2016/05/25 - 2016/05/25
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パルファンさん
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ポンペイには30数年前、ローマから一日現地ツアーで
行ったこともあって、今回は足を伸ばす予定は無かったのだが、
夫のたっての希望で・・
当時、ツアーコースには無かった“秘儀荘”を是非見たいと
いうことで、会議を抜け出かけた半日。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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35年前の雰囲気で・・
ソレント行き同様、ナポリ中央駅の右エスカレーターから地下に進むとあるヴェスーヴィオ鉄道に乗ってポンペイに。 -
鉄道駅から少々歩いて、のぼって入り口を過ぎると・・
すごい、すごい大きな石の道〜 -
出土品を保管してある棟。かなりの量、種類が並ぶ。
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秘儀荘だけを目ざしたので、遺跡(地図)の左端の道をとる
【秘儀荘】 ポンペイ遺跡の城壁の外れにある邸宅で「ディオニソスの儀式」と称されるストーリー性のある壁画で有名 -
この方面に歩く人は少ない。歩くのが苦手になってきているので、足元に
気を付けながら進む。 -
余り暑くない日でよかったかなー
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エルコラーノ門と読める。
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円形の列柱がある建物跡・・かなり土台がしっかりしている。何だったのだろう〜
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外側は切石で積まれているが、中は荒い石で堅牢とは言えそうもない。
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こちらは? 中にはフレスコ画が描かれていたよう〜
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現地調査のみならず、修復している作業員も・・あ、修復でなく発掘かな?
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一般に遺跡は銘板がないと何の跡かわからない。(伊語なら銘板があっても駄目かな)その点、ツアーの方が説明があってよいのだろう〜
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建物の影から家族の見学者。二人の息子を連れ歩いたのを思い出しながらすれ違う。
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遺跡の市壁から完全に離れて野山を見渡せる道に。一面のコクリコが遺跡の場所ということを忘れさせる〜
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ヴェスーヴィオ火山が向こうに見えてきて・・
距離は相当あるのに、大噴火し火砕流が発生し、ポンペイが一瞬にして完全に地中に埋まった等とは想像だに出来ない! -
建物(秘儀荘)とヴェスーヴィオ火山双方を写真に治めるのは難しい〜
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屋根は新しく葺かれている。石や煉瓦で組み合わされたロッジア。秘儀荘入り口になる。
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ローマの名だたる建造物は、ローマン・コンクリートと呼ばれるものを用いて
いるというが、この建物もそうなのかな? -
ローマン・コンクリート材料の一つに、ナポリの北の町から採掘する火山灰があるということだから〜
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レセプションホール 葉付の花綱飾りがフレスコ画で描かれている。非常に日本的な柄合い!
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狭いのぞき窓の様な所から撮っているので、これだけ見たら何がなんだか・・
寝室だったそう〜 -
こちらも続きの部屋。写真でみるより、実際にみると色とその配置、柄が魅力的。
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上段の帯状の柄は、食堂にあったもので、エジプト模様のような・・右下は、秘儀のフレスコ画の一部
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真骨頂の、ディオニソスの秘儀のフレスコ画
壁画は、ディオニソス秘教会への入信の儀式を描いているそう。部屋は、カウチ式(横になり座る)の食堂だったそう。四方形の部屋の一面だけ開いた所から見られる〜
ディオニソスは ギリシャ神話に登場する豊穣と、ぶどう酒と酩酊の神で多産のご利益があるという〜 -
この「秘儀荘」という名前から秘密めいた館を想像してしまうが・・
紀元前2世紀簡素な家屋が、増改築によって豪邸となり、紀元前1世紀、女主人が
カンパニアの画家に壁画として、ディオニソスの秘儀のフレスコ画を描かせたそう〜
その事により、「秘儀荘」と呼ばれる。 -
膝に縋(すが)りついた女性の鞭打ち。信者の女性が裸で愉悦に酔いながら踊っている場面。(絵・文ともカタログより)
あるところには、入信の儀式に鞭打ちがあったと記されていたが・・? -
若い花嫁が化粧をしながら入信の儀式を待っており、側にはキューピットや女性が付き添っているという情景
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フレスコ画であれば、絵に艶がないのが普通だが、ここのは色が鮮やかな上に
光沢で輝いている!当時、光沢を出す方法、一種テンペラ画のような
用法があったのではないかと言われたり・・
また、鮮やかな赤は“ポンペイ・レッド”といわれ、絵画史の中でも貴重な要素を含んでいるフレスコ画 -
ここポンペイに時代考証にも重要なフレスコ画が残ったのは
ギリシャから伝わった秘教である「ディオニュソス教」の崇拝・信仰を禁じていたローマ帝国の監視の目が届かなかった事によるものと言われている -
門の所にいた人物だそう〜 考古学者は石灰を穴にいれ復元して。
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秘儀荘の修復は2013年から始まり、2015年夏にリオープンしたそう〜
建物、床、門構えなどの修復をしたというが、絵にはほとんど触れてないという。
そうであれば、全きに近いフレスコ画が残っていたものだと驚嘆し、秘儀荘を後にして。 -
修復作業はもう終えたのかフェンスがされている。
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来た時とは違う、一本北側の通路を通って戻る。18世紀半ばから、発掘は続けられ、更に続くであろうと思うと気が遠くなる〜
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狭い道を大きな石で分断しているのは?
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フォロ(公共広場)に出てきて。真夏の日中はかなり暑いといわれるが・・
気持ちの良い夕方の広場。 -
広場に横たわるのはイカロスかな?
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広場の床面は大理石で覆われていたというが・・いつの日かそこまで修復・再現されるのだろうか・・
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道は車道と歩道に分かれ、車道はある時には排水路にもなったという。そのためか
横断するための石が配置されているという〜 -
屋根がなく、部屋が一つ一つ見られる傍を通って出口に向かう。
それぞれ銘板があるのをチラとみながら・・ -
途中、望遠で撮ったヴェスーヴィオ!
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出口を出て、鉄道駅に行くまで結構歩く(誘導路がしっかりついている)そこでもう一枚〜 ヴェスーヴィオを。
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ヴェスーヴィオ鉄道のポンペイ駅は赤い色。あの、秘儀荘の赤には及ばない!
今回は(次回はないはず)秘儀荘のみということで絞ったが、興味深いところは沢山。遥か昔に思いを馳せゆっくり歩けたらとも思いながら帰路につく。
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