2017/01/08 - 2017/01/08
16位(同エリア374件中)
こぼちゃさん
なんだかすごくやる気が無くてどうでもいい感じで行動していたらCST駅近辺(世界遺産の立派な駅)で運悪く強盗に出くわしてしまい、強盗だとわかっているのに一緒に行動しているうちに薬物入りと思われる飲み物(オレンジジュース)をご提供して頂き、そのあと現金袋を略奪されてしまいましたのでこれからムンバイをご旅行される皆様が同じ被害に遭わないようにするためにも強盗の顔写真や睡眠薬入りオレンジジュースの写真などを掲載いたしますのでご参考までに見て頂けましたら幸いです。
私は強盗から盗られた物を取り返したため被害なしで切り抜けることができましまが、それはただ運が良かっただけですのでくれぐれも私と同じことをしないように。ムンバイはとくに治安が悪いと感じるようなことはありませんでしたが旅に出る前に安全情報の内容を一読するくらいの準備はしておいたほうがいいのかもしれません。
インド人は気さくに話しかけてくる方が多いので何の疑いもなく会話に入り込んでしまうかもしれませんが、そこに落とし穴がある可能性もありますのでご注意を。
強盗の主な一連の流れは下記のとおり
○が付いているものは応じたが×は応じなかった。
○現在の所持金を知りたがる
○自国の通貨を見せてほしいと要求される
×高額現金の隠し場所を知りたがる
○パスポートの在り処を知りたがる
○人の腹回りなどを執拗以上に触りまくる
○人のポケットを執拗以上に触りまくる
○リュックサックの奥深くまで手を入れてくる
○人の財布を無理やり取り上げ中身を勝手に全部出して仕分けしてくる
×スリが多くて危険だから貴重品は全てリュックの奥にしまえと強要してくる
×何としてでもリュックに強盗所有の南京錠を付けさせたがる
※リュックに南京錠を付けても誰でも簡単に開けることができる
×今日一日全ての行動を共にしたがる
○スラム街に連れて行こうとする
×食事に連れて行こうとする
×何としてでも映画館に連れて行こうとする
×マッサージ店に連れて行こうとする
×空港まで同行しようとする←途中で貴重品を奪い犯人は逃走するので実現しない
海外旅行80回目ですが未遂はあるものの未だに強盗から貴重品を略奪されたことはありません。今回が通算8回目の貴重品トラブルですので旅行10回あたり1回程度はヒヤリが起きているということで結構な高確率なんだなと思いました。
今までに強盗未遂は4件
1、モンゴルのウランバートルで路線バスに乗り込もうとした際、3人組に囲まれスリ集団から財布を盗られたがその場で取り返した。
http://4travel.jp/travelogue/10798739
2、ハンガリーのブダペストの地下鉄で後ろに背負っていたショルダーバッグをカップルに開けられたが何も入っていなかったのでセーフ。
3、スペインのバルセロナの地下鉄のエスカレーターでリュックをあけられている最中に気付いたのでセーフ。
4、ロシアのモスクワの地下鉄のエスカレーターでベルトに付けえていたカメラポーチを変なおじさんがあけようとしている最中に気付いたのでセーフ。
腐食警官からの恐喝を回避できずやむを得ず賄賂支払2件
5、沿ドニエストル共和国をウクライナ側に出国する際の悪名高き有名な国境で仕方なく恐喝用に準備した1000円程度の通貨を支払い
http://4travel.jp/travelogue/10698591
6、カザフスタンの空港内で飲酒禁止であることを知らず警察の詰所に軟禁され大勢の警官に囲まれ20ドルを支払い。領事館に確認して頂きたところレストランで飲むのはOKだがベンチで飲むのはアウトのこと。
http://4travel.jp/travelogue/11059926
7、アメリカのダラスの入国審査で入国審査官(スタンプ押す人)から言いがかりをつけられ賄賂の要求。断固拒否して払わなかった。帰国後日本の大使館を通じてアメリカ側にクレームして頂いた。
http://4travel.jp/travelogue/11101279
8、そして今回の睡眠薬強盗
今回のここまでの行程は以下のとおり
1日目 日本→ムンバイ(インド)[全日空]
2日目 ムンバイ→アディスアベバ(エチオピア)→リロングウェ(マラウイ)[エチオピア航空]
3日目 リロングウェ→テテ(モザンビーク)
4日目 テテ→マプト(モザンビーク) [LAMモザンビーク航空]
5日目 マプト→マンジニ→ロバンバ→ムババーネ(スワジランド)
6日目 ムババーネ→マンジニ→プレトリア(南アフリカ)→ブルームフォンテン
7日目 ブルームフォンテン→マセル(レソト)
8日目 マセル(レソト)→ヨハネスブルグ[南アフリカ航空]→セイシェル[セイシェル航空]
9日目 セイシェル→ムンバイ[セイシェル航空]
10日目 ムンバイ強盗と一緒に観光→日本[ANA]
11日目 帰国
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
【強盗の姿です】
これからムンバイに行かれる方はよーく覚えておいてください。
この悪いキューピーみたいな面構えでカッパ頭のおぢさんが強盗です。
