2016/05/24 - 2016/05/25
17位(同エリア91件中)
のまどさん
トールンはドイツ騎士団の拠点となったポーランドで最も古い町の一つで、中世の雰囲気が今も色濃く残っています。この町は天文学者コペルニクスの生誕地でもあります。町の歴史を展示した旧市庁舎の博物館とコペルニクスの家は訪問の価値が十分にあります。
他にも旧市街の城壁に沿って設けられた門や斜塔など歩く度に素敵な建物に遭遇します。それでいて、小さくて静かというのが気に入りました。東欧の初夏は最高です。燦々と降り注ぐ太陽光の下では何もかもがきれいに見えます。トールンは旅行中最も気に入った場所です。
ということで、BGMはショパンの曲の中でも私が一番好きな舟歌を選びました。死の3年前、ジョルジュ・サンドと訣別する前年という恐らく肉体的・精神的にも極限状態で書かれたこの曲はショパンが全身全霊をかけた至高の芸術作品のように思えてなりません。
そして、奏者は私が一番好きなクラウディオ・アラウ。どんな作曲家のどの曲を聴いてもしっくりくるんです。
https://www.youtube.com/watch?v=bGg_7R0_gfM
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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4トラのトラベラーさんの一部によると一昔前のポーランドの鉄道は旧態依然としていたようだけど、今はこの通り。特筆すべきはポーランドはトイレがどこもきれいだった。立派な観光立国です。EUの投資モデルだと思われます。
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森林資源が豊かなのが車窓からも分かります。秋にはキノコやジビエなど食卓が富むはずです。
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2時間半強でトールンに到着。
中央駅から宿泊先のホテルへは近郊列車で一駅だと思っていたが、電車の頻度が少ないため、誰に聞いてもバスに乗れと言う。 -
バスだと遠回りになるが、仕方がない。22番に乗車。でも、降りる停留所が分からない。中心街を通り過ぎて嫌な予感がしたので、英語ができる人にきいたところ次の停留所で降りてトラムに乗りなさいと。救われた~
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トラムに乗って4駅ほど。無事にトールン・ミアスト(恐らく市街地という意味)駅に到着。
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機関車ホステルという愛称のこの建物は19世紀の駅舎を改築したもの。荷物を置いて観光です。
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すぐ側をヴィストゥワ川が流れています。この川は全長1000キロもありますが源流から河口までポーランドで完結しているようです。この橋の上を近郊列車が通過する光景はなかなかの絵になります。
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トールンはポーランドで最も古い町の一つで、中世の面影が残っています。人口は20万人で減少傾向にあるようです。橋門をくぐって
ブリッジ ゲイト 建造物
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目抜き通りシェロカです。初夏の日差しが眩い。
シェロカ通り 散歩・街歩き
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地動説を唱えた天文学者のコペルニクスはこの街の出身です。
コペルニクスの像 (トルン) モニュメント・記念碑
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気分が良いと何もかもがきれいに見える。
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旧市庁舎の中にある歴史博物館を見学します。
地域博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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中世はトールンの歴史では重要な時代区分なのでかなり気合が入った展示です。
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中世のステンドグラス。質素な造りがむしろ光彩を際立たせるので見入ってしまった。
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トールン名物ピエルニキもしくはジンジャークッキーの型。
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18世紀の時計。これもなかなか素敵。
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13世紀にドイツ騎士団が到着して以来、トールンは貿易の拠点として発展していきました。ですが、ポーランド・リトアニア公国がドイツ騎士団と戦争を交えたことで、トールンも戦地となりました。
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このような広間で会議が幾度も行われて町の運命が決められたのでしょう。この博物館は見学者が他になく独り占め。3歳児さながら覚えたてのポーランド語で係りの人に挨拶しました。
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次は塔に上ります。中世の趣がある階段を上り、
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トールンの町を一望します。
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素敵な街です。それにしてもこの光が清々しい。
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続いて街を散策してみます。
大学近くの円形の建物。詳細不明。 -
ニコラウス・コペルニクス大学の校舎。
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工芸品博物館は緑色です。
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こちらは銀行。現在の用途は不明ですが。
