵌って30分、トータル約1時間でフォート駅に近いペター・バスターミナルに到着した。どっちが駅方面か見当も付かないが、適当な方向に歩いていくとすぐにフォート駅が見え始めた。
さて、まずは未入手の国鉄切符を買わなければならない。行先と等級別に窓口が分かれているのでその1つに行ってみると「あっち」と言われ、そっちに行ってみると今度はもっと丁寧に「外にある17番窓口で買える」と言われ、やっと予約窓口を発見した。
@ここで買えます -
1月1日のアヌラーダプラ行であるが、往路は買えたものの復路は満席であった。「2等を買う場合は現地(アヌラーダプラ)で買って」と言われたので、復路については他の手段も含めて検討することにした。
また1月2日のカダガナワ行については、その先にあるキャンディまでとしてなら発券できるということだったので、そうしてもらった。それにしても、アヌラーダプラとキャンディでは距離が全く違うのに、どちらも1,000ルピーとは丼勘定もいいところである。
なお、ネットで手配しているエクスポ・レイルとラジャダニ・エクスプレスについても、ここで発券してもらえる(予約票を家で印刷しておくこと)。
@大量 -
なんとか1枚以外は予定通りに買い終え、駅から徒歩10分弱の場所にあるホテルに荷物を置きに行った。
この時点でまだ14時過ぎであり、散策を兼ねて市内観光に出たが、途中でとてつもないスコール(時折目の前が見えなくなるくらい。しかも2時間弱)に逢ってしまい、ほとんどが雨宿りタイムとなってしまった。
帰り際にビールを買い(アルコールを買える所謂「ワインストア」は意外にたくさんある)、駅前の店でチキン・ブリヤニを持ち帰りにしてもらい、それらをホテルで頂いた。
@いつも通りの安飯 -
■2016.12.29
今回の安宿(と言っても6,000円程度するが、すぐ近くにあるヒルトンと比べれば激安)の目の前は実は駅になっており、朝早くから列車の音が聞こえてくる。
今日は9時45分発と遅いため、まずは市内散策をすることにしている。7時過ぎに散歩のためにホテルを出て高架を渡ると、ちょうど列車が発車するところであった。
@とりあえず撮影 -
その足でペター周辺などを歩き、ホテルに戻って荷物をまとめて9時過ぎに出発して駅へと向かった。
駅の入口には電光掲示板もあり、行先とホームが出ているのでわかりやすい。私が乗るバドゥッラ行は3番線から出るようであるが、入口から入ってすぐにあるのが3番線である。1・2番線は頭端式ホームとなっており、駅の北側に位置している。
@入口 -
早めに駅にやってきたが、3番線には近郊列車が出たり入ったりしており、お目当ての列車はなかなかやってこない。仕方ないので、駅構内をあれこれ歩いて探索した。
@跨線橋の上からローカル列車をお見送り -
9時30分を過ぎたが、3番線にはまだ近郊列車が入線してきている。おせっかいそうなおじさんが、外国人を見つけては「これじゃない」というジェスチャーをしている(これがインドやエジプトだと「チップ狙いか?」と身構えてしまうのだが、傍から見ているとおじさんはただ単に助言をしているようであった。そのうち、私のところにもやってきて「これじゃない」というジェスチャーをしていった)。
出発時間を過ぎたが、まだ列車はやってこない。電光掲示板だけ更新されてもう9時45分発は消えてしまっている。不安になるが、おじさんが言っていたようにこの後に来るのであろう。
9時48分、やっとバドゥッラ行が入線してきた。編成が不明でエクスポ・レイルが何両目にあるかは不明であるため、急いで探す必要がある。私の切符を見た例のおじさんが「あっち」というので、そちらに向かうと1両だけのエクスポ・レイルを発見した。
@わかりやすい -
私の座席は、事前に指定しておいた通り最後列の窓側10Aである(ただ単に、予約しようとした時点で窓側の席が1つしか残っていなかっただけであるが)。リクライニングシートが並んでおり、入口付近には小さな展望スペースもある。あまり新しくないが、崩れ落ちそうな3等の車両などに比べれば、まだ新しい部類と言える。改造を繰り返しているのか、片側の窓の配分がバラバラなのはご愛敬であろう。
@復路時に撮影 -
10時10分、定刻から25分遅れでやっと出発した。他の方の旅行記でも記載されている通り、エクスポ・レイルの下り列車(コロンボ発)は座席が進行方向と逆向きで進むようになっている。観光用列車なのであるから、回転式シートを採用してほしいところである。
