ポロンナルワ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
2015年夏休みのスリランカ旅行4日目。<br /><br />スリランカ島北部の古代シンハラ王朝(紀元前5世紀~紀元11世紀)の都、アヌラーダプラにて2日間を過ごした後は、南東へ約80km、スリランカ島中央部にある次の時代(11~13世紀)の都ポロンナルワへ。<br /><br />広大な貯水池“パラークラマ・サムドラ”の東に横たわる遺跡地区には、さすがに新しい時代だけあって、アヌラーダプラよりも洗練された仏教遺跡がザクザク。<br /><br />相変わらずの灼熱の日射しの下での観光となりましたが、スリランカの仏教信仰の発展のほどを感じることのできた遺跡巡りとなりました。<br /><br /><旅程表><br /> 2015年<br /> 8月14日(金) 成田→バンコク→コロンボ<br /> 8月15日(土) コロンボ→アヌラーダプラ<br /> 8月16日(日) アヌラーダプラ→ミヒンタレー→アヌラーダプラ<br />○8月17日(月) アヌラーダプラ→ポロンナルワ<br /> 8月18日(火) ポロンナルワ→ダンブッラ→シーギリヤ→ダンブッラ<br /> 8月19日(水) ダンブッラ→キャンディ<br /> 8月20日(木) キャンディ→ピンナワラ(象の孤児園)→キャンディ(ペラヘラ祭)<br /> 8月21日(金) キャンディ→コロンボ→ゴール<br /> 8月22日(土) ゴール→コロンボ<br /> 8月23日(日) コロンボ→バンコク→成田

灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(5) 貯水池のほとりの洗練された仏教遺跡群~中世シンハラ王朝の都ポロンナルワ

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2015/08/17 - 2015/08/17

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エンリケ

エンリケさん

2015年夏休みのスリランカ旅行4日目。

スリランカ島北部の古代シンハラ王朝(紀元前5世紀~紀元11世紀)の都、アヌラーダプラにて2日間を過ごした後は、南東へ約80km、スリランカ島中央部にある次の時代(11~13世紀)の都ポロンナルワへ。

広大な貯水池“パラークラマ・サムドラ”の東に横たわる遺跡地区には、さすがに新しい時代だけあって、アヌラーダプラよりも洗練された仏教遺跡がザクザク。

相変わらずの灼熱の日射しの下での観光となりましたが、スリランカの仏教信仰の発展のほどを感じることのできた遺跡巡りとなりました。

<旅程表>
 2015年
 8月14日(金) 成田→バンコク→コロンボ
 8月15日(土) コロンボ→アヌラーダプラ
 8月16日(日) アヌラーダプラ→ミヒンタレー→アヌラーダプラ
○8月17日(月) アヌラーダプラ→ポロンナルワ
 8月18日(火) ポロンナルワ→ダンブッラ→シーギリヤ→ダンブッラ
 8月19日(水) ダンブッラ→キャンディ
 8月20日(木) キャンディ→ピンナワラ(象の孤児園)→キャンディ(ペラヘラ祭)
 8月21日(金) キャンディ→コロンボ→ゴール
 8月22日(土) ゴール→コロンボ
 8月23日(日) コロンボ→バンコク→成田

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
3.0
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
10万円 - 15万円
交通手段
高速・路線バス 自転車 徒歩
航空会社
タイ国際航空
旅行の手配内容
個別手配
  • 8月17日(月)<br />この日は2日間を過ごしたアヌラーダプラからポロンナルワへと移動し、中世シンハラ王朝の仏教遺跡巡り。<br /><br />早朝5時50分、お世話になったゲストハウス“The Mansions”のご主人に別れを告げ、メインストリートを南下してニュー・バスターミナルに向かいます。

    8月17日(月)
    この日は2日間を過ごしたアヌラーダプラからポロンナルワへと移動し、中世シンハラ王朝の仏教遺跡巡り。

    早朝5時50分、お世話になったゲストハウス“The Mansions”のご主人に別れを告げ、メインストリートを南下してニュー・バスターミナルに向かいます。

  • ゲストハウスからニュー・バスターミナルへは徒歩15分ほど。<br /><br />こんな早朝でもスリランカの気候は蒸し蒸ししていて、バスターミナルに到着する頃にはかなり汗をかいてしまいます。<br /><br />バスターミナルでは行き先に“KADULUWELA”(カドゥルウェラ=ポロンナルワ駅周辺の繁華街)と書かれたバスを発見。<br /><br />念のため車掌にポロンナルワの旧市街に停まることを確認し、早々に乗り込んで出発までの時間を待ちます。

    ゲストハウスからニュー・バスターミナルへは徒歩15分ほど。

    こんな早朝でもスリランカの気候は蒸し蒸ししていて、バスターミナルに到着する頃にはかなり汗をかいてしまいます。

    バスターミナルでは行き先に“KADULUWELA”(カドゥルウェラ=ポロンナルワ駅周辺の繁華街)と書かれたバスを発見。

    念のため車掌にポロンナルワの旧市街に停まることを確認し、早々に乗り込んで出発までの時間を待ちます。

  • そして6時30分、半分くらいの席が埋まったポロンナルワ行きの長距離バスは、若い車掌の“ポロンナルワ、ポロンナルワ”という早口言葉のような連呼とともにアヌラーダプラのニュー・バスターミナルを出発。<br /><br />車内には早朝にもかかわらず騒がしいスリランカミュージックがかかり、この日も最初から異文化感満載です(笑)。

    そして6時30分、半分くらいの席が埋まったポロンナルワ行きの長距離バスは、若い車掌の“ポロンナルワ、ポロンナルワ”という早口言葉のような連呼とともにアヌラーダプラのニュー・バスターミナルを出発。

