2016/10/01 - 2016/10/03
11位(同エリア76件中)
じんさん
2泊3日で行ったチェコ・ボヘミア地方北西部にあるカルロヴィヴァリでの滞在記、その後編。(2日目、温泉~そぞろ歩き~ちょっと足を延ばして近くの山へ)
<前編>の旅行記:
http://4travel.jp/travelogue/11203517
表紙写真:
山の見晴台から見たカルロヴィバリの街並み
(中央にロシア正教会と宿泊したホテルVilla Ritterを望む)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
下調べした限りでは、とりあえず「ラーズニェ3」と「ラーズニェ5」という名の施設で温泉に入れそうだった。「ラーズニェ(Lazne)」というのはチェコ語でスパを意味するらしい。当然「ラーズニェ1」、「ラーズニェ2」、「ラーズニェ4」だとかもあったのだろうけど、今は入浴施設としては営業していない様子、というか「1」以外は見つけることすらもできなかった。「ラーズニェ1」はカルロヴィヴァリの街の川上の方にあり、現在は見学のみ可能。
まずはホテルから最寄りの「ラーズニェ3」に行ってみることに。 -
ラーズニェ3、建物の中。温泉はいずこ?
建物内部の一角にホテルの受付みたいなところがあったので温泉施設について尋ねてみると、スパのパンフが渡された。でもなんか違う。このパンフで紹介されているのはあくまでもプールなどのある「スパ施設」であって「温泉」ではなさそうだった。 -
建物の中の廊下をくまなく探してみたところ、ようやく「ラーズニェ3」の受付を特定する。しかし、残念なことに土日は休館日で今日は入浴できないことが判った。
WINDSOR Medical Complex & SPA Hotel ホテル
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気を取り直して2ndオプションだった「ラーズニェ5」を目指して歩いていく。
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途中で見かけたカロロヴィヴァリの姉妹都市一覧。
日本の草津もその一つ。他にわかるところだとドイツのBADEN-BADEN。 -
川沿いの道を歩いていく。蔦が真っ赤に紅葉してて綺麗な小道。
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奥の建物が「ラーズニェ5」。
手前の花壇には本日の日付(2.10.15)が。
毎日植え替えるのだろうか。 -
ここの公園の中にも”砂の像”を発見。
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ラーズニェ5
建物の中央が入り口。ここから中に入るとすぐに受付がある。そこに英語表記の価格表もあったので見てみると、たくさんのコースが記載されていた。
大きくは、本格的なメディカル(病気治療)的なコースとウェルネス(健康促進)的なものに分類。ウェルネスの方から探してみると「Romantic Bath Sissi (for two persons 60min. 1190CZK(約5000円)」というちょうど良さそうなコースがあったのでこちらを申し込むことにした。受付で聞くと今から1時間後から空いているというので早速予約を入れる。アルジュビェティニー ラーズニェ (ラーズニェ5) 温泉
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予約した時間になったので、言われた通り地下フロアへと直接向かう。病院のような雰囲気。
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しばらくすると、女性スタッフが一人現れ、とある部屋に案内される。
その部屋に入るとそこは待合室のようになっていて、その隣がいきなりバスルームになっていた。
女性スタッフは簡単に利用方法や注意点を説明した後、すぐに退室。あとはゆっくり温泉に浸かるだけ。湯船は浅いが、バス自体は十分に広く、足を伸ばして横になれば肩まで浸かれる。
ちなみにこのコースにはお水とワインがサービスで付いてくる。受付で申し込む際にワインは赤がいいか白がいいかと聞かれたので、赤を選択。赤ワインは同じチェコのモラヴィア産のものだった。チェコと言えばビールだが、このモラヴィアの赤産ワインもなかなか美味しい。 -
きっかり1時間後にスタッフが現れ、束の間の寛ぎタイム終了。
外は雨が降っていたので、同じ建物の2階にあるカフェでのんびりビールを飲みつつ雨が止むのを待つ。 -
雨が止んだのでカルロヴィ・ヴァリの街にそぞろ歩きに出かける。
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前日から気になっていた行列のできるお店。
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ドイツでよく見かけるバウムシュトリーツェルの専門店。
バウムシュトリーツェルは、棒に生地を巻き付けて焼き、シナモンパウダーをまぶした焼き菓子。 -
ほとんどの人が買っていたのが、このソフトクリームとの合わせワザの一品。
焼きたてのバウムシュトリーツェルはもちろん熱々。一方、ソフトの方は生クリームが多めでアイスというよりはホイップに近いので少し溶けにくい。
それでも食べていると下の方からソフト部分が溶け出してくるが、二重のプラコップで漏れ出す心配はない。
人気なだけあってもちろん美味しかった。
一人で食べるにはボリュームあり過ぎるけど。 -
2日目の夕食は外へ。
日中目途を付けていたお店があったが、そこはやはり人気店らしく、結構早めに行ったつもりでもジモティー客でほぼ満席。声をかけた店員によると待っても無駄らしく、一元さんお断りのように軽くあしらわれる。
その後、いろいろと見て回った結果、小雨も降って来たのでこちらのお店に落ち着くことにした。場所はラーズニェ5の前の広場から川上に少し行ったところのレストラン「MATTONI」。 -
ベヘロフカ(Becherovka)
甘めの強いお酒。カルロヴィヴァリ名物、養命酒みたいなもの。 -
ローストポークとクネードリキ。
お値段相応のボリューム。 -
Bohemian Traditional Roast Duck 1/2(半身の鴨のロースト・ボヘミア風)
こちらも付け合わせはクネードリキ。しかも大量に。
