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 ガナルカナル島は、私のように戦史研究するものにとっては、最終目的地でした。それが、近年、パッケージツアーで比較的安く行くことができるようになりました。<br /> 早速、4泊5日(内機内1泊)で、パプアニューギニアのポートモレスビー経由、ガダルカナル島ホニアラへ向かいました。ホニアラは「ソロモン諸島」と言う国の首都です。<br /> 現地について、一番驚いたのは物価がとても高いこと。<br />ペットボトルの水やコーラ、ビールが、約20ソロモン諸島ドル(500円)です。ドルを持っている人(わざわざドルに両替する必要はありません)は、ドルでの両替がおすすめです。<br /> 物価が高いせいもあり、現地戦跡ツアーも2日間で、1人72,000円(昼食代別)と高額です。<br /> それでも、ホニアラは治安は良く、子供達も人懐こいのが嬉しいです。<br /><br />現地戦跡ツアーは、英語ガイドです。<br />私は、旅行前に戦跡情報を取得して、ガイドの英語を聞くので、拙い英語力でもなんとかなりましたが、戦跡以外の話はなかなか理解できませんでした。<br />

行きやすくなったガダルカナル戦跡訪問(前半)

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2016/11/19 - 2016/11/23

9位(同エリア41件中)

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jun

junさん

 ガナルカナル島は、私のように戦史研究するものにとっては、最終目的地でした。それが、近年、パッケージツアーで比較的安く行くことができるようになりました。
 早速、4泊5日(内機内1泊)で、パプアニューギニアのポートモレスビー経由、ガダルカナル島ホニアラへ向かいました。ホニアラは「ソロモン諸島」と言う国の首都です。
 現地について、一番驚いたのは物価がとても高いこと。
ペットボトルの水やコーラ、ビールが、約20ソロモン諸島ドル(500円)です。ドルを持っている人(わざわざドルに両替する必要はありません)は、ドルでの両替がおすすめです。
 物価が高いせいもあり、現地戦跡ツアーも2日間で、1人72,000円(昼食代別)と高額です。
 それでも、ホニアラは治安は良く、子供達も人懐こいのが嬉しいです。

現地戦跡ツアーは、英語ガイドです。
私は、旅行前に戦跡情報を取得して、ガイドの英語を聞くので、拙い英語力でもなんとかなりましたが、戦跡以外の話はなかなか理解できませんでした。

旅行の満足度
4.5
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
3.5
ショッピング
2.5
交通
3.0
同行者
友人
一人あたり費用
25万円 - 30万円
交通手段
徒歩 飛行機
航空会社
ニューギニア航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行なし)

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  • 成田空港から、ニューギニア航空でパプアニューギニアのポートモレスビーへ向かいます。オーストラリアワインを飲みながらの夜間飛行です。<br />

    成田空港から、ニューギニア航空でパプアニューギニアのポートモレスビーへ向かいます。オーストラリアワインを飲みながらの夜間飛行です。

  • 未明にポートモレスビーに到着して、11時にガダルカナル島ホニアラへ向かいます。<br />5時間ほどの待ち時間ですが、ポートモレスビー空港も値段が高く、コーヒーとハンバーガーで1500円ほどでした。<br />

    未明にポートモレスビーに到着して、11時にガダルカナル島ホニアラへ向かいます。
    5時間ほどの待ち時間ですが、ポートモレスビー空港も値段が高く、コーヒーとハンバーガーで1500円ほどでした。

  • ポートモレスビーの街です。

    ポートモレスビーの街です。

  • 優雅に機内で、ランチにワイン。<br />先の大戦中はこのあたりで、日米で激しい海空戦(珊瑚海海戦)が行われました。<br />申し訳ないと言う気持ちと、平和でありがたいという気持ちを噛みしめます。

    優雅に機内で、ランチにワイン。
    先の大戦中はこのあたりで、日米で激しい海空戦(珊瑚海海戦)が行われました。
    申し訳ないと言う気持ちと、平和でありがたいという気持ちを噛みしめます。

  • ガダルカナル島のホニアラ市街です。<br />右の岬はクルツ岬、真ん中がマタニカウ川。<br />左方の飛行場をめぐって、このあたりで日米が激しく戦いました。<br />この景色は、ラバウルから来た日本海軍航空隊や米軍機の視点です。<br />窓際の席であったことを感謝です。

    ガダルカナル島のホニアラ市街です。
    右の岬はクルツ岬、真ん中がマタニカウ川。
    左方の飛行場をめぐって、このあたりで日米が激しく戦いました。
    この景色は、ラバウルから来た日本海軍航空隊や米軍機の視点です。
    窓際の席であったことを感謝です。

  • ヘンダーソン飛行場です。現在も国際空港として活躍しています。<br />右の川はルンガ川。<br />戦後、拡張された滑走路の左が、一木支隊が壊滅したアリゲータクリークの戦場。飛行場の山側が、川口支隊や第2師団が攻撃したムカデ高地。<br />この飛行場を巡って、この孤島で10万人近い日米兵士が戦いました。<br />