私のいる側は太陽の光が当たり、窓にカーテンがないため日差しが痛いくらいである。しかし逆に言えば、前後の人にカーテンを閉められたり、通路側の人に「カーテンを閉めてくれ」と言われたりする可能性がないので、気は楽である。
@こんな景色を見つつ -
最初におしぼりが配られ、その後しばらくしてから軽食が配布された。内容としては小さなパンとケーキ、それとペットボトルの水である。朝の散歩時に街中の店で小さなパンを買って食べておりあまりお腹は空いていないので、ケーキだけいただいてパンはカバンの中に入れておいた。
@こんな内容 -
10時36分、最初の停車駅であるラガマに停車し、しばらくして出発。船のような揺れと空調(クーラー)、若干の体調不良のため飲んでいる風邪薬と食後、という多くの要素が重なり、しばらくウトウトとしてしまった。気が付くと係員(男性が2名勤務している)が食後の温かい飲み物をどうするか聞いてきたので、眠気覚ましでコーヒーを頂いた。
平原の中を走り続け、11時53分にポルガハウェラに到着した。遅れは47分に拡大している。
@終点に着くのは何時になってしまうのか -
同駅出発後は少しだけスコールが降り、12時10分にランバックカーナに到着した。私の座っている反対側に、SLが展示されているのが見える。この区間は今後も乗る予定なので、次回チェックしようと思う。
この駅を出発すると、路盤は左右にうねり険しい山岳地帯へと入っていく。ここぞとばかりに展望スペースに移動して、撮影タイムとする。
走りながら交換するタブレットや、時折見かける野生の猿などが気を引くが、いずれも撮影は難しい代物である。
@後方の車両を写す -
後ろを見てみると、後押しをする補機がいるのが見える(つまり、客車の前後にディーゼル機関車がいる)。
鉄道博物館のあるカダガナワには12時54分に到着し、そこから先は高原の平坦な路盤となっていった。いったんバドゥッラ方面に行き過ぎ、そこからスイッチバックをしてキャンディ方面に移動し、13時14分にペラデニア・ジャンクションに到着した(定刻より49分の遅れ)。
@しばし休憩 -
この駅で車両内のほとんどの乗客は降りてしまい、残ったのは私を含めて3人だけである。彼らはキャンディなどに観光に行くのであろう。その代りに、同じくらいの乗客が乗り込んできて、再度満員に近い状態になった(日本人の家族連れなどもいる)。
同駅を出発すると、お待ちかねの昼食である。ネットでの切符購入時に「ベジ(ベジタリアン)」か「ノンベジ」を選ぶのであるが、それがここに影響してくる(昼前の軽食は全員同じケーキのため、関係なし)。
ノンベジを選んだ私に配膳されたのは、チキンカレーであった。そういえば、スリランカに来ての初カレーである。
@かなり辛い -
昼食を終えてからは展望スペースに行き、しばし景色を眺め続けた。しばらくの間お茶畑が続き、それが終わると今度はまた上り坂になって景色が開けていく。山中にも小さい駅があり、ホームなども短いため「緊急停車か?」と思ってしまうくらいである。
@後ろ側の客車と補機 -
スリランカの列車には車内放送がないが、エクスポ・レイルの場合は一部の主要駅の停車前だけ係員が通路で「次は〇〇」と案内してくれる。その案内があり、16時28分にナーヌオヤに到着した。
この駅でまた大量に下車してしまい(観光地だから当たり前だが)、車内に残ったのはまたしても私を含めて3人だけであった。私以外の2人はペラデニア・ジャンクションでの面子と違うため、要するに通しでバドゥッラまで乗るのは私1人ということである。
晴天の中、同駅を出発。
@次回は下車して普通に観光してみたい -
お茶畑の続く長閑な山中を走り続けていると、何もないような集落で停車した。先ほどにもあったパターンであり、実は小さな駅があるのである。
@駅は車両の左側に隠れていて見えません -
展望スペースで景色を見続けていると、リフレッシュメント(3時のおやつ)が配られ始めたので自席に戻った。すると係員が、「そろそろ滝が見えます」という。進行方向と逆向きなので見づらいが、注目していると大きな滝が近づいてきた。
@ちょっと遠いですが -
リフレッシュメントであるが、またしてもケーキ(シュークリーム)とパンである。温かい飲み物であるが、せっかくスリランカに来ているのであるから、紅茶にしてみた。
@こんな内容 -
先ほどまでの晴天はどこへ行ったのか、次第に霧が濃くなって雨が降ってきた。しかしそれもじきに上がり、夕日が見え始めてきた。そのうち日が暮れてきて寒くなってきたが、展望スペースで外の景色を眺め続けた。
