2016/11/01 - 2016/11/01
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tabizukusiさん
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ミュンヘン6日目です。
今日は電車とバスを乗り継いでダッハウ強制収容所へ行きます。
★ダッハウ強制収容所★
ダッハウ強制収容所は、ドイツ・バイエルン州・ミュンヘンの北西15キロほどのところにある都市ダッハウに存在したナチス・ドイツの強制収容所です。
ナチスの強制収容所の中ではオラニエンブルク強制収容所と並んで最も古い強制収容所と言われ、後に創設された多くの強制収容所のモデルとなりました。
強制収容所と言うと「アウシュビッツ」をまず思い浮かべる方も多いと思いますが、ヨーロッパに展開した強制収容所群は大規模収容所が28ヶ所、中小の収容所が319ヶ所もあります。
そして、強制収容所といえば、ユダヤ人が多く収容されていたというイメージが強いかもしれなませんが、ここダッハウではユダヤ人の他にも、政治犯、聖職者、ドイツの警察やSSのメンバーで規則を破った者なども収容されたそうです。
ドイツに行こうとネット等で検索している時にミュンヘン郊外にも強制収容所がある事を知り、絶対に行ってみたいと思ってました。
<日程>
1日目・・・地元~バスにて中部国際空港へ。セントレアホテル泊
2日目・・・セントレア空港~羽田空港~ミュンヘン国際空港。エアポートバスにてミュンヘン中央駅へ。ホテルエクセルシオール泊
3日目・・・オプシャナルツアーでオーストリア、ハルシュタットとザルツブルク観光。
4日目・・・オプショナルツアーでノイシュバンシュタイン城・ヴィース教会・フュッセン観光。
5日目・・・ここからようやくミュンヘン市内観光。レジデンツ・マルクト広場などを徒歩で観光。
6日目・・・ナチスによるドイツで最初の強制収容所、ダッハウへ。負の遺産を見学します。
7日目・・・ホテルチエックアウト後、英国庭園散策。午後は時間までカフェに寄ったり、買い物したり・・・。
ミュンヘン国際空港~羽田空港
8日目・・・羽田空港~中部国際空港~地元
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6日目、まずは朝食を食べに出かけます。
時間がまだ早かったので前日大勢の人で賑わっていたヴィクトアリエンマルクト(市場)へ出かけます。
日中、これぞミュンヘンなビアガーデンも今はひっそりと静まり返っています。 -
さすがにまだ朝が早い事もあり、お店も空いておらず誰もいません。
ヴィクトアリエンマルクト内にはこのような銅像がそこらじゅうにあります。 -
こちらの銅像はバイオリンを持っています。
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静かですが、あと数時間後にはまた大勢の人達で賑わっているのでしょうね。
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赤い三角屋根の旧市庁舎です。
旧市庁舎の建築が始まったのは1310年。街を守る要塞の一部として設計されたそうです。
14世紀末には大ホールも増築しましたが、15世紀に落雷にて消失。
ミュンヘン出身の建築家、イェルク・フォン・ハルスパッヒによって後期ゴシック様式に建て替えられたとの事。
その後も何度も修復工事が繰り返されてきましたが、第2次世界大戦で大きな被害を受けた後、ハルスパッヒの設計した姿に戻して修復が行われ、現在に至ってます。
内部はおもちゃ博物館として公開されています。 -
旧市庁舎を出て右に曲がるとヴィクトアリエンマルクトがあります。
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さぁ、そろそろ良い時間になってきたので朝食を食べに行きましょう。
ヴァイセス・ブロイハウスと言うビアレストランです。
朝8時から開いていて、12時までに入れば白ソーセージが食べられます。
マリエン広場から徒歩5分程の場所にあります。
<DATA>
■Weisses Braeuhaus
営業時間:毎日8:00~翌1:00
アクセス:マリエン広場から200m -
店内に入り、どこに座って良いのか、しばらく立ちすくんでいましたが、客が入って来たのに気づいても誰も何も言いません。
勝手に座ってイイみたいですが、一言いいなよ・・・って感じ。
入って早々感じ悪かったです。
スタッフは私が座った前のテーブルでホークやスプーンをまとめたり準備をしていました。
しかも、ご覧のとおりテーブルの上にはプレーツェルがむき出しで置きっぱなしの状態なのにふきんをかけるわけもなく作業してました。
日本では有り得ない事です。 -
店内の様子です。
まだ早朝だということもあり、客は少なかったです。 -
このお店を選んだ理由は日本語のメニューがある事で選びました。
店員さんにお願いすると日本語のメニュー持って来てくれます。 -
ビールは飲めませんが、レモネードで割ったビールカクテルを注文してみました。
苦味もなく、甘くて飲みやすかったです。
写真右側に写っている女性(ババァ)はとても感じ悪かったです。ウエスト2メートルあると思われる、ドラム缶おばさんです。
この人とは別の店員さんがオーダーを取りに来てくれたので良かったですが。
最後、お勘定をテーブルで払ってチップも渡しましたが、もしこの女性だったら絶対チップ渡さなかったです(*`o∩o怒)
お国柄なんでしょうが、すでにお客が入っている店内でスタッフの女性達は店内のテーブルに座って朝食を取り始めました。
びっくりしました。 -