常習犯のようで過去に日本人の方がこの人からやられています。
私はCST駅付近で出くわしました。
犯人の特徴
・自称スリランカ人(常に偽りの国籍を述べているかもしれない)
・身だしなみがきちんとしていて裕福層風。
・そのへんに居そうな普通のおじさん
・頭の天辺がカッパのようにきれいにハゲている
・悪そうな顔をしている。キューピーを悪くした感じの顔
・小さなリュック1つで身軽なかっこう
・片手にipadを携帯していた
・せっかち
・背は高くない。あまり覚えていないがせいぜい165cmくらいだと思う。
手口
・自分がいればインドは楽しく安全に安く観光できることをアピール。
・自らが大切そうに所持しているipadを何度も私に預けてきたり信頼関係を築こうとする。
・途中で帰りたいと言わせないように親切でいい人を演じる。
・どうだ。おれはいい父だろ。いい父だといってくれと何度か要求があった。
・信用させるためのマインドコントロール的なものを強く感じた。
・お金のことばかりでお金が欲しいことが見え見えでちょっと分かりやすい。
・タクシーで長距離移動して様々な準備を整えるための時間稼ぎをする。 -
ムンバイ領事館の安全の手引きの抜粋です。私はムンバイでこの赤枠と全く同様の手口に引っかかりました。
帰国後にこの記事を書くために参考程度に領事館の情報を見たところ私と場所も事象も全く同じ案件が書かれていて、やはりあれは毒入りオレンジジュースだったんだなと思うとぞっとしました。
領事館に情報提供のため写真を送付したところ、かなりの神対応でとても親身に一生懸命対応して頂き、過去の被害者に問い合わせてくださり、私もこの人からやられましたとの回答を得たとのことでしたので、ここに載せている強盗の写真は本物ということになります。
以降、写真を交えながら犯罪へ巻き込まれる流れを時系列的に淡々と書き綴っていきますので、睡眠薬オレンジジュースがどのようなものなのか、それを飲んだ後私がどうなってしまったのかなど興味のある方は見て頂けたらと思います。 -
まずは強盗に出くわすまでの適当な行動から
セイシェルからセイシェル航空の夜行便でインドのムンバイに到着
早朝で夜が明けていないため空港で少々時間つぶし
残念ながら紙くずと化した500ルピーと新500ルピーです。 -
初日と同じく路線バスでアンデリー駅に行き電車で終点まで乗りました。
CSTまで行きたかったのですが乗った路線が違っていてチャーチゲートに到着
これが強盗事故の引き金の発端かもしれません。 -
駅前には立派な教会のような建物がそびえていました
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他のインドの街とは違った感じの建物が目立ちます。
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まだ朝早いため交通量も少なく静かです。
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事前にムンバイを下調べしてこなかったので何の建物だかわかりませんが立派な屋根です。
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立派な時計台に引き寄せられ近くまで来てみました。
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こちらの教会のような建物も素晴らしい
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建物がしっかりしていて重厚な感じ。
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この一画も建物が美しい
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ここら辺は建物の下にテナントが入っていて日中はにぎわいそうな雰囲気
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突き当りに立派な建物が見えますので目指してみます。
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とても立派なCST駅
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完全にヨーロッパの景観で非常に美しいです
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CST駅前に屋台をみつけたのでここで一息つくことに
ここで食事をしたのが運の尽きでした。。。
強盗と遭遇です。
以降の記述から丁寧語は廃止して淡々と書いていきます。 -
ビリヤニのようなものを食べている最中、自称スリランカ人のおじさんに話しかけられ世間話をしながら食べたが、相手するのが面倒くさいので急いで食べて振り切ろうとしたら、おじさんは食べかけの食事を道端に投げ捨てて私についてきた。
盗:何日滞在するのか
私:今日帰る
盗:私も今日帰る。何時のフライトか?
