2016/09/02 - 2016/09/03
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YAMA555さん
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燕岳は表銀座の起点であり燕山荘を有する超人気の二百名山ですが、地図を辿って稜線を北部に見ると「餓鬼岳」という山名が非常にそそられる二百名山があります。この餓鬼岳に登りたいと随分前から考えていましたが、仲間と飲んでいる時に行こうという話になり、どうせ行くなら燕岳からの稜線歩きとトントン拍子で決まりました。
当初は中房から入る予定でしたが、西側の台風接近による天候悪化の懸念があったため、餓鬼岳山頂へ直登する白沢登山口からのスタートとしました。
山頂までは想像以上に歯ごたえのある登山道でしたが、登頂して360度の大展望を目の前にして判断は間違ってなかった!と喜び合いました。
コースタイム
1日目:合計7時間30分
白沢登山口5:50→7:45最終水場→10:04大凪山→12:40餓鬼岳小屋(テント設営)13:05→13:10餓鬼岳13:12→13:17餓鬼岳小屋泊
2日目:山行8時間30分 & 休憩2時間31分
餓鬼岳小屋5:00→餓鬼岳5:25→5:30餓鬼岳小屋(テント撤収)5:47→5:50餓鬼岳6:40餓鬼のコブ→8:00唐沢岳8:50→9:50餓鬼のコブ→11:00餓鬼岳→11:07餓鬼岳小屋11:23→12:50大凪山→14:10最終水場14:20→16:00白沢登山口
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
地元草加より北千住で待ち合わせを経て首都高から中央道、安曇野ICより下道。
餓鬼岳直登の白沢登山口で仮眠。
白沢登山口駐車スペースは上部に6台程度、少し下に10台程度停められそうでした。簡易トイレは清潔でトイレットペーパーもおいてありました。 -
登山口。ここから約1,600m近い登りが待っています。
さすが北ア手ごわいですね。 -
200mくらいは車が入っていけそうな道を歩きます。
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白沢沿いを登っていきます。
その間数回橋を渡って進みます。 -
最終水場までは結構な頻度で橋や梯子、トラバース用の鎖が設置されていて、よくまーこんな所に登山道を作ったものだと感心しました。
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沢沿いの梯子登り。梯子が壊れたらこのルートは登れませんね。
下山時に補修工事している方がいらっしゃいました。
本当にありがたいことです。 -
魚止めの滝が見えてきました。結構な落差があって近くで見ると見事な滝です。
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魚止めの滝の看板。登山口から約300m登ってきました。
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魚止めの滝の先もしばらくは沢沿い。
沢床が白っぽく本当にキレイです。この地質から白沢と名がついたのでしょうか。 -
最終水場までの間に枝沢が6箇所位水場として書いてあったかな。文字通り最終水場なのでこちらで水2Lを追加。
うん、荷物が重くなってこれから約4時間半の登りだぞ! -
最終水場。水はトウトウと流れて気持ちよかった。
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ふみ後はある程度しっかりしていますが、笹や枝は結構繁茂しています。
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大凪山道標。展望は全く無い樹林帯です。しかも山頂って感じじゃないですね。
2泊3日の装備で、ほぼコースタイムどおりで歩けていたのでまあまあ良いペースじゃないでしょうか。 -
大凪からはしばらく緩やか。
その後百曲がりに突入します。
ここもそれほど急坂ではないですが、黙々と登ります。
下山してきた方の話を聞くと、ブタナテよりも厳しいんじゃない?と仰ってました。 -
百曲がりを登りきったあたりに「小屋まで30分」の看板を見つけた!ちょっと頑張れそう。
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ガスガスの中の登りが続きます。
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そして案内板からほぼ30分で小屋に到着。
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餓鬼岳小屋です。イヤー汗でびっしょりになってしまいました。
まずはテン場受付です。1人700円を支払います。
幕営場所は小屋から2分くらい下った所で非常に狭い。8張くらいって聞いてますが、半分以上は斜めってます。おそらくまともに張れるのは3,4張でしょう。水は1リットル200円。元気があれば最終水場で汲んできましょう。
大のトイレは土足厳禁。でもとてもキレイです。 -
お店の脇に貼り紙。
コーラないかなと思ったら無かった!
ビールは担いできたので買わず。 -
餓鬼岳小屋のトレードマーク。
取って食われそうですが、キモ可愛いってかんじでしょうか。
ようやくたどり着いた。 -
テントの受付をしたらテン場へ。
燕岳への稜線の方へ2分くらいくだったでしょうか。 -
テン場到着でーす。
平らな箇所は3箇所くらいで後は斜めっています。
張り数はかなり少ないでしょう。大きいテントがあると5張り位しかスペース無いんじゃないか! -
今回はYさんの2−3人用テントです。
結局この日は金曜ということもあり3張り。
2張りは中房から乗越を越えてきたようです。 -
とりあえずテントを張ったらやることもないし、山頂がすぐ近くなら登ろう!