18時53分、やはり観光地であるエラに到着し、私以外の乗客はすべて降りてしまった(もちろん、他の一般車両には残っているが)。終点のバドゥッラは観光地でもなんでもないため、このようにして観光客は途中で降りてしまうが、途中でこの車両だけ外すわけにもいかないので終点まで行くのであろう。いずれにせよ、物好きな乗客は1人(私)だけであった。
@日が暮れてからは写真が撮れませんから(夕方のもの) -
ほとんど暗くなってからは、自席(といっても私1人だけだからどこに座ってもいいのだが)でぼんやりとし続けた。実はこの区間も景色が素晴らしいところであり、有名なナインアーチブリッジなどもあるのだが、それは明日のお楽しみである。
19時50分、終点のバドゥッラに到着した。定刻から33分の遅れであるから、少しは挽回したようである。
@下車する人もまばら -
歩いて10分ほどのところにある安宿(23ドル)に荷物を起き、さて、肝心のビール探しである。グーグルで検索していた店はきちんと営業しており、しかも21時までの営業であった。続いて食事であるが、中華っぽい店がやっていたので入ってみると、やはり観光地ではないため英語は通じなかった。しかし英語のできるお客が間に入り、「焼き飯は200ルピー」「チキンは1匹なら900ルピーだが半分なら400ルピー」(計算上半分になっていないが)と取り次いでくれ、なかなか充実した夕食をそろえることができた。
@ビールは重要(ごはん多過ぎ) -
■2016.12.30
安ホテルであるが、きちんと朝食は付いている。7時半頃に降りてみるとちょうど用意が出来ていたので、2種類のカレー(豆カレーと魚カレー)の朝食を頂いた。辛いので有名なスリランカカレーであるが、特にここの魚カレーの辛いこと。私は辛いのが好き(強い)からいいが、普通の人は対応できないかもしれない(そういえば、昨日のエクスポ・レイルの昼食であるが、日本人の家族連れはほとんどカレーに手を付けられないでいた)。
@うまし -
食事を頂いた後は、目的もなく街を歩いた(列車の出発が10時と遅いため)。
1時間半ほどぶらついてからホテルに戻り、荷物をまとめて駅へと向かった。昨晩は到着が夜遅かったため、まずは駅探索である(と言っても、すごく小さい駅なのですぐに終わってしまったが)。
@バドゥッラ駅 -
昨日は乗車時も慌ただしかったため、列車の編成を確認していない。よって今朝確認するつもりでいたのだが、すでに入線していたコロンボ行を見てみると、かなり順番が変わっているではないか(昨晩の到着後に変えたようである)。そのまま折り返せばいいのに、とは思うが、何か理由があるのだろう。
@ホーム上にて -
今日の編成は、前から[機関車][コーチ車(観光用)][エクスポ・レイル][ラジャダニ・エクスプレス][荷物+2等][3等][3等][2等][2等][1等][機関車(補機)]という順である。先頭のコーチ車はレストランのような車内であり、かなり高級なツアー用という感じである。
最後尾の1等車には大きな展望用の窓があり、最後尾の席からは素晴らしい眺めが堪能できそうであるが、残念ながら補機が付いている時は眺めが遮られてしまう。
@最後列の席に興味あり -
出発の15分くらい前に、エクスポ・レイルの車両に乗り込んだ。
昨日は途中のエラから私1人だけであったが、今日は他にも乗客がいる。駅舎内で待っている際に「日本人ですか?」「少しだけなら(日本語を)話せます」と言ってきたおじいさんを含む大家族も、同じ車両に乗り込んでいる。
定刻から2分遅れの10時02分に出発。昨日は景色を堪能できなかった山岳区間を、列車はゆっくりと登っていく。右側を中心に谷が開けているが、時折ダム工事のような様子も見ることができた。
@開発中 -
50分ほどすると、線路脇にカメラを抱えた観光客(西洋人多し)がちらほら見えてくるようになった。ナインアーチブリッジが近づいてきた証拠でもある(橋で撮影するのが王道であるが、その近辺で撮影するのも流行っているようである)。
そしてついに、橋がその姿を現してきた。私は事前に展望スペースに出て右側を陣取っていたが、橋の存在に気付いた車内の乗客がわらわらと展望スペースに出てきた。
@ベストポジションより -
橋の対岸には、30人くらいの観光客がこちらに向かってカメラを構えている。橋の前後や、その途中にも人がいるため危なっかしいが、これが観光要素になるのだから地元としては問題視していないのであろう。