一人前としてオーダーしたのだけれど、もちろん食べきれるような量ではなく。でもなんとか頑張って身の部分はほぼ完食。ただ、クネードリキは大量に残さざるを得なかった。ごめんなさい。お肉自体は柔らかく、ソースの味も染み込んでて美味しかった。
他のテーブルで頼まれていたシュバイネハクセ(豚のすね肉)もドイツで見るものよりも大きかった感じ。 -
3日目、ホテルをチェックアウトした後、車でカルロヴィヴァリの上流域へ。
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ラーズニェ1
内部見学可。(有料) -
グランドホテルPupp。
映画「007 カジノロワイヤル」の撮影にも使われたホテルらしい。 -
グランドホテルPuppの入り口。
予約客でも無いし、入り口狭いし、その入り口にベルボーイ立ってるのも気になるので内部の只見は遠慮しておいた。グランドホテル パップ ホテル
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グランドホテルPuppの入り口前の広場には各界の有名人のプレートが埋め込まれていた。いずれもこのホテルの長い歴史の中、宿泊してった人たちなんだろう。
レオナルド・ディカプリオ(1994年) -
ベートーヴェン(1812年)
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マリア・テレジア(1732年)
他にも誰もが知っている著名人の名前が刻まれたプレートがたくさん。
ぐるっと一周見て回るのもなかなか楽しめた。 -
どこか景色良いとこ無いかと山の上にどんどん登って行ったらこんな古い洋館(廃墟)の建つ丘に辿り着いてしまった。
この山で林業を営む方たちが先客として数名いたものの、彼らが山を下りてしまうとちょっと怖い雰囲気になってしまった。 -
その裏の方にある森に入ってみたけれど、景色はそれほど良くなかった。さっさとここから離れた方が良さそう。
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再び車で山を下って他に景色の良さそうなところを探し回る。
宿泊したホテルとは丁度対面にある山に入って行ってみることにした。 -
途中、またしても廃墟現る。
あまり雰囲気の良いところと言えないので一旦引き下がる。 -
山の上の方に人の気配があったので、道なき斜面を登ってみることにした。
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展望台らしきところに到着。
天候のせいもあったかもしれないが、ここに来る人はそれほど多くなく。犬の散歩で来ている人や、同じように景色を見に来たような観光客など数組いたのみ。
先ほどの廃墟の先を進んでくれば、もっとまともな道でやってくることができた感じ。 -
絶景、絶景。
カルロヴィヴァリの街並み、中央はロシア正教会でその右隣の赤い建物が今回宿泊したホテル。 -
こちらは少しコロナーダのある方へ向かったところ。
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コロナーダのある辺り。
紅葉の時期にはまた綺麗なんだろうなと思いつつ、カルロヴィヴァリを後にする。
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この旅行記へのコメント (4)
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- kiyoさん 2018/09/20 20:16:40
- はじめまして
- じんさん、こんばんは。
次の旅行の行き先を決めようと、
インスブルックやカルロヴィバリの旅行記を探していて
こちらにたどり着きました。
カルロヴィバリは温泉保養地とガイドブックにあったので
てっきりブダペストのような大きな浴場のある
温泉施設があるのかと思ったのですが、違うのですね。
ラーズニェ5は、家庭用の浴槽みたいな感じなのでしょうか?
日本とチェコの文化の違いを感じました。
それから、「紅葉の時期のアイプゼー(Eibsee)を一周散策」の
旅行記の表紙のお写真。幻想的で、すごく素敵ですね。
見入ってしまいました。
kiyo
- じんさん からの返信 2018/09/22 09:41:30
- RE: はじめまして
- kiyoさん
ご来訪ありがとうございました。
カルロヴィバリではブダペストような入浴施設は見つかりませんでした。ラーズニェ5には幾つかコースがありましたが、我々の選んだコースでは大人二人がちょうど寝転がって入れるぐらいの少し広くて浅い、ホテルのスィートにあるような(入ったことはないですけど)、そんな感じの浴槽を1時間貸し切りさせてもらいました。使ってるお湯は確かに温泉でしたけど、雰囲気としては日本の温泉というイメージからはだいぶ違ってましたね。ちなみにラーズニェ5には室内の温水プールもありましたが、利用しなかったのでそこも温泉だったかどうかは判りません。
Eibseeは、たまたまかもしれませんが、水面が穏やかな日でしたので湖面に反射する紅葉もより映えて見えたのかもしれませんね。とても綺麗で、散策していて気持ちの良いところでした。
じん
-
- わんぱく大将さん 2017/01/31 10:20:42
- ”大将”のプレート
- じんさん
先程、コメントのタイトルに”温泉饅頭”と書いて、全くそのことに触れず。なんじゃそりゃ? いや〜日本なら、温泉となれば饅頭なんですがね、と書きたかったのですが、大きさ、違って、炭酸せんべいでしたね、チェコは。
グランドホテルで私のプレート見られませんでしたか? 泊ったんですが。部屋はヨーロッパでいう1階の正面。 部屋のドアノブが高いな〜っていうのが感想でした。
1泊だけして、すぐ次の日にプラハに戻りましたけどね。
大将
- じんさん からの返信 2017/02/01 05:47:38
- RE: ”大将”のプレート
- 大将さん
あのホテルに泊まられたのですね。調べた時に空き室はあったのですが、宿泊料金が結構高かったのであきらめました。でもああいう歴史あるホテルには機会あれば泊まってみたいですね。大将さんのプレート…次言った時に探してみますね!
じん
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グランドホテル パップ
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旅行記グループ 2016秋 チェコの温泉の街 カルロヴィヴァリへ
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