    車内には早朝にもかかわらず騒がしいスリランカミュージックがかかり、この日も最初から異文化感満載です(笑)。

  • バスは南西の方角を目指して、スリランカ中央部のこんな草深い田舎道を進んでいきます。<br /><br />道路は片道1車線ずつの2車線で、高速道路ではありませんでしたがしっかり舗装されていて、危険と思われるような箇所はありませんでした。

    バスは南西の方角を目指して、スリランカ中央部のこんな草深い田舎道を進んでいきます。

    道路は片道1車線ずつの2車線で、高速道路ではありませんでしたがしっかり舗装されていて、危険と思われるような箇所はありませんでした。

  • バスは途中、ハバラナ(Habarana)の街のターミナルで小休止した後、9時30分にポロンナルワの旧市街(Old Town)に到着。<br /><br />ここポロンナルワでもスリランカの他の都市同様、時計塔(Clock Tower)が街の目印となっています。<br /><br />アヌラーダプラからはちょうど3時間の道のりで、運賃はたったの140ルピー(約130円)でした。

    バスは途中、ハバラナ(Habarana)の街のターミナルで小休止した後、9時30分にポロンナルワの旧市街(Old Town)に到着。

    ここポロンナルワでもスリランカの他の都市同様、時計塔(Clock Tower)が街の目印となっています。

    アヌラーダプラからはちょうど3時間の道のりで、運賃はたったの140ルピー(約130円)でした。

  • ポロンナルワではまず予約していたゲストハウスへ。<br /><br />時計塔の南の一戸建ての住戸が建ち並ぶ住宅街にある“Rock Cascade Home Stay”というゲストハウスなのですが、目立った看板もなく、目印らしい目印もないことから、迷路のような住宅街を15分以上歩き回る羽目に・・・。

    ポロンナルワではまず予約していたゲストハウスへ。

    時計塔の南の一戸建ての住戸が建ち並ぶ住宅街にある“Rock Cascade Home Stay”というゲストハウスなのですが、目立った看板もなく、目印らしい目印もないことから、迷路のような住宅街を15分以上歩き回る羽目に・・・。

  • 近所の方に道を聞いたりして、9時50分、ようやっとゲストハウスに到着。<br /><br />この“Rock Cascade Home Stay”は、Booking.comで予約した平屋建てのゲストハウスで、宿泊料は朝食なし、エアコン付きで1泊19USD(約2,300円)。<br /><br />支払いにあたってクレジットカードは使えず、現金のみの扱いとなっています。

    近所の方に道を聞いたりして、9時50分、ようやっとゲストハウスに到着。

    この“Rock Cascade Home Stay”は、Booking.comで予約した平屋建てのゲストハウスで、宿泊料は朝食なし、エアコン付きで1泊19USD(約2,300円)。

    支払いにあたってクレジットカードは使えず、現金のみの扱いとなっています。

  • 入口ではこのゲストハウスを一人で切り盛りしている恰幅の良いおばちゃんが迎えてくれ、ウェルカムドリンクとして紅茶のサービス。<br /><br />直後に同じくポロンナルワに到着したばかりのスイス人の若いカップルも現れ、しばし歓談。<br /><br />そのうちスイス人のカップルが次は日本に行ってみたいという話題になり、京都や富士山など、日本の観光名所のことを聞かれます。<br /><br />・・・前日のアヌラーダプラでもそうでしたが、スリランカは現地の人々とだけでなく、旅人同士でも自然とコミュニケーションがとれてしまう何とも不思議な国ですね。

    入口ではこのゲストハウスを一人で切り盛りしている恰幅の良いおばちゃんが迎えてくれ、ウェルカムドリンクとして紅茶のサービス。

    直後に同じくポロンナルワに到着したばかりのスイス人の若いカップルも現れ、しばし歓談。

    そのうちスイス人のカップルが次は日本に行ってみたいという話題になり、京都や富士山など、日本の観光名所のことを聞かれます。

    ・・・前日のアヌラーダプラでもそうでしたが、スリランカは現地の人々とだけでなく、旅人同士でも自然とコミュニケーションがとれてしまう何とも不思議な国ですね。

  • そのうち部屋が用意できたというので行ってみると、案内してもらった部屋はこんな感じ。<br /><br />日当たりはそれほどよくないですが、エアコンや蚊帳などの設備は整っていて(テレビはなし)、値段を考えればまあまあかな。

    そのうち部屋が用意できたというので行ってみると、案内してもらった部屋はこんな感じ。

    日当たりはそれほどよくないですが、エアコンや蚊帳などの設備は整っていて(テレビはなし)、値段を考えればまあまあかな。

  • シャワーはアヌラーダプラのゲストハウスと同じで熱いお湯は出ませんでしたが、スリランカの灼熱の気候の下ではこんなもので十分。<br /><br />それよりも、洗面台の排水口から突然カエルが現れたりしてびっくり(笑)。<br /><br />こういうのがダメな人はダメかもしれませんが、まあ、昔の日本も田舎ではこんなことよくあることだったような・・・。

    シャワーはアヌラーダプラのゲストハウスと同じで熱いお湯は出ませんでしたが、スリランカの灼熱の気候の下ではこんなもので十分。

    それよりも、洗面台の排水口から突然カエルが現れたりしてびっくり(笑)。

    こういうのがダメな人はダメかもしれませんが、まあ、昔の日本も田舎ではこんなことよくあることだったような・・・。

  • ゲストハウスで少し休憩した後、ポロンナルワの遺跡巡りに出発。<br /><br />アヌラーダプラと同様、ポロンナルワの遺跡地区も広範囲に及んでいるため、遺跡巡りにはレンタサイクルが最適。<br /><br />10時50分、時計塔北側にあるレンタサイクル店で自転車を借り(1日300ルピー=約280円)、遺跡巡りスタートです。

