憧れのエンジェルフォールへ～カナイマトレッキング編～

2017/01/04 - 2017/01/09

今年の年末年始は成人式とかの三連休を合わせると１１連休と、かなりの大型連休になるので、これは南米に行くチャンスだと、JALマイル発券可能な３３０日前からとりあえずロサンゼルスまで予約したのだった。その後はずっと行ってみたかったパタゴニアとエンジェルフォールで迷ったけど、パタゴニアにはロサンゼルス(マイアミからも)からのLATAM航空が高すぎるのもあって予算オーバー。エンジェルフォールはなんといってもベネズエラの治安がヤバすぎるとのことで二の足を踏んだ感じとなったのだ。とりあえず、ベネズエラの現地ツアー等について調べてみるとVENETRIPさんが評判が良く、他の方の体験記や評判を見ると、きめ細やかな対応や、最も不安なカラカス空港内までのお迎えもあり、治安に対する不安も払拭された感じだったので、VENETRIPさんにお願いしてエンジェルフォールに行くことにした。実際、現地ぶっつけでツアーに参加した人達はボラれまくったという話も聞く中で、かなりの良心的価格と対応の良さで、ほんまにお願いして良かったと思った。まぁ、そんなこんなで「必ず一度は行かなければ！」と思っていた絶景、エンジェルフォールに行ける時が来たのだった。
ここからはいよいよカナイマ編。エンジェルフォール目指してジャングルの中をボート&徒歩で目指します。

(今回の行程)

１日目　移動
２日目　マイアミ(キーウェスト)
３日目　マイアミ(エバーグレーズ国立公園)
４日目　移動
５日目　ベネズエラ(カナイマ国立公園)
６日目　ベネズエラ(カナイマ国立公園)
７日目　ベネズエラ(カナイマ国立公園)
８日目　移動
９日目　移動
10日目　移動

FUKUOKA--[JL2060]--ITAMI

KIX--[JL060]--LOS ANGELS--[AA1024]--MIAMI--[AA967]--CARACAS--[VH348]--PUERTO ORDAZ

PUERTO ORDAZ--[R7 740]--CARACAS--[AA914]--MIAMI--[AA275]--LOS ANGELS --[JL069]--KIX--[NH1709]--FUKUOKA

エリア カナイマ(ベネズエラ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 交通手段: 船 徒歩 飛行機
• 航空会社: JAL
• 旅行の手配内容: 個別手配

☆VENEZUELA-Canaima★

翌朝、ついにエンジェルフォールへ向かう時が来た。

☆VENEZUELA-Canaima★

ボートは４時間以上乗るんやし、さすがにカナイマ湖のやつとは別やろと思ってたら、まさかの見覚えあるやつが(^^; 水も浸水してて、スタッフの１人が道中ひたすら水を掻き出してた(^^;

☆VENEZUELA-Canaima★

とにかく４時間以上なんで尻に引くエアクッションとかレインコートは必須！とにかく上下レインコートは必須です、さらにクロックスも！天気が変わりやすく、雨が何度か降ったのと、浅瀬を乗り越える時に水がモロにかかるのと。

☆VENEZUELA-Canaima★

ボート出発後、30分もしないうちに島に上陸し、小一時間程歩く。ここはほぼ平坦な道でクロックスで乗り切れた。

☆VENEZUELA-Canaima★

まぁまぁ暑くてけっこう汗ばんでくる。

☆VENEZUELA-Canaima★

しばらくするとテーブルマウンテンが両サイドに姿を見せ始める。下から見上げるテーブルマウンテンの迫力は半端ない！

☆VENEZUELA-Canaima★

再びボートで出発！程なくしてボートでランチタイムを迎える。川が大河のうちはボートも安定しているので問題ない。

☆VENEZUELA-Canaima★

☆VENEZUELA-Canaima★

☆VENEZUELA-Canaima★

☆VENEZUELA-Canaima★

☆VENEZUELA-Canaima★

この頃から川幅も狭くなり出し、難所が増える。難所ではしばしばボートに水が入ってくるのでレインコートが活躍する。

☆VENEZUELA-Canaima★

出発から４時間半ほど、ようやくラトン島へ到着した。腰が若干バキバキやな(^^;
ここからエンジェルフォールまでは１時間程のトレッキング。ほんまのジャングルの中を進んで行く。

