2011/07/31 - 2011/07/31
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旅遊de美食散歩さん
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vol5は、1日Cuzco観光です♪ 歴史ある洋風建築をみるのが大好きな私ですが、さすがにここでは全く興味わかず、その下にあったはずのインカ時代の建物に想いが募りました。
アルマス広場、ロレト通り、12,14面の石に感嘆の声を上げ、絶品の郷土料理に舌鼓をうち、コリカンチャであまりの精巧さに度肝を抜かれ・・・。素晴らしかった、本当に。Cuzcoに魅了された一日でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
7月31日
今日は少しゆっくり目に起床。アルゼンチンでもそうでしたが、Peruも映画って人気なんですね。テレビをつけるとものすごい数の映画番組があって、チェンネル回せば何かしら映画がやってました。
まずは朝食。昨夜と同じレストランでしたが、いたって普通のビュッフェ。珈琲はかなり濃かったですがミルクをた~っぷりいれると濃厚なカフェオレになって美味しい!しかしパンがまずい~!アルゼンチンのパンは最高だった。
レストランの窓からは、オレンジ色のレンガの屋根がきらきら光って、坂の多いCuzcoの街並みが見渡せいい景色です。昨夜はダウンがいるくらい寒かったけれど、今朝はひんやりしてるって感じ。クスコはもう少し暑いのかと思ったけど。
チノパンにソックス、タンクトップに半袖シャツ、それにカーディガンをプラスして出発。昼間はこの格好でまったく問題ないけれど、朝や夕方はやっぱり冷えこんでくるので夜はこの格好は無理とみた。
昨夜は撮れなかったホテルのパティオをパチリ。この光景が部屋から見えたらよかったのだけどな~。笑 -
まずはアルマス広場へ。Cuzcoの街は広場を囲んで回廊風に建物が建ってる造りでとてもエキゾチックな感じ。
教会も厳かで美しいのだけれど、ここCuzcoに限ってはこの歴史的に古くスペインの香りのする建物群に全く興味がわかなかった私。今までマラッカにしろスリランカにしろ同じように他国の植民地であった場所で、植民地当時の建物を夢中になって写真撮ったものなのに、今回に限っては、”これさえなかったら・・・。インカの宮殿や建物だったらどんなに素敵だったろうか・・・”って気持ちが強くて、単純に目の前の教会や修道院などの建物を称賛できない自分がいました。 -
とりあえずカテドラルに行ってみました。教会内は本当に贅沢の限りを尽くしたって感じで煌びやかですごい内装。でもあまり興味もわかずにさっさと退散。
インカ時代、ここにはビラコチャ神殿があったのだそうです、ビラコチャ神殿の方が見たかった! -
次に向かったのは、ロレト通り。最も美しいインカの石組が残された通りとのことでしたが、本当に素晴らしいところでした。なんというか、偉大な歴史の力強さに触れるというか、なんかこうパワーがみなぎってるようなそんな感じ。
通りの左側はかつてインカ時代に『太陽の処女の館』があった場所。全国から選ばれて集められた神に仕える乙女たちが暮らしていたこの場所は、当時”AQLLAWASI(アクリャワシ)”と呼ばれていたそう。 -
すると壁になんと!こんな表示を発見しました。こういう表示があちこちにあるとありがたいんだけどなあ・・・。だって知りたいのは今残ってるものじゃなくてインカ時代にあったもの、なんだもの。
現在は『Monasterio de Santa Catalina(サンタ・カタリナ修道院』が建っています。 -
通りの両側が石組みでできてますが、あきらかに『太陽の処女の館』のほうが立派!まあ神に仕えるわけですからね、当然といえば当然なのかもしれませんが。
巨石はなく、同じような大きさの石を模様のようにずらしながらびっちりと並べてあってマチュピチュよりも美しいとさえ思ってしまいました。
なんていうか色合いも含めて女性っぽいというか、優しい感じ。巨石の石組も美しいと思うけれど、こういう柔らかい石組みの方が個人的には好きですね。 -
もう本当に、まさに剃刀の刃一枚差し込めませんってくらい隙間なくびっちりと石が組まれていて、見事としかいいようがない。これだけで藝術品ってくらい美しいです。
インカ時代当時に組まれたこの壁を、時を経て今まだ目の前に見ることができる幸せに浸りました・・・♪
石組みを見て歩いてるだけでも飽きませんね。この土台の上にはどんな建物が建てられていて、どんな服装をした女性たちが暮らしていたのかしら・・な~んて想像するのもまた楽しい。 -