    ヘンダーソン飛行場です。現在も国際空港として活躍しています。
    右の川はルンガ川。
    戦後、拡張された滑走路の左が、一木支隊が壊滅したアリゲータクリークの戦場。飛行場の山側が、川口支隊や第2師団が攻撃したムカデ高地。
    この飛行場を巡って、この孤島で10万人近い日米兵士が戦いました。

  • 左の島がサボ島、右はツラギ島などがあるフロリダ諸島です。<br />この海では、日米海軍で激しい海戦が行われました。<br />日本の戦艦比叡、霧島を初め、日米の艦船数十隻が沈んでいて、アイアンボトムサウンド(鉄底海峡)と言われています。

    左の島がサボ島、右はツラギ島などがあるフロリダ諸島です。
    この海では、日米海軍で激しい海戦が行われました。
    日本の戦艦比叡、霧島を初め、日米の艦船数十隻が沈んでいて、アイアンボトムサウンド(鉄底海峡)と言われています。

  • 偶然、一木支隊が戦った通称アリゲータクリーク(イル川河口)を空撮しました。<br />中央の砂州付近で、1千人近い日本軍が壊滅しました。<br />翌日、陸から訪問しますが、きれいに空撮できたのはありがたいです。<br />沖にはサボ島も写っています。<br />ちなみに、ここは航空機の離着陸コースなので、着陸時は右窓側、離陸時は左窓側が良いです。

    偶然、一木支隊が戦った通称アリゲータクリーク(イル川河口)を空撮しました。
    中央の砂州付近で、1千人近い日本軍が壊滅しました。
    翌日、陸から訪問しますが、きれいに空撮できたのはありがたいです。
    沖にはサボ島も写っています。
    ちなみに、ここは航空機の離着陸コースなので、着陸時は右窓側、離陸時は左窓側が良いです。

  • ホニアラ国際空港(ヘンダーソン飛行場)に到着しました。<br />空撮に熱中しすぎて、入国カードを書けませんでした。

    ホニアラ国際空港(ヘンダーソン飛行場)に到着しました。
    空撮に熱中しすぎて、入国カードを書けませんでした。

  • 空港からホテルの送迎バスで、キタノメンダナホテルに到着です。<br />同じツアーのメンバーは、私達4名とご夫婦の6名です。<br />他に十数名の日本遺族会の慰霊団の方も機内一緒でした。

    空港からホテルの送迎バスで、キタノメンダナホテルに到着です。
    同じツアーのメンバーは、私達4名とご夫婦の6名です。
    他に十数名の日本遺族会の慰霊団の方も機内一緒でした。

  • とても快適な日系ホテルです。

    とても快適な日系ホテルです。

  • 日本人スタッフがいてくれて、とても助かります。<br />wifiは有料だったので、使用しませんでした。<br /><br />ホテル内で現金両替しますが、円レートはあまりよくありません。<br />市内銀行でも同様なようなので、なるべくクレジットカード利用が良いです。<br />ホテル内ショップで、水や土産品を買いましたが、当然高いですが、市内も同様です。<br />

    日本人スタッフがいてくれて、とても助かります。
    wifiは有料だったので、使用しませんでした。

    ホテル内で現金両替しますが、円レートはあまりよくありません。
    市内銀行でも同様なようなので、なるべくクレジットカード利用が良いです。
    ホテル内ショップで、水や土産品を買いましたが、当然高いですが、市内も同様です。

  • 室内も快適です。<br />テレビはNHKも見れます。<br />無料の飲料水はありませんが、歯ブラシ等のアメニティは充実しています。

    室内も快適です。
    テレビはNHKも見れます。
    無料の飲料水はありませんが、歯ブラシ等のアメニティは充実しています。

  • シャワーブースがバスタブと別で、快適です。<br />時間帯により水温が若干下がります。

    シャワーブースがバスタブと別で、快適です。
    時間帯により水温が若干下がります。

  • 3階(エレベータはありません)なので見晴が良いです。

    3階(エレベータはありません)なので見晴が良いです。

  • 部屋のベランダからプール越しにサボ島が見えます。<br />ここから見える範囲で、先の大戦時に多くの海戦が発生しました。

    部屋のベランダからプール越しにサボ島が見えます。
    ここから見える範囲で、先の大戦時に多くの海戦が発生しました。

  • 部屋の正面はフロリダ諸島です。<br />そのツラギ島などでは、日本の海軍警備隊が米軍海兵隊により玉砕しています。<br />現在は、クルーザーなどが停泊して、平和な風景です。<br />

    部屋の正面はフロリダ諸島です。
    そのツラギ島などでは、日本の海軍警備隊が米軍海兵隊により玉砕しています。
    現在は、クルーザーなどが停泊して、平和な風景です。

