2016/10/01 - 2016/10/03
10位(同エリア76件中)
じんさん
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チェコ・ボヘミア地方北西部、カルロヴィヴァリでの滞在記、前編。(1日目、ホテル到着~街巡り~夕食まで)
チェコの世界遺産を周遊する旅行を計画していたところ、少し気になる町が浮上してきた。それがカルロヴィヴァリ。カルロヴィヴァリはドイツ語でカールスバートとも呼ばれ、チェコに限らず世界的にも有名な温泉地。特にロシア人の湯治客が多いらしく、旅行者全体の約半分ぐらいはロシア人とも聞いた。
ヨーロッパの温泉地には日本のようにどっぷり肩まで湯船に浸かるという習慣はあまり無いらしく、どちらかと言えばサウナ様式のところが大多数を占める。実際、カルロヴィヴァリを調べた際にも日本のような温泉宿や露天風呂のような施設は見つからなかった。当然といえば当然だけれども。ただ、いろいろと他の人の旅行記などを調べていくと、詳しくは出ていなかったけれど浴槽のある共同浴場もあるようだった。ということで、ここを目的地の一つに上げてみた。
ただ、駆け足で周る「チェコの世界遺産巡りの旅」の動線の中にここを入れてしまうと、この町自体をゆっくり楽しむこともできなくなってしまいそうだった。だったら…とこの町だけ遊びに行く計画を別途建ててみた。
滞在期間:
2泊3日
ホテル:
Villa Ritter
※Booking.comで予約
利用した共同浴場:
ラーズニェ5
※現地受付で予約
<後編>の旅行記:
http://4travel.jp/travelogue/11203518
表紙写真:
聖ペテロ・聖パヴロ・ロシア正教会(宿泊したホテルの客室より撮影)
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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2泊3日で予約しておいたホテル「Villa Ritter」に到着。一見すると、なんとも妖しげな洋館の佇まい。
Spa Hotel Villa Ritter ホテル
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ただ、ここらはみんな同じような雰囲気の建物が並んでいるので、トンデモなホテルというわけでもない。
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このホテルで楽しみにしていたのが客室からの眺望。正面右側にロシア正教の教会、聖ペテロ・聖パヴロ教会がでかでかと見える。ホテル予約時に「教会が見える側の部屋をお願いします。」と希望を伝えておいたら、その通りの部屋を用意しておいてくれていた。こういうので希望が通ることはあまり経験してなかったので嬉しかった。
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聖ペテロ・聖パヴロ教会。日曜の朝、朝食の後に部屋で寛いでいると、突然目の前の教会の鐘が曲を奏でながら大音量で鳴り始めた。時間は10時、日曜の朝に行われるミサの合図だろうか。
聖ペテロ聖パウロ教会 寺院・教会
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客室のベッドルーム。東南の角部屋。十分な広さと高い天井。バスルームと洗面台も使い易く、建物の地下には共用のサウナ、プール、ジャグジーバスまであって設備的には言うことなし。ただ、部屋の壁が薄いのが唯一の欠点。お隣のテレビの音や話し声などが筒抜けだった。
朝食はビュッフェスタイル。チェコのローカルフードも幾つか混ざっている。夕食込みのハーフボード設定も可。1日目はレストラン探しも面倒だったので、現地でのチェックイン時にハーフボードにさせてもらった。
敷地内の駐車スペースが限られていたことから、1回だけ朝食の最中に車の入れ替えに協力。 -
さっそくカルロヴィヴァリの街へそぞろ歩きに出かける。豪邸風のホテルが建ち並ぶエリアを通り、途中のオープンカフェにてチェコビールを1杯。そして街の中央を流れる川の方へと向かっていった。少し賑やかな感じの通りまで来ると、ユダヤの「ダビデの星」が着いた石像が見えてきた。
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そのダビデの星の前の広場にあった”砂の像”。こういった”砂の像"はこの場所以外にもあり、街の中で目撃できたものとしては全部3体。たぶんこの3体以外にもありそうな感じだった。砂作りなだけに展示は一時的なものだろうけど、翌日雨が降っても崩れる気配の無い強固な出来栄えには感心した。
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名物のスパ・ワッフル。日本ではゴーフレットと言った方が馴染みが深いかも。左がプレーンなやつで、右がシナモン味(写真を撮る前にフライングで一口…)
作り置きもあれば、目の前で焼いてくれるお店もある。1枚数十円程度で値段も安く、お腹に貯まるわけでもないので、ここに来たら是非食べておきたい一品。 -
飲泉場(コロナーダ)。
カルロヴィヴァリでは飲泉もできる。むしろ飲泉やサウナだけを楽しんで帰る人の方が多いだろう。飲泉場は街の中央を流れる川に沿って10か所以上はありそうだった。それぞれ温度や味が違うので、歩きながら巡って一つ一つ楽しむのがカルロヴィヴァリでのメジャーなアクテイビティの一つ。ヴジーデルニー コロナーダ 温泉
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飲泉する際の容器は自前のコップや水筒でもかまわないが、カルロヴィヴァリでは「吸い口の着いた陶器のカップ」で飲むのが粋。飲泉場の周りに限らず街中のいたるところにこの陶器のカップを売るお店があり、様々なデザインのものがある。価格もピンキリ。
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小ぶりで落ち着いたデザインのものを買ってみた。ミルク差しなんかにも使えそう。
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間欠泉?