@渡り切ってから -
10時56分にエラに到着し、たくさんの観光客が乗ってきてほぼ満席状態になった(幸い、私の隣りは空いたままである)。出発後はサービスの暖かい飲み物を飲みながら、古い駅やターンテーブル、小さな集落、大きく広がる景色などを眺め続けた。相変わらず、沿線ではこちらを撮影している観光客がちらほらといる。
@壮大な景色 -
船のような揺れが続いているが、所々では作業員が保線作業をしている。その効果があるのかどうかは不明であるが、いずれにせよバラスト(砂利石)が足りないように感じる(完全に線路が浮いている箇所が多い)。
12時を過ぎてしばらくすると、お待ちかねのランチタイムである。配膳された料理が何なのかは不明であるが、とりあえずスプーンで混ぜて頂いた。
@誰か教えて下さい -
13時前に、再度また展望スペースに出た。往路にこの辺りで「頂上」のような標識を見た記憶があったからである。待つことしばし、お目当ての標識が近づいてきた。
@一番高い所 -
直後にパティポラに到着したが、ここでしばらく動かない。どうしたものかと思って前の方を見てみると、後ろにいた補機が前の方に移動してきて、重連になるようであった。作業に時間がかかりそうなので、ホームに降りてその様子を眺め続けた。
@後ろから前へ移動(おじさん邪魔) -
なんのためかは不明であるが、そういえば日本の碓氷峠でも「登るときは後ろから押す」「下るときは重連で踏ん張る」だったので、それと同じ論理かもしれない。
同駅を出発すると路盤は下り気味になり、続いてはアンブウェラに到着した。ホームがないところに停まったが、どうやら停車時間が長いようで、現地語の出来る乗客が係員に断って駅の近場にある商店まで何かを買いに行っている。それにしても、我々乗客は構わないが、編成が長くてホームからはみ出している+踏切が閉まりっぱなしであり、数台のトラックなどがずっと待ちぼうけである(そして、誰も急がない+文句も言わない)。
しばらくして、対向の列車が入線してきた。
@やっと行き違い -
結局20分以上停車していたが、踏み切り前後にいたトラックはもちろん待ち続けていた。昨日に比べて今日の方が時刻表の上でも1時間45分も所要時間が長いが、復路の方がダイヤの組み合わせが良くないのであろう。
同駅を出発してからは、ひたすらお茶畑の中を走り続けた。
@良い天気 -
14時03分、定刻から17分遅れでナーヌオヤに到着。同駅出発後は15時25分頃に下りのバドゥッラ行とすれ違い、17時28分に到着したガンポラでは「いったんホーム側に入線」「乗降の後にスイッチバックをして隣りの路盤に移動」「下り列車とすれ違い」に時間を要し、定刻から12分遅れの18時07分にペラデニア・ジャンクションに到着した。
同駅では、やはり10人くらいを残してかなりの乗客が入れ替わり、いつの間にか先頭の機関車が1両だけになって出発した。
出発後は、お待ちかねの夕食である。
@すごく辛かった -
ガイドブックによれば、「コットゥロティ」というもののようである。激辛料理を食べた舌を休めるためか、食後にはパックのフルーツジュースも提供された。
じきに陽は落ち、町の灯火を眺めているうちに、21時過ぎ(時刻未確認)に終点のコロンボ・フォートに到着した。
■2016.12.31
安宿の目の前が駅であることはすでに記載したが、窓からはホームの様子が手に取るようによくわかる位置にある。
@ローカル列車停車中(早朝なので乗客少なし) -
本日はラジャダニ・エクスプレスに乗り、南下をする予定である。6時半過ぎにフォート駅に向かいホームで待っていると、今日は遅れずに6時45分頃に入線してきた。相変わらず編成が不明なのでどこで待っていればいいのかがわからないが、「RAJADHANI」と大きく書いてある車両は先頭の1両だけであったので、迷わずそこに向かった。
@分かりやすい -
私の席は事前に窓側を押さえておいたが、海側か陸側かは実際に乗ってみてからでないと判明しない。車内に入ると、幸運にも海側であり、窓との相性もぴったりの席であった。残念ながら進行方向とは逆向きであるが、海側でちゃんと外が見える窓側の席は1両に6席ほどしかないので、これで充分である。
車内はすぐに予約客で満員になり、私はかなり陽気な若い男女の団体さん(現地人のよう)に囲まれた。彼らは、「WiFiのパスワードが長過ぎる!」などの話題で盛り上がっている。
@確かに長過ぎ -