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旧市庁舎近くの屋外カフェで休憩。今日もビールがおいしい。ツィヴィエチ、ハイネケン傘下みたいだけど。
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旧市街の外れの方に行きます。
これがトールンの斜塔。 -
同じ建物を別の角度から見ると傾き加減が分かります。
翌日訪れた博物館のビデオで「ショパンもトールンで斜塔を見たり、ピエルニキを頬張ったりしていたかもしれませんね」とあったが、それは、ないだろうな。。。
訂正:ショパン百科のようなサイトによるとショパンはトールンに足を運んだようです。
http://en.chopin.nifc.pl/chopin/places/poland/id/576 -
修道院門を出ます。
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川沿いの通りから見えたこの塔はかつてハト小屋でした。
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水夫の門。国王訪問の際はこの門を通ったようです。
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花で溢れたテラスを発見。こういうのは公共精神の現れだと思います。心が和みます。
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この建物もコペルニクス記念。
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宝飾店と両替所という不思議な取り合わせのお店が入ったこの建物も味わい深い。
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トールンの街を右往左往してようやく入ったレストラン。二日目以来ピエロギに魅せられてしまったので、焼きピエロギを頼みます。味自体悪くなかったけど、サービスがあまり良くなかったこともあって後味がいまいち。
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川沿いを歩いてホステルに戻ります。まだ明るいのでローラースケート集団快走中。
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部屋でネットが使えないので誰もいないロビーに下ります。ズブロフカは1杯6ズロチ。このお酒、日本のコンビニでよく売っていますよね。小生、学生時代に一人でかなり空けてしまい(消費量不明)、翌日悲惨な目に遭いました。
でも、こうして本場で難なく飲めるので若き日のトラウマは克服したようです。万歳! -
翌日朝、バスターミナルに向かう前に寄り道します。
聖ヤコブ教会。トールンの教会の多くがゴシック様式なのに対してここはバシリカ式。聖ヤコブ教会 寺院・教会
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続いて中心地の方に少しだけ向かいます。
運動場の奥に13世紀の粉挽き小屋をリフォームした四つ星ホテル1231があります。サイトを覗いたところなかなかの佇まいです。
http://www.hotel1231.pl/hotel/ -
その奥に見えるのがドイツ騎士団城址。コンサートなどのイベント会場として使われているようです。入場料を払えば中に入れるのですが、パスしました。
この後バスに乗ってトールンの町を出る行程ですが、キリが悪いので夕方帰ってきた後再び訪れたトールンの観光地を先に記載します。 -
閉館時間に間に合うべく真っ先に訪れたのはコペルニクスの家。コペルニクスの父は南部クラクフ出身の商人で、貴族の娘との結婚を機にこの街に定住します。職場を兼ねて住居としていたと言われるのがこちらの屋敷。
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コペルニクスが生まれ育った時代、トールンはプロイセン領であったため彼の母語はドイツ語だったようです。他にもポーランド語、ギリシア語、ラテン語、イタリア語を話すマルチリンガルでした。
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15世紀の時代にクラクフとイタリアに留学できるくらい実家は裕福でした。そして数学・天文学以外にも医学・法学・経済学を修めたという天才。当時はカトリック教会が支持した天動説が主流でしたが、入念に天体観測を行い天体の逆行運動が天動説で説明できないことを立証し、地動説を唱えました。
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この時代、宗教革命が始まり各地でカトリック教会が異端尋問を行う中、コペルニクスの地動説は問題にならず、むしろ枢機卿からも賞賛を得ました。彼が槍玉に挙げられなかったのは、有力な実家が僧侶を代々輩出するほどカトリックと結びつきが強く、自身も聖職に就いていたためだと思われます。
写真はコペルニクスの研究道具。 -
本当にこの家でコペルニクスが生まれたかは論争があるようですが、16世紀を彷彿とさせる重厚な雰囲気です。
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最後に当時を再現したキッチンを見学。
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さてさて、歩き疲れたので休憩します。旧市庁舎近くのオープンカフェでアイスクリームを注文します。
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食べ終わった頃に出てきたレモネード(モヒートではなかったはず)。昼下がり、町の人たちと静かなパティオで一息つきます。
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この像はハーメルンの笛吹男と同じ言われがあるようです。トールン版はバイオリンでカエルを駆除したという展開ですが。結末は子どもたちが行方不明なので、ドイツ旅行記Ⅰで書いた通り、人口政策を物語る像だと思います。
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今日の夕食は直感ですぐに決めたお店に入ります。コペルニクスビール。ショパンビールだったら頼まないかも。
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野菜のグラタン。健康的ですが、やはりいまひとつ。お皿は暑いのになんで端の方の野菜が冷めてるのよ!良い町なんですが、食べ物が外れなのが残念。
遠足編に続きます。
年内最後の投稿です。今年もお付き合い下さり、ありがとうございました。
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