なんでもない土日が特別な週末に！1泊2日・高雄の旅

2016/08/13 - 2016/08/14

いつも台湾に行くと台北だけで満足してしまうので、今回はバニラエアで高雄に行ってみました。

高雄の規模がどの程度か分からず、しかも1泊2日でどこまで楽しめるか不安でしたが、次回への宿題も残しつつ、大満足の週末になりました。

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 5.0

LCCは前にも乗ったことがあるのですが、成田の第3ターミナルに来るのは初めて。

無駄のないコンパクトな造りでありながら、中にあるお店はツボを押さえている感じ。

3タミに来たら食べよう！と思ってた立ち食い寿司「TATSU SUSHI」で腹ごしらえ。

ネタがちゃんとしてる分、お値段もそれなり。お腹を満たすというよりはちょっとつまむ程度に。でも、高雄に着いたら行きたいお店があるので、ここは腹六分目でガマンだ！

テイクアウトもあるけど、確か「30分以内にお召し上がりください」と書かれていたので、機内で寿司はちょっと難しいかも。

成田を12時45分に出発し、高雄にひとっとび！

高雄には15時55分に到着。特に遅れもなく、あっという間。

今回の宿は、ついにゲストハウスデビュー。

これまでゲストハウスは抵抗があったけど、7月にポートランドで空港泊を経験してから、「カーテンがあって、ベッドがあって、シャワーもある…上等だ！」と思うようになった（笑）

たびびとレベルが あがった！
テッテレー♪

今回お世話になるのは「あひる家」さん。

日本人が経営していて、お客さんも日本人が多く、ゲストハウス初心者の私にはピッタリ。

こちらは共用部のキッチン兼ダイニング。

掃除が行き届いていたトイレとシャワースペース。

滞在時間が短いので、荷物を置いて早々、同じ美麗島駅にある「大園環鶏肉飯」へ。

名物の「鶏肉飯」とハマグリのスープにお腹を完全スタンバイして向かったものの、まさかのお休み…。

ああああーーー！

まぁやってないものは仕方ない。

とりあえず、空腹で死にそうだったので、オススメのお店を聞くため、宿に戻ります…orz

宿のお兄さんに経緯を伝えると、それなら他のお客さんと一緒にどうですか？という提案が。

何しろ明日には帰らなきゃいけないので、一人でサクサク回るべきか、迷うこと数秒。

いやいや、これこそゲストハウスならではの経験じゃないの？誘いに乗っちゃえー！

…ということで、知り合った皆さんとやってきたのが、宿のお兄さんお勧めの「鶏伯」。この店構え、一人だったら絶対ビビッて入れないや…。

でもこの店、地元では超人気店らしく、予約のなかった私たちは店内での食事ができず、結局テイクアウトして宿で食べることに。

セブンイレブンで各自台湾ビールを買って、鶏料理の宴スタート！

ほんとに「鶏伯」の料理、何食べても美味しい…！

特に真ん中にあるこの白い麺、見た目は地味なのですが、恐ろしい中毒性。にんにくと鶏だしが利いていて、延々と食べ続けてしまった。。。

飲んで、食べて、いっぱい話した後、みんなで宿近くのジュース屋さんに「多多緑茶」を飲みにきました。

多多緑茶＝ヤクルト緑茶、です！

こういう好奇心を惹かれる飲み物はワタクシ大好物。名前だけ聞くとキワモノっぽいけど、ヤクルトの甘さと緑茶の苦みがほどよく中和され、意外とさっぱり。

1日目は当初の予定とは全然違うものになったけど、みんなすごくいい人だったし、一緒に過ごせて、ほんとによかったなぁ（しみじみ）

翌朝、キッチンに来るとこんなものが。

釈迦頭、だったかな。こういう珍しい果物は食べなきゃね。

昔食べたことがあるチェリモヤ（これもマイナーだけど）みたいな、クリーミーな味でした。

昨日知り合った人にお別れして、7時半にチェックアウト。珍しく、早起き！

朝食に食べようと向かったのは市議会駅近くの「興隆居」。

ここの湯包（肉まん）は絶対食べるべし！とネットでオススメされていたので…

行列がすごいけど、進むのも早い。

行列の横でこんなのも作ってました。1本を切り分けたやつをポリ袋に入れて、謎のタレをかけたものをみんな買っていた。これも美味しそう。

湯包の写真は食べかけのため載せませんが、とにかく肉汁がすごい。わたしは店内で食べられることを知らず、テイクアウトして近くのベンチで食べたのですが、肉汁ブシャー！で大惨事に。