せっかく早めに入線してきたのに、出発したのは定刻から11分も遅れた7時06分であった。すぐに私の安ホテル前にある小さな駅を通過し、ほんの5分くらい走り続けると、もう海の登場である。
海辺を走る列車というのはいくらでもあるが、それらとは何かが違う。何が違うのかしばし考えたが、要するに「海まで近過ぎる」のである。塀も何もないので、大波でも来たら影響大である。
@嵐になったら運休? -
7時21分に、最初の駅に停車した。すぐ目の前はビーチになっており、いかにも観光地という感じである。
ラジャダニ・エクスプレスはエクスポ・レイルのような食事や飲み物のサービスはなく、1人の係員が案内してくれるだけという簡素なものである。よって、今日の朝食(細長いカレーパンみたいなやつ)は、フォート駅にある小さな売店で購入済みである。
@うまし(ジュースは昨夕にエクスポ・レイルでもらったもの) -
海を見ながらぼんやりしているうちに、いつの間にか単線になっていた。所々で路盤工事をしているのは、複線化工事であろうか。
駅に停まったり、海から少し離れて内陸部分を走ったりを繰り返し、9時50分に観光地であるゴールに到着した。とりあえずこのまま終点のマータラまで乗り続け、ゴールには路線バスで戻ってきて観光する予定である。
@ここでスイッチバック -
機関車の入れ替えなどをして、10時14分にゴールを出発した。沿線は長閑な風景であるが、時折外国人観光客向けのコテージなどが点在しているのが見える。同じ車両にいた賑やかだった団体さんも、途中駅で降りて行った。
@未使用のホーム上には牛が -
小さな駅に停まるごとに乗客が減り続け、11時34分に終点のマータラに到着した。それにしても、日差しの厳しいこと。半袖の腕全体が痛痒いくらいの直射日光である。
@酷暑 -
「暑い暑い」とひとりごちながら駅前から続く繁華街を歩き続け、古い砦なども観光しつつ、約15分でバスターミナルに辿り着いた。ここからはバスでの移動となるが、係員が大声で客寄せをしているので、乗るべきバスを見つけるのは簡単である(なお、現地人の発音によると「ゴール」ではなくて「ガル」に近かった)。
@これで移動 -
バスターミナルで買ったパンを齧りつつ、すぐに出発したバスに乗り続けたが、それにしても運転の荒いこと。クラクションで煽り続け、カーブ直前というのに乗用車を追い抜いたりし続けている(しかも超高速)。東南アジアなどでの荒い運転には慣れている方だとは思うが、恐らく過去最高に危険な運転であった。
なお鉄道との違いは、海際を走るので景色が綺麗という点であろうか。
@景色はバスに軍配 -
この辺りは西洋人(サーファー)にも人気の観光地であるため、道路沿いにはそういう人向けの宿やショップが散在している。
爆走をし続け、最後は少し渋滞に嵌って、マータラから約1時間20分でゴールに到着した。バスターミナルのすぐ南側が旧市街(観光地)であるので、しばし1時間ほど徒歩での観光を続けた。
@一応、普通の観光も -
15時過ぎにゴール駅に向かい、マータラからやってきたラジャダニ・エクスプレスの入線を待ってそれに乗り込んだ。復路も進行方向と逆になってしまったが、やはり海側で窓との相性も良い席であったので、よしとしよう。
@こういう席(陸側を撮影) -
15時38分に出発。往路の逆回しで、しばらくすると海がまた見え始めた。時間と角度によれば夕日が見えるはずであったが、残念ながら厚い雲に阻まれてしまっていた。しかし、のんびりと眺めるにはちょうど良い感じでもある。
@曇り -
18時30分頃にフォートに到着し、安ホテルへ。そういえば今日は大晦日であるが、年越蕎麦など買えるはずもないので、駅前で買ったチャーハン(鶏肉付き)で一献である。
@これで充分です -
スリランカでは日本のように年末年始を祝うことはないようだが、年を越す瞬間は別物のようである。24時ちょうどに爆音のような花火の連続音で目を覚ましたが、起きて見に行くのは面倒だったので再度寝てしまった。
■2017.1.1
5時45分の列車に乗るため、今日は昨日よりさらに早起きが必要である。新年を祝うためか、私のホテル近くにある別の高級ホテルや他のビルにおいては電飾がたくさん光り輝いていた。
@駅も若干新年モード? -
フォート駅の構内に入り、電光掲示板で何番線かを確認する。ちなみに出発時刻は5時45分であるが、切符には5時35分と書いてある。どういうことかというと、始発でない場合は到着時刻(入線予定時刻)が記載されているのである。昨日のゴール駅でも、切符には「15:20」と書いてあるのに、駅にいた親切なおじさんは「午後3時35分の列車だな」と言っていたので、一瞬不安になってしまった。紛らわしいので、出発時刻に統一して欲しいところである。