    ゲストハウスで少し休憩した後、ポロンナルワの遺跡巡りに出発。

    アヌラーダプラと同様、ポロンナルワの遺跡地区も広範囲に及んでいるため、遺跡巡りにはレンタサイクルが最適。

    10時50分、時計塔北側にあるレンタサイクル店で自転車を借り(1日300ルピー=約280円)、遺跡巡りスタートです。

  • まずは11時、遺跡地区の西側、広大な貯水池“パラークラマ・サムドラ”のほとりにある“ポロンナルワ博物館”(Polonnaruwa Museum)へ。<br /><br />ここではアヌラーダプラではそれほど見かけなかった欧米人の観光客がわんさか。<br /><br />アヌラーダプラがスリランカの人々にとっての巡礼の地だったのに対して、ポロンナルワは完全に外国人向けの観光地という感じです。<br /><br />入館料は遺跡入場料とセットで3,300ルピー又は25USD(約3,000円)。<br /><br />内部は残念ながら撮影禁止でしたが、シンハラ人がこの地を治めていた8~12世紀の芸術的な彫刻の数々が広い館内のあちらこちらに展示されており、この時代のスリランカの文明度の高さに改めて驚き。<br /><br />展示品には仏像やガードストーン、ハーフムーンストーンといった仏教関係のもののほかに、土器や装飾品、さらにはシヴァやパールヴァティー、ヴィシュヌ、ガネーシャ、ナタラージャ(踊るシヴァ)といったヒンドゥー教関係の彫刻もあり、中世シンハラ王朝が仏教一辺倒ではなく、ヒンドゥー教とも一定の関係を持っていたことに気付かされます。<br /><br />館内は冷房が効きすぎるほどに効いており、遺跡巡りで熱中症になりかけたらここに来て涼むのも、ポロンナルワのいい回り方かもしれません。

    まずは11時、遺跡地区の西側、広大な貯水池“パラークラマ・サムドラ”のほとりにある“ポロンナルワ博物館”(Polonnaruwa Museum)へ。

    ここではアヌラーダプラではそれほど見かけなかった欧米人の観光客がわんさか。

    アヌラーダプラがスリランカの人々にとっての巡礼の地だったのに対して、ポロンナルワは完全に外国人向けの観光地という感じです。

    入館料は遺跡入場料とセットで3,300ルピー又は25USD(約3,000円)。

    内部は残念ながら撮影禁止でしたが、シンハラ人がこの地を治めていた8~12世紀の芸術的な彫刻の数々が広い館内のあちらこちらに展示されており、この時代のスリランカの文明度の高さに改めて驚き。

    展示品には仏像やガードストーン、ハーフムーンストーンといった仏教関係のもののほかに、土器や装飾品、さらにはシヴァやパールヴァティー、ヴィシュヌ、ガネーシャ、ナタラージャ(踊るシヴァ)といったヒンドゥー教関係の彫刻もあり、中世シンハラ王朝が仏教一辺倒ではなく、ヒンドゥー教とも一定の関係を持っていたことに気付かされます。

    館内は冷房が効きすぎるほどに効いており、遺跡巡りで熱中症になりかけたらここに来て涼むのも、ポロンナルワのいい回り方かもしれません。

    ポロンナルワ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

  • ポロンナルワには1日しか滞在しないため、急ぎ足で博物館を見て回り、11時30分、30分ほどで見学を終了。<br /><br />再び炎天下の屋外に出て、博物館の隣に横たわる広大な貯水池、パラークラマ・サムドラを望みます。

    ポロンナルワには1日しか滞在しないため、急ぎ足で博物館を見て回り、11時30分、30分ほどで見学を終了。

    再び炎天下の屋外に出て、博物館の隣に横たわる広大な貯水池、パラークラマ・サムドラを望みます。

  • アヌラーダプラでも、遺跡地区の隣には“バサワックラマ・ウェワ”という広大な貯水池がありましたが、このポロンナルワ遺跡地区の貯水池も、それに負けず劣らず広大。<br /><br />【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(2) アヌラーダプラ遺跡地区の貯水池バサワックラマ・ウェワ】<br />http://4travel.jp/travelogue/11112057#photo_link_42913854<br /><br />このパラークラマ・サムドラ、名前にもあるとおり、中世シンハラ王朝の王“パラークラマ・バーフ1世” (Parakrama Bahu I、在位:1153-86年)が築かせたもので、スリランカ中央部の乾いた大地に命の水を供給する、まさにポロンナルワにとっての生命線の役割を果たしていました。<br /><br />パラークラマ・バーフ1世はほかにもポロンナルワ周辺の灌漑設備を充実させたり、軍事面では南インドのチョーラ朝に勝利して衰退に追い込んだりして、中世シンハラ王朝の最盛期を演出した真に偉大な王だったようで、現在でもスリランカの人々の間で“英雄”として人気が高いのだそうです。

    アヌラーダプラでも、遺跡地区の隣には“バサワックラマ・ウェワ”という広大な貯水池がありましたが、このポロンナルワ遺跡地区の貯水池も、それに負けず劣らず広大。

    【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(2) アヌラーダプラ遺跡地区の貯水池バサワックラマ・ウェワ】
    http://4travel.jp/travelogue/11112057#photo_link_42913854

