2016/11/19 - 2016/11/20
142位(同エリア625件中)
エスペラさん
私も会員となっているNPO法人「調和の響きエコツーリズム」が主催する「奥蓼科のフットパスづくり」に参加した。
これまで林野の作業用の道路として使われ、通常は立ち入り禁止の場所を、フットパスとして整備しようという試みだ。
場所は茅野市の八ヶ岳山麓にある笹原という地域にある大河原堰(おおがわらせぎ)という1792年に建造された灌漑用水だ。
実はこのイベントの直前の11月8日に、国際かんがい排水委員会(ICID)により「世界かんがい施設遺産」に指定され、いわば初披露という感じの取り組みになった。
ちなみに世界かんがい施設遺産の選考基準は、100年以上前に建設され、現在も利用されているということが重要ということだ。
世界かんがい施設遺産(農林水産省 農村振興局整備部設計課)
http://www.maff.go.jp/j/nousin/kaigai/ICID/his/his.html
当日はあいにくの雨で整備作業は中止となり、一足先にフットパスを歩くという趣になった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
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雨のため、急遽笹原公民館を開けてもらい屋内で出発前ミーティングを行った。こういった柔軟性が田舎の良いところ。
中央は挨拶するNPOの理事長。右側が柳平茅野市長、左が事務局長。
大河原堰土地改良区理事長から世界かんがい施設遺産に登録された大河原堰の歴史的な経緯などを聞き、さらに堰が通る笹原財産区の方のお話を伺った。
ちなみに、「財産区」は聞き慣れない人も多いかと思うが、入会地のようなものだと思って欲しい。特別地方公共団体として法人格を与えられたものだが、一言で説明するのは非常に難しい。 -
出発地となる笹原集落。石仏などが非常に多く、この付近を散策するだけでも面白い。
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かなりいい降りなので、重装備でスタート。
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雨のせいもあり、流量はかなり多い。
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山の神。この地域で最初に祀られたものだという。
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新聞社が2社取材に来たため、わざとらしい構図で解説。
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二つのかんがい水路が交差する地点。
八ヶ岳西麓は水に乏しく、かつて水の権利争いは激しく、死者まで出るようなこともあったという。こうした経緯から、不合理ともいえる水路が時々見られる。 -
きれいに整備された堰。もともとは今歩いている足下に細い水路があったそうだ。このため通路は非常に狭く危険な上壊れやすく、維持管理がきわめて大変だったという。
コンクリート製の堰は実は非常に少ないらしい。田中元知事の「脱ダム宣言」で、こうした水路の修復さえも制限されてしまったからだという。また、古い取り決めではコンクリートは使わないことが明記されていて、これも足かせになっているという。 -
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乙女滝下の水門。
操作できないよう鎖でしっかり固定してある。 -
水門の前には洞穴があり、ここで男女を問わず不寝番にあたっていたという。
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乙女滝からの流れ(右側)と川の流れが合流する地点。
乙女滝は立派な滝だが、実はかんがいのための人工の滝。 -
水門から乙女滝を眺める。
乙女滝にはメルヘン街道から来ることができる。乙女滝 自然・景勝地
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乙女滝の大きな流れは足下の小さな流れに集約され、先ほどの水門へとつながっている。
この後、笹原貯池まで歩き、公民館へと戻った。
公民館からは唐沢鉱泉へ場所を移し、温泉で体を温めた後、おそばをいただいた。
その後、参加者でディスカッションを行い、解散となった。
私はNPOのメンバーとともに唐沢鉱泉に一泊し、翌日、茅野市議の方との意見交換を行った。
地域創生というと、いかにして中央からお金を引っ張ってくるかということになりがちで、本当の意味での地域の良さを引き出すことに成功しているところは多くないと感じる。そうした中で、埋もれた地域の魅力を改めて見つめ直す一つのきっかけになる試みではないかと感じた。
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