5時36分に、列車がやってきた。ファーストクラスがどの辺りにあるかは不明であるが、ちょうど目の前に側面に「1」と書いた「C」号車がやってきたので、ホーム上にいた駅員らしき人に確認してからそれに乗り込んだ。
@こういう車両(露出不足) -
効き過ぎの冷房車両に乗り込むと、隣りにはおじさんが座ってきた。お互いに切符を見せ、「よしよし」と納得し合う。購入時に窓側を希望していたため、私は窓側の席である。
これから向かうアヌラーダプラまではエクスプレスでも5時間程度を要するが、このIC(インターシティ)は3時間半という高速である。昨日まで乗ってきたボロ客車と違い、見た目からして早そうである。
定刻から3分遅れの5時48分、列車は出発した。比較的新しい車両であり、車内ではインド映画も放映されている。
@こんな感じ -
市街地はゆっくりと走り続け、次第にスピードも速くなっていった。一昨日に乗ったばかりの区間であるが、車両が違うため乗り心地は良くなった気がする。
それにしても、ICであるため駅にはまったく停まらない。薄明かりから徐々に変化して明るくなり、景色を眺め続けている間にターンテーブルなどが見え始め、6時58分にやっと最初のポルガハウェラに到着した。
@やっと駅(その手前) -
同駅を出発してキャンディ方面の路盤から分岐してからは、ぼんやりと景色を眺め続けた。山岳地帯で険しい地形であるキャンディ方面と比べて、こちらの景色は平凡である。時折どこかで見た鳥(地味なメスの方)がいて「なんだったっけ」と思い続けていたが、派手な方のオスが現れてやっと思い出した、クジャクである(車内からの撮影は不可能であるが)。
@沿線風景(左手に見切れているのは、恐らく脱線後に放置された車両) -
私がいる車両の前は、食堂車のようである。試しに行ってみたいところであるが、メニューがあるかどうかも不明であるし、ぼやぼやしているうちにアヌラーダプラが近づいてきてしまった。
9時18分、到着したのでそそくさと下車した。
@今日も暑い -
出発時は暗かったので、ここで編成の確認である。先頭から[機関車][F号車][E号車][D号車][食堂車][C号車][B号車][A号車][機関車]であり、客車部分はすべてファーストクラスである。
さて、世界遺産のアヌラーダプラである。あれこれ回るとなると25ドルもする共通券が必要であるが、そこまで歴史に興味もないし、そもそも時間もない。かといってここまで来て遺跡に行かない手はないので、駅前にいた車と交渉してイスルムニヤ精舎だけ行くことにした。
@普通の観光を -
ゆっくり寺院を見学し、復路は交渉が面倒だしそれほど遠くもないので、てくてくと市街地まで歩いて向かった(約40分)。確かに暑いがスリランカ的には涼しい季節であるし、歩けば歩いただけ小ネタも色々あるものである(ガイドブックに載っていない大仏なども発見)。
@もちろん鐵ネタも -
街中を歩いてスーパーで冷たいジュースとアイス(たったの10ルピー)を買ったりして、南部方面行の長距離バスターミナルへと向かった。コロンボ行はちょうど出発した後らしく、乗客がそれなりに集まるまで30分ほど待たされたが、急ぐ旅ではないので問題はない。
@正面の飾り付けは1月1日だから -
バスは11時50分頃に出発。日本と同じ規格でありながら横5列であるためかなり窮屈であるし、もちろん冷房もないが、コロンボまでたったの350ルピーであるから文句はない。そして、今日も相変わらずの暴走である。
1時間半くらい走ってから田舎の道端の商店で小休憩を取り(買い物+トイレ用)、再度走り始めてしばらくすると、なんと海が見えてきたではないか。とある人のブログで「残念ながら陸路だった」みたいな記述があったが、今回は幸いにも海ルートである。
手元に地図はないが、プッタラマ方面に出てきたようである。ということで、線路も寄り添ってきた。今回は予定の都合で乗ることができない路線であるため、ちょっと嬉しい誤算である。
@予想外の鐵ネタ -
海はすぐに見えなくなったが、路盤は時折近づいてくる。とにかくひたすら乗り続け(ほぼ修行状態)、空港を掠め、少しずつ渋滞になり、たっぷり5時間乗車して17時頃に終着のターミナルに到着した。