    このパラークラマ・サムドラ、名前にもあるとおり、中世シンハラ王朝の王“パラークラマ・バーフ1世” (Parakrama Bahu I、在位:1153-86年)が築かせたもので、スリランカ中央部の乾いた大地に命の水を供給する、まさにポロンナルワにとっての生命線の役割を果たしていました。

    パラークラマ・バーフ1世はほかにもポロンナルワ周辺の灌漑設備を充実させたり、軍事面では南インドのチョーラ朝に勝利して衰退に追い込んだりして、中世シンハラ王朝の最盛期を演出した真に偉大な王だったようで、現在でもスリランカの人々の間で“英雄”として人気が高いのだそうです。

  • そのパラークラマ・サムドラの東岸に沿って自転車を北上させていき、11時45分、公園のようになっている遺跡地区の入口へ。<br /><br />受付で先ほど購入した入場券を提示し、いざ、遺跡巡りへ。

    そのパラークラマ・サムドラの東岸に沿って自転車を北上させていき、11時45分、公園のようになっている遺跡地区の入口へ。

    受付で先ほど購入した入場券を提示し、いざ、遺跡巡りへ。

  • まず最初に訪れたのは、入口近くにあった、“シヴァ・デーヴァーラヤ№1”(Siva Devalaya No.1)というコードネームのような名前の寺院跡。<br /><br />名前のとおりシヴァ神を祭神とするヒンドゥー教寺院で、ポロンナルワを都とする中世シンハラ王朝末期の13世紀の建築とのこと。<br /><br />チョーラ朝やパーンディヤ朝といったタミル系の諸王朝が栄えていた南インドの建築様式が取り入れられており、建築の由来については、王妃の一人がヒンドゥー教徒であったという説と、中世シンハラ王朝の力が弱まって南インドのパーンディヤ朝にポロンナルワを征服されたときに建てられたという説の2通りがあるそうです。

    まず最初に訪れたのは、入口近くにあった、“シヴァ・デーヴァーラヤ№1”(Siva Devalaya No.1)というコードネームのような名前の寺院跡。

    名前のとおりシヴァ神を祭神とするヒンドゥー教寺院で、ポロンナルワを都とする中世シンハラ王朝末期の13世紀の建築とのこと。

    チョーラ朝やパーンディヤ朝といったタミル系の諸王朝が栄えていた南インドの建築様式が取り入れられており、建築の由来については、王妃の一人がヒンドゥー教徒であったという説と、中世シンハラ王朝の力が弱まって南インドのパーンディヤ朝にポロンナルワを征服されたときに建てられたという説の2通りがあるそうです。

    シヴァ デーワーラヤNO 1 寺院・教会

  • シヴァ・デーヴァーラヤ№1の中に入ってみます。<br /><br />レリーフこそありませんが、入口や柱など、構造部材が全体的に角ばっているところが、南インドの建築様式を彷彿とさせます。<br /><br />【南インド・タミル紀行(8) マハバリプラムのティルムティー・マンダパ】<br />http://4travel.jp/travelogue/10844778#photo_link_31933811

    シヴァ・デーヴァーラヤ№1の中に入ってみます。

    レリーフこそありませんが、入口や柱など、構造部材が全体的に角ばっているところが、南インドの建築様式を彷彿とさせます。

    【南インド・タミル紀行(8) マハバリプラムのティルムティー・マンダパ】
    http://4travel.jp/travelogue/10844778#photo_link_31933811

  • そして建物の奥の礼拝室と思われる部屋には、シヴァ神の象徴であるリンガが。<br /><br />しかしこのリンガ、建物の大きさに比してだいぶ小さく、なんだかサイズが子どもみたいで情けない感じ・・・いや、失礼(笑)。

    そして建物の奥の礼拝室と思われる部屋には、シヴァ神の象徴であるリンガが。

    しかしこのリンガ、建物の大きさに比してだいぶ小さく、なんだかサイズが子どもみたいで情けない感じ・・・いや、失礼(笑)。

  • 続いては、シヴァ・デーヴァーラヤ№1の隣に位置する“トゥーパーラーマ”(Thuparama)という四角張った重厚な建物へ。<br /><br />シヴァ・デーヴァーラヤ№1が石造りのヒンドゥー教寺院だったのに対し、こちらはレンガ造りの仏堂。<br /><br />南インドのチョーラ朝に侵略されていたアヌラーダプラとポロンナルワを奪還し、シンハラ人の王朝を建て直して仏教を再興したポロンナルワ王国初代の王、ヴィジャヤバーフ1世(Vijayabahu I、在位:1055-1110年)もしくはパラークラマ・バーフ1世が建立したものと言われており、外部の装飾には南インドの建築様式の影響も。

    続いては、シヴァ・デーヴァーラヤ№1の隣に位置する“トゥーパーラーマ”(Thuparama)という四角張った重厚な建物へ。

    シヴァ・デーヴァーラヤ№1が石造りのヒンドゥー教寺院だったのに対し、こちらはレンガ造りの仏堂。

    南インドのチョーラ朝に侵略されていたアヌラーダプラとポロンナルワを奪還し、シンハラ人の王朝を建て直して仏教を再興したポロンナルワ王国初代の王、ヴィジャヤバーフ1世(Vijayabahu I、在位:1055-1110年)もしくはパラークラマ・バーフ1世が建立したものと言われており、外部の装飾には南インドの建築様式の影響も。

  • 仏堂の周りの木陰には尾の長いサルたちが。<br /><br />ポロンナルワの遺跡地区もアヌラーダプラやミヒンタレーと同じくサルたちの縄張りになっているようです。

