2016/09/29 - 2016/10/13
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takuyaさん
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Day1 成田⇒重慶⇒成都
初日は東チベット旅行の拠点となる成都まで移動。
- 旅行の満足度
- 4.0
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-
重慶北駅前北広場。
今日は9/29だが早くも10/1からの国慶節を祝うお祭りムード。
駅前のこの広さ、「広場」という概念を再確認させてくれる。
ここで切符を買い、和谐号で成都東駅に向かう。 -
どことなく日本の新幹線に似ている和谐号。最高速度は300km。
約2時間弱で成都東駅到着。
タクシーを捕まえ今夜の宿成都老宋国際青年旅館まで移動。
中国お決まりの車線無視&超ハイスピード運転に、シートベルトを締めようとするがベルトはあれど挿し口が無い。
このスリリング感を恐怖ではなく一種の快感と捉えられなければここ中国では生きていけない。
ちなみに人民達はシートベルトを着用するのを何故か極端に嫌がる。 -
こんなTシャツもあるのだとか。
中国には偉大な発明家が多いものだ。
そんなで成都東駅から約15分くらいで成都老宋国際青年旅館に到着。 -
成都老宋国際青年旅館 4人部屋 45元/人
ここで明日からの旅の体制を整える。
四川省Map(15元)と高山病対策として紅景天(1本10元)を購入。
その後、ホステル従業員に飲食店が多い通りを教えてもらい、散策。
(成都老宋国際青年旅館を出て左方向へ歩き、中国石油をさらに左折した通り。)
すると突然、おかっぱ頭にぎょっと見開いた大きな目をした小太りで小柄な若年女性が出現。
熱心に早口中国語でメニューと料金を説明し、食べてく?と訴えてくる。
この店の名前は「人民食堂」と書いてある。
店名が中国一日目の夕食に相応しすぎるので入店してみる。 -
先ほどの店員がコップとも取皿ともとれるような絶妙な形の食器を持ってくる。
それを机に並べる時に大きな目をさらに見開いて食器の中を問題ありげに覗き込んだあと、少しの間考え事をしている。
その後、何事も無かったかのようにその食器をI君の前に置いた。
何事かとその食器の中を覗くと、食器の内側に白い鳥の糞のような物体がこびりついていた。
私達「えーーーーーー」
どうやら食器の中を覗いたのは衛生上問題があったときに食器を取り替えるためではなく、白い物体の正体が気になり好奇心から覗いたものだったようだ。笑
これをどう捉えるかは個人の問題だが、衛生面を不安視するよりも、もっとポジティブな側面を探してみる。
日本だと目の前のサービスを理想のサービスと比較して文句を言ったりする、所謂完璧主義で神経質な人が多いけど、中国人は比較的目の前のものをこんなこともあるかと許容してしまう人が多い。
だから、店員にも過度なプレッシャーがかからずピリピリしない。
そして何より、ここ中国ではこんな食器を客に提供しても構わないのだから、すなわち相手の様子を伺ったり細かいことは気にしないで済む。
非常に居心地の良い環境ではないか。
そう考えるとこの先の旅の期待感が大きくなる。
その後、料理を注文し、料理の到着を待っていると厨房のほうから
「オラァーーーーー!!!!」
と叫ぶ声が。
ちょうど振り返った時、調理中の従業員Aが従業員Bを殴ろうと手に持っていた調理用の大きなおタマを振りかぶっているところだった。
そこを他の従業員が間一髪のタイミングで従業員Aの手を押さえ、さらに従業員AとBの周りに他の従業員が全員集合である。
客は全員が事故現場のほうを振り向き、厨房の中を含め、すべての従業員が従業員AとBをなだめにかかっている。
どの従業員も客の存在を完全に忘れている。
果たして私達が注文した料理は作って下さるのだろうか。。。。
あのお玉で作るのだろうか。。。。
等と考えを巡らせていると料理がやってきた。 -
この鶏肉料理、超絶に辛い。
この料理を食べると料理が通過した場所は辛さで一種の傷を負うので、痛い場所をたどっていくと食道、胃の場所が正確に感知できるほどだ。
お口直しに咄嗟に他の茄子料理に飛びつく。
が、この茄子料理も鶏肉料理に負けず劣らず超絶辛い。
残りの1品、トマト卵料理がオアシスであることを祈りながら待っていると、すぐさま到着。 -
恐る恐る一口食べると、
甘い!!!旨い!!!
このトマト卵料理、オアシス認定である。
★人民食道採点 60点 -
帰路、私達は人民食堂でのおタマ戦争について回顧していた。
そしておタマ戦争から以下の考察を導いた。
中国人は目の前にいるその人の姿がその人の全てなのだ。
日本人はストレスを感じたときに全て自分で抱え込んでしまう。
時には旨く発散できずに凶悪な行動へと走ってしまう場合さえある。
でも中国人は(もちろん全員ではないが、傾向として)ストレスが来たら吸収せず全て何らかの形で外部に発散する。
内部(人間の裏、の引き出しともなりうる部分)に後に爆発する原因となる危険物をため込むというようなことをしない。
だから本音と建前を使い分け、表裏がはっきりしている日本人と違って、中国人は今見ている姿が表であり裏でもあり、その人全てなのだ。
だから中国人に対しては、相手の気持ちを察しやすく、従って接しやすい。
素敵な国民性ではないか。。。。
次に向かったのは成都ミセスパンダホステル。
翌日の成都⇒康定のバスチケットをここのホステル駐在のT田さんに購入を依頼していたため受け取るためである。
T田さんは東チベット旅行倶楽部を運営している方で東チベット旅行に関する情報を数多く発信している。
T田さんと翌日以降の旅程について話をしていると、自分たちの旅程計画がいかに甘かったが浮き彫りになってくる。
国慶節前で宿はどこも値上がりしており、空室も少ないため、少なくとも明日の康定の宿は今日予約しておくべきだという。
翌日の康定の宿はドミトリーの1ベッドでさえ相場が100元となっているようだ。
また、国慶節期間中は大混雑するため、亜丁に行くのは避けたほうが良いとのこと。
(私たちは当初国慶節期間中に亜丁に行く予定であったので、亜丁は旅程の最後に変更。)
また、以下の貴重なアドバイスも。
・数珠を身につけているとチベット人との関係構築に役立つので康定で購入すべし(安物でOK)。
・ラルンガルゴンパの一番上のホテルには公安がいるので近づかぬべし。
・アチェンガルゴンパの一番手前のホテルは高いので、奥のほうのホテルに止まるべし。
旅を終えて振り返ってみるとこのアドバイスが非常に役に立った。
皆さんも東チベット旅行する際にはぜひ参考に。
ということで成都老宋国際青年旅館に戻って、Booking.comで康定の宿探し。
しかし、Bookingでは康定のバス停付近の宿が旨くヒットせず。。。
そして、夜遅いこともあり、断念。。。
結局、康定の宿は確保しないまま翌日康定に発つことに。
25時半就寝。
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