鄙びた湯に・・・２泊３日、５４４ｋｍのドライブ

2016/11/02 - 2016/11/04

３０年以上前、そうです昭和の時代です。
当時札幌在住、ＧＷに苫小牧からフェリ－で車を運び仙台に入り松島・鬼首温泉・十和田・青荷温泉と回り、５月４日弘前城の見事な桜を愛で青森到着、昼食をと・・・
ハッと気付いた「カメラ」を駐車場のドラム缶の上に忘れてきたことを。

慌てて弘前城に戻る路で白バイに「追い越し禁止・スピ－ド違反」で検挙されるも、事情を説明したら見逃してくれた！
少なくとも２０数度交通事犯で捕まってるが見逃して貰ったのはこの一度だけ！！
尚且つ、当時私にとって貴重な「ミノルタＳＲ－Ⅱ」がそのままドラム缶の上に置いてあったのだ。
爾来、青森・津軽贔屓になったのは言う迄もない。

カメラを忘れてなかったら次の目的地「恐山」に泊まってる所だった。
その後出張、スキ－、温泉と何度青森県を訪れたことか・・・されど「恐山」には縁がなかった。

長くなりましたが「この旅行」発念の由来でした。

写真
こんなに風情のあるバス待合所がありました、青森に戻る名古屋からの青年が待ってました。

エリア 青森

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー JALグループ
• 利用旅行会社: ジャルパック

ＪＬパックでレンタカ－３日間付けて貰って１泊（残りの１泊は自分で手配）３日の小旅行の始まり～

朝の便で三沢へ、北上山地でしょう、雪が・・・

三沢空港から２時間半でマグロの大間に。
大間崎に立つ碑
一つは奥の三本ある石川啄木の句碑
もう一つはナント「天童よしみ」さん・・・この歌聴いたことありまシェン

海峡とそれらの碑・道路を挟んだところにある「〇○○食堂」・・・Ｎｅｔ・サイトでべた褒めだった年寄向きの鮪とウニの「ミニ丼」、切り口の角がテレ～ン、これはイケマセン

大間でも毎日鮪が揚がる訳じゃなし、冷凍ものであるのは承知の助、されどネ。

恐山菩提寺に事前確認したところ「１０月３１日閉山」と聞いていたが、大型バスも来てるし、そこそこ参拝客もあった。

天気が「恐山」らしく荒寥感がピッタシでした。

こうしてみると極フツ－のお寺

寺内には恐山温泉があるも時間がなく入浴せず、私好みの温泉場で中々です、心残りだった

三途の川って言うのかナ

強い風で風車がクルクルまわる・・・

まわる風車に涙、緩いんです・・・俺じゃありません、カミサンです

サイトで好評だったので選んだ薬研温泉「民宿あすなろ」の横で暖を取る・・・タヌキじゃありません
マンホ－ル下を温泉の廃湯が流れていて暖かいんです

夕食が好評・・・大間から１時間半で恐山、更に３０分で薬研温泉に

この民宿の５０歳位のオヤジ、東京生まれ大阪育ち各種ギタ－を４０以上所持。
宿は松山生まれのカミサンに任せ、むつ市のラ－メン屋で毎日徹夜で仕事、大変そうだった・・・風呂場でオヤジから聞きだしました。

大間の食堂より鮪は断然美味かった、ホタテもイカもサケも標準以上。
一人￥２，５００追加料金で毛がに一杯と焼きホタテ・海老頼みました。

れっきとした温泉で、湯はとうとうとかけ流しだが施設は極々普通の家庭のお風呂

野辺地に向かう途中「横浜町」が、カミサンその存在を知らなかった様でした・・・道の駅にて

野辺地駅前の「松浦食堂」
この店、netで調べて知ってました、悪くなかったです。
オ－ナ－は昭和１５年・横浜市中区生まれ、ハンサムで感じ良かったです。
ラ－メンもＧｏｏｄでした。

三内丸山遺跡、どでかい施設に驚く。

確かに日本にとっても世界にとってもＢＣ３５００頃からの縄文時代の「貴重な遺産」です。
面白くないが土建屋も、絡んだ政治屋も官僚も「良いめ」をしたのでしょうが大事にしなくっちゃ～。

唯一の本物・・・被せられた土を掘り下げた

これからの建造物は全て
「想像の産物」・・・「だったであろう」です。
何年かすると違うものが立ててあったりしてネ。

屋根は萱で葺かれてるが今は「屋根は土で葺（被せられ）かれだったろう」が有力だそうナ・・案内員さん談

中はデカイよネ

６本の柱は確かだけど、後は想像の産物です・・・上に何があったのか、何に使ったのか？

この湯に浸かりたくって・・・谷地温泉
一温泉一旅館で谷地温泉って名の旅館（湯治旅館）で後掲しますが宿泊施設はは山小屋の雰囲気です。

瀬戸内寂聴さんが源氏物語全１０巻のうち、第９巻をここで書き上げたそうで、彼女が使った１０７号室は「源氏の間」と呼んでいます。

男女とも「ぬるい」「熱い」の二槽あるもののぬるいは日向湯同然、熱い槽で丁度よく厳冬期はどうするんかなと・・・要らぬお節介ですが
湯は良かった・・・満足です

これは女性用でした・・・誰も居ないので男性時間帯に撮った

谷地温泉は電話で予約、この後豪華天婦羅盛り合わせが来ました。
缶ビ－ル５００ｍｌ￥４００は良心的でした。

之が男性用・・・女性用とほとんど何も変わりません

寂聴さんの色紙

谷地温泉入口・・・山小屋風でしょ？

日本三秘湯の一つだそうです・・・誰が決めたのかナ

ここにも同じ表示が・・・

酸ケ湯・正面

混浴の千人風呂。
カミサン恥ずかしがって入らなかったが・・・実に惜しい事をしたと思う。

湯煙に霞んで人の存在が解らない、声はすれどと言う感じであった。
湯船の中程に男女区分けの表示があった。

南米・ヨ－ロッパ、九州・沖縄から北海道まで数多の温泉入浴体験があるが、私の趣味ではここは五指に入る

八つあるので八甲田山と言う・・・その一つ、イヤ二つか

蔦温泉・・・酸ケ湯に負けないかと思って入ったが

そうヒバつくりの天井

ヒバで新しく清潔に整備されてるが雰囲気と云うか情緒と言うか・・・がネ～、欠けてる

御殿の様な休憩室・・・湯治場には不要です

押し出し、見かけが良いだけで酸ケ湯とは比較にならない！
受付の責任者らしき中年女性従業員もいただけない！

吉田拓郎がここに逗留、作曲したそうだが・・・マァそんな所でしょう

唯一良かったのがこの紅葉

ここからは・・・奥入瀬に入ります

十和田湖畔、ついこの先１０分程の所に「乙女の像」があるのですが行きませんでした・・カミサンは一度、私は二度ご尊顔（像）を拝んでるので・・言い訳です

同駐車場

八戸の八食市場でチョコット買い物、三沢空港ヘ

走行距離５４４ｋｍ、使用燃料３０．２リッタ－・・・なんと燃費の良い車だ、ニッサンＮｏｔｅ