☆VENEZUELA-Canaima★

日頃の運動不足もあってか最後はバテバテ。普段から運動してる人は余裕やと思います。私は運動不足もたたって二回ほど派手に転倒。うち一回は大きな怪我もなかったのが奇跡と思えるほどやった。しかも一緒のグループのロシア人達が「大丈夫かアメリカーノ」とか馬鹿にしてくる始末。アメリカーノちゃうけどなと思いつつ、面倒いので「大丈夫や！」てゆうといた。まぁしかし、別のロシア人は水のボトルをくれたりええヤツやった！そんなこんなでようやく着いたエンジェルフォール展望台。しかし、最悪なことに上部には雲がかかってる始末。

☆VENEZUELA-Canaima★

とりあえずロシア人達が下の滝壺で泳ぎたいと言い出したので行くことに。「アメリカーノは無理せんと展望台で待っとけ」と言われるも、ここまで来たからには意地でもいってやる！と行くことに。しかし、ガイド＋日本人のお兄さん２人とロシア人達は疾風のように滝壺へ消えていった(^^; 薄暗いジャングルの中、１人取り残されるも、決死の覚悟で進むとなんとか滝壺へ到着。しかし、もはや滝壺で泳ぐ体力は残されておらず、はしゃぎまわるロシア人達を横目にエンジェルフォールの写真を撮り続けた。

☆VENEZUELA-Canaima★

としばらくして、ガイドのホセが先に展望ポイントに戻るようにアドバイスしてきた。歩くの遅いから先に戻ってろぐらいの感じかと思って展望台に戻ると、雲が消えてエンジェルフォールが全景を現した。またここまで来るのはヤバイ・・と思ってたのでエンジェルフォール全景を見れてほんまに良かった！ゆっくりと水が落ちる様は本当に感動的だった。エンジェルフォール全景との出会いの喜びも束の間。今度は陽が落ち始めてきたので急いでラトン島へ戻ることに。

☆VENEZUELA-Canaima★

半分ほどの距離で辺りは真っ暗となり懐中電灯とIPhone の光を頼りにジャングルを進むというありえない状況に。しかも、さらにありえないのはガイド達より先に出発した(歩くの遅い組)のもあって、ロシアの爺さん含む４人だけで真っ暗のジャングルから抜け出すという状況。なんとか迷いかけながらも命からがら合流地点に辿り着いた時は、ほんまにホッとした！夕食のチキン。疲れ過ぎててもはや食欲などなかったが、ジャングルで食べるごはんとしては美味しかった！

☆VENEZUELA-Canaima★

その後は疲れ果ててたのでハンモックで爆睡。私のハンモックは端っこやったから、うっすらと闇夜に浮かぶテーブルマウンテンを見ながら眠りに落ちた。朝起きてハンモックを記念に激写。

☆VENEZUELA-Canaima★

ロッジ(いや、もはや小屋か)も激写。ここでの一晩は本当にいい経験になった。本来、人間とはこうあったんじゃないか??みたいな(^^; ようわからん表現やけど、そんな感じなんです。

☆VENEZUELA-Canaima★

朝ごはんのキャッサバ。

☆VENEZUELA-Canaima★

ロッジからエンジェルフォールをのぞむ。この日もあいにくの天気。エンジェルフォールとの別れを惜しむ。果たしてまた会える日がくるだろうか??なんかそう思うと妙に感傷的になってくる。

☆VENEZUELA-Canaima★

帰りもまた水の襲来に耐えつつも、雲のかかった幻想的なテーブルマウンテンに魅入られる。

☆VENEZUELA-Canaima★

相変わらず雄大で幻想的。

☆VENEZUELA-Canaima★

☆VENEZUELA-Canaima★

道中、エンジェルフォール行きのボートと何度かすれ違う。早朝に出発してその日のうちにカナイマ村に戻るツアーの人達やけど、なんぼ夜は快適なカナイマ村のロッジで過ごせるとしても、１日で往復９時間もあのボートに乗ることを想像しただけでも恐ろしい(＞＜)ゼヒともハンモックで一夜を過ごすことをおすすめします！

☆VENEZUELA-Canaima★

再び途中で下船し徒歩。帰りは20分程で行きに比べて短かったな。

☆VENEZUELA-Canaima★

前からセスナ機が飛んできた！

☆VENEZUELA-Canaima★

ボート降り場へ到着後、すぐの滝を展望してツアーは終了。ロッジでロシア人グループと別れを交わし、我々は空港へ。空港に到着するといなやプエルトオルダスへ向けて出発した。

☆VENEZUELA★

プエルトオルダスへは昼頃に到着。エリオと深田さん(今回お世話になったVENETRIPの方)が空港まで迎えにきてくれ、その後、ランチへ連れて行ってくれた。もちろんベネズエラ料理！名前忘れたけど、牛肉の入ったスープが美味かった～。なかなか地元の名店みたいな所って発見すんのて難しいので、こういう店まで連れてってくれたのはホンマ有り難かった！

