2015/06/11 - 2015/06/11
7位(同エリア19件中)
クッキーさん
ヒンデローペンからアムステルダムに戻る途中に立ち寄った港町ホールン。ほとんどリサーチしないままで訪れたので 見損ねた所も多いのですが、オランダの17世紀の黄金期を偲ばせる建物と共に 可愛らしい街並みも見られたので 良しとしましょう。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ヒンデローペンで2時間余り過ごした後、予定を1時間早めて13:13の列車でスネークに向かいます。
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丘陵地帯が全く見られない 如何にもオランダという風景。
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運河と池?と。
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運河沿いの風車も見えます。
現役っぽい佇まい。 -
ヒンデローペンからアムステルダムに戻るまでのチケットは4枚です。
ヒンデローペンからスネークSneekまでは列車で。
SneekからBolswardまではバスチケット。
BolswardからDenOeverを経由してホールンまでQliner350で。
最後はホールンからアムステルダムまで戻ります。
列車のチケットは 料金にかかわらず発行手数料は1ユーロ。 -
スネークでのバスの乗り継ぎは、本来なら この何にもない広大な牧草地の真ん中にあるバス停なのですが、バスの終点まで行ってしましました。ドライバーさんに確認した時に、DenOveverまで行くと云えばよかったのです。今にして思えば、何人かの乗客が ここでバスを降りていたような。
バスの終点で、失敗に気が付いた時 係りの人が 無料でここまで戻るバスに乗せてくれたのですが、1時間近く待つ羽目になりました。 -
バス停辺りをうろつきます。
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どのお宅も きれいに手入れされた庭。
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きれいな住宅街です。
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ようやくDenoever行きのバスの乗れました。思いもよらないほど 乗客がいっぱいです。
この 一見橋のようにも見える大堤防は 海底に土台が築かれ、石材が積み上げられ、その上部が海面に顔を出している堰堤です。北海と内海のゾイデル海が この大堤防によって断ち切られているため オランダでは「締切堤防」と呼ばれており、規模は延長30km、幅90m、高さ7.8mとなっています。
新たにできた淡水湖が アイセル湖です。
現在、北ホラント州とフリースラント州を結ぶ上下2車線の高速道路として利用されているのです。 -
ほぼ満席に近いバスなので 写真を気ままに撮れない中での一枚。
この大堤防により、北海から内陸部への高潮の被害を防止するとともに、5つの干拓事業が計画され4つの地区で16.5千ヘクタールの農地が造成されましたが、残る一つの干拓事業については、財政上の問題と、農地が十分に足りているということから 現在凍結されています。
面積は琵琶湖の1.5倍以上だそう。
湖側の岸には 一切コンクリートが使われておらず、スイスやドイツから買ってきた自然石で築かれているのだとか。これは 生態系のことが配慮されたもので、ムール貝やウナギの宝庫だそうです。 -
この辺りが展望台と休憩所がある場所みたいですが、路線バスなので どうも降りられそうもありません。
ここでも 「オランダの国土は神ではなくオランダ人が作った」との謂れが実感できます。
地球温暖化による海水面の上昇とアイセル川上流の冬期の降雨による氾濫が起こり、排水能力の改善が緊急の課題となってきているのだとか。
さらに、内海が淡水化されたことにより海水と淡水域が、急激に変化する状態は自然界に存在しないため、鮭などの遡上ができないなどの環境への影響が課題となっているそうです。 -
最初の予定通り4時過ぎにホールン駅に到着です。
駅前から続く大通りを歩きます。
並木通り沿いの落ち着いた街並みです。 -
街角で。
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住宅街を流れる運河に架かる跳ね橋。
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跳ね橋から少し引き返して、ローデステーン広場に向かうニーウ通り。
普通なら聖人が据えられていると思うのですが、まるで童話の世界のような飾りつけです。
真ん中に見えるのは赤いユニコーン像。ホールンの紋章だそうです。 -
屋根の上から身を乗り出している男の人。
この街の人たちって お茶目なのかなあ? -
赤いレンガに白の縁取りが目立っているこの建物は ホールンの旧市庁舎だそうです。
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奥に続く路地が気になりますが・・・
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この教会も大きくて立派。その名もGrote kerk(フローテ・ケルク;大教会)と言うのだとか。
ホールンは 716年から町が形作られ、港湾業で発展してきました。そして17世紀の大航海時代にはオランダ東インド会社(V.O.C)の支社があり重要な港湾の一つとなりました。そして主要都市として大繁栄した港町で、アムステルダムやエンクハウゼン同様に裕福な町でした。 -
20世紀初めに 港があるゾイデル海が大堤防で閉鎖され、アイセル湖になったことから、港湾都市としての機能は失われてしまいました。現在は人口約7万人ほどのアムステルダム近郊の都市です。
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港湾都市として栄えた頃からの街並みでしょうか。
アムステルダムとは また違った趣の街並みです。先程見た並木通り沿いの街並みとあわせて 一瞬 西部劇に出てくる街を連想してしまいました。 -
見えてきたのはローデステーン広場です。