さて、このバスに乗る予定はなかったため、コロンボ市内のどこにいるかまったく不明である。トゥクトゥクを拾ってもいいのだが、私の安ホテル付近にある大きなホテル(高層ビル)などの位置からすると、駅からあまり遠くなさそうである。そこで人の流れに沿って見覚えのあるビル方面に歩いていくと、ほんの5分程度でフォート駅付近に出ることができた。
その後は安食材を買い漁り、当然ビールも買って、ホテルで一献。
■2017.1.2
今日は5時55分発に乗るため、昨日とほぼ同時刻にホテルを出た。フォート駅の構内に入ると、昨日乗車したインターシティが3番線に入線してきた。
@食堂車を撮影 -
これから乗るキャンディ行のエクスプレスは、フォート駅が始発であるため頭端式のホームである2番線からの出発である。見た目はインターシティとほぼ同じであるが、乗り込んでみると昨日のより少し古かった(ただし、ビデオ等の設備は同じである)。
@こんな見た目 -
昨日との更なる違いは、「食堂車がない」「1等(ファーストクラス)は1両だけであとは2等と3等」などである。
初日から遅延続きであったため期待しないで待っていると、なんと定刻の5時55分に出発したではないか。実質最終日にして、初めての定刻出発である。
出発してしばらくすると明るくなり、沿線風景も見えるようになっていった。6時15分には、最初の停車駅であるラガマに停車した(昨日のインターシティよりも、停車駅がかなり多い)。反対側にはコロンボに向かう各駅停車が停まっている。
@人多し -
それにしても、「大混雑」どころではない殺人的な混みようである(絶対に乗り切れない)。実は最終日(明日)の朝に時間があるため、近場(ニゴンボなど)に3等車で往復しようと思って時刻は調べていたのだが、あれでは戻ってこられない可能性がある。この様子を見て、明日のプチ旅は諦めることにした。
昨日と同じ路盤を走り続け、7時25分にポルガハウェラに到着した。ここまでは、昨日とまったく同じである。
@その後、路盤が分かれていく -
同駅を出発して15分くらいすると、ランバックカーナ駅である。この駅には駅舎の近くにSLが展示されているが、洋の東西を問わずこのようなものが展示されているということは、「ここから峠が始まる(もしくは終わる)」ということである。
@SL -
同駅を出発すると、初日にも眺めたすばらしい景色の連続である。今日は展望スペースこそないが、自席からそれを眺め続けた。
峠部分を終えると、鉄道博物館のあるカダガナワである。下車したのは私1人だけであった。
少し遅れたとはいえまだ8時25分頃であり、博物館の開館時間の9時まで暇である。しかし、外部にある展示はもう見られるようであったので、それらを見て時間を潰した。
@色々あり -
時間になったので受付に向かったが、なんと外国人価格の500ルピーである(地元民の10倍)。新興国ではよくあるパターンだが、かなり小さい博物館であり(展示スペースはスカスカ)、正直なところ展示物自体もたいしたことはないため(トロリーが展示されている以外は、どうでもいい小ネタばかり)、よほど興味がある人以外は無料の外部展示物を見るだけで充分であるようにも思える。
@500円の価値はない -
せっかく支払ってしまったので3周くらい博物館内を見て回り、その後は駅で時間を持て余した。
これからは10時38分の列車でキャンディに向かう予定であるが、窓口は閉まったままである。10時25分頃になり、やっと切符を売り始めた。
3等ならかなり安いだろうと予想していたが、やはりたったの30ルピーであった。昔懐かしい硬券でありもらって帰りたいが、スリランカでは改札を出る際に切符を回収されてしまうのである。
@写真で保存 -
期待しないでホームで待っていると、なんと定刻に列車がやってきたではないか(2回連続2回目)。3等の車両に乗り込み、空きっぱなしのドア近くにスタンバイした。
どうせ安い種別に乗るのであれば、やはり開放デッキから外を眺めるのが一番である。もちろん、かなり危険であるため「自己責任」である(落ちて死んだら当人の責任)。
@揺れに注意 -
しばらく走ると、ペラデニア・ジャンクションである。今日はキャンディ方面に向かうため、スイッチバックはせずにまっすぐ来ている。三角形をしているホームの向かいには、バドゥッラに行く際に使用したホームがあり、今日も列車が入線していた。にわかに西洋人の観光客も多くなり、観光地っぽくなってきた。
@いかにも「ジャンクション」 -
同駅を出発してしばらくすると、キャンディである。まさかの早着(定刻より3分早い11時00分)であった。