私:20時だ
盗:同じだ。フライトまで一緒に行動しよう
私:エレファンタ島に行くのでそれはできない
盗:今日は船が出ていない ← インドにありがちな定番のウソ -
このカッパ頭で悪いキューピーみたいな顔している人が強盗
そこにきれいなモスクあ有るからモスクを見に行こうといい出ししつこくて面倒くさいけれど時間はいっぱい有るし暇だからモスク見るだけならいいかと思いついていったのが失敗だった。。。
盗:インドはスリが多くて危ない。荷物に気をつけろ。ところでいくら現金を持ち歩いているのだ?
私:1500ルピーだけだ。
盗:自国の通貨は?
私:3000円だ -
街角にイギリスの電話ボックスが置かれていたりするが機能しない。
強盗は何を急いでいるんだかカツカツと早足で歩くため写真を撮る余裕もない。 -
目的地と思われるモスクが見えてくる
なかなか美しい -
とりあえず見たので終わりかと思いきや
他にもあるので行くぞということになりついていくことに。 -
不信感を抱きながらチャイを一杯ご馳走になった。
店から提供されたチャイを拒否して入れ直しさせていた点が少々気になったが味に問題は無かったので信頼関係を構築するために一杯おごってきたものと思われる。
お前は外国人だからこの金額では飲めないと強盗は自慢げに語るが壁に普通に10ルピーと貼られていた。。。
これにより不信感が一層高まった。 -
壁の模様が繊細で美しい
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モスク巡り
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強盗にスリランカの話を持ちかけてみるが全く興味を示さず地名もコロンボしか出てこない。怪しい。
-
インドの言葉を話せるのか聞いたらインドとスリランカは同じ言葉だという。
本当なのだろうか。 -
強盗がタクシーは高いのでいつもバスを利用している。バスは5ルピーで安いと言っていたが、そんな安いバスには乗ったことが無い。本当なのだろうか。
-
こういった汚い建物を見てはインドは美しいと何度も強盗がつぶやいていた。
頭がおかしいのではないだろうか。 -
やがて強盗がもっとすごいモスクがあるので移動すると言い出した。てっきりバスで行くのかと思ったがタクシーを捕まえた。うまく振り切ることができず同乗するが車内での行為によりこいつは強盗だと確信した。
タクシーの中の強盗とのやりとり
盗:自国の通貨を見せてくれ
私:1000円札を見せる
盗:勝手に人の財布を取り上げカード類と高額紙幣を財布から抜き出されしてしまった。高額紙幣とカードをリュックにしまえと渡される。
私:高額紙幣を財布に戻し、カード類は適当に鞄のポケットにしまう
盗:なぜだ。そこは危ないからきちんとしまいなさい。財布にしまうのはだめだ。
私:その必要はない
盗:これから行く場所はパスポートチェックがあるから出しておきなさい
私:すぐに出るからその必要はない
盗:私のお腹を広範囲に撫でまわしたり掴んだりしながら痩せているなと←腹に貴重品を巻いていないか確認しているようだ
盗:続いて私の足回りやズボンのポケットを触りポケット内の物の感触を確かめてきた。
私:あえて警戒したりせず普通を装いおじさんお腹出ているねと触ってみる
私:仕方なくパスポートをポーチから取り出す
盗:ポーチの中身をすごく見たがったが見せなかった。 -
やがてタクシーはハッジ・アリーに到着した。
こんなものがあるとは知らなかったのでちょっと得をした気分。
ここに入るのにはパスポートが必要だと言いながら、やっぱ高いので入らないと言い出す強盗。やはり先ほどの一連の行為はパスポートや貴重品の在り処を把握するためだけのものだったと推測される。 -
盗:これからスラム街に行く。危険なので大きなお金はかばんの奥にしまいなさい
私:すでに奥に入っているのでその必要はない。
盗:勝手に私のカバンの奥深くに手を入れてまさぐり始める
私:敢えてそのままやらせておく。そこには衣類以外入っていないため安全。
盗:なんで分からないんだ!貴重品はかばんの奥にしまいなさい。貴重品を一か所にまとめさせようとしているようだ。
盗:わかってる。それよりもそんな危ないところ行きたくないんだけど。
盗:私がいるから大丈夫だ。
盗:私はかばんに南京錠をかけているから絶対に盗まれない。貸してやるから付けろ
私:その必要はない。金具でチャックを固定しているので短時間では開けることができないから必要ない。
盗:強引にカギをつけようとしてくる
私:みてなさい。鍵なんかつけても簡単に開くからと犯人の鍵のついたかばんを一瞬で全開させた。
盗:手品か?とめちゃくちゃ驚いたリアクションをしていた。←演技だと思う
