2016/12/29 - 2017/01/03
14位(同エリア39件中)
108JETさん
- 108JETさんTOP
- 旅行記60冊
- クチコミ167件
- Q&A回答204件
- 212,517アクセス
- フォロワー17人
休暇を利用してのリールでの年越し。予想はしていましたが、年末は31日まで慌ただしく、また、博物館なども多くが休館。レストランも30日までは通常営業ですが、31日はやたら高い特別メニューを出すところが多く、加えて1月1日元旦は殆どの店が閉まってしまう、外から来た人間にとってはあまり面白くない。
なんといっても、大晦日は、大きな街では中心部などで年越しのお祭り。騒々しいし何より物騒。さあ、普通の生活ができる30日と31日午前中。やりたいことはすませないと、、、ということで、飲み食いが続きます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 航空会社
- JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
30日の夕食は、昼ごはんを食べた店の横(系列)「Brasserie La Paix」こちらは海産物が中心。30日の夜ということで、予約してきました。
この正面の写真は翌日の昼間撮ったものです、あしからず。 -
内装はこのような、伝統的な雰囲気を残したもの。19:30到着当初は、このように空席ばかりでしたが、直後からお客様が続々と入店。あっという間に満席となりました。
-
昼もガッツリ食べたので、軽めの夕食。オードブルはエビ。本当は「灰色の小エビ(Crevettes grizes)」という1センチにも満たない小さなエビを食べたかったのですが、品切れとのこと。で、大きめのエビに。手でむいて食べます(見ればわかるか)。真ん中にレモンがあって、絞ってむいたエビを付けて食べるとなかなか美味しい。
ワインは、手頃な値段で日本ではまず見かけない、ボージョレの白(うわっ!奇をてらいすぎ)。シャルドネですが、キリッとした味わい。こういうさっぱりした甲殻類には合います、もっといいのもあるはずだけど。。。 -
メインは6個の牡蠣をオゼイユという葉野菜のクリームソースをかけて焼いたもの。冬のこのようなレストランでは、大半の人が生の牡蠣や貝類を召し上がっていますが、私は、短期の旅行の際には手を出さないようにしてます、当たると怖いので。火を入れた牡蠣も味が濃縮されてとっても美味しいですよ、と強がりを言ってみる。
ちなみに、右側の小さなスプーンとフォークで食べます。 -
さて、デザートいきます。
フランスのシャーベットが好きで、これまた旅行中一度は食べるのですが、今日のこれはなかなか強敵、インパクトは最大級。ライム、リンゴ、洋梨のシャーベット、加えて、左の小さなグラスにそれぞれウオッカ、カルバドス(リンゴの蒸留酒)、ポワールウイリアム(洋梨の蒸留酒)が入っています。注文する時、ギャルソンが「大変いい選択です」と言って、にこやかに片目をつぶったのがちょっと気になっていたのですが。。。メニューを見たときはシャーベットに香り付けで入ってるが少しかかってる、と思った私でした。
どの蒸留酒も好きで、かつシャーベットにはよく合います、が、白ワイン1本飲んだあと、は結構きついです。倒れないように、様子を見ながら、ちびちびやりました。いや~、ぶっ倒れなくてよかった、で、至福の時となりました! -
支払いをすませ、陶然とした気分で街に出ると、霧が出ていました。ぼんやりと霞む、霧のリール中心街。ブラブラとホテルに戻ります。
お腹いっぱいだし、お酒も随分と飲んで、疲れも加わって、朝まで爆睡。あっという間に終了した旅行2日目でありました。 -
さて、翌朝。31日、大晦日です。朝から昨日の霧が残り、くら〜い雰囲気。冬のヨーロッパはしかたありません。雨や雪でないので、どこでもいけます!が、、、要注意。このような天気の冬の日は、朝は道がうっすらとした氷で覆われていて、よ〜く滑ります。要所は融雪剤がまいてあるのでいいのですが、知らずに早足で踏み出すと危険です。
で、買い物と街歩き。 -
これは、中心部にそびえる復興の記念碑。交通の要衝のリールは、第一次大戦、第2次大戦とも大きな損害を受け、その後復興したのですが、その道は困難を極めたようです。戦前まで産業も鉄鋼など好調な分野を持っていたのですが、それも衰退。今の姿になるまで、随分と苦労があったのでしょう。
なにしろ、ベルギー国境の近くの拠点都市(といっても人口20万人ほど)、ドイツ領になったり、第2次大戦の連合軍のノルマンディー上陸作戦の後の戦いではかなりの損害が出たようです。 -
そばにいた店の人に言って、1枚だけ撮らせてもらいました。コンビニ型のショップ(モノップ、カルフールシティなど)では少しづつですが、冷えたビールやワインを置くようになってきた。これがないと、冷蔵庫のないホテルは連泊しにくいのです。そばのカフェとかに行けばいいんですけどね。
-
突然ですが、、、街歩きに疲れたら、欧州限定ポケモン、バリヤードをGETしてみたりする・・・地球の裏側まで来てポケモンGOですか? すみませんです、はい。
-
昼食は駅のそばのブラッスリー。フランス内外に何軒か出店しているお店。フランスも、お手頃な店は、ホント、チェーン店が増えてきた。可もなく不可もないところが多いので、お客さんの入りもいいようだが、風情がなくなってきた、ような気がします。
ここは、醸造所直の仕入れで美味しいビールが飲める、という触れ込みですが、それもいいけど、やはり料理が美味しい方がいいなあ。ということで、食前に一杯。 -
日本では食べられなくなってしまった牛肉のタルタル。これは左の薬味などと、右のマヨネーズ系のソースを肉に合わせて自分で混ぜて食べます。コンプレという、もう混ぜてしまったものも選べるのですが、自分で混ぜたほうが肉の風味を味わえると思います。
貝類の生食は怖くて、肉は生でいいの?というツッコミには、う~ん、ごめんなさい。 -
今日も、デザート、行きます!
