2013年中国新疆放浪記109・喀什散策06-1～喀拉庫勒湖へ･パミール高原国道編

2013/10/01 - 2013/10/01

10月1日です。

今日はカラクリ湖に出発です。
お天気さえ味方に付いてくれれば、道中の景色は今まで以上に素敵なはずなのですが。
出発時点では、どうもどんよりしていてイマイチな感じです。

昨日手配しておいた通行証を忘れないよう、みんなに確認させて（外国人はパスポートでOK）、朝食を摂ったらいざ出発です！


天気…天気…天気……あああ！
天気が気になって朝食は殆ど喉を通りませんでした｡｡｡


※例によって、各シーンの位置情報は、航空写真でプロットしていますので、地図表示のままだとずれています。

エリア 喀什(中国)

9時25分。
今日もどうやら曇天でんなぁ…。
折角の長丁場訪問、滅多に行けないカラクリ湖、お天気はどうなるのかドキドキです。

今日の隣の杭州小籠包屋さんで饅頭と汁物で。

豆腐の餡掛けがスープになってるもの。

こちらは雲呑。

9時半頃弐出発しようと言っていましたが、何だかんだとズルズルする人が若干居ますので、10時出発になって仕舞いました…。

西へ向かっているので、今までとは違った町並み。

建物は、二還路と西域大道の北西角にある湘江賓館です。

その先の、西域大道が南へ曲がって行く所の交叉点に有る、喀什月星錦江国際酒店です。
オフィシャルサイト：http://hotel.jinjiang.com/3607.html
ここは、上海でお馴染みの老舗ホテル「錦江飯店」の経営するチェーン店。
錦江飯店チェーンは、上海で有名所のホテルを幾つか取り込んでいますね。
華亭（元シェラトン），新錦江タワー（元々錦江），錦江建国賓館（漕溪北路で、ウチの事務所が有った横）など。

一泊2人で8300円位なので、次はここに泊まりたいかも♪
32万円のプレミアムスイートも有るようですが、3万2千円のスーペリアも良さそうですし（多分行政スタンダードになると思うけど…）。

芸龍旅行サイト→http://hotel.elong.com/kashi/90842243/

出掛ける途中、小さな巴扎で食品の買い出し。
道中のおやつ（昼食用にも）にナンを数枚とその他諸々を適当に買い込みました。

場所はさっきの月星錦江国際酒店のある三角交叉点の向かい側の通りです。

通りの名前が分からない…
一つ南の通りは、昨日運転手さんの農場があった「托克扎克路」です。

画家爺ぃさんの見立てで気に入ったナンのお店で購入。

10枚ほど買い込んでいます…。
毎回、「誰がそんなに喰うねん？」って思うのですが、いつも全部無くなります(^灬^；

では、ここから280km先のカラクリ湖へ向けて出～発！！

そこからそのまま南下して、697専線道路からG314国道に合流できますが、錦江酒店前の三角交叉点を西方向へ抜けて、先にG314国道へと抜けるコースで。
見えている看板に従い、、、

先の交差点を左折！
看板に「パミール大道」の文字。
中学校の地理で習った「パミール高原」は、もうすぐ自分で走ることになるンですよね～♪

毎回いつもそう思っては、カラクリ湖へ着く前に感動しちゃうこま。
五里橋（克孜勒蘇河）か八里橋（台勒維曲克河）を通過。

おおお、広州新城だって！
喀什にも根強く居着く広東人の村。

軍の隊列に遭遇。
写真撮影がし辛いです！（…と言いつつしっかり撮っていますが）

新疆民族楽器村と言うところみたいです。

玄関に書かれていました。

新開発区を過ぎると、一気に辺鄙感が！

疏附県吾庫薩克郷の南端。

郊外村のオリジナル的な住宅みたい。
家畜用の柵みたいな物が、各棟毎に施されていました。

ポプラ並木の道ですが、この両側の奥には家が有ります。

採掘場。
この県を通過中に、こう言うのが2，3ヶ所有りました。

この先には、積載量の検問場が有りました。

郊外の戈壁灘走行は気持ちいいですよね♪
その先に有るオアシス（村）の風景。

防砂林帯に入ると、そこにも別の村が有ります。

ここから3km先を左折してまた3kmほど西へ入った所に、「麻赫穆德・喀什噶里墓」があります。

http://www.baike.com/wiki/%E9%BA%BB%E8%B5%AB%E7%A9%86%E5%BE%B7%C2%B7%E5%96%80%E4%BB%80%E5%99%B6%E9%87%8C%E5%A2%93