ガスでもなんでも。本当に小屋からだと5分もかからないかな。
風はそれほどでもないんだけど・・・明日晴れることを祈るのみ。 -
山頂登ったら、Yさんと2人で持ってきたビール、梅酒、芋焼酎で乾杯。
17時には夕飯を作ります。
今日は生米から炊いた白米と、麩の卵とじ。
醤油を持参し忘れて塩でカバー。 -
ゆっくり食事を取っていると夕方一瞬だけ視界が開けてきました!
下界の街並みが見える。 -
早速高い所に上がってみると、餓鬼岳が見えました。
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当初の予定では燕岳までいくつもりだった尾根。
剣ズリあたりかなりジグザグですね。
その後、再びガスに視界は閉ざされはやめの就寝です。 -
夜中は雨がテントをたたいていましたが、3時半テントを出てみると下界は雲に覆われていますが、一面の星空。
これは燕岳までの縦走できるかと思い、4時半には食事終えました。するとまたガスガス。
昨日もガスだし、今日もガス。しょうがないのでとりあえず餓鬼岳の山頂に来てみました。当然何も見えず。 -
しばらく御来光待ちをしていると、ガスの流れが速くなり〜。
上の方が切れてきた! -
そして南の方角には尖った峰がフワッと出現しました。
そう!誰もが憧れる槍ヶ岳です。 -
あっという間にクリアに展望が開けました。
いやー厳しい登りをきてよかった〜。 -
野口五郎、烏帽子方面も徐々に視界が開けてきました。
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東部には三又蓮華、鷲羽、水晶、野口五郎、烏帽子と広がってきます。
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晴れてみると立派な山頂ですね。
日の出寸前の稜線の色がなんとも美しいですね。餓鬼岳 自然・景勝地
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なんとか御来光が見えました。
これを味わうと山やめられなくなります。 -
ちょっとガスっぽい雰囲気が逆に陽光を拡散させて幻想的な景色です。
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野口五郎の雄大な稜線がピンク色に染まりました。
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晴れたのは時間にして10分位でしょうか。
再びガスに包まれたので燕岳への縦走を中止して、もう登らないであろう唐沢岳へのアタックに切りかえました。 -
一度荷物を片付けて再度餓鬼岳の山頂から唐沢岳へアタック開始。ガスに覆われた稜線。
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アップダウンの連続に軽身でもなかなか大変。
この辺は痩せ尾根。 -
降り始めること数十分するとガスが切れてきたではないですか!
この先の越えなければならない峰々が見えてきました。 -
振り返ると南のほうもガスが下りてきて、槍の頭が見えてきます。
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すっかりと晴れ上がって、燕岳への縦走をした方が正解だったのかとちょっと後ろ髪引かれる思いもありますが、唐沢岳を目指します。
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振り返ると黒々とした剣ズリの峻峰。
そして奥には尖った槍ヶ岳。
素晴らしい景色ですね〜。 -
左手前がお目当ての常念山脈最北端の唐沢岳。
標高200mクラスのアップダウンにも負けず頑張る! -
あとアップダウンは3つか!と思うじゃん。
実はこの後何度もまだかと思うアップダウン。 -
登山道も踏み後はあるのですが、枝を掻き分けって感じですかね。これがいい感じです。
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いよいよ本峰の登りに近くなってきました。
なかなかの岩稜帯なので、途中でストックをデポしていきます。 -
だいぶ登ってきました。
あれが山頂!って思うじゃん。行ってみてまだまだだな。 -
さらに山頂っぽい雰囲気!
これが最後って思うじゃん、これ左を巻いて更に奥なんです。
長げーよ。 -
いよいよ本峰に突入。
ここからは急な傾斜の岩稜帯とザレ場の連続。
気を抜けません。 -
岩場のトラバース。先行者が下りてきました。
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そして最後の登り。青空に向かってGO。
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ジャーン。ついに常念山脈最北端の唐沢岳の頂に立ちました。
やったぞー! -
振り返ると奥の餓鬼岳。手前側のギザギザのアップダウンを登りきったから見える景色です。
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イチオシ
南方面と槍ヶ岳が素晴らしい景観です。
槍の麓に若干雲が止まってます。 -
北方面はなんと言っても立山三山と剱岳。
この日一番最後までキレイにみえたんです。やっぱ北陸方面は天気で南から崩れてきたのかな。 -
イチオシ
立山・剱岳を更にアップ。
再来週に予定している北方稜線が見えるかな。 -
雲海に上には焼岳、火打、妙高の頚城山塊もみえました。
30分ほど三座同定を楽しんでガスが出始めてきたので戻ることにしました。 -
鹿島槍の双耳峰。
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だいぶ戻ってきて唐沢岳を振り返ると東側はガスガス。
こうやって見るとアップダウンのある峰が良くわかりますね。
空身でもきつかったッス。 -
更にテント泊の重荷を持ち下山を開始します。
餓鬼の山頂付近も既にガスにまかれてます。 -
下山が本当に長かった。標高差1,600m近いんでなかなかつかん。途中若干色づき始めた木々。
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白沢下部はこんな橋を何度も渡りますよー。
くだりは注意ですね。 -
お疲れ様でしたー。先月の万太郎に続き、また1つ行きたかった山を登れて確かな満足感でした。
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お風呂は近くが良く分からなかったので、大町まで北上し薬師の湯にて汗を流しました。
大町温泉郷 温泉
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