2016/07/13 - 2016/07/13
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アルデバランさん
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北京 天安門広場にスターリン様式の流れをくむ人民大会堂と広場を隔てて対峙する「歴史博物館」
当時から是非行きたいと思ってましたが、2007年から拡張改修工事に入ってしまいお預け状態が続いてました。
2011年に「中国国家博物館」としてスケールを倍増してさせオープンしましたが、東南アジア方面に目が向いてしまい北京そのものに行く機会が減って、時だけが過ぎてゆきました。
この度、ミャンマーへの乗継に北京で1日時間ができたので千載一遇、期待をもって訪れてみることにしました。
みどころは何と言っても地下1階の大半を占める「古代中国基本陳列」コーナーでしょうか。
黄河文明や長江文明の太古から清朝までの数千年を縦軸に、広大な地域を横軸に、各地から出土した芸術品とも言える見事なまでの展示物の数々。
とにかく広すぎて、足が棒のようになりましたが、これらを見て、まだまだ行ってない遺跡や場所が沢山あることならびに、中国の奥深さを再認識した1日でした。
ちなみにカバー写真は国家博物館ではありません。
博物館の正面入口から天安門広場と人民大会堂を眺めた図です、あしからず…
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 5.0
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-
いつものように
空港から机場線で東直門まで来て2号線に乗り換えて
建国門で1号線に乗り換えます -
天安門東駅C出口で地上に出ました。
国家博物館はすぐそばです -
天安門前の広〜い長安街
天気よくて良かった… -
国家博物館の北側妻面です
近づこうとしたら
「こっちじゃない、あっち、あっち」と制されました -
で、その方向は…
ドヒャ〜!
天安門広場へのセキュリティチェックの長蛇の列です
10分ほど並びました -
セキュリティチェックを通過して広場側道に出たら博物館前は…
どひゃ〜!
今度は正真正銘
博物館の超長蛇の列
先程の安全検査の比ではありません
何重も折り返して動く気配ありません -
その列は側道にもはみ出て…
数百m
この時点であきらめました(泣 -
天気は凄くいいのですが…
-
次善の策は?
首都博物館も考えましたが
やっぱ「太廟」だよね
北京市内で一番好きな場所です -
ということで地下道で長安街を潜って天安門側に…
天安門や故宮方面は凄い人です -
一方
太廟があるすぐ横の労働人民文化宮はと言うと
ガラガラです
でも、これがいいんだよね
すぐ隣、周礼の考工記にいう「左祖右社」の左祖太廟
周囲から隔絶されて信じられないくらい静か… -
チケット検札付近に張り紙
今日は13日だから大丈夫だよね
チケットを買おっと… -
このエリアに入るのに2元
太廟内部は別料金で15元
で、でも窓口が閉まってる!
な、なんで? -
ショックで立ち上がれません
横のショップのオッちゃんに聞きました
なんか撮影があるようです
またトゥーランドット撮ってるのかねえ
オッちゃんは書の大家のようでした
我輩もちょっとだけ練習… -
未練タラタラ
少しは列が短くなっているか
また国家博物館前に戻ってみましたが
逆に長くなってました…
完全に諦め -
反対の正面右側(南側の前門方面)は2、3人がいるだけです。
「こんな行列、クレイジー!」と言ったら
下手な言葉が外国人と分かったのでしょうか
「パスポート持ってるか?」ときました
パスポート見せると… -
ここを行けとのこと
アレレ… -
右側からパスポートを提示すると列に並ばず入口の階段上まで行けました
-
ザックを背負っているので「預けろ」とのこと
天安門側の行列(何と写真の欄外まで続いてます)を尻目に存包処に… -
10元払って預けます
身軽になれて良かった -
これで入場できるわけではありません
入館はタダですが
