ムーミンもサンタもスルー、のフィンランド旅④コリ国立公園＆ピエリネン湖周り

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2016/09/02 - 2016/09/05

7位(同エリア25件中)

#自然

fujikoさん

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コリの続きです。

エリア

ヨエンスー(フィンランド)

旅行の満足度: 4.5

同行者: カップル・夫婦

交通手段: レンタカー徒歩

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さて、ホテルから、
ウッココリという山の中の絶景ポイントへ向けて出発。
といっても、そこまで10～15分程度、
他に２か所ある絶景ポイントを回っても
小一時間程度で回れます。

出だしだけ、この急こう配の階段が。
でも、これを上る他に、
右の方に迂回できる階段ではない
登山道があります。

でもここは、本当に地元の人が
散歩的な感覚で訪れている人が多く、
犬の散歩（！）がてら、の人もたくさんいた。
そしてワンコがこの階段をダダダーッと駆け上がり、
飼い主を「早くおいでよ～」とばかりに
上で待っていたりしたのも目にしました。
そりゃ、君たちは軽々登れるだろうけど（笑）

コリ国立公園国立公園
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階段を上りきってからしばらく歩くと、
ウッココリ。きれい～。

ここは道からさらに、巨石を上ったところです。
この山自体が、氷河期の頃の（多分）巨岩でできていて
（土や植物もあるけれど）
巨石があちこちにあるわけですね。

道から階段が少しありますが、
あとはただ岩をよじ上るのみ。
例によって、日本とは違い、柵などはなく
注意書きなども皆無、なので、
落ちないように十分注意して上りましょう。

本当に静かで美しい景色。
この地方は、フィンランドの国民的叙事詩
「カレワラ」という神話（のようなもの）が
生まれた地域だそうで、
確かにそういう神秘的な雰囲気。
ここに霧が出たり、雪に覆われていたりしたら、
よりそういう雰囲気が高まると思います。

コリ国立公園国立公園
夫は長年来てみたかった場所を堪能中。

ちなみにウッココリは、コリ翁、
の意味だそう。

地図によると、
湖の中に見えている小島も
ひとつひとつ名前がついているようでした。

そして、対岸がほぼ見えない湖は、
湖というよりは海のよう。
巨岩の上に乗っているところ。

ちなみに、この時点で
午前11時頃だと思いますが、
結構冷えています。
今回ここ仕様に、冬用の洋服を
頑張って持ってきてました。
９月の頭でそれなので、
冬場に訪れるのはハードルが高いですね。

ただ、地元の人たちは
真冬でもこの一帯をスキーで回ったりして
アクティブに楽しむようです、スゴイ！
あちこちにキノコが生えているのですが、
鳥やら虫やらにかじられまくり。
でも、滞在中に、山から出てきたお母さんが
ビニール袋いっぱいに
収穫したキノコを持っているのを見ました。
わかる人にはわかる、
まだまだ食べられるキノコが生えていたよう。

夏にはブルーベリーを摘んだりできるようだけど、
もうこの時すでにブルーベリーはほとんど
見かけなかった。
そして、びっくりするくらい花も見かけなかった。
ここまで花が皆無の山は珍しいと思います。
気候と地質（というか）などが、
花の育たない地域なのかなあ、と。
山道途中の標識。
右側の上から２番目に書いてある
アッカコリ、が、
ピエリネン湖と逆側の景色が見られるポイントで、
さらにもうひとつ、
パハコリ、もポイントのひとつです。

さらにこの小山は、
幾通りものトレッキングコースがあるようです。
アッカコリも巨岩ですが、
その足元に木で作られた十字架が！

教会として、
本当にこの場所で
結婚式を挙げるカップルもいるようです。
ちゃんとゲスト用らしき椅子もありました。
ホントに一生の思い出になるでしょうね。
ウッココリ周辺の地図。
赤いラインが全部
散策コース。

そこで…
ウッココリ側はそこまで時間かからずに
見られたので（滞在中に、もう一度見に行きました）、
せっかくだから他も少し歩いてみようと思い、

まったく逆側の山を下って、
湖のほとりまで降りてみるルートを行ってみることに。
片道２km程度です。
SATAMA　と書いてある場所。
船のマークがついてますよね、
対岸まで行く船の出ている場所らしい。
そこを目指しました。
穏やかな天気で気持ちよく歩ける。
初めのうちは、
こんな平坦な道だったのですが…

この後相当長い間
下り続き、＝帰りは上り続けることになるわけです。

距離は短いとはいえ、軽い登山でした。
脚に不安がある人にはあまりオススメしません。
ずっと山道を下りきって、
湖のほとりに出ました。

今見ると、湖面に雲が映っていてキレイですね～。

船着き場があり…
一軒だけカフェの建物が…
そして、着いたらここで軽食を食べるなり、
トイレを借りるなりしよう、と
もくろんでたのですが、
なんとＣＬＯＳＥ！
というのが、
８月いっぱいでシーズンは完全に終了で、
船も終わり、カフェも終わり、
ということのようだったんです。

写真の左下にある文章を見つけた時には
脱力しました（笑）
なまじそのシーズン終わりが
数日前のことだっただけに、残念。

他にも車でこの場所にやってきた人が、
カフェを覗いて「なーんだ」、となっていました。

こればっかりは仕方ないので、
しばらくここで休憩して写真を撮ったりしたあと
ホテルに戻ることに。
（食事は戻ってからにしました）

夜、ホテルのレストランのウエイトレスの女の子に、
今日ここに行ったらもう閉まってた、と話したら、
「そうよ、もうバケーションシーズンは終わりよ、
もう９月なのよ～」と笑ってました。
９月からはハッキリと秋と冬、って認識みたい（笑）。