-
これがお店の外観。少し派手で新し目のデザイン、、、です。
-
夕食は、大晦日の喧騒を避ける意味でも、食べすぎた胃を少しだけ休めるためにも、ホテルで部屋食。大晦日としては地味ですが、他の日に派手にやらかしているので、反省の意味も込めて。
生ハムと、人参のサラダ(調理済みのを売ってます)、シコンは切っただけ、が前菜。 -
チルドのお惣菜、鴨のコンフィ(油で煮た保存食)をほぐして、上にマッシュポテトを乗せたもの。部屋の電子レンジで調理できます。ジョエル・ロブション監修、というのが、逆に怪しい気がしたりして。
-
こんな感じ。ちょっとジャガイモが多いかな。結構もたれます。
-
さあ、年が明けました!2017年の始まり、あけましておめでとうございます!!
元旦、ヨーロッパの都市への旅行者にとっては、なかなか厳しい日。飲食、物販、お店は殆ど閉まってる、お天気もイマイチです、が、張り切っていきましょう、今回のフランス滞在もあと一日、です。
お天気はイマイチ(普通の冬の北ヨーロッパ)、人通りもあまりないお正月。気温は低く、最低気温-5度、最高気温2度、くらい。風もあります。 -
クリスマスや大晦日には賑わっていたであろう教会と広場も冷たい風が吹き抜けるだけ。
-
戦争の遺構でしょうか?
-
元旦(かつ日曜日)と言えども、少なからずお店が開いている駅前。昼食に来ました。私以外は顔見知りの人ばかりみたいで、いろいろと楽しげ。もちろん初めて来た異国人の私に冷たい、なんてことはありません。店のご主人は元旦から明るくテキパキと働いておられました。
-
今日のお勧めの一皿(Plat du jour)、羊のもも肉のロースト。たっぷりのソースとマッシュポテトのから揚げ、豆と人参の煮込みがたっぷり添えられています。ワイン、進みます。
今回の旅行で、一番コストパフォーマンスがよかった、という一皿。羊肉独特の風味とソース、添えてある野菜のバランスがなかなかです。高級ではありませんが、満足できるお料理でした。 -
これが、お昼ごはんを食べた駅前の食堂。
-
さて、リールでの最後のレストラン訪問は、ここ「Restaurant intimiste」です。そもそも元旦営業のお店が殆ど無いので、めぼしいところを調べて予約していくしかありません。
このレストランは、電話(おそらくFAXもOK)か予約サイトからしか予約できない。いろいろな店をまとめた予約サイトは便利だけど、きちんと予約が通っていないことがあるので、私はほとんど使いません。ネット検索で、めぼしい店を探し、HPでメニューを確認し(ここ大事です)、フォーマットかメールで予約を入れる、のが普通なのですが、直にネットで予約できる店がほぼ閉店だったので、ここは仲介サイトに頼みました。
この並びは多くのレストランがひしめいていて、いろいろ良さそうな感じの店も多いのですがほとんど休店。でも、ここは開店してました。よかったよかった! -
店内はこんな感じ。7時入店なので、お客さんはいませんが、その後ぽつぽつとお客さんの入りがあり、店を出る頃はほぼ満席でした。
-
オードブルのサラミとハムの盛り合わせ。ワインはMedocの平均的なものを開けました。
-
メインは鶏肉のグリル、マッシュルームのクリームソースがかかっています。素朴ですが、おいしい。
-
デザートの洋梨のシャーベットに洋梨のリキュールをかけたもの(昨夜のデザートで病みつきに)。切れ味鋭い大人のデザートです。
ということで、終了。ブラブラとホテルへの道を辿ったのでした。明日のこの時間には、もう飛行機に乗って日本へ向かっているはず。短いのは覚悟の上でしたが、ああ、もう少しいたかった。。。とはいっても飲み食いや街歩きだけですけどね。
私の初めてのリール滞在はこうして終了に向かうのでした。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
28