朝から食べ過ぎです。
白ソーセージは2本セットです。
左横のはレバーケーゼと言って蒸し焼きにしたドイツ風ミートローフです。美味しかったけどボリュームありました。
プレーツェルはテーブルに置いてあるので好きなだけ食べていいのですが(もちろんお金取られます)顔くらいデカイので要注意です。
これだけ朝から食べたので、も~う一日何もいりません・・・。
と、思ったのはこの時だけでした(°┌・・°)ホジホジ♪ -
白ソーゼージは右にある甘いマスタードを付けて食べます。
このマスタード美味しかったです。
白ソーセージは味は良いのですが、歯ごたえが茹でてあるので”むにゅ”としていて私的にはイマイチかな・・・
やっぱ焼いてあるソーセージの方が好きです。 -
朝食も食べ、お腹いっぱいになったのでダッハウに向かいます。
ミュンヘン中央駅(地下ホーム)からSバーン2号線(Petershausen方面行き)に乗りDachau駅下車。
駅を出たら目の前のバス停、Dachau駅前から726番のバスでKZ-Gedenkst?・tte駅で下車。
今から電車に乗り込みます。
ミュンヘン市内は晴天だったのに、ダッハウに近くなるにつれ、あたりに霧が出て来ました。(写真には撮りませんでしたが) -
バス停のまん前がダッハウ強制収容所になります。
こちらがDachau駅前から乗ってきた726番のバスです。
バスの向きが反対ですが、これは帰りに撮ったから。(行きに撮り忘れたので帰りに撮りました) -
バスの中は普通の路線バスですが結構清潔でした。
バスに乗っている殆どの人が強制収容所に行く為の観光客のようでした。 -
ダッハウ強制収容所の入り口になります。
ここを歩いて1分ほどのところに案内所があり、無料のトイレやセルフのカフェもあります。
オーディオガイドやパンフレットもありますが、残念ながら日本語はありません。
そのせいか、観光客の殆どは欧米系の人達で、私が行った時には韓国人らしい人はいましたが日本人はいませんでした。
当然、大陸の方たちもいませんでした。 -
ミュンヘンからこんな近くにナチス時代の強制収容所があるんだから、もっといろいろな国の言語のパンフレット等あれば良いのにと思いました。
ガイドブックでもせいぜい1ページくらいしか取り上げておらず、日本人でこの収容所を知っている人はあまりいないのでしょうね。
とても残念な事です。
この悲惨な負の遺産は出来る限り大勢の人達が見るべきだと思うのですが・・・。 -
全て英語とドイツ語での説明なので私には何が書いてあるのかさっぱり分かりませんが、写真で大体の事は理解できます。
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「労働が栄光をもたらす」と書かれた鉄の門です。
アウシュビッツにもあるんですよね・・・。 -
写真では撮りきれませんが、かなり広い敷地です。
ゆっくり全部を見学したら3時間ではすまないかも・・・。
奥に見える建物は収容者達が収容されていた復元されたバラックです。今は2棟だけが復元されていますが、実際は並木に沿って30棟以上あったそうです。復元された1棟の内部は、見学することができます -
ダッハウ強制収容所は、アドルフ・ヒトラーがドイツ国首相に任命された数週間後の1933年3月22日に建てられました。
収容所があった12年間の間に、ヨーロッパ各地から20万人以上の人々が、ダッハウ及び同収容所所管の各地の小規模収容所に拘留されていました。そのうち、4万3千人以上が死亡しているそうです。
こちら鉄の門を入って来たところです。 -
天気はどんよりしていてかなり寒いです。
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1968年に建てられた、国際慰霊碑。
良く見ると人の形しているんです。 -
たぶん、こちらも何かの慰霊碑かも知れません。
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この並木道の両脇には収容者が過ごした囚人棟がありました。
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その囚人棟は今このように基礎部分しか残っていません。
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当時の囚人棟の様子です。
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こちらも慰霊碑でしょうか。
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これは監視等でしょうか・・・。
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有刺鉄線のフェンスが張り巡らされています。
当時は電流が流れていて、多くの収容者が苦しい生活から解放されるため、わざと電流に身を投げ自殺したとの事。
切ないです。 -
2棟あるバラックの1棟の内部は見学できます。
内部には当時の様子がわかるように木造の三段ベッドやトイレ、洗面所などが復元されていました。 -
ベットを横から見たところです。
プライベートなど全くありません。 -
質素な木枠のベットに細かく区画分けされたベットです。
人が寝るスペースとは思えないほどの狭さです。
このベットの一マスに3人づつ入っていた事もあったのだとか。
1棟定員250人に対し、1600人も詰め込まれていた時期もあったという。
劣悪な環境の中、いろんな感染症も蔓延したそうです。 -
こちらは収容者が使用していたロッカーです。