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広場から 来た道を振り返って。
広場を囲んで 多くのカフェやレストランが並んでいます。 -
街の中心にあるローデステーン広場。
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ローデステーン広場の一角にある 西フリージアン博物館として使われている建物。
真ん中の建物の上には「MDCLXXXX」(=1690)のローマ数字。
17世紀に建造され、実際に東インド会社が利用していた建物です。 -
外観からも海黄金時代の繁栄の様子が伺えますが、館内にも当時の交易品のコレクション、東インド会社ゆかりのものも多く、長崎関連のものもあるそうで、船の模型や肖像画、興味深い作品が目白押しだそうです。
もう少しリサーチを深めていたら 無理にでもここを見学していたところですが、ホールンに関して云えば ただ街歩きができたらいいと思っていたので 時間の都合もつかずスルーしてしまいました。 -
でも、建物のファサードだけでも見られて良かったと思える豪華さです。
ただ・・・豪華なんだけど彫像が やはりお茶目に見えてしまいます。良く言えば、素朴?
七頭ものライオンの彫像が それぞれ紋章つきの盾を携えています。
紋章さえも 純朴そのもの。 -
それぞれの紋章は オランダの州や都市を表しているのでしょうかしら。
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こちらが博物館の入口のようです。
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博物館の建物。
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博物館の対角にあるこちらの建物は 1609年に建てられた計量所の建物で、現在はレストランになっています。
この辺りの建物は ほぼ当時のままの光景なのだとか。
そして広場の中心にあるのが「ヤン・ピーテルスゾーン・クーンの像」。ホールン生まれのオランダ東インド会社の第4代総督であり、ジャカルタにバタヴィアを築いた人物だそうです。 -
街の中心である広場に面して立つのが 計量所と東インド会社の旧社屋であるというのが いかにも通商国家・オランダらしい光景です。
ホールンの街は、船の荷をひらく権利を持っていたので、長い航海から戻った船が戻ってきた日には ヨーロッパじゅうから貴族や金持ちが集まってきて、あらそって落札に加わったそうです。 -
Hoornは日本語では牛、羊、山羊などの「角」を意味し、ホールンの紋章は盾を持った赤いユニコーンの姿をしています。
今までに見たユニコーンに比べて おどけ顔に見えるし 座り姿も愛嬌たっぷり。 -
ローデステーン広場を出て フローテ・オースト通りを歩いています。
この建物にも立派な紋章が。 -
立派な彫り物。
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フローテ・オースト通り。
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これまでの可愛らしい街並みとは異なった、重厚な雰囲気の建物です。
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こちらも立派な建物。
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重厚な建物が立ち並ぶ通りです。
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運河に架かる跳ね橋が見えます。
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運河沿いのカフェ、いや、運河に浮かんだカフェだったような気がします。
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港沿いの通りへ。
ショップやカフェが並んでいます。 -
港にたどり着きました。アイセル湖をのぞむ港に立ち並ぶ建物。
『はるかなアジアの海から帰ってきた船が、角笛の中につつみこまれるようにして最後の投錨をする港なのである。つぎが、本社のあるアムステルダム港なのだが、船乗りたちはホールンにきて命がぶじだったことを祝いあったろう。』<オランダ紀行より>
埠頭にある一際目立つ大きな建物がホーフト塔です。 -
かつての栄華を偲ばせる 立派な造りです。
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この塔は 元要塞でしたが、現在はレストランになっています。
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ここにも盾を持ったユニコーンの像。
その足元の円筒形の レンガのギザギザの造りが面白い。 -
こちら側から見ると、要塞であったことがよくわかります。
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ホーフト塔を通り過ぎて、港沿いに歩いてみます。
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港の様子。
かつては東洋とを行き来する帆船が出入りしていた港。 -
現在の港はヨットハーバーになっており、港には所狭しとたくさんのヨットやボートが並んでいます。これらは個人で所有しているもので、晴れた日はヨットがたくさん出て、週末には多くの人がボートの上で過ごしたりしているそうです。
ヨットというレジャー用の船を発明したのはオランダ人なのだそうです。
『17世紀、航海によって国をおこしたこの国の人々は、海での仕事がなくなっても船を愛し、国じゅうの運河に個人用の遊び船を浮かばせ、港という港に、ヨット・ハーバーがあり、レースがある。』<オランダ紀行より> -
港から一筋内側の通りが気になり、海に面した裏路地のような通りを辿ってみました。
窓辺に置かれたベンチや植木鉢が しっとりと落ち着いた雰囲気を醸し出しています。 -
おしゃれに飾られた窓。
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ファサード一面に描かれた 海の物語?