私:もう一個あるからこの金具をあげるよ。カギだと2点留めだから空いちゃうけれどこうやって付けると3点留になってもっと絡ませるとさらに空きにくくなるよと金具を強盗にプレゼントした。 -
やがてタクシーはスラム街に到着した。
頭上には飛行機の着陸が目の前で見ることができた。どうやらアンデリー駅近辺まで戻って来てしまったようだ。
道路沿いに商店が並んでいて商店の間にある路地に連れ込まれることになる。 -
強盗が手に持っているタブレットは多分盗難品
強盗のリュックに付いている赤色の金具は私がプレゼントしたもの。
簡単にチャックが開かないように3点留めしてあげている
何かの役に立つかもしれないと思い気づかれないように強盗の姿を撮り続けた。 -
香港の九龍城を彷彿させるかのようなカオスな光景
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ずる賢そうな表情の猫
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すれ違いできないくらいの幅なので強盗の仲間に襲われたら一発で終了といったハイリスクな散策だが何度も安全であることを確認したうえでの散策のため、ここで強盗の仲間に襲われるリスクは少ないと判断
ここを安全に散策させることにより信頼関係をより深くさせようという強盗の狙いも込められていると思う。 -
通路の至る所に簡易梯子が設置されていてこれで2階に上がるようだ
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急な階段がきちんと設置されている家屋もある
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人にカメラを向けるのは好きではないけれど強盗が撮れと強要してきたので1枚撮らせてもらう。こういうかわいい子も一歩道を外せば将来はこのカッパ頭のように強盗になってしまう可能性も有るのかもしれないと思うと。。。
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行き止まりになったので通路を戻って他の通路に入り直す
今考えてみると強盗の注意が浅く隙だらけだったので、ここで恍けて逃げておけばよかったのかもしれない。 -
散髪屋さん
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たまに光が差し込む場所もある
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魚を欲しそうにしている猫
これも撮れと強要されて撮った -
芸術としか言いようがない。汚いを通り越して美しいという次元になっている
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配線がめちゃくちゃな分電盤
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広場がありお寺になっていた
とりあえず気づかれないように強盗の姿を写真に収めながら散策を進めた -
クリーニング屋と通路の地べたに座って風呂に入っている人
撮れと強要されて撮るがやたら愛想がよくてスマイルしてくれたりとても不自然 -
スラム街の散策が終わりゴミに埋もれた川の写真を撮って次に移動した。
ただ、これ以上行動を共にするのは完全にアウトなので、ここから先は私のペースに引きずり込み強盗を突き放すことに専念した。
盗:どうだ私といれば安全だろ
盗:おれは金も持っていると2000ルピー札を見せてくる
盗:この後のスケジュールだが、カレー食べてマッサージ行って映画を見て空港に行こうと切り出す。←完全にアウトなパターン
盗:次は食事だ。
私:おなかいっぱい。観光は満足したから一人になりたい。
盗:どこに行くんだ?
私:CSTに戻る
盗:私もそこにちょうど行くところだ。
振り切り失敗により仕方なく強盗と行動を共にする -
途中、ドービーガートを通過するようなので強盗に面白いところがあるから一緒に行こうよと私から提案した。私が強盗を安全な人だと信じきっているように見せかけるための作戦でもあるが、ついでなので自分の都合がいいように強盗を利用した。
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私:ド-ビーガートって洗濯場なんだけど知ってる?
盗:知らないな
私:きっとすごいから行ってみよう
盗:そうだな
強盗はド-ビーガートを知らないと言っていたにも関わらずドライバーに道案内をしていた。 -
あまり興味無さそうに強盗は早々とタクシーに戻ってしまった。
私:はじめてだったんでしょ?すごかったでしょ?
