1996/09/25 - 1996/11/13
195位(同エリア243件中)
みどくつさん
世界旅行者が2度目の世界一周旅行に出たのは、どんなに厳密に数えても、旅行した国の数を100を超すようにするためだった。
というのは、ある程度旅行経験のある人間は、自分の旅行した国の数については、まず間違いなく嘘で膨らましているからだ(笑)。
そのころ僕は、「スーパーニューズマガジンGON!」に「世界旅行者みどりのくつしたの旅行ガイドじゃわからない旅」という旅行エッセイを連載していた。
この旅行エッセイが大人気で、そろそろ単行本を出そうという話が持ち上がる。
そのために、僕は「本当に百カ国以上個人旅行した」というウリが欲しかったんだ。
そこで、アフリカ縦断、東欧縦断、キューバ旅行を組み合わせた2回目の世界一周をすることになる。
ところで、確実に旅行国数を増やすには、ヨーロッパの小国めぐりが欠かせない。
イタリアのバチカン市国へはもちろん行ってたが、イタリアには東海岸に「サンマリノ共和国」という小国が存在する。
これはどうしても、見なければならないよね。
簡単に行ける国を次々に潰していかないと、百カ国旅行はとても難しいんだよ。
ローマのテルミニ駅近くのホテルから駅へ歩いて、次に出発する自由席の切符を購入する。
これが、ミュンヘン行きの「EC84」国際列車で、列車はほとんど満席だった。
しかし、ヨーロッパでは本当に完全に満席というものは、まずないと考えていい。
僕は、人の座ってない席を見つける。
出発間際直前に、ドイツ人の美女が僕に、席を替わってくれないかと頼んできた。
恋人と隣同士になりたいらしいので、もちろん僕は愛想よく、席を替わることにした。
EC84は、ローマ・テルミニ駅の出発が午前8時15分で、フィレンツェ到着が午前10時10分ごろ、そのまま11時15分にボローニャ到着。
このまま乗っていると、午後1時過ぎに、ベニスへ到着する。
しかし僕は、サンマリノ共和国へ行く起点となる、リミニへ向かう。
ボローニャで乗り換えて、ローカル線でリミニへ(11時20分発、13時到着)。
このローカル列車の中で、車掌から、切符に刻印を入れてないのを指摘された。
英語の説明書きをもらうが、そこには、「切符に刻印を入れてないと罰金を取ります」と書いてあったね。
普通ヨーロッパでは、駅を出たところに手ごろなホテルがあるものだが、リミニ駅前には見つからない。
どうやら、もともとリゾート地のようで、ちょっと離れたところにホテルが固まっている感じがする。
そこで、バックパックをリミニ駅の手荷物預かり所に預けて、身軽になってホテルを探そうと決意した。
手荷物預かり料金が、5000リラ!
リミニ駅前通りを歩いていくと、すぐ右側に、2つ星のホテル「HOTEL CARDELLINI」を見つけて、飛び込む。
シングルが38000リラと52000リラの2つのタイプがあるが、高い方はテレビ付だった。
この時期(1996年)のイタリアリラのレートをチェックすると、1000リラが70円弱になっている。
が、僕の実際の体験では、手数料などの問題もあり80円くらいの感覚だった。
そう考えると、高い方の部屋に泊まっても4000円程度なので、思い切って高い方にする。
もちろん部屋を見せてもらって決める。
それから駅へ荷物を取りに戻る。
ほんの30分ほど預けただけで、5000リラ!(約400円)はちょっと高かったね。
部屋にバックパックを置いて、すぐに駅前のサンマリノ行きバス停へ戻る。
バスまで間があるので、駅前のバールでビールを一杯飲むと、6000リラ(480円)もするので、ちょっと不機嫌になる。
やっと14時15分発のサンマリノ行きがやってきた。
これが、二階建てバスなので、2階の先頭の見晴らしのいい席を取った。
このバスの中で、日本人の女の子に出会った。
一人旅の女の子で、日本人的ではなくて、自分の考えを持っていた。
話は合うので、バスで大声で話をしていた。
日本人同士日本語で大声で話をしていたら、うるさすぎたのだろう、運転手から注意されたよ(涙)。
サンマリノの町(つまりサンマリノ共和国)は、平原に突き出した岩山の上にある建物群のこと。
坂道が多いので、上るのに疲れるが、城砦をちょっと見ればそれで十分。
道の両側には、土産物屋ばかり。
早い話、京都の銀閣寺の参道のようなところだった。
僕はすぐに飽きた(笑)ので、上の砦は見なかった。
女の子と別れて、絵葉書を買う。
女の子も、偶然同じホテルに泊まっていたので、ホテルのロビーで会う約束をする。
自分や友達にサンマリノから、サンマリノの切手で、絵葉書を出す。
サンマリノ発16時45分のバスで、リミニへと戻る。
部屋で休んでいると、すぐに待ち合わせの時間。
夕食はこの女の子と一緒に、ホテルの向かいの中華料理屋で取る。
僕は、いつものようにディープな話題に引き込んでいく。
そこでわかったのが、この女の子がイタリアへ来た理由は「イタリア男とセックスをするため」だってこと!
そこで世界旅行者は、ワインを飲みながら、ぐぐぐーっと、さらにズズズーンと、深い深い話へと持ち込んでいきました。
でもいつものように、話を盛り上げて、ワインを飲みすぎて、この女の子とは何にもありませんでした。
というか、話をしているうちに、実は、この女の子に興味をなくしたんだよ。
僕とお付き合いをするには、もっと変わってなければいけないんだよなー。
ところで、サンマリノへ行ったら、パスポートに入国スタンプを押してもらえるそうです。
僕が行った時は、たまたまそこが閉まってて、スタンプを押してもらえませんでした。
サンマリノには、サンマリノの切手があるので、絵葉書に切手を貼って、サンマリノで投函して、訪れた証拠にしました。
でも、旅行国数を増やすという目的がないなら、わざわざ行く意味はないでしょう。
【旅行哲学】ワインを飲みすぎるとエッチする気がなくなるのは僕だけかな
- 旅行の満足度
- 3.5
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