岩国の奥地にある雙津峡温泉の錦パレス・ホテルに一泊。美しい環境！

2016/11/09 - 2016/11/10

岩国から錦川清流線（錦川鉄道）で錦町まで来て、さらにバスに乗り換えて１４分で、この雙津峡（そうづきょう）温泉の唯一のホテルである錦パレス・ホテルに到着。この辺りは地図で見ると直線距離では島根県境から２ｋｍ以内だ。

ホテルの建物はかなり古いが新築当時はユニークさを誇ったであろう。カルフォーニアや南欧にはありそうなデザインの影響を受けているようだ。館内もユニークな雰囲気。中央の階段の設計は大胆。アメリカのように全館冷暖房を平気で導入できるところならこれでもいいが、光熱費の高い日本では運用が大変だろう。

近くの同一経営者による元湯に入り、さらに周囲を散歩しながら紅葉を楽しんだ。錦川の支流の宇佐川は本流と違ってダムなどがないそうで、自然の渓流のままだ。美しい！ここで夏、鮎釣りができれば最高だろう。

１１月９日は秋なので、夕食に名物の鮎はでなかったが、ヤマメの刺身と子持ちのヤマメの塩焼きがどちらも美味であった。さらに最高なのは、川蟹をダシにした鍋で、これは絶品というべきだろう！今までこんな風味の鍋は食べた記憶がない。そうそうこの地方特産の刺身こんにゃくも捨てがたい。家内が錦町で買ってきたが、良質のこんにゃくは明らかに安物とはできが違う。地元のビーフが最後に出たが、これは感心しなかった。次回はイノシシ肉を頼みたいものだ。

金雀という地物の日本酒をその都度、熱燗でいただき、夕食を楽しんだ。スタンダードというコースの食事だが、すばらしかった。従業員の応対も丁寧でいい。今度は夏、鮎のシーズンにぜひ来てみたい。蛍も見事だそうだ。

ホテルの裏の橋を渡り、苔の美しい川に取り囲まれた場所は最高だ！山モミジが美しく紅葉し始めていた。さらに、澄み切った宇佐川の水と岩場の眺めも絶品というべきところだろう。午後と翌朝，二度、散歩を楽しんだ。温泉もゆったり何度も楽しんだ。客が少ないのは私には何の文句もない。風呂も独占状態だった。

翌朝、出発するとき、ホテルの車で錦町まで送っていただいたが、途中で、雙津峡の一部を案内していただいた。自然のままだ。夏頃、孫たちを連れてきたくなった。

ただ、建物の設計上、仕切りのない食堂や階段やロビーがつながっているので、暖房が効きにくく、冬は寒いのではないだろうか？対策はとるであろうが。。。この美しい自然環境を楽しむためにも春から秋が最高と見た。

最初の一枚はホテルの裏に流れる澄み切った宇佐川の清流。子供のころ、清流で鮎釣りを親父としていた時代を思い出した。そこはダムで環境が破壊されたが。。。

エリア 岩国(山口)

• 旅行の満足度: 5.0

雙津峡温泉のバス停の近く。宇佐川にかかる橋。

雙津峡 自然・景勝地

同じ経営者による元湯の温泉。「憩いの家」と呼ばれる。一般客は６００円だが、錦パレス・ホテルの宿泊客は４００円。ここはかけ流し。近辺の散歩を兼ねて、先にこちらを利用した。

源泉の成分表。

雙津峡温泉のバス的近く。

元湯の奥に行くと双津峡が続く。

錦パレス・ホテル前。ここにもバス停あり。

雙津峡 (そうづきょう) 温泉 錦パレス 宿・ホテル

ホテル内の階段

ホテルの裏は宇佐川が蛇行して流れる。見事な自然の庭となっている。

来週あたりだともっときれいだろう。

この川の反対側にホテルがある。このあたり一帯はホテルの所有地だそうだ。

河原には白い石が多い。恐らくは石灰岩か大理石混じりだろう。山口県は秋吉台をはじめ、各地にある。角島の白い砂も恐らくその類だろう。

息をのむ美しさ。。。

ホテルのベランダから。

翌朝、また散歩した。曇っていたが、美しい自然を楽しんだ。

柔らかな苔がここは美しい。。。

各種の苔がこのあたりにはあるそうだ。

昨日より心なしか山モミジは赤くなっている。

ここは本当に絶景！

来週あたりはもっと美しいだろう。。。