ムーミンもサンタもスルー、のフィンランド旅・トゥルク①ホテル＆街中

2016/08/30 - 2016/09/02

初のフィンランド旅行ですが、タイトル通り、ムーミンにもサンタにも
特に興味なく、夫が行きたかったシベリウス関連のところのみを中心に回りました。
ヘルシンキは大量に情報があると思うので、
情報が少なく、日本人にはスルーされているらしいトゥルクの情報を。
表紙写真は街の中を流れるアウラ川。

エリア トゥルク(フィンランド)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: レンタカー 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

フィンランド航空で、成田→ヘルシンキ→トゥルク（確か現地時間の、夕方17：30頃には着いた、比較的楽だった）　。
トゥルクはガイドブックにもほとんど大きく取り上げられていない小さな街だし、本当に久しぶりに、いったいどんなところだろう、
という８割のワクワク感と２割くらいの不安感を持って向かいました…ら、
空港で早速巨大ムーミンがお出迎え。

この街からムーミンランド（？）のあるナーンタリへ行くバスが出ているから、
アピールしてるんだと思われます。ムーミンは嫌いではないけど、大きい必要はないかな～

空港を出たら真っ青に空が澄んでいて、涼しいし気持ちいい。
しかし、本当に小さな小さな空港で、タクシー乗り場らしきものすらない。
迎えを呼んでいたらしき人々はあっという間にはけてしまい、
私たちふたりだけポツーン、という感じで取り残され（笑）、

ちょっと見てみたら、「タクシーが必要な人はこの電話で呼んで」みたいな
看板があったので、夫が電話してしばらく待ちました。
で、少ししたら一台来たので、完全に呼んだタクシーだと思って乗り込み、
出発しようとしたところ、別に大きいワゴンタクシーが横に到着。
そっちのワゴンが、呼んだ方のタクシーでした。
先に来たのは普通に流しのだったみたい。

でも特に問題はなく、ごめんねと言ってワゴンの方に乗りました。
街までは30分くらいだったかな。空港近辺は緑と白樺の
目に優しい景色ばかりで、空気がキレイなんだな～と実感。

トゥルクで選んだホテルは、SCANDIC PLAZA TURKU。
街の繁華街のど真ん中にあり、こぢんまりとしてるけど
雰囲気は良さそうだったのでここにしてました。
でもガイドブックなどにも全然載ってない。不思議。
この写真は一応ホテルの入り口ですが、
表通りから見ると建物の右側についてます。

スカンディック プラザ トゥルク ホテル

こっちが、表通りからホテルの建物を見たところ。
BRYGGMAN'S　って書いてあるのは、
ホテルについているレストランで、
基本的に軽食ですが夜まで使えます、味も美味しかった。

また、このブリュッグマンという名前が、
設計者の名前。

ちなみに朝食はここではなくて、
建物の奥に別に朝食スペースがあります。
表の席もあるけど、すでにゆっくり座るには
寒さが…

部屋は、どうしてもバスタブがついていないと嫌なので、
SUPELIORかな？良いお部屋を選んでました。
確か最上階。

これは入ってすぐのリビングスペース。

リビングスペースから右側に、
ベッド。

見えてないけど、ベッドの右側に
バスルームに入るドアがあります。

なんとブクブクジャグジーのできるバスタブ（笑）
チェックインするときに、
「バスタブ付きですよね、ジャグジーの方も
空いてるけどそっちにします？」と聞かれ、
そっちを選びました。

ちなみにフロントにいるのは常に女性だけど、
どの人もフレンドリーで明るくて
本当に優しい。フィンランドの女性のファンになりました。

バスタブ自体がデカくて高くて、
入るのがやや大変だったけど（笑）
でもすでに涼し～くなってきてたため
やはりお湯に浸かれて助かりました。

洗面スペース。
広くて、ザ・シンプル。

ちなみにフィンランドは、
水道水飲める、ということで、
私は何度か飲みましたが
問題なかったです。

部屋の窓からの眺め。
表通りとは反対の、裏側が見えてます。

「掃除お願いします」などのお知らせが、
三択（笑）
面白いので撮っておきました。

リビングスペースのデスク。
インスタントのコーヒーなどが
サービスでつきました。

ブリュッグマンという設計者は、
トゥルク出身の建築家で有名のようなのですが、
私は建築やアートにそんなに明るくないのでどういう人なのか不明。
でも、このホテルの階段部分には
すべてこういうモンドリアンの作品が飾ってあります。

詳しい人にはたまらないのでしょうね？？
単純に色合いがお洒落。

地下にある女子トイレの中の壁も、
こんな感じで色が素敵でした。

さて街中ですが、
これはアウラ川沿い。
川に沿ってずっと散歩できるようになっていて、
空気はキレイだしゆったり気分になります。

街一番の観光スポットでもあるトゥルク大聖堂。
フィンランドでも、最も古い教会のひとつなんだそう。
南欧方面より、質実剛健な雰囲気。

トゥルク大聖堂 寺院・教会

内部の立派なパイプオルガン。

夫の一番の目的地だった、シベリウス博物館へ。
大聖堂のすぐ近くです。

オープン一番乗りで入ったら、
他に客が誰もいなくて、
窓口のお兄さんが、
「よかったらお好きなシベリウスの曲をおかけしますよ」と
なんとも親切な申し出を。
夫は喜んでリクエストしました。

ここは、シベリウス関連の直筆の楽譜やら、など
ファンにはたまらない資料がたくさんありますが、
それ以外にも、もっと全般的な楽器の歴史、みたいに
古い楽器の展示などがあり、ひとつだけ
モーツァルト時代くらいのピアノ（みたいなもの）が
触れるようになっていて、面白かった。

ミニホールもついていて、定期的に演奏会もあるそうです。
今回ギリギリまだ始まっていなくて、残念でした。
が、他にお客がいないためかなりゆっくり時間をかけて
見ることができて、夫は満足でした。

シベリウス博物館 博物館・美術館・ギャラリー

そのシベリウス博物館沿いの道に止まっていた車に
なぜかカタカナでこんな文字が（笑）
ここは学校が近いらしく、学生の団体がたくさん歩いてました。

川沿いの風景。
ＴＵＲＫＵの文字の横にあるÅＢＯというのは、
スウェーデン語での呼び方なんだそう。
スウェーデンに支配されていた時期もあるので、
今でも両方の言葉が使われてるようです、
ヘルシンキもそうですね。

その昔はフィンランドの首都だったこともあるようだけど、
今はそういう雰囲気はなく、
静か～でおだやか～な街です。