    仏堂の周りの木陰には尾の長いサルたちが。

    ポロンナルワの遺跡地区もアヌラーダプラやミヒンタレーと同じくサルたちの縄張りになっているようです。

  • 仏堂の中に入ってみると、じめっとした薄暗い空間が奥まで続いており、突き当りには、仏像たちに囲まれたこんな祭壇のようなものが。<br /><br />天井から差し込んでいる光が神秘的な空間を演出していますね。<br /><br />よく見ると寄付金箱もあることから、この仏堂は“単なる遺跡”ではなく、現在でも人々の信仰を集める“生きた仏堂”ということなのでしょう。

    仏堂の中に入ってみると、じめっとした薄暗い空間が奥まで続いており、突き当りには、仏像たちに囲まれたこんな祭壇のようなものが。

    天井から差し込んでいる光が神秘的な空間を演出していますね。

    よく見ると寄付金箱もあることから、この仏堂は“単なる遺跡”ではなく、現在でも人々の信仰を集める“生きた仏堂”ということなのでしょう。

  • こちらの仏像にはお花や線香も捧げられていますね。<br /><br />まさに信仰が生きていることの証。

    こちらの仏像にはお花や線香も捧げられていますね。

    まさに信仰が生きていることの証。

  • 仏堂の陰では外の灼熱の日射しを避けてワンコがお休み・・・。

    仏堂の陰では外の灼熱の日射しを避けてワンコがお休み・・・。

  • 12時、太陽は空高く上がり、外は立っているだけで汗が滝のように流れ出すまさに灼熱の気候。<br /><br />こんな中でも、欧米人や中国人、韓国人の観光客は遺跡地区の観光を続行。<br /><br />気違いじみた気候の中、遺跡地区巡りをしている日本人はどうやらわたしだけのようです・・・。<br /><br />若干気が遠くなってきたところですが、続いては、仏堂の隣にある“四辺形”を意味する“クワドラングル”(Quadrangle)地区へ。<br /><br />この少し開けた場所は、中世シンハラ王朝時代に仏歯寺などの宗教施設が集中していた、当時の宗教センター。

    12時、太陽は空高く上がり、外は立っているだけで汗が滝のように流れ出すまさに灼熱の気候。

    こんな中でも、欧米人や中国人、韓国人の観光客は遺跡地区の観光を続行。

    気違いじみた気候の中、遺跡地区巡りをしている日本人はどうやらわたしだけのようです・・・。

    若干気が遠くなってきたところですが、続いては、仏堂の隣にある“四辺形”を意味する“クワドラングル”(Quadrangle)地区へ。

    この少し開けた場所は、中世シンハラ王朝時代に仏歯寺などの宗教施設が集中していた、当時の宗教センター。

  • クワドラングルの中心部にあるこちらの半ば崩壊している建造物は、“ワタダーゲ”(Vatadage)と呼ばれている遺跡。<br /><br />クワドラングルでいちばん大きく目立っている円形の仏塔跡です。

    クワドラングルの中心部にあるこちらの半ば崩壊している建造物は、“ワタダーゲ”(Vatadage)と呼ばれている遺跡。

    クワドラングルでいちばん大きく目立っている円形の仏塔跡です。

    ワタダーゲ 史跡・遺跡

  • ワタダーゲの東西南北四方にある入口には、アヌラーダプラの仏教遺跡でも見られたガードストーンとハーフムーンストーンが。<br /><br />【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(3) アヌラーダプラのイスルムニヤ精舎のガードストーン】<br />http://4travel.jp/travelogue/11120362#photo_link_43305975

    ワタダーゲの東西南北四方にある入口には、アヌラーダプラの仏教遺跡でも見られたガードストーンとハーフムーンストーンが。

    【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(3) アヌラーダプラのイスルムニヤ精舎のガードストーン】
    http://4travel.jp/travelogue/11120362#photo_link_43305975

  • ガードストーンはアヌラーダプラのものとほとんど変わりがないですが、ハーフムーンストーンはアヌラーダプラのものと違って牛がいないのが特色となっています。<br /><br />ポロンナルワの建物群が造られたのは南インドのヒンドゥー教徒の侵攻を受けた後だから、ヒンドゥー教の神のひとつである牛(ナンディー)は外されたのでしょうかね・・・。<br /><br />【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(2) アヌラーダプラのアバヤギリ・ヴィハーラの僧院跡のハーフムーンストーン】<br />http://4travel.jp/travelogue/11112057#photo_link_42906806

    ガードストーンはアヌラーダプラのものとほとんど変わりがないですが、ハーフムーンストーンはアヌラーダプラのものと違って牛がいないのが特色となっています。

    ポロンナルワの建物群が造られたのは南インドのヒンドゥー教徒の侵攻を受けた後だから、ヒンドゥー教の神のひとつである牛(ナンディー)は外されたのでしょうかね・・・。

    【灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ(2) アヌラーダプラのアバヤギリ・ヴィハーラの僧院跡のハーフムーンストーン】
    http://4travel.jp/travelogue/11112057#photo_link_42906806

  • ガードストーンに守られた階段はこんなふうに中央部にある仏塔跡へと続いています。<br /><br />なかなか気付かないところですが、階段の側面ひとつひとつに刻まれた彫刻がコミカルで楽しいですね。

    ガードストーンに守られた階段はこんなふうに中央部にある仏塔跡へと続いています。

    なかなか気付かないところですが、階段の側面ひとつひとつに刻まれた彫刻がコミカルで楽しいですね。

  • 別の入口にもガードストーンや階段に刻まれたコミカルな彫刻が。

    別の入口にもガードストーンや階段に刻まれたコミカルな彫刻が。

  • 階段以外にも、円形になっている側面の壁にはこんな天井を支える小人のような凝った彫刻が。<br /><br />これらの彫刻は中世シンハラ王朝最盛期の“大王”パラークラマ・バーフ1世の後を継いだニッサンカ・マーラ1世(Nissanka Malla、在位:1187-96年)の時代に施されたとのこと。

