奥浜名湖の町歩きと石油発動機運転会（静岡）

2017/01/04 - 2017/01/05

浜名湖の北部（奥浜名湖）の湖畔を散策していると、石油発動機の運転会にたまたま出会います。
今ではガソリンエンジンや電動モーターがあたり前ですが、昭和20年代までは石油発動機を原動機としてベルトを通じて機械を動かしていました。

天浜線の浜名湖佐久米駅は冬の時期に鉄道好きのユリカモメが遊びに来ています。

東海道の別ルートで浜名湖北部を通る姫街道には、気賀（きが）宿があったところで、名物「みそまんじゅう」を買い集めながら町並みを散策します。

昼食は都田のとうふ料理を堪能します。
今晩の宿は気賀の国民宿舎「奥浜名湖荘」。浜名湖の眺望が素晴らしく、朝日と夕日がどちらも見えるところです。

エリア 浜名湖(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

奥浜名湖の周辺地図

かんぽの宿「三ケ日」から大崎半島東側の浜名湖湖畔を歩き、ゆりかもめが飛来する浜名湖佐久米駅へ向かいます。

かんぽの宿を出発

アロエの真っ赤な花

歩いて10分程で浜名湖湖畔に到着。

南国の花が咲いています。

ハマダイコンの可愛い花

汽水湖の浜名湖

湖畔沿いに浜名湖佐久米まで歩きます。

湖畔に並ぶリゾートマンション

浜名湖のアサリ獲り

地元の漁師さんです。

何やら人が集まっています

顔ぶれは年配の人ばかり･･･

石油発動機愛好会の のぼり

オート三輪？？

HARLEYの文字が見えますが、発動機と組み合わせたオート三輪とのこと。

クボタの石油発動機

石油発動機は昭和20年代まで農業機械の原動機として使われていました。

ベルトにより伝達

石油発動機の回転をベルトにより脱穀機などに伝達し動かします。

ヨシダの石油発動機

愛好会の皆さんが、いろいろなメーカの発動機を整備し動かしています。

分解して部品を修理・調整し、再び組み立てて動くようにすることが、男のロマンかも知れませんね。

ライオン軽油機関の石油発動機

聞いたことのないメーカーです。

ヤンマーの石油発動機

大きなフライホイールが安定した回転にします。

では、再び湖畔を歩きます。

浜名湖の渡り鳥

遠くの湖面に浮かんでいます。

マサキの赤い実

ユリカモメの飛来する駅

天浜線の浜名湖佐久米駅です。

冬に飛来するユリカモメに餌付けしたことが始まりですが、最近 茨城県でユリカモメが鳥インフルエンザに感染した事例が確認され、2016年12月29日より餌付けが自粛されています。

列車に乗るユリカモメ

列車が駅に到着すると、屋根に乗り始めます。

勿論、無賃乗車です（笑）

いざ出発

列車の轟音に驚き、ユリカモメは一斉に飛び立ちます。

鉄道好きのユリカモメ

居心地がいいよ、この頭

家内の頭にちゃっかりのっています。

整列乗車し行儀のいいユリカモメ

常葉大学前

浜名湖佐久米駅から掛川行に乗り、常葉（とこは）大学前にやって来ました。

この近くに美味しい豆腐料理店があります。

都田のとうふ「勘四郎」

駅から1km程離れたところにあります。

豆腐工場が近くにあり、出来立ての豆腐が味わえます。

ぱ～ぷ～

店内に懐かしい豆腐屋のラッパがあります。

11:30開店前に到着。開店と同時にほぼ満員になりました。

人気の店なんですね。

季節野菜のゆば丼御膳

ゆば丼、みそ田楽、他。

豆乳美肌鍋御膳

豆乳鍋を好みの薬味（ゆずこしょう、しょうが、青ねぎ）とだしつゆでいただきます。

どちらの料理も風味のある出来立ての豆腐料理を味わえました。

里山風景

このあたりは都田集落です。

新所原行き

常葉大学前から天浜線に乗ります。

気賀駅（きがえき）

今晩の宿があり、かつて宿場町だった気賀駅で降ります。

駅舎は昭和13年（1938）建築で、木製改札口が残っています。

気賀宿散歩道

姫街道沿いの気賀宿場町には、関所、本陣、問屋場、旅籠などの町並みと、犬くぐり道（関所を通らない抜け道）がありました。

現在の細江町には名物みそまんを作っている店が４軒もあります。

気賀の町歩きは関所から訪ね、みそまんを買い集めながら、堀川、天浜線高架橋、細江神社、歴史民俗資料館などをまわります。

気賀関所跡

東海道三大関所（他に箱根・新居関所）の一つです。

姫街道は新居関所の厳しい「女改」をきらい、公家や武家の奥方、姫君が通行したため「姫街道」と呼ばれるようになったと言われています。

モチノキの赤い実

瓢箪型の石

ここは気賀宿の西入口にあたる桝形があったところで、そこの石垣に瓢箪型の石がはまっています。

かじや菓子店

みそまんの買い集めはこの店から始めます。

気賀の町並み

赤池さま

その昔、太平洋に面した新居町にあった神社のご神体が地震による大津波により気賀の赤池に漂着し、この地に仮宮を建てて祀られたといわれています。

風情のある堀川の町並み

福月堂

ここでも、みそまんを買います。

天浜線の高架橋

昭和13年（1938）に造られた県道261号線をまたぐコンクリート高架橋です。

笑顔中の酒屋

玄関の人形を見ると笑ってしまいます。

ここのご主人はどんな人だろう？

外山本店

４軒目のみそまんを買います。

買い集めた「みそまん」

みそまんは黒糖によって色づく皮の色から、みそまんと呼ばれるようになりました。

細江神社

地震災難消除の神社といわれています。

地震による大津波によりご神体が一番安全な所として気賀の里に流れ着き、地元の人々が地震にも負けない尊い神様として神社を創立しました。

この後、歴史民俗資料館を見学します。

犬くぐり道

気賀関所を通行するためには、この町の人でさえ通行手形が必要で、しかも開門は夕方6時まで。

大変不便だったので、犬くぐり道と呼ばれる抜け道が山の裾にできました。

正明寺の境内にむしろを垂らした門があり、犬ならばくぐることができるので、人はむしろの下をくぐって通ったそうです。

展望の素晴らしい国民宿舎「奥浜名湖荘」

今晩の宿です。

すでに細江神社まで来ているので、近道の山道を歩いて登りました。

通常は駅からタクシーを利用し、宿がタクシー料金を払う仕組みになっています。

マッチ箱のような天浜線

宿の部屋から見える町の景色です。

浜名湖に落ちる夕日

浜名湖の夕焼けと町の夜景

翌朝の日の出

この宿は、何と朝日と夕日がどちらも見ることができます。

浜名湖に架かる東名浜名湖橋

今日は秋葉神社に参拝する予定です。