  • このあたりマタニカウ川西岸地区は、当時日本軍の陣地がありました。<br />過去の戦場も、今は平和なリゾートです。

    このあたりマタニカウ川西岸地区は、当時日本軍の陣地がありました。
    過去の戦場も、今は平和なリゾートです。

  • ホニアラの繁華街です。

    ホニアラの繁華街です。

  • 大戦中の対日本軍監視コーストウォッチャーの英雄像です。

    大戦中の対日本軍監視コーストウォッチャーの英雄像です。

  • ガダルカナル島2日目(ツアー3日目)は、東地区戦跡地巡りです。<br />ホテルの朝食レストランは、プールサイドに面していて、明るい感じです。

    ガダルカナル島2日目(ツアー3日目)は、東地区戦跡地巡りです。
    ホテルの朝食レストランは、プールサイドに面していて、明るい感じです。

  • ビュッフェの朝食は、ツアー代に含まれています。<br />卵料理はオーダーで、持ってきてくれます。<br />とても美味しいです。

    ビュッフェの朝食は、ツアー代に含まれています。
    卵料理はオーダーで、持ってきてくれます。
    とても美味しいです。

  • 最初の訪問地は、東部のテテレビーチです。<br />多く(20両以上)の米海兵隊の水陸両用車が置かれていました。<br />損傷したのか?残置されたのでしょうね。

    最初の訪問地は、東部のテテレビーチです。
    多く(20両以上)の米海兵隊の水陸両用車が置かれていました。
    損傷したのか?残置されたのでしょうね。

  • テテレビーチから、最初の日本の陸軍部隊一木支隊が上陸したタイポ岬を望みます。

    テテレビーチから、最初の日本の陸軍部隊一木支隊が上陸したタイポ岬を望みます。

  • 2番目の訪問地は、レッドビーチです。<br />米第1海兵師団が、日本軍の完成間近の飛行場を奪取するために、最初に上陸した海岸です。<br />米軍の反攻のスタートで、この後、東京へ行くまでの長い道のりの第一歩だと、米記念碑に記載されています。

    2番目の訪問地は、レッドビーチです。
    米第1海兵師団が、日本軍の完成間近の飛行場を奪取するために、最初に上陸した海岸です。
    米軍の反攻のスタートで、この後、東京へ行くまでの長い道のりの第一歩だと、米記念碑に記載されています。

  • 一木支隊の鎮魂碑で、日本から持ってきた大福と、水で簡素な慰霊を行いました。<br />周辺は学校や教会で、碑はきれいに整備されていました。<br />日本から学校へ援助が行われているとのことです。

    一木支隊の鎮魂碑で、日本から持ってきた大福と、水で簡素な慰霊を行いました。
    周辺は学校や教会で、碑はきれいに整備されていました。
    日本から学校へ援助が行われているとのことです。

  • 一木支隊の戦闘地の碑です。<br />近所の子供達が物珍しそうについてきました。

    一木支隊の戦闘地の碑です。
    近所の子供達が物珍しそうについてきました。

  • 碑から海岸を歩いて行くとすぐに、一木支隊が壊滅した通称アリゲータークリークの砂州があります。

    碑から海岸を歩いて行くとすぐに、一木支隊が壊滅した通称アリゲータークリークの砂州があります。

  • ここで正面の米軍基地から掃射され、さらに米軍M3軽戦車に包囲蹂躙され、多くの日本兵が戦死しました。<br />今は、地元の女学生がいる平和な風景です。<br />

    ここで正面の米軍基地から掃射され、さらに米軍M3軽戦車に包囲蹂躙され、多くの日本兵が戦死しました。
    今は、地元の女学生がいる平和な風景です。

  • 米軍側から見た視点です。<br />若干高くなっています。<br />砂州と川に足を取られながら、遮蔽物もない場所を突撃してきたわけです。

    米軍側から見た視点です。
    若干高くなっています。
    砂州と川に足を取られながら、遮蔽物もない場所を突撃してきたわけです。

  • 空港(ヘンダーソン飛行場)には、旧日本海軍の高射砲がまだ空を睨んでいました。

    空港(ヘンダーソン飛行場)には、旧日本海軍の高射砲がまだ空を睨んでいました。

  • 飛行場南のムカデ高地の旧日本軍の第2師団の慰霊碑です。<br />ここでも、大福と水を献じました。<br />ここで敗退した第2師団は、後退時に多くの兵が飢餓で亡くなりました。<br />それが「ガ(餓)島」のゆえんです。<br />

    飛行場南のムカデ高地の旧日本軍の第2師団の慰霊碑です。
    ここでも、大福と水を献じました。
    ここで敗退した第2師団は、後退時に多くの兵が飢餓で亡くなりました。
    それが「ガ(餓)島」のゆえんです。

  • ガイドさんが持っているのは、当時の米軍の鉄条網です。<br />この正面から、日本の川口支隊、そして第2師団がこの急坂を登って攻撃しました。<br />ここは、防御する米軍からの視点です。

    ガイドさんが持っているのは、当時の米軍の鉄条網です。
    この正面から、日本の川口支隊、そして第2師団がこの急坂を登って攻撃しました。
    ここは、防御する米軍からの視点です。

  • 川口支隊の慰霊碑があった場所だそうです。<br />川はルンガ川です。

    川口支隊の慰霊碑があった場所だそうです。
    川はルンガ川です。

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