他の人の旅行記だと「屋内にあってもっと高く吹き上がってる間欠泉」の写真もあったので、どうやらそれを見損ねてしまった模様。 -
泉の縁や玉砂利も変色しているので、これも温泉成分を含んだ間欠泉であることは間違いないだろう。
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街の中央を流れる川。
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トゥリズィニー(TRZNI)と言う名の飲泉場(コロナーダ)。
トルジニー コロナーダ 温泉
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白くレースのようなデザインの綺麗な木造の建物。
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こういった感じで壁に飲泉場がある。
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ここは3番目の飲泉場で、湯温は55℃。
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龍っぽいデザインの蛇口。
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街を歩いてると、川の方で微かに煙が立ち上っていた。
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行ってみると湯気は跡形もなく。
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川底に人工的な穴が幾つか開いていたので、たぶんあそこから熱水が噴き出してたのだろう。
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そのまま川沿いを下ってみる。色違いの同じような建物がなんともチェコっぽい。
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新たな”砂の像”を発見。
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ミル(Mill)という名の飲泉場(コロナーダ)、ローマ風建築。
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スヴォボダ(SVOBODA)という名の飲泉場、こちらは中華風?
ここの温泉が一番美味しかったような記憶。(個人的感想) -
サドヴァー(SADOVA)という名の飲泉場(コロナーダ)
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川とは反対側の突き当りに飲泉場がある。
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老若男女問わず?
(子供も飲んで大丈夫だろうか…?)サドヴァー コロナーダ 温泉
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ここの蛇口は蛇。ちなみに一番美味しくない。(個人的感想)
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今日のそぞろ歩きはこれぐらいにしてホテルに戻ることに。
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夕食はホテルにて。
肉料理か魚料理かだけ選べる。
本日の肉料理は七面鳥のグリル。 -
本日の魚料理はサーモン。
これにそれぞれビュッフェ形式の前菜とデザートが付く。
安くてたくさん食べられるのでこれはこれで悪くは無かったが、やはりメニューの中から選びたいので2日目の晩は外に出ることにした。 -
夜のロシア正教会。煌々としたライトアップを期待していたものの、思っていたほど光量ではなかったので、わざわざ遠くから歩いて見に来るほどのものではない。
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この旅行記へのコメント (2)
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- わんぱく大将さん 2017/01/31 10:10:05
- 温泉饅頭
- じんさん
おお〜、ここも1度だけ行きましたよ。 ヨーロッパ、捜すと案外温泉が多いんですよね。
今住んでるカタルニア州も温泉があります。ヨーロッパで一番温度が高い所も。バルセロナから1時間弱だったように。(そこは利用したことはありませんが)
さて、カルロヴィヴァリ、もう、随分前なので、こんな所は知らないなってところもありましたが、蛇口が蛇、憶えていますよ。 蛇は薬学の神なので、温泉水も薬として、蛇口に使われたのかもしれませんね。
大将
- じんさん からの返信 2017/02/01 05:35:15
- RE: 温泉饅頭
- 大将さん
こんにちは。
前にバルセロナでレンタカー借りて周辺巡った旅行の時に、おそらくそのカタルニア州の温泉も行き先の候補として検討してたと思います。都合上、最終的に候補から外れてしまいましたが、、、。シッチェスだとかアンドラにも行ってみたいので、今度バルセロナ界隈で旅行計画建てた時にはまた行き先の候補に入れておきます。「蛇は薬学の神様」…なるほど、勉強になります!
じん
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