    階段以外にも、円形になっている側面の壁にはこんな天井を支える小人のような凝った彫刻が。

    これらの彫刻は中世シンハラ王朝最盛期の“大王”パラークラマ・バーフ1世の後を継いだニッサンカ・マーラ1世(Nissanka Malla、在位:1187-96年)の時代に施されたとのこと。

  • そして中心部には、四方を4体の仏像に囲まれた、レンガ造りのくずおれた仏塔(ダーガバ)が。<br /><br />この仏塔は実は中世シンハラ王朝時代に建てられたものではなく、ポロンナルワが都になる以前の7世紀に、アヌラーダプラのキルティ・スリ・メーガワンナ王(Kirti Sri Meghavanna)が建てたものなのだそうです。

    そして中心部には、四方を4体の仏像に囲まれた、レンガ造りのくずおれた仏塔(ダーガバ)が。

    この仏塔は実は中世シンハラ王朝時代に建てられたものではなく、ポロンナルワが都になる以前の7世紀に、アヌラーダプラのキルティ・スリ・メーガワンナ王(Kirti Sri Meghavanna)が建てたものなのだそうです。

  • 続いて向かったクワドラングル内の建物は、“ラター・マンダパヤ”(Lata Mandapaya)もしくは“ニッサンカ・ラタ・マンダパ”(Nissamka-Lata Mandapa)。<br /><br />ハスの茎をかたどった8本の石柱が特徴的で、頭の部分はつぼみの形をしています。<br /><br />名前のとおりニッサンカ・マーラ1世が建てさせたもので、この場所で王は僧の読経を聴いたと言われています。

    続いて向かったクワドラングル内の建物は、“ラター・マンダパヤ”(Lata Mandapaya)もしくは“ニッサンカ・ラタ・マンダパ”(Nissamka-Lata Mandapa)。

    ハスの茎をかたどった8本の石柱が特徴的で、頭の部分はつぼみの形をしています。

    名前のとおりニッサンカ・マーラ1世が建てさせたもので、この場所で王は僧の読経を聴いたと言われています。

  • 続いては“8つの遺宝の家”という意味の“アタダーゲ”(Atadage)と呼ばれる仏歯寺跡。<br /><br />1070年にスリランカから南インドのチョーラ朝を追い出し、1073年にアヌラーダプラからポロンナルワに都を遷した初代王のヴィジャヤバーフ1世によって建立されたもので、当時はこの54本並んだ柱の上に木造建築があり、そこに仏歯が奉納されていたそうです。

    続いては“8つの遺宝の家”という意味の“アタダーゲ”(Atadage)と呼ばれる仏歯寺跡。

    1070年にスリランカから南インドのチョーラ朝を追い出し、1073年にアヌラーダプラからポロンナルワに都を遷した初代王のヴィジャヤバーフ1世によって建立されたもので、当時はこの54本並んだ柱の上に木造建築があり、そこに仏歯が奉納されていたそうです。

  • 仏歯が納められた建物を支えていたアタダーゲの列柱群にはケルトっぽい呪術的な模様が刻まれていますね。<br /><br />【ギネスと雨の国アイルランド(5) イニシュモア島のナ・ショフト・ジャンピル】<br />http://4travel.jp/travelogue/11077420#photo_link_41432338

    仏歯が納められた建物を支えていたアタダーゲの列柱群にはケルトっぽい呪術的な模様が刻まれていますね。

    【ギネスと雨の国アイルランド(5) イニシュモア島のナ・ショフト・ジャンピル】
    http://4travel.jp/travelogue/11077420#photo_link_41432338

  • アタダーゲの奥にはこんな朽ちた姿の仏像が。<br /><br />まさに諸行無常といった感ですね・・・。

    アタダーゲの奥にはこんな朽ちた姿の仏像が。

    まさに諸行無常といった感ですね・・・。

  • ワタダーゲの向かいにあるこちらの外壁が残った建物は“ハタダーゲ”(Hatadage)。<br /><br />この遺跡もニッサンカ・マーラ1世が建立したもので、アタダーゲと同様に仏歯が納められていたそうです。

    ワタダーゲの向かいにあるこちらの外壁が残った建物は“ハタダーゲ”(Hatadage)。

    この遺跡もニッサンカ・マーラ1世が建立したもので、アタダーゲと同様に仏歯が納められていたそうです。

  • ここでふと空を見上げると、雲がだんだんと厚くなってきた感じ。<br /><br />この日も一雨来るかな・・・。

    ここでふと空を見上げると、雲がだんだんと厚くなってきた感じ。

    この日も一雨来るかな・・・。

  • クワドラングルの遺跡巡りもあと少し。<br /><br />ハタダーゲの隣にはヤシの葉の本の形をした石碑で、“石の本”という意味の“ガルポタ”(Gal-Pota)が。<br /><br />こちらもニッサンカ・マーラ1世時代のもので、聖地ミヒンタレーから運ばれた長さ約9m、幅約1.5m、厚さ約45cmの石が使われており、古代、中世のスリランカにおける巨石信仰を偲ばせます。<br /><br />刻まれている内容は、南インドからの侵略者など当時のポロンナルワを巡る国際情勢や、ニッサンカ・マーラ1世を称える言葉などとのこと。