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こちらはたぶん・・・食事をした場所でしょうか。
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これは洗面所でしょうか。
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復元されたトイレです。
一人当たり10秒しかトイレの時間が与えられなかったとか・・・。 -
バラックXと呼ばれた建物です。
バラックXの中には、シャワー室偽装ガス室・火葬施設・死体置き場がありました。 -
ここで多くの人達が殺され火葬されました。
ここで命を奪われた人々は32,000人にのぼり 遺体焼却釜はフル稼働していたそうですが、それでも追いつかず塀際や溝、列車の中に放置された遺体が山のように積み重なったそうです。
多い時には一つの焼却炉に2体、3体と重ねて焼いていたそうです。 -
シャワー室偽装のガス室
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ダッハウ強制収容所のガス室内部
実際にはここは使われなかったそうです。 -
こちらも火葬場です。
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上記の建物の中の様子です。
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政治犯の独房に使われていたバラックです。
全て独房になっています。 -
独房の中にはトイレだけが置いてありました。
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独房の中にはこんな小さな窓しかありません。
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思い気持ちを引きずってダッハウ駅前までバスで戻って来ました。
何度も言いますが、本当に日本語のパンフレットがあればもっと、もっと当時の悲惨な状況など細かく理解できたかも知れません。
もちろん自分の英語力のなさのせいもありますが・・・。
ここは本当に行って良かったです。 -
ミュンヘン市内に戻って来ました。
天気が良いのでイーザル川沿いを散歩します。 -
このイーザル川の水の透明度は市内中心部にも関わらず、かなり高かったです。
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イーザル川の中の島にあるドイツ博物館です。
この日は祭日だったので、博物館も開いていませんでした。
こちらの博物館は世界最大級の自然科学と工業技術の博物館で、各フロアーの通路を全て歩くと17kmに及ぶそうです。 -
イーザル川で釣りをするおじさん。
どんな魚が釣れるのでしょう・・・。 -
イザール門にやって来ました。
イザール門の中央の高さ40m塔は1337年に建造されました。
中央の塔よりも低い両横の八角形の塔は防衛の役割をするもので、15世紀の初めに造られました。イザール門は、今日、中世時代の中央の主門が保存されているミュンヘンで唯一の門です。 -
門の正面、2つの八角形の塔の間に施されたフレスコ画は1835年にバーンハート・フォン・ネーハー(Bernhard von Neher)が作ったものです。
1322年のミュールドーフの戦いで、オーストリア打ち負かしたバイエルンの皇ルートヴィッヒ4世の勝利の行進を描いたものです。 -
イザール門からイザール川方面を見たところです。
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イザール門には、ドイツのワイマール文化に多大な影響を与えたバイエルンの有名なコメディアン・俳優カール・ヴァレンティン(1882-1948)に捧げられた博物館と、カフェが併設されています。
入りませんでしたが・・・。(°┌・・°)ホジホジ♪ -
マリエ広場に戻って来ました。
こうゆうパフォーマー世界中にいます。 -
ミヒャエル教会です。
ルネッサンス様式の建築がたいへん荘厳なミヒャエル教会は、ミュウヘン市の中心部にあるイエズス会の教会です。
前夜にも中に入っていますが、あるものを見るのを忘れていた為、改めて来た次第です。 -
教会の内部は世界第2の大きさの丸天井や白い壁、溢れる光で、荘厳な雰囲気に包まれています。漆喰の繊細な装飾は、キリストの生涯を描いたものです。
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教会に入ると必ずパイプオルガンを探して撮ります。
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「聖ミヒャエル」が描かれている中央の祭壇は、室内の白色に金色が映え、高貴な印象を与え、強烈な印象を与えます。
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地下に降ります。
地下は王家の墓になっています。
ヴィルヘルム5世をはじめとする、ヴィッテルスバッハ家の多くの人物が、この教会に埋葬されています。
こちら、あのノイシュヴァンシュタイン城を築城したルートヴィヒ2世の柩です。 -
左に見える花がたむけられている柩はルードヴィッヒ2世の弟の柩です。
なんの躊躇もなく写真撮影していたら入口にいた係りの人に注意されました。
写真ダメの看板出てなかったから撮ったんだけど・・・。
なんで・・・?
この日の観光はこれにて終了です。
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