強:そうだな。美しかった。 -
洗い場や洗濯物が一面に広がっていて見ごたえがある
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そろそろCSTに到着してしまうので強盗が仕掛けてきた。
強盗がオレンジジュースを飲もうとオレンジジュース屋の屋台を少々過ぎた地点でタクシーが停車。タクシーからオレンジジュース屋は見当たらない。
私が逃げないように強盗はipadを私に預けてきた。
ついに来たなと思った。
パスポートを先ほど入れたポーチ(貴重品袋)から抜き取り強盗と反対側のポケットに避難。5~10分ほど待つとジュースを2つ持った強盗が戻ってきた。 -
ついに毒入りと思われるオレンジジュース登場デス!
強盗が2つ持ってきたので強盗が飲むやつを先に奪ってみようかと思ったがそれをやると両方に毒が入っていた場合後が無くなるため黙って毒入りを受け取る。
案の定、強盗は無毒の自分の分を一気に飲みきり問題ないことをアピール。
絶対に飲んではダメなことは分かっているが、どんな味がするのか知りたく少量なら大丈夫だろうと思い一口だけ飲んでみたが不自然な味だった。
盗:いいか!一気に飲め!
私:後で飲むから車走らせてよー
盗:ダメだ!飲んでからじゃないと出発できない
私:アレルギーだから飲めましぇーん(実はオレンジ大好き~)
盗:飲めばその虫刺されも完治するぞ!
私:ダメよダメダメ~と言いつつ一口だけ飲んで飲めないアピールで強盗をじらす
盗:じゃあ半分だけでいいから飲め
私:いやーだね。絶対に飲まない。
盗:よし、お前が半分飲んだ後私が残りを飲む
私:じゃーお前から先に飲めよ!
盗:それはダメだ。いいから飲め
私:いらんわ
盗:くぅ~~~う。窓の外にジュースを叩きつける
私:ごめんね(アレルギーで飲めないということを貫き通す)
盗:まあいい。じゃーカレーならどうだ!?
私:おなかいっぱいなのでいりましぇーん。それよりあんたと別れたい
頭が悪すぎる強盗。
まるでダチョウ倶楽部のどうぞどうぞのコント状態 -
ナニこれ!?
一旦話が飛んで帰国後の写真。
このジュースの正体が知りたくてリュックに数滴垂らして帰国したところ白い結晶が、、、 -
強盗もこれ以上は引っ張れないと思ったらしく強攻手段に出てきた。
私のリュックを抱え、ほー。これは本当に開かないな。すごいなと言いながら私のリュックをドア側に持っていき隠すようにチャックを触り始める。私は全く知らないふりをして強盗のリュックを取り、こうやれば開きにくいよと金具を取り付け自分のリュックから目を離していた。やがて完璧だなと言いリュック戻されたので、リュックの中を見てみると現金袋が無くなっていた。強盗とドアの間を見てみると私の現金袋が隠されていたので取り戻しておく。その後、犯人は居直り強盗のごとく開き直りを見せ、ほれ。他にも何か盗られているかもしれないからしっかり見ておけなどと挑発行為を繰り返すが、盗れるものは無いため私はそれに対して無反応であった。こんな金属付けても簡単に盗れると強盗が豪語してきたので、盗るまでに時間かけすぎなんだよ。それにお前頭悪いからもっと勉強した方がいいぞ。さっきのジュースは毒入りなんだろ。ほれ見てみろ。残念だがパスポートはお前が居ない間にこっちに移動してあるんだよ。わかりやすいんだよ!と言いながらカッパ頭を指でツンツンしてあげた。あんた、そのipadもどこかの旅行者から盗んだんだろ。悪いやつだ。と言っておいた。これ以上やって刃物とか出てきたらヤバいしどうしようか考えたが安全に終わらせることが先決なので慎重な対応を取ることにした。警察に行こうと言ったら強盗はちょっと嫌がっていた。警察に連れて行ったところで証拠不十分。裁判となればわざわざインドに出向かなければならなくなるだろうから仕方ない。
ひとまず証拠写真をゲットしたので何としてでも無傷で強盗から別れなければならない -
正体を現したからには1秒でも早く強盗と別れたいが下手なことすると凶器とか出てきたらおしまいなので再び世間話に戻しつつ、時々我慢できずにおまえは泥棒だなーと口に出してしまったりした。
やがてタクシーはCST付近に到着 -
タクシーを降りた際、強盗がタクシー代を半分出せというのでお前が全額払え!カス!と言い放ってその場を立ち去る。
気のせいだと思うがタクシーに乗っている途中、意識がふわーっと離れていくような変な感覚になったので、急いで売店を探し最初に見つけた売店で「パニ(水)」くださーいと買ったボトルの水を一気に飲み干して念のため胃を洗浄しておいた。 -
強盗のおかげで持て余していた時間が無くなってしまい、タクシーにて急いでタージマハルホテルのところに行きエレファンタ島行きのフェリーに乗り込んだ。
常時頻発しているためすぐに出発できるのはありがたい。
ようやく一人きままな旅ができる
軌道修正開始だ。 -