お店の人がお皿を指差すジェスチャーをしたら、うなずいておきましょう（「店内で食べます」の意思表示になるみたい）。

かぎりなくあやしいくまモン in UFOキャッチャー

オレンジライン終点の西子湾へ。10分ほど歩いてフェリーターミナルへ向かいます。

おおおー、海っぽくなってきた

フェリーターミナル到着。

ついに7月から台北のEasy Cardが高雄でも使えるようになったらしく、ここもカードをタッチするだけで乗れました。便利だー

ちなみに、Easy Cardのチャージはセブンイレブンのレジで出来ました。

フェリーは15分おきくらいに出航。

10分弱の船の旅

ふと、これが普通の土日であることが不思議な気分に。

昨日の今頃は日本にいて、今日の夜には自宅にいるんだよなぁ…

旗津半島は海のにおい

…と、思ったら、ほんとに海。

写真だと曇ってるけど、現地ではすごくまぶしかった記憶が。

台湾産の干しえびをよく料理で使うので、せっかくなのでお土産に買っていきましょうかね。

でも、どのお店も売ってるものが似たり寄ったりで、どこで買おうか決め手に欠ける…。

出入口近くのお店は黙っていてもお客が来そうなので、わたしは条件が悪そうな奥のお店で購入。日本で買うより、だいぶ安く買えた。

軽く道に迷い（実は結構焦った）、フェリーターミナルへ帰還。

フェリーで西子湾に戻り、今度は駁二藝術特區へ。

鉄道駅をアート空間に再開発したらしく、とにかく広い！

随所にオブジェが。

それにしても、暑かった…

誠品書店もあるでよ。

駁二藝術特區から、お目当てのお店「高雄婆婆冰」に到着！

駁二藝術特區の真ん中を走っている「七賢三路」をひたすら歩くとありました。必ず道を間違える私にしては奇跡的。。。

汗だくで歩いた後のマンゴーカキ氷、美味しかった～

台北で食べるより、安くて美味しいかも。

デザートの後は、昼食(逆、逆！）。

さらに歩いて「鴨肉珍」へ。列に並んだはいいものの、自分の番の直前になって「鴨」の発音が分からず焦る…

あたふたとiPodのメモ帳に「鴨肉飯」と入力し、画面を見せて注文。吉本新喜劇の未知やすえ似のお姉さんは外国人に慣れているようで「Here?」の質問にうなずく私を席まで案内してくれた。

写真のとおり、甘じょっぱく味付けされた鴨肉の脂とさっぱりした身がご飯に絡んでウマー！

まだ空港に行くには時間が余っていたので、三多商圏駅近くにある高雄市立図書館へ。

公共施設とは思えぬオシャレな建築に、出だしからワクワク…

まるで売り物の本みたい。

図書館でこういう並べ方って珍しい。

視聴覚コーナーで借りたDVDはこんなゴージャスな空間で鑑賞できる。

高雄市民がうらやましい！

屋上からの眺め。

こうして見ると緑が多いなー

屋上自体も庭園として整備されています。

では、荷物を受け取って、そろそろ空港に行きますかー

高雄中心部から空港まではMRTで20分もあれば行けるので楽ちん。

慣れない早起きをしたせいか、到着ゲートで眠ってしまい、目が覚めたら搭乗が始まっていた…あぶないあぶない

帰りの機内、ハイボールを頼んだら、CAさんからこんなサービス？が。

いやー、もう、こんなかわいい字で。癒されちゃう★

何でもない普通の土日が、なんだか夢のような特別な週末になりました。さすがに1泊2日だと税関で怪しまれて、初めて荷物を開けさせられたけど…また来よう！

次は有名な龍虎塔に行きたいな。