入場券をもらわなければなりません
入場券発行所は両側にあります
パスポート所持者は右側…
一般は左側
つまりあの行列はこの為の行列だったのです -
発券所では10名ほどが並んでます
よく見るとネットでも予約できるようで予約票と身分証を提示している人も… -
パスポートを見せたら、チケットいとも簡単に貰えました
一時は完全に諦めたけど
聞いてみるもんですね
良かった良かった
でも既に11時… -
チケットを手に入れたので余裕です
正面入り口から天安門広場、人民大会堂をバックに -
それにしても
デ・カ・イ -
いよいよ入場ですが最後にセキュリティチェックがあります
ここでも左右に分かれて差があります -
10分ほどならんで…
-
やっと入場できました
-
内部も広すぎ
-
1階にはカフェコーナーも
でも高いのでパス
でもノドはカラカラ… -
安い飲み物販売コーナーは反対側にあるとのこと
6元で喉を潤します -
さて、準備万端整いました、
歩き過ぎて足裏にできたマメ以外は… -
音声ガイドもありますが30元
迷いましたが
ゆっくり聞いていたら全部見きれないと思いパス -
まずはここです
中国はやっぱ古代だよね -
さすが古代
随分さかのぼっちゃったねぇ -
仰韶文化のお墓ありました
貝殻ながら、虎と龍に挟まれておちおち寝れません -
紀元前4700〜2900年の紅山文化の玉龍
洒落たデザインに脱帽 -
西安郊外に見に行った半坡遺跡からも展示されてました人面魚紋彩陶盆
現地の博物館の方がはるかに良いものが展示されてました -
あれれ…
これも半坡遺跡の博物館で見た記憶が…
確認すると
当時たまたま青海彩陶展を開催しており
この柳湾村出土の馬家窯土器が展示されてました -
青海省大通県上孫家出土の舞踏彩文陶盆
おさげの5人が手を繋いで踊ってます
しかも尻尾を生やして -
時代は下って…
-
「宜侯夨」青銅簋
中に120程の文字が。 -
盗掘されなかった殷墟5号墓(婦好墓)から数点が展示されてました
代表して
婦好青銅偶方彝 -
見ごたえのあるものは単独で展示されてますが「その他」は
このように… -
安陽殷墟で出土の虎文様の磬(けい)
穴が開いてるので吊るして打ったのでしょうね -
“頌”青銅壺
中に151文字 -
三星堆遺跡からも数点展示されてました
代表して… -
四羊青銅方尊
大きな角の口を開けた羊がリアル
これが商後期、紀元前10世紀というから驚き! -
やっと春秋戦国時代だよ
でもまだ紀元前200年 -
当時の版図も確認
-
今まで「本物かなあ?」と眉に唾つけて見てきましたがレプリカはちゃんと表示があるんだ…
-
戦国の昔、秦の宮殿に使用されていた金釭がここにも
-
晋のコイン
尖ってるのでポッケには無理ね… -
青銅製のプライヤー
何に使ったんでしょうか?
握りの穴がオシャレ! -
お次は秦、漢時代ね
-
真ん中は有名な呉王夫差の青銅の剣
なんで判るのかというと銘があるそうです
「3年2組 呉王夫差」 -
あら〜
これにもお洒落な字を書いちゃって…
でも読める字で書いてね -
一際人気の金縷玉柙
まとっていたのは中山懐王劉修
紀元前55年に亡くなったそうです -
咸陽 楊家湾兵馬俑も展示されてました
本場の咸陽博物館には何回か行くチャンスはあったのですが… -
このサイは迫力ありました
中国にも昔いたんでしょうか -
広州で出土の後漢時代の三合式陶屋
当時の建築や住居の様子がよく分かります -
咸陽秦1号?殿遺跡から出土のレンガ
龍紋空心磚
ただ線で彫っただけだから… -
四川省成都揚子山出土の宅院画像磚
楼の下にワンちゃんまで描いてます -
四川省成都天回山出土の撃鼓説唱陶俑
楽しそうに太鼓撃ってます -
魏呉蜀の三国時代から南北朝へ
-
雲南省昆明近くの晋寧石寨山から出土した七牛虎耳青銅貯貝器
リーダーの牛の表情がリアルです -
取っ手の虎が…
狭いところに127人も避難してます -
三国時代は戦争に明け暮れてたから?
見ごたえのある物が少ないような気がしました
代わりに休めるところがありました -
魏の馬鈞が発明したと三国志裴松之注にある翻車
多数の木板を木の鎖でつなげ“竜骨”を使った、灌