巨大な石が隙間なく積み上げられた石組みは、地震が来ても崩れなかったと言われたほどなんですって。その上に建てられたスペインの建物は打撃をうけたにも関わらず。なんだか皮肉というしかないですね。
こちらは通りの反対側の石組み。若干ふぞろい。というかちょっと雑っぽい。ここはワイナ・カパックの宮殿があった場所。ワイナ・カパックは、インカ帝国の11代サパ・インカ(皇帝)です。
現在は、Iglesia de La Compania de Jesus(ラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会)になっています。
通りの石組みだけを見てると、なんか軒先のようなものがあるからか日本の城下町に似ている感じで、なんだか懐かしい気持ちになってきます。 -
石組みの途中に入口があったので、ちょっと中を覗いてみたら、なんてことない広場でした。お土産のお店があるくらい。あとはトイレ。奥に見えるのがラ・コンパニーア・デ・ヘスス教会です。
当時の宮殿跡がなにか残されているのかと思いましたが、それらしいものは何一つみあたらず。 -
入口の門の上にはこんな模様が彫られてました。これは当時のもの?それともあとから彫られたもの?
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石組みを堪能してから、道なりに進んでいくとビニール袋にくるまれたお肉を売ってる女性を発見!正面から写真撮るとチップよこせと言われるので遠くからパチリ。
列ができるほどだったので相当美味しい模様。豚の丸焼きとか羊の丸焼きの類かな?かなり大きかった!それにしてもワイルドだわ。
私が写真を撮ってたら、民族衣装を着て、ヤギを抱いた少女が何人かよってきて、なんと日本語で”写真撮って”と言ってきました。まだ幼さの残る可愛らしい少女なのにその”写真撮って”にこめられた媚のある言い方といったら、もう妖艶そのもの!
これから先どんな人生を歩んでいくのかしら。 -
こちらが『Monasterio de Santa Catalina(サンタ・カタリナ修道院』。このときはあいてなかったので入れずじまい。中には『Museo Santa Catalina』という博物館があるのですが、ここも当然はいれず・・・。残念!
『Museo Santa Catalina』
Arequipa s/n Cuzco -
インカの石組みとはまた違った味わいがありますね。
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ちょっと歩いたら、すぐ近く(この通りの奥)にトゥパック・ユパンキの宮殿跡の建物をつかったという博物館『Museo de Sitio Puca Marka 』がありました。現在は『SCOTIA BANK』となっています。
なぜか今回は時間が悪かったのか?!ことごとく博物館類がどこもお休みで閉まってて、この博物館もみれずじまい。本当に残念!!入ってみたかったな~♪
『Museo de Sitio Puca Marka』
Maruri 315, Cusco -
それから12面の石へ向かいます。ここだけ異様に観光客が多いのですぐわかります!
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こちらがその12面の石。宗教博物館の外壁部分です。12面ってどういうことかと思ったけど、納得!こういう意味ね!
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こちらは宗教博物館。第6代皇帝インカ・ロカの宮殿跡に建てられました。中にはいってもインカ時代のものがみられそうもないので興味わかず素通り。笑
『Museo de Arte Religioso』
Corner of Hatunrumiyoc & Herrajes, Cuzco -
そして宗教博物館の近くHerrajes通りにあるのは14面の石!最初どこにあるのかわかりませんでした。笑
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なんだ!こんな小さいのね♪ なんとなく後から表面を彫っただけのような気もしなくもない。笑
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上部にある模様はただの柄かと思ってましたが、よくみたら蛇のレリーフでした!