高層ビルもあったりムンバイは大きな街であることが実感できる
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エレファンタ島が見えてきた
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10ルピー追加で2階席に乗ったが1階席はバングラデシュのロケットスチーマーの3等席のような光景だった
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島に上陸したが人が多く先に進めないので線路を歩いて一気にぶち抜く
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汽車がやってきた
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離島にも牛がいる。運ばれてきたのであろう。
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原宿の竹下通り状態で急ぎたくても前に進めない
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外国人用の高い入場料を支払いようやく頂上に到着
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穴の中にこんなものを彫ってしまうインド人はすごい
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でも、意外に大したことない。
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でも、せっかくだから一通り見ておく
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ここは崩れちゃっているのかな
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こんなものを造ってしまうインド人ってすごいわー
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なかなかのスケール
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観光客からアイスクリームを略奪する猿
この猿も強盗だけど先ほどの睡眠薬強盗は猿以下だったなぁ -
船着き場が下に見える
結構遠い
急いで戻る -
帰りも竹下通りのように混んでいて先に進めない
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強盗のおかげでくいっぱぐれてしまったので屋台のトウモロコシを食べながら船着き場に急行
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ムンバイでの目的を果たして中心部に戻ってきた。
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こういう建物好きだな
賑わっているムンバイの街を堪能したかったが初日に手荷物検査と出国審査の通貨に1時間以上かかったため早めに空港に戻ることにした。 -
チャーチゲート駅から全開のドアにしがみ付いて一番速いやつでアンデリーに戻る。
駅をガンガン通過して先行列車をバシバシ追い抜いて最高に気持ちいい~
スノーボードで直滑降しているときと似たような感覚
https://www.youtube.com/watch?v=Hryu4QCJDXk -
インド人って基本的にいい人だと思う。
電車に乗っていたインド人に空港行きのバスを調べてもらった。
しかしバスに掲げられている系統番号がインド文字のため解読できず乗ることができないためあきらめて潔くリキシャで空港へ向かう。 -
インド人のチェックインカウンターで方が日本語で今日は席がいっぱいビジネスです。とのことでラッキーのハイテンション。
あのジュース飲んでいたらビジネスに乗れないところだったわ。
アフリカやインドの砂埃で汚い服になっていたためラウンジに行き速攻でシャワーを浴びて洋服も綺麗なものに着替えて身だしなみを整える。 -
シート番号が中央だったので少々不安だったが
両サイドテーブルの一番広いお気楽シートがあてがわれていてラッキー
手前のテーブルのブルーライトは故障して点灯していなかった。
ウエルカムドリンクはあえてオレンジジュースを選択。
もちろん毒なんて入っていない。 -
ビジネスの楽しみの一つディナーです
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旅行中はまともな料理を食べていなかったので問答無用で和食を選択