さて、ここから先にも鉄路があるので乗ってもいいのであるが、さすがに今日は普通に観光である。ということで仏歯寺に向かったが、地元民はタダで入れる寺なのにまさかの1,500ルピーである(ガイドブックにある1,000ルピーからも値上がりしている)。普通の観光=お金がかかるわけで、鐵旅がいかに安上がりかが身に染みる(必要なのは切符代と安食材のみ)。
@まぁ、せっかくですから -
寺の観光を終えてからは市内散策をし、市場などを見学したりした。気になった惣菜を買ったりして、14時半頃に駅へと戻った。さて、あれこれ様々な列車に乗ってきたが、これがスリランカ最後の鉄道である。
編成は、前から[機関車][エクスポ・レイル][2等][2等][2等][2等][3等][1等]である。エクスポ・レイルの車両に乗り込もうとすると、なんと展望スペースがないではないか。
@がっかり -
予約時点で窓側を押さえているし、偶然にも景色が広がる左側であったからいいが、どうせなら展望スペースから眺めたかったところではある。
まさかと思って待っていると、最後も定刻(15時00分)の出発であった(3回連続3回目)。「やればできるじゃないか」という感じである。
基本サービスは同じ(おしぼり、温かい飲み物、軽食)であるが、所要時間が短いため、バドゥッラに往復した時のような「ちゃんとした食事」は出ず、ケーキ等だけであった(予約時に「ノンベジ」を選択したが、要するに関係なし)。
@ワゴンで配付 -
紅茶を飲みつつ、景色を眺める。時折見かける野生のサルの写真を撮りたいが、そうは上手くいかない。とある駅で減速した際に撮った写真に1匹のサルが映り込んだが、私が撮りたかったのは日本でもいるようなこの種類ではなく、もっと大きな白っぽい奴であった。しかし、最後まで無理であった。
@仕方なく、これで満足 -
今回のエクスポ・レイルはインターシティに連結されているため、停車駅はほとんどない。快走し続けて、17時38分にフォート駅に到着した。
@お疲れさま(それにしてもボロい) -
■2017.1.3
今日はもう帰るだけであるが、昼過ぎのフライトであるため、9時半くらいまで暇である。先述したとおり近郊列車チャレンジは諦めたため市内を散歩するだけであるが、転んでもタダでは起きず、一応鐵ネタを探すことにしている。
最初は、アヌラーダプラから戻ってきた際のバスターミナル付近にあった鐵ネタの再確認である。車庫の近くに様々な車両があるのは当然として、旧い車両を再利用した店などもあった。
@何の店かは不明 -
その後は湖に沿って市場などを見ながら歩き続けると、これは偶然なのであるが、スリランカ国鉄の本社を発見した。敷地内に車両でも展示されていれば一ネタになったのであるが、残念ながらそういうものはなさそうであった。
@看板で我慢 -
本社前から南下していくと、線路と交差する部分がある。それは手持ちの地図からわかっていたことであるが、ちょうど列車が出発するところであった。
@いってらっしゃい -
そこからさらに南下して歩き続けると、今度は「猫銀座」を発見した。最近の私は鉄道の旅以外に猫探しの旅もしているが、まさかスリランカで遭遇するとは思っていなかった(野良犬は山ほどいる国であるが、猫はかなり少なく、この日まで少ししか出会えなかったのである)。
@猫銀座 -
続いて偶然発見した鐵ネタは、ヴィハーラ・マハー・デーウィ公園で見つけた廃線であるが、明らかに遊戯用のものであったので、割愛。
その足で西へ西へと移動し、海を拝んで今回の旅行は終了である。海際には、当然線路と駅があるので、それをパチリと収めて、後はホテルに戻るだけである。
@お後がよろしいようで -
■おまけ
コロンボ中心にあるフォート駅には電光掲示板があるが、その他の主要駅で未だに活躍しているのが、アナログ式の出発案内である。1本の列車が出発する毎に、駅員が来て次の出発時間等を手で調整していく。気付いた限りでも、ゴール、アヌラーダプラ、キャンディの各駅でまだ現役であった。なかなか風情のある様式なので、今後も可能な範囲で残してもらえればと思う。
@超アナログ(アヌラーダプラ駅にて)
*旅行記および私の詳細については以下で。
「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm
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