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そして『Capilla de San Antonio Abad』へ。 こちらも閉まっていて見学できず。
『Capilla de San Antonio Abad』
7 Culebras, Cusco -
お隣の建物は教会と一緒?!ここの壁には蛇のレリーフがたくさん!インカの世界観においては、蛇は地下世界を支配するものとして崇められてきたのだそうです。インカの国旗も蛇をモチーフにしているのですって!
でもこの蛇はなにか意味があるのか、この場所が当時インカの何であったのかそういう説明はどこにもなのでもどかしい。あるのは、現在の建物の説明だけですからねえ・・。 -
上ってたり・・・・
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二匹仲良かったり。
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なんだか微笑ましい♪
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ぶらぶらと歩いていたら風情ある路地に出くわしました。
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そして偶然見つけたのがこちらのレストラン『Quinta Eulalia』!
どうやら老舗レストランのよう。ただ、このレストランたどり着くまでは上り坂になってて、これがけっこう息切れして疲れました。やっぱりCuzcoは一番高度があるなって感じます。
『Quinta Eulalia』
Calle Choquechaca 384, Cusco, Peru
℡:+51 84 224951 -
せまい入り口からは想像できないくらい、中は広くて賑やかで開放的なレストラン!週末に家族やちょっとした集まりで来るようなレストランって感じですね。店内は地元民で大賑わいでした♪
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二階席に席を見つけて注文しようとしたけど、見事にSpanish!写真もないので、手元の地球の歩き方に紹介されてるメニューと見比べながら、なにが書いてあるかを解読。なかなか面白い。相席のおじさんもジェスチャーですすめてくれたりしたのでありがたかった~♪
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そして頼んだのがこちら。贓物の煮込みスープ(みたいなの)。も~あまりの美味しさに唸りました。!これ、最高!すっきりとすんでいて全く臭みがなくダシの深みがハンパないです!
北京でもこういった贓物のスープはありますが、もっと臭みがあってなんというか庶民の味!といった感じ。それはそれでとっても大好きなんだけれど、このスープはそれよりもっと洗練されたおいしさといったところ。クスコ万歳! -
もう一品頼んだのは羊のグリル!外はパリパリ、中はジューシー♪ シンプルに塩焼きなんだけど、こりゃたまりません!付け合わせのポテトの美味しいこと!日本でもインカのめざめってジャガイモ売ってるけどやはりこちらのポテトは一級品!もっと山ほど食べたいわ~!
しかしボリュームがすごくてもっといろいろ食べてみたかったけれど、お腹いっぱいで注文できないのが悲しい・・・。 -
さ~て!食後はお待ちかね♪『コリカンチャ 太陽の神殿』へ。
現在は「サント・ドミンゴ教会」です。スペイン人がインカを征服後、その神殿を壊して教会を建てようとしたそうですが、あまりに強固で壊しきれずそれで仕方なく土台はそのままに教会を新しく建設したのだそうです。
『Museo del Sitio de Qorikancha』
Av El Sol Huanchac Cuzco -
神殿跡に建てられた教会の回廊。美しいんですけどねえ・・・。
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そしていよいよ神殿跡へ。『太陽の神殿』だけに当時の厳かな感じが石組みにもあらわれてるようで、見事な中にも色合い的に風格があり、”他とは違うんだぞ!”というのを見せつけられる感じです。
そしてここは虹の神殿と言われていた場所。
インカの建築では、入口が台形で作られているのが特徴的なんだそう。建物全体も内側に少し傾いてることによって強固さが増して、耐震効果が抜群なのだとか。 -
見事に一直線上に高さのそろったこの窓。どうやってこんなに正確に作られたのでしょうか。とても古代のものとは思えない!