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壁面をズーム。
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屋根の小窓の中を見てみたいなあ。
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戻る途中にあった教会。
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塔のてっぺんの飾り物?は船です。
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たぶん同じ建物です。
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駅に戻る途中にあったケバフ屋さんで 早めの夕食。
地元のファミリーがよく利用しているようなお店でした。
指さし注文ですが 親切に対応してくれ、出来立て熱々でおいしい。 -
列車の時刻まで もう少し時間があるので街をぶらついてみます。
いくつかの家には 荷物引き上げ用の金具が見られます。 -
こういった通りには オランダ東インド会社の略称であるVOCのマークが あちこちに刻まれているそうなのに、 残念ながら一つも見つけられませんでした。
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こちらも教会のようです。
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入口の上に見られた彫像・・・
どんなことを考えながら入っていくのでしょうか。 -
賑わう夕刻の街。
港に立ち並ぶ重厚な建物も良かったけれど、こんな童話の国のような街並みが見られて 期待以上の街でした。 -
ホールン駅の前には たくさんの自転車が林立。
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駅前の公園は 木々が生い茂っていて、やや薄暗くなっています。
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ホールン駅を正面から。
駅はレンガ造りで オランダらしい建物です。 -
19:20発のアムステルダム行きの列車はガラガラでした。
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アムステルダムに19:53着。
落ち着いてゆっくり見てみると アーチ部分がとても素敵ですね。 -
天井までのアーチです。
この日一日の歩数は 27,000歩にもなりました。
夕刻の散策は諦めて ホテルに戻って休みましょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- akikoさん 2017/03/10 22:10:55
- オランダの素敵な街♪
- クッキーさん
港町ホールンのまち歩きを楽しませていただきました。
ホールンって初めて聞く街の名前ですが、とても街並みが素敵ですね。
オランダというと、運河の街アムステルダム、風車のある街キンデルダイク村、チューリップが見事なキューケンホフ公園くらいしか思いつかないですが、先日拝見した可愛らしいヒンデローペンといえ、このホールンといえ、日本ではあまり知られていない素敵な街がたくさんあるのですね。
学生時代にオランダの東インド会社って習いましたが、今でも貿易で栄えたことがうかがえる往時の豪華な造りの建物が残っているのですね。計量所の建物も立派ですね〜 いろんな様式の建物を見ながら散策するのはとても楽しそうです。
クッキーさんのオランダ特有の地形や干拓の影響などの説明もとても興味深かったです。
またお邪魔させてくださいね。
akiko
- クッキーさん からの返信 2017/12/22 11:49:18
- RE: オランダの素敵な街♪
- akikoさん、こんにちは
ホールンは ヒンデローペンからの帰り道、ちょうど良い立ち寄り先だと思って訪れただけなのですが、想像以上に素敵な街でしたよ。
後で 他の方の旅行記で知ったのですが、ここには 東インド会社の名残りの建物がたくさんあるそうです。
もっと調べておけば それらの建物も見逃さなかったのにと 心残りです。
旅行するたびに、学校で習っただけの知識が じわっと心に沁みこんでいくのがうれしいですね。
クッキー
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