    クワドラングルの遺跡巡りもあと少し。

    ハタダーゲの隣にはヤシの葉の本の形をした石碑で、“石の本”という意味の“ガルポタ”(Gal-Pota)が。

    こちらもニッサンカ・マーラ1世時代のもので、聖地ミヒンタレーから運ばれた長さ約9m、幅約1.5m、厚さ約45cmの石が使われており、古代、中世のスリランカにおける巨石信仰を偲ばせます。

    刻まれている内容は、南インドからの侵略者など当時のポロンナルワを巡る国際情勢や、ニッサンカ・マーラ1世を称える言葉などとのこと。

  • クワドラングル巡りの最後は“サトゥマハル・プラサーダ”(Satmahal Prasada)というレンガ造りの塔。<br /><br />クワドラングルの北の端にある7階建ての塔で、これまで見てきた他の遺跡とはだいぶ様相が異なる感じ。<br /><br />それもそのはず、この塔はタイ(時代的にアンコール朝か?)から来た建築士が建てたと言われており、タイにあるワット・クークトという寺院とよく似ているのだそうです。<br /><br />この塔はその建築様式よりも、当時、ポロンナルワが上座部仏教の中心地として、タイやビルマから僧を受け入れていたことを伝えるものとしての価値の方が大きいようです。<br /><br />この半ば朽ちた塔は当然ながら立入禁止。<br /><br />これにてクワドラングルの遺跡巡りは終了です。

    クワドラングル巡りの最後は“サトゥマハル・プラサーダ”(Satmahal Prasada)というレンガ造りの塔。

    クワドラングルの北の端にある7階建ての塔で、これまで見てきた他の遺跡とはだいぶ様相が異なる感じ。

    それもそのはず、この塔はタイ(時代的にアンコール朝か?)から来た建築士が建てたと言われており、タイにあるワット・クークトという寺院とよく似ているのだそうです。

    この塔はその建築様式よりも、当時、ポロンナルワが上座部仏教の中心地として、タイやビルマから僧を受け入れていたことを伝えるものとしての価値の方が大きいようです。

    この半ば朽ちた塔は当然ながら立入禁止。

    これにてクワドラングルの遺跡巡りは終了です。

  • 12時40分、当時の宗教センターであったクワドラングル内の一連の仏教遺跡の見学が終わり、次は遺跡地区内の園路を自転車に乗って北へ。<br /><br />途中見つけた売店ではジンジャービーヤ(100ルピー=約95円)を一気飲み。<br /><br />ショウガの辛い味がこの灼熱の気候に合うこと合うこと。<br /><br />ポロンナルワの遺跡巡りでは途中途中にある売店で水分補給を忘れずに行うのがポイントです。

    12時40分、当時の宗教センターであったクワドラングル内の一連の仏教遺跡の見学が終わり、次は遺跡地区内の園路を自転車に乗って北へ。

    途中見つけた売店ではジンジャービーヤ(100ルピー=約95円)を一気飲み。

    ショウガの辛い味がこの灼熱の気候に合うこと合うこと。

    ポロンナルワの遺跡巡りでは途中途中にある売店で水分補給を忘れずに行うのがポイントです。

  • 12時50分、次の目的地である“ガル・ヴィハーラ”(Gal Vihara)の入口のため池のようなところにやってきました。<br /><br />ここで自転車を降り、ガル・ヴィハーラまでの細い道を歩いていきます。

    12時50分、次の目的地である“ガル・ヴィハーラ”(Gal Vihara)の入口のため池のようなところにやってきました。

    ここで自転車を降り、ガル・ヴィハーラまでの細い道を歩いていきます。

  • 5分ほど歩くと、向こうに巨大な屋根を持った建造物が見えてきました。<br /><br />あれが目指すガル・ヴィハーラか。

    5分ほど歩くと、向こうに巨大な屋根を持った建造物が見えてきました。

    あれが目指すガル・ヴィハーラか。

  • そしてついにガル・ヴィハーラに到着。<br /><br />そこには巨大な一枚岩に彫られた見事な仏像が。

    そしてついにガル・ヴィハーラに到着。

    そこには巨大な一枚岩に彫られた見事な仏像が。

    ガル ヴィハーラ 史跡・遺跡

  • 少し角度を変えてパチリ。<br /><br />芸術性を感じる高さ4.6mのきりっとした座像です。<br /><br />丸みを帯びた表情の仏陀は日本の仏像にはない独特の様式で、南国のスリランカらしい穏やかさを感じますね。<br /><br />この仏像、ポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作と称えられているそうですが、素人目にもそのことがはっきり理解できます。

    少し角度を変えてパチリ。

    芸術性を感じる高さ4.6mのきりっとした座像です。

    丸みを帯びた表情の仏陀は日本の仏像にはない独特の様式で、南国のスリランカらしい穏やかさを感じますね。

    この仏像、ポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作と称えられているそうですが、素人目にもそのことがはっきり理解できます。

  • 座像の向かって右側にも一枚岩は続いており、中央部はくり抜かれて何やら祭壇になっている様子。

    座像の向かって右側にも一枚岩は続いており、中央部はくり抜かれて何やら祭壇になっている様子。

  • くり抜かれた穴を覗いてみると、こんな小さな(といっても普通のサイズですが)仏像が祀られていました。

    くり抜かれた穴を覗いてみると、こんな小さな(といっても普通のサイズですが)仏像が祀られていました。

  • そのさらに右側にも一枚岩は続き、こちら側には巨大な立像と涅槃像が。<br /><br />立像の方は高さ7mで、ハスの台座の上で腕を交差したポーズをとっており、これは仏陀の悟りを開いた姿を表しているのだそうです。