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こちらは生贄の間。当時はリャマを生贄につかったのだとか。
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インカ時代に使われていた色々な種類の石の展示がされてました。インカの石組みは
ただ重ねるのではなくて、こういう窪みをつくった石と突起をつくった石をはめ込ませていたそう。そうすることによって地震に強い強度の高い石組みになったそうです。 -
こちらは当時のコリカンチャの模型。実物が見れたらどんなによかったか・・・。
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そして神殿跡前に広がる広場へ。インカ時代は段々畑だったとか。
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それから星の神殿です。ここではスペイン人がいかにしてこの神殿を壊そうとしたか、壊せなかったところはいかにしてスペイン風にアレンジしたかというのを具体的に展示していました。スペインの人はこの説明を聞くと複雑な心境になりそうですね・・・。
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壁のくぼみにはそれぞれ金銀で作られた像が安置されていたそうです。もちろん
何一つ残されてはいませんが・・・。 -
石組みの石の表面はもっとすべすべしているのかと思いきや、けっこうごつごつした感じ。これは、銅でできた工具をつかって、石の表面をたたいて仕上げをし、その後砂で磨きをかけたのだそう。
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太陽の神殿があった場所に残されたのは写真の真ん中辺りにある石組みの壁のみ。インカの石組みは黒光りしていてしかも隙間がないのに表面はカーブしているのです!本当に見事としかいいようがない!驚き!
上部は後から作られたスペイン建築の教会ですが、技術の差が明らかというかこれはこれで歴史的価値があるのでしょうけれどまったく心に響きませんね・・・。 -
コリカンチャを一通り見学してから、アルマス広場へ。どうしても買いたかったペルーのマンタを見に、『Museo』というショップへ。とってもカラフルで美しい模様の織られた「マンタ」は古代アンデスの時代から作られているのですって!
博物館という名前だけあって、もう品数がものすごい!!!どうやってこの中からお気に入りのものを見つけろと?といった感じ。
でもおじさんはものすごく明るい人で、次から次へと商品を出してきたリ、ポンチョをもってきては私に無理やり着せたりして笑ってました。なんたって私、とにかくポンチョが似合わなかったので。笑
『Museo』
Portal Comercio 173 Plaza de Armas
℡:23-3484 -
最終的に選んだのがこの一枚!超カラフルなマンタが欲しかったにも関わらず
家に置くとなると結局こういうほうが落ち着くかな、と思って。でもとっても気に入ってます♪
正直言うともう少し大きいのが欲しかったんだけど、予算的に無理!結構高いのね~!!それに持って帰るのも大変だし・・・。 -
夕食はホテルすぐ近くのレストラン『Pucara』へ。地球の歩き方にものっていた日本人の経営するお店とのことでしたが、それらしい人はおらず、お客さんも日本人は他にいなかったですね。
『Pucara』
Calle Plateros 309
℡:22-2027 -
噂のニンニクスープは、トマトのはいったガーリックの超効いたスープでした。これは体が暖まりそう。卵もはいってるので風邪ひいたときとかはもってこい!かも♪
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こちらは海老のスープ。クリーミーで優しい味わい。
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そしてずっと食べたかった『Arroz con Pollo』を。炒飯という説明だったけれど、炒飯というよりはパエリアですね。パラパラとした炒飯を想像していたのでちょっと違ったかな。
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こちらのビールも美味しかったです♪
帰りは10時近かったけれど、外は人通りもけっこうあって危ない思いはしませんでした。まあ歩いても5分で着くホテルではあるけれど。
街中にポリスが見張りに周っているので安心感はあるけれど、でも警察がいる必要がある=危険 なわけだからやっぱりちょっと緊張しました。
でもCuzco市内はアルゼンチンと違ってゴミや落書きがすごく少ない。小さい街だけれどこさっぱりとしたきれいな街という印象でしたね。
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