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今回の旅は食欲が衰退することもなく絶好調だった
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残念ながらANAのデザートっていつもいまいちな気がする
-
食後のお酒ということで見たことが無いお酒があったので何なのか聞いてみたところ、オレンジのお酒とのことだったので、オレンジつながりでこれをチョイス。
いい香りがするので紅茶やバニラアイスに少量垂らしたらおいしそうかも。 -
朝食の提供はもともと無かったのかもしれない。
到着90分前くらいに目が覚めたので朝食来ないかなと待っていたがCAからのお気遣いも無くこのまま食いっぱぐれてしまいそうな危機を感じたため一風堂を注文。
まずはそのまま食べたが、バターとコチュジャンが付いてきたのでせっかくと思い入れてみたがスープの風味が台無しになり残念な結果となった。 -
朝着で今日は休みのためのんびりできるので初めてANAの到着ラウンジを利用した。シャワーヘッドが出発ラウンジのやつよりも立派。
これにてアフリカ5か国陸路で移動+おひとり様セイシェル+睡眠薬強盗の11日間の旅行は無事に完了
今回冬休みの旅行のスタートはこちらから
http://4travel.jp/travelogue/11205251
おしまい
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この旅行記へのコメント (8)
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- 夏子の探検さん 2017/03/11 01:42:24
- ハラハラしました★
- こぼちゃさん、いつも私の拙い旅行記をご覧頂き、投票まで頂き、ありがとうございます。
今回拝見した、ムンバイでの強盗と旅行記?!ヒヤヒヤ、ハラハラしました。
インドは1度だけで、ガイド付きだったのに、ホテルの食事か水にやられまして、
死ぬかと思う経験をしましたが、素晴らしい建物や、遺跡や、美しい風景もあり、
決して嫌いな国には成っていないのですが、こぼちゃさんの冷静な行動に感服しました。
何処の国でも、お話が出来ると言うのは、素晴らしい事で羨ましいのですが、
外国人と仲良くなると言うか、強盗とまで仲良くなる事自体が、スゴ!”!!
って思いました。よくぞ、ご無事で何よりです。素晴らしいです!
私は臆病者なので、と話せないので(外国語は?!)危険地帯と言われる場所では、
バック抱え込んで歩いてますが、写真撮影に夢中だと、時々危険かな?と思う事が有ります。いや〜〜〜ホント、凄い経験をされていらっしゃるのですね。
大使館にもご報告されて、素晴らしいと思います。
私の貧相な知識では、ムンバイはインドの大都市、
インドの他の場所で会ったムンバイ在住人家族のご主人様は、
あそこは、人と車ばかり多くて、空気も汚いし、住んでいるが嫌いな街だと
仰っていましたので、ムンバイは行かなくて良いかな?と思っていたのですが、
現在知り合いの旦那様が、ムンバイ勤務(転勤で)全部タクシー移動か
会社の車だそうです。
写真で見ると綺麗な街だし(と言う場所もあると言うべきか)
興味は有るけど、怖いので、やっぱり行きません。
ヒヤヒヤの旅行記記録が沢山有るようでしたので、また拝見しますね。
兎に角ご無事で何より、そうしてANAのビジネスでお帰りと言う格差が
あまりに凄い。天国と地獄を見てるようでした。
お疲れ様でした。凄い旅でしたね。
ありがとうございます。
夏子
- こぼちゃさん からの返信 2017/03/11 14:33:09
- RE: ハラハラしました★
夏子の探検さん
いつも私の旅行記を読んでくださいましてありがとうございます。
おっしゃるとおりインドは素晴らしい風景がたくさんありますね。ムンバイは確かにタクシーでの行動が都合好さそうでしたが通勤電車も東京と同じくらいの間隔で運行されていましたので結構使えました。5回ほどインドを訪問しましたが北部の人種や食文化が気に入りました。インドの食べ物の衛生状態は意外に大丈夫なようで一度も食あたりしたことはありませんが、料理に使われている脂がダメなのかトルコと中国は毎回ダメですね。
写真撮影はいろいろなリスクを伴いますので最近は一眼レフを持ち歩くのはやめてカメラは必要な時だけ出して撮ったらすぐにポケットに片付けるようにしてできるだけ目立たないように気をつけています。
今回、強盗に出くわしながらも無事に帰ってこられたのは運が良かっただけだと思います。あと、強盗が単純でとても分かりやすい人だったので次の行動におおよその行動に予測がついたため、わりと余裕をもって対処していました。この強盗から被害を受けた方もいらっしゃったようなので大使館に連絡しておいてよかったと思いました。