私たちの目的はそうではないからいいんだけど、
湖でのアクティビティなどをしたい人は、
７，８月に来るのがよいですね。
下った分は上らねば戻れないので、
休み休みしながら登り、ホテルへ戻りました。

先に出した平坦な道、以外のエリアが、
ほとんど平らな部分がないので、
登り始めたら上りっぱなしなので、
後半はちょいキツかったです。
（そういう人のために
ところどころに休憩スペースも設けられてました）

なのに！そのルートを
ジョギングするツワモノに追い抜かれた…
アウトドアする人、みんなタフすぎる…

でも、普段から出来るだけ
歩くように心がけているので、
そんなにひどいことにはならず楽しく散策できました。
さらに日が変わって、
ホテルにあったこの地方のパンフレットを
見てみて、雰囲気が多少わかったので
少しドライブしてみようということに。
ピエリネン湖をほぼ一周ぐるっと回ります。

そして、対岸のリエクサ、
という街に寄ってみることに。
写真は、まず対岸側に渡ったあたりにあった
ショップ＆駐車スペースなのですが…

やはりここもＣＬＯＳＥしてた（笑）
その場所も湖のほとり。
快晴。
またしても青・白樺・雲、のみ。
小一時間程度で、
コリの対岸側、リエクサという小さい街に到着。
雲がやや重いですが
この時は降られてません。

スーパーの駐車場に留めて
散策してたのですが、
やたらと大きなスーパーマーケットだらけだった。
高い建物がないですねー。
ホントに小さな田舎町。
(地図情報入れようとしたって候補がないぞ）

目抜き通りらしきところを見てみてたのですが、
カフェっぽいようなものやレストランが
見つけられずウロウロしたあと、
そして、やや外れの方に、
パン屋さんとカフェが併設されているような店を発見。

ここで軽食を食べて休憩しました。
私がサーモンサンド、夫はドーナツひとつ。
でもここ、地元の人気店らしく、
ちょうど昼時だったので続々とお客さんが来て、
テイクアウトしたり、外席で食べたり。
地元のおじさんもおばさんも子供連れのママも来てた。

欲しい食べ物をトレーに乗せて進んでいって、
ドリンクをレジでオーダーする、という、
空港によくあるような方式でした。
味も美味しかった。若い女の子が明るく働いてました。
その店の、
トレードマーク、みたいなものが
とても可愛いイラストだったので、撮影。

街のパン屋だぜ、という雰囲気が
よく出てると思います。

という感じで腹ごしらえをし、
また青・白樺・雲・時々牧場、という
景色の中をドライブして戻りました。
道はどこもきっちり整備されていて、
標識も見やすくて運転の面では全く問題なかったです。
その、ホテルにあった
北カレリア地方のパンフレット。
見えるでしょうか、
表紙の写真、ウッココリの岩の上で
ヨガやってます、無茶な！（笑）

このパンフレットは、
小さな町の情報や観光情報が色々出ていて
面白かったです。
この辺りの小さな街でも、
必ず吹奏楽隊がいたりするみたいで、
夏には音楽祭なども開催しているようです。
ホントにフィンランドの人たちは
音楽が好きなんだな～とよくわかります。

カルチャーを楽しむには、
やはり夏の間に行くのが良さそうですね。
また、ブレイク・ソコス・ホテル・コリ、で
最も勧めたいのが、スパ！
これはパンフレットなのですが、
最終日にここを利用してみたら、
とても良かった～。
もちろん有料ではあるけど、
ビジターも利用できるみたいだから、
コリに行く人はここを利用してみるのもオススメです。
ホテルのフロントで支払いをし、
入場用のカードキーなどを受け取ります。

週末だけ宿泊の人たちは、
ここを利用するのも目的のひとつのようでした、
到着した日には多分かなり混んでたみたい。
ローブ姿でウロウロしてる人をたくさん見かけたから。

でも、私たちが利用したのは月曜だったので、
ゲストはいるけどまばらで、
ゆっくり利用できました。
どんなとこかというと、
照明がレインボーカラーで変わるお風呂とか、
ジャグジーとか、
７～８タイプのお風呂があって、
そのうちのひとつは、
テラスにあるバスタブ。
あと、もちろんサウナもあります。

そこに浸かりながら湖の景色を堪能できるので
とても気持ちがよかったんです。
ＨＰでスパがあるのはわかっていたけど、
ここは利用してみてホントによかった。

また、利用者には最初に、
ルメネ、というフィンランドのコスメブランドの
ボディケアアイテムと、
ワインかシャンパンのミニボトルがつくので、
パンフの写真のように、バスタブで乾杯～、
なんてことが可能。
行かれる方はぜひ～。
毎日夕暮れ（というか８～９時だけど）の色も
美しかった。
空気が澄んでるのがよくわかります。

基本的には海リゾート好きで
山方面にはあまり行かないのですが、
ここは、来てみてよかったな～と思います。
行く予定のある人は、
ぜひ一泊でもいいから泊まってみるのを勧めます。
ホテルの部屋に、
こんな物が置いてありました。
何だろう？　と一緒に置いてあった
説明書を読んでみたら、

コリの山と同じような、
氷河期の頃から（多分）の石。
ヒーリング効果があるから
手でコロコロしたり触ってみてください、
でも投げないで、みたいな内容でした。

そしてこれ、
ホテルのお土産として売ってた（笑）、ので、
夫が気に入り記念に買ってきました。
500円くらいだったかな？もう少ししたかも。
ヒーリング効果…はわかりませんが（笑）、
コリを思い出すよいお土産です。