    そのさらに右側にも一枚岩は続き、こちら側には巨大な立像と涅槃像が。

    立像の方は高さ7mで、ハスの台座の上で腕を交差したポーズをとっており、これは仏陀の悟りを開いた姿を表しているのだそうです。

  • 悠々と横たわる姿の涅槃像は全長14m。<br /><br />こちらも袈裟のしわなどが繊細に彫られ、涅槃に旅立つ仏陀の穏やかな表情も見事で、“ポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作”の名に恥じない造りです。

    悠々と横たわる姿の涅槃像は全長14m。

    こちらも袈裟のしわなどが繊細に彫られ、涅槃に旅立つ仏陀の穏やかな表情も見事で、“ポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作”の名に恥じない造りです。

  • ここで欧米系の観光客が仏像をバックに写真を撮ろうとしていたところ、それを見ていた監視員からものすごい剣幕で注意されます。<br /><br />スリランカは世界でも有数の仏教信仰の篤い国。<br /><br />仏像にお尻を向けて写真を撮ってはいけないんですよね・・・。

    ここで欧米系の観光客が仏像をバックに写真を撮ろうとしていたところ、それを見ていた監視員からものすごい剣幕で注意されます。

    スリランカは世界でも有数の仏教信仰の篤い国。

    仏像にお尻を向けて写真を撮ってはいけないんですよね・・・。

  • 最後に巨大な一枚岩の全景を撮ろうと背後の見学スペースからパチリ。<br /><br />うーむ、ここからでもあまりに巨大すぎて全部は入りきらなかったか・・・。<br /><br />そんなこんなでこのポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作と言われる芸術的な一枚岩を後にします。<br /><br />さて、時計を見ると13時10分。<br /><br />やや雲が厚くなってきた空模様が心配ですが、まだまだ広いポロンナルワの遺跡地区、水分補給をしながら遺跡巡りを続けます!<br /><br />(灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ旅行4日目後半~引き続きポロンナルワ観光に続く。)

    最後に巨大な一枚岩の全景を撮ろうと背後の見学スペースからパチリ。

    うーむ、ここからでもあまりに巨大すぎて全部は入りきらなかったか・・・。

    そんなこんなでこのポロンナルワの仏教遺跡の最高傑作と言われる芸術的な一枚岩を後にします。

    さて、時計を見ると13時10分。

    やや雲が厚くなってきた空模様が心配ですが、まだまだ広いポロンナルワの遺跡地区、水分補給をしながら遺跡巡りを続けます!

    (灼熱と豪雨、そして笑顔のスリランカ旅行4日目後半~引き続きポロンナルワ観光に続く。)

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 川岸 町子さん 2016/12/17 00:39:36
    お尻は向けないで!
    エンリケさん、おばんでした☆

     ポロンナルワも訪れる事が出来なかった遺跡なので、興味深く拝見しました。
     スリランカの遺跡や仏像は、石や岩と深くかかわっていますね。
     今回のメインの仏像の大きいこと!
     しかもその周囲の岩全体から、彫り進めていき、この様な立派な美しいお姿となった。
     まさに気の遠くなる作業ですね。

     そうですね、仏様にお尻は向けてはダメなので、スリスリと横向きで歩いたことを思い出しました(笑)
     
    「そして6時30分、半分くらいの席が埋まったポロンナルワ行きの長距離バスは、若い車掌の“ポロンナルワ、ポロンナルワ”という早口言葉のような連呼とともにアヌラーダプラのニュー・バスターミナルを出発。」

     おっしゃる通りですね(*^▽^*)
     デリー行きのバスが、「デーリ、デリデリデリデリ、デーリ、デリデリデリデリ」との独特な掛け声だったこと、忘れられません(笑)
     スリランカやインドのバス乗り場の光景が、よみがえります(笑)

    「車内には早朝にもかかわらず騒がしいスリランカミュージックがかかり、この日も最初から異文化感満載です(笑)。」

     これがたまらなく楽しいですよね〜(笑)

     さて、この日の雨は大丈夫だったのか心配です。
     私も一緒に空を見上げました(笑)

                               町子

    エンリケ

    エンリケさん からの返信 2016/12/17 19:45:21
    スリランカは個性豊かな観光スポットがいっぱいですね。
    川岸 町子さん

    こんばんは。早速ポロンナルワ旅行記にご訪問いただき、ありがとうございます。

    ポロンナルワは外国人観光客ばかりで、アヌラーダプラのような白い服を着た地元の人々の巡礼の様子を見ることはできませんでしたが、寺院や仏像などの仏教遺跡の方はアヌラーダプラよりも洗練されていて、アヌラーダプラとはまた違った楽しみ方をすることができました。

    本当にスリランカは個性ある観光スポットばかりで飽きないですね。

    > そうですね、仏様にお尻は向けてはダメなので、スリスリと横向きで歩いたことを思い出しました(笑)

    不信心な行動をとると、地元の方々からきついお叱りの言葉をいただいてしまいますからね(笑)。
     
    > デリー行きのバスが、「デーリ、デリデリデリデリ、デーリ、デリデリデリデリ」との独特な掛け声だったこと、忘れられません(笑)
    > スリランカやインドのバス乗り場の光景が、よみがえります(笑)

    なるべく臨場感のある旅行記を作りたいと心掛けているので、町子さんのようにその意図に気付いていらっしゃる方がいると、こちらも頑張って作った甲斐があるというものです。

    > さて、この日の雨は大丈夫だったのか心配です。

    この日もいつものように激しいスコールがあったのか・・・また次回、楽しみにしていてください!

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