たしかにANAビジネスでの帰国はギャップがありすぎますね(笑)
こぼちゃ
-
- wakabunさん 2017/03/02 22:42:45
- 手に汗握る
- こぼちゃさん、こんばんは。
手に汗握りながらハラハラしながら読み進めました。こんな面白い旅行記ほかにない!!まあ、被害がなかったから言えることですが…強盗さえもネタとして楽しんでいて(?)、ちゃんと写真にも納めていてさすがです。ちょっとだけ私も強盗にあってみたくなってしまいましたw
強盗からのビジネスクラスもまた別世界でいいなー。
Wakabun
- こぼちゃさん からの返信 2017/03/02 23:22:50
- RE: 手に汗握る
- wakabunさん
こんばんは
だらだら長い強盗記を読んでくださいましてありがとうございます。
まあ、被害に遭わなかったからこんな記事を書けたわけですが、強盗や毒入りジュースの写真が出てきたり強盗との出会いから別れまでの一連の様子を写真付きで載せている記事は希少なのではないかと思い書いてみました。
強盗といる最中は、いつ何が起きるか分からないので身構えながらも、強盗を馬鹿にした感じで半分遊んでいました。カモだと思って狙った奴からからカモにされるアホな強盗もいるんですね。。。
やっぱビジネスはいいですね。何度乗っても幸せです。
こぼちゃ
-
- つぶ。さん 2017/02/28 16:55:16
- 本当に絵に描いた様な強盗ですね。。
- インドは学生時代にバックパッカーとして何度か旅行した後、デリーで3年半暮らしました。幸いにも強盗やスリに遭う事なくインド生活を終えましたが、この手口は未だに存在しているのだなと興味深く旅行記拝見しました。
特に日本人がターゲットになりやすいのかもしれませんが、やはり何処に居ても常に気を張っていなければいけないですね。
混沌としたインドが少し懐かしくなりました。
つぶ。
- こぼちゃさん からの返信 2017/02/28 20:49:03
- RE: 本当に絵に描いた様な強盗ですね。。
- 無事故でインド生活とは優秀ですね!
やはり今回の手口は定番なのですね。
他の手口だと昔、ジャイプルで日本料理店を開こうとしているので味が合っているか試食してくれないかといった手口の強盗らしき人と接触したこともありました。もちろん試食なんてしませんでしたが。
とにかく気を抜かず旅をしようと思いました。
こぼちゃ
-
- tanupamさん 2017/02/28 12:36:58
- いやぁ、さすがの危機管理・・・
- こぼちゃさん
こんにちは
話に聞いていた強盗(未遂)事件の顛末
この流れだと、私はどこかできっとはまってしまっていると思う。
さすがに、ジュースは飲まないにしても、その前に〜〜
不思議と回数だけは何度も海外行っているのに、安全な国ばかり
なのか、こぼちゃさんのような怖い思いをしたことは一度もない
んですよね。安心しきっていると、いつかきっとだまされる日が
来るのでは〜〜なんて気を引き締めることにします。
インド人は親切
たぶん、どの国の人もほとんどが異国の人にはやさしいんじゃな
いかと、私は思っています。ただ、ほんの一握りの人が(日本でも)
印象悪くしているんだなあ、なんてつくづく実感しました。
ドアからぶら下がって撮影した画像、ナイス!
今では、なかなかこんな芸当できませんね(笑)
tanupam
- こぼちゃさん からの返信 2017/02/28 20:41:25
- RE: いやぁ、さすがの危機管理・・・
- tanupamさん ナマスカール
電車のドアにしがみつくの最高に楽しいです。そして快感です。こういうことができる国も少なくなっていくと思いますので希少かつ貴重な体験でした。動画のラストでホームにインド人があふれかえっている光景がたまりません。
私は町の隅々まで歩く傾向があるため普通の人より地雷を踏む確率が高いのかもしれません。
今回の強盗の案件は本当に運が良かっただけだと思います。人によっては先に映画に行きたいとかマッサージに行きたいとか自分から提案してしまって強盗の思い通りにやられてしまうケースもあるのではないかなと思いました。私は強盗が提示してきたスケジュールを聞いて、後半に盗難されるためのアクティビティーがたくさん用意されていると思ったため、その寸前で無理やり強盗を振り切って逃げました。
>ほんの一握りの人が印象悪くしているんだなあ
そこです。なので私は外国人の方と接するときに日本人代表のつもりで可能な限り親切に対応するよう心がけています。でも、ぼったくりや何かしらの被害に遭った時は他の日本人がなめられないように全力で攻撃します、、、
こぼちゃ
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