とうもろこし製フルエアロ付きマシン!!?
空力悪くて車幅広すぎて操作性最悪。
でも、パワーは一驢馬力ながらオートクルージング付き♪

烏帕爾四橋。
麻赫穆德・喀什噶里墓がある烏帕爾郷に架かっていた橋です。
１～4まで有りました。

遠くに見える、道路の上に有る鉄の棒には、速度レーダーが着いています。
村が近くなると有るものなのですが、時速40km以下で通過しないと、しっかり撮影されてしまいますので要注意です！

阿克陶県通過。
http://baike.baidu.com/view/261355.htm
何かとっても不思議な現象が経験できる村だと噂されています。
ヤルカンドと同様に、シルクロード時代の主要都市だったことが原因なのでしょうか？

変わった名前の村♪
日本語だと「種羊場」ですが、中国語で「種」と言うと、植物などを育てると言う意味で用いるので、直訳すると「羊を植える」って感じ♪

場所：http://j.map.baidu.com/6_0nH

地球上どこでも、多くの若者はバイクが好きになる。

種羊場そのままの図？

時間は11時。
出発して1時間して、漸く綺麗な景色が登場ですね！

何度か出て来る「紅其拉甫」は、カラクリ湖から更に250kmほど南下したところにある町のことです。
個々での交通事情の習慣は判りませんが、ナンでそんな遠くの案内が？って思ったり。
喀拉庫勒湖か布倫口でも良い気がするけど･･･。

この標識が指す先、約10km入った所に大きな村が有ります。
農場が多く有りますが、工業園区って･･･自然に悪影響は無いのでしょうか？

しかし、お天気はずっとどんよりしてるけど･･･。

11時20分。
道の途中に、車が澱みに填まってるような感じで停まっている中に、停車を余儀なくされました。

中国電信の前に有った派出所小屋では、7人乗り以上の車輌検問を行って居ました。

手続きは良く判らないほどのろのろ。
普通の乗用車は、ここで停まることなく先へと進んで行きます。

警察犬。
ニッコリ微笑んでいるだけで、特に何もしていませんでした･･･。

幾らか払うのかな･･･？とも思いましたが、兎に角何らかの手続きをしているだけのようです。

11時50分。
意味不明のまま解放されて行く車輌の順番を待っていましたが、30分経過して、漸く自分たちの番に。

運転手も「意味ワカラン」そうです。
先には、昨日手続きして置いた辺防検査所があるので、通過する時に身分証チェックをされるんですけどね。
今の検査、特に車輌を見る訳でも無く、小屋の外に出て来る係員の姿もなく、単に30分ムダにされただけって感じ。

色んな犯罪が有るので、それに基づいた検査だったと思いますけど、紙切れの通知くらい用意しとけって感じ。

遠くに見える山を越えて行くンですねぇ～。

まだ12時前なので、あと3時間は車移動です･･･。

塩分豊富♪

山の形状が刻々と変化して楽しい♪

今走っているG314号パミール国道は、この蓋孜河に沿って遠くまで繋がっています。

赤い山が増えてきました。

木は生えていません。

喀勒帕克墩村。

ポプラトンネルの村でした。

起伏が激しい区間。

駱駝を飼っている人。
鼻部にボルトが打たれてないので、何となくほっとしました。

身体に焼印も有りません。
優しい買い方、なんか嬉しいです。

そして素敵な大自然。

人と動物が良い関係なのでしょうか？

走りながら撮った画像を繋いでみました。
遠くと手前の物の重なりがずれるので、上手く重ならなくって誤魔化すのが大変！(^灬^;;

遠くの河川敷でラクダ君たちが寛いでいました。

窓に差し込む光の加減で、何かけあらしが立ってる様な写真になりました♪

走路の様子を取り込めると、とても効果的な絵になりますね♪

古の山の下の方、変わった形状。

重機で削ったみたいな･･･。

バックに壁のようになって立ち憚るパミール高原。
大きいですねぇ･･･。

しかし、辺防検査場ってまだかなぁ～･･･

道がかなり良くなっているので、少し早めに到着できたら良いのに･･･と思うのですが、検査場でどのくらい時間を取られるかがキーポイントでしょうね。
あとはお天気も。

検査場を通過したあと、目的地手前にある大きな湖（河）の畔で休憩しますが、その様子は次の旅行記でお届けします。