さらに、ボリューミーなチキン。これまたエリオおすすめ、青唐辛子のソースをかけるとスパイシーで美味かった～。今まで南米でメシにはいいイメージなかったけど、ベネズエラのメシはなかなかいける感じやった！ちなみに白いのはチーズ。

☆VENEZUELA★

夕食も、連れてってもらいました。ステーキをガッツリ食す。なぜかこの店、エリオが六本木にあるとかゆってたのがウケたな。ほんまエリオはコミカルでオモロかった！あと、食事の時間も非常に有意義で、深田さんに色々教えてもらいました。今回は行かんかったけど、ロライマ山のトレッキングについて(まぁ、トレッキングは体力的に私は厳しいかもやけど)他にもロライマ山をヘリやセスナで観光する方法など。しかも、ブラジルに抜けてレンソイスに行く手段とか。(まぁ、このルートはかってほとんど実行した日本人はおらんやろうけど。)ロライマ山からのレンソイスとか、全景好きにとってはほんまヤバすぎる！ロライマ山＋レンソイスはゼヒまた近いうちに実現したい！

☆VENEZUELA★

翌朝、プエルトオルダスからアセルカ航空でカラカスへ。アエロポスタルと同じMD80。始発便だけあって定刻にカラカスへ。唯一の天敵はカラカスの空港。とにかく色んな敵が出現して、もはや面白かった！一応、これから行かれる方に参考までに内容を書いておくと。①国内線ターミナル内(ターミナル内という、出現場所に焦った)でセキュリティーオフィサー(証明書付)を名乗る人物が話しかけてくる。→あっそ！って感じでひたすら無視して歩き続けると、いつの間にか消える。②国際線チェックインカウンター前で待ち伏せしてて、おれについてこれば素早くチェックインさせてやるぞ→これはどうやらホンマらしい。金払った輩は割り込み出来てた。→当然無視。③もはや理由もよくわからんけど、20ドルよこせみたいなやつ→言葉が通じないフリをして、「20ドル！」とこっちもアホみたいに連呼してたら諦めてどっかいった。④アメリカン航空カウンターのおっさん。手帳のマニュアルを見ながら、目的や行き先はもちろん、挙句の果てには大学で何を習ったんだ？とか、仕事で最も印象に残ったのはなんだ？(そういう日本語でも難しい質問はやめていただきたい。)とかまで長時間に渡って聞き出した。→しまいには、隣にいたルイス スアレス似の若手から「いつまでやってんだ、日本行きの航空券をさっさと見ろ！」みたいなことを言われて、航空券を印籠提示すると直ちに尋問終了。ベネズエラのサラリーマン社会を垣間見てしまい、ちょっとニヤニヤしながらカウンターを出たのだった。
カラカスの空港は色々と前評判があってビビってたけど、まぁ、もはやお化け屋敷に行った感覚でいるとむしろ楽しめる感じですな。しかし、ホンマにお化けに付いて行ったらあの世行きになるかもしれませんので、くれぐれも付いて行かないように。。

☆VENEZUELA★

カラカスの国際線ターミナル(ゲート通過後)はwifiもしっかり繋がってた。あとはアドミララウンジもあったのでワンワールドのステータス持ちには快適に過ごせる。(スタアラはわからん)マイアミまではB737-800。３時間半ほどのフライト。いつも中南米からマイアミに帰ってくるとまるで日本に着いたかのごとくホッとする。マイアミでも、中南米諸国からの入国者は審査が長いけど、ここでもパスポートと共にJALのeチケを印籠提示。すぐに通り抜けられたのだった。

☆USA-MIAMI★

とりあえずマイアミで一泊(気が付いたら朝になるほど疲弊してたようだ)して、翌日LAへ向かう。777-300ERはサファイア以上だとメインキャビンエクストラに無料でアップグレードできる。エクストラはシートピッチもプレエコ並みなので５時間のフライトも快適。但し、機材がB737とかA320とかだとエクストラでもそんなに変わらないので予約時に機材もチェックしたほいがいい。

LAから関西空港までのJL069便。
バルクヘッドを確保。復路は搭乗時間が長いのでバルクヘッドはありがたい。

2度目のミールはホットドッグ！流石に和食たべたいぜ。
まぁ、かなりの乗継回数やったけど、マイアミとLAで宿泊のゆったり日程やったので、帰りはかなり楽でした。