2016/11/01 - 2016/11/01
170位(同エリア587件中)
いちごさん
三重県名張市での用事を済ませて、まだ、時間が早かったので、夫の希望で奈良県宇陀市の【室生寺】へ立ち寄りました。
名張市から【室生寺】へは車で30分ほどです。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
名張市から国道165号線を、奈良県橿原方向へ走ると【道の駅 宇陀路室生】があります。
ここで、お昼ごはんを。 -
三重県名張市と奈良県宇陀市は県境をはさんでお隣どうし。
車で15分ほどで着きました。
三重県、奈良県とも同じような山間の道を進んで来たので、奈良県に入ってることも気づかなかったけど
せんとクン~!!たしかに、奈良県です。 -
山間の町だからか、店内は全体的に木目調で、つるつるの大きな柱が立派です。
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レストラン【青葉の庄】で、お昼ご飯をいただきます。
-
○○御膳という定食系のメニューが豊富です。
そして、カフェみたいに、スイーツが充実していることに驚きです。 -
そんな中、私は、○○御膳ではなく、スイーツも頼まず、エビフライカレーをいただきます。
ちなみに、夫は、にしんそば。
美味しそうなメニューが、ずらっと並ぶ中、夫婦そろって空気が読めないチョイスです(^_^;) -
道の駅から、また15分くらい走って【室生寺】の駐車場(¥600)へ。
傍を流れる室生川に赤い橋が架かっています。 -
駐車場の係りのおじさんに駐車代金をお支払いして、右に歩くとすぐに、赤い橋の手前に着きます。
両脇に、お食事、お土産もの屋さんもあります。 -
赤い太鼓橋を渡って山門へ。
10月15日(土)~12月4日(日)まで、【紅葉まつり】が開催されていますが、ここから見る限りでは、木々が美しく染まるのは、まだ先のようです。 -
参道右側に大きな杉の木が3本並んでいるのは【三宝杉】
樹齢は、およそ150~200年ほどだけど、室生寺のある室生山には、これよりもさらに樹齢の長い杉が何本もあるそうです。
この先で拝観料(¥600)をお納めして参道を進みます。 -
【仁王門】
元禄の時代に焼失して、その後、昭和40年(1965年)11月に再建されました。
高野山が女人禁制であったのにたいして、【室生寺】は、女人の済度(苦しみや困難から救うこと)をもはかる真言道場として、女性の参詣を許したことから【女人高野】として親しまれています。
どこのお寺でも参詣できる現代女人の私ですが、【女人高野】、特別な感情が湧きます。
ほんのり色づいた、もみじさえも、女人の情を思わせる。 -
仁王さまも昭和の時代に復元されました。
まだ新しいので、色も、朱と -
藍が、鮮やか。
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参道のもみじが紅葉するのは、もう少し後のよう。
でも、ほんの少し赤みを帯びたもみじも、それはそれで、キレイです。 -
参道を進むと石段の登り口に池があります。
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【バン字池】と言います。
【バン】は、池が、梵字の【バン】の形をしているからだそうです。
梵字とは、梵語を記すための文字で、それは、十二支ごとにも当てはめられていて、その梵字ひと文字で仏さま(守り本尊)を表しています。
たとえば、【バン】は、未年、申年で大日如来さまが守り本尊です。
ちなみに、私の守り本尊は・・・・・やめときます(^_^;) -
ここから見る仁王門は後ろ姿になりますが、バン字池を手前に、少ぉ~し色づいたもみじ越しに見える景観がステキです。
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【室生寺】の名所のひとつ、【鎧坂(よろいざか)】
自然石が積み上げられた階段の様子が、編み上げた鎧の様に見えることからこの名がついたそうです。
石段の両脇にはシャクナゲや木々が並んでいて、春はシャクナゲの花で、秋は紅葉で彩られて華やかになります。 -
【鎧坂】を上ると左手に【弥勒堂】
鎌倉時代の建築で、屋根はヒノキやサワラの木を薄く割って重ねた【こけら葺き】だそうです。
内陣に祀られている【弥勒菩薩立像】は、室生寺の仏像の中で最も古く、奈良時代から平安時代にかけての仏像です。 -
【鎧坂】正面に見えるのは、国宝【金堂】
平安時代初期の建築で、平安初期の山寺の仏堂としては日本唯一のもので、非常に貴重な建築物として高く評価されています。 -
2016年10月22日(土)~11月27日(日)9時~15時 の期間中、
【金堂】に祀られた諸仏 国宝釈迦如来像・十一面観音像を特別拝観することができます
(特別拝観料400円 ※入山料別途要)
私たちは、外からお参りさせてもらいます。 -
江戸時代に仏像を拝むスペースが増築されたそうです。
そして、それは、屋根を横から見ると、角度に違いがあってよく分かるということですが・・・・・
先の方の新しい木の部分でしょうか?・・・・・新しいと言っても、江戸時代ですが。 -
この辺りは、暖地性シダ植物が自生する最北端の地として、天然記念物指定されています。
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自然石で造られた石段の両脇には、苔むした石垣がシダに覆われ、周りにはもみじなどの木々が茂っています。
桜やシャクナゲの花の時期ではなく、紅葉の時期でもなく、奥深い山寺は深閑としています。
そんな中に、こうしてたたずんで居ると、俗世間から逃れて女人高野へ救いを求めてやって来て、命が洗われるのが分かる気がします。 -
本堂である【潅頂堂(かんじょうどう)】、国宝で、建立は鎌倉時代(1308年)。
【潅頂(かんじょう)】とは、仏さまと縁を結ぶ儀式の事で、その儀式が執り行われるお堂だそうです。
自然に囲まれて、山寺という呼び名が似合う、素朴なたたずまい。 -
本堂横の石段の上に、五重の塔が見えます。
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高さ16.22mで、屋外に建つ五重の塔では日本で最も小さい五重の塔だそうです。
石段の下から見上げた時は、それほどとも思わなかったけど、横に立ってみると、たしかに、こじんまりしていて親しみを感じる可愛いい五重の塔です。 -
更に、石段が山上の奥ノ院【御影堂】まで続きます。
ここからは、急な長い上り坂になるそうなので、私たちは、ここで失礼させていただきます。
折しも、上から、トレーニングウェアに身を固めた60、70代くらいの女性が降りて来られました。
携帯電話片手に、「今、奥ノ院まで行って降りてきたところ」と話しながら。
たくましくなった女人、活動的な女人、【女人高野】今はむかし。。。 -
帰り道、川を隔てた駐車場の方側から、参道の【三宝杉】の全景を見ることができました。
【室生寺】の歴史を物語るかのように、高く高くそびえ立つ杉の木です。 -
では、そろそろ、帰途に着きます。
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何の知識も無く、突然だったのでビックリしました。
国道165号線から県道に入って【室生寺】へ向かう道すがら、田畑のあちこちに急に多くの人影が。 -
畑の中を果敢に自転車に乗る人も。
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こちらは、お子さま方。
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道路の反対側の自販機の傍には、
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交通事故防止を呼び掛けるお姉さま。
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こちらは・・・・・おっと~!!
ホンモノのオジサンです。 -
なんとも、のどかな風景です。
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仲睦まじさは、後ろ姿に表われます
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かかし集落の見守り姫が、望遠鏡をのぞきつつ、見守っています。
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私の子どものころは、あちこちの田畑にこういう風景が広がっていました。
今は、【かかし】でしか再現することが出来ない現実に複雑なものを感じます。
♪元気でいるか~? 街には慣れたか~? 友だち出来たか~?♪
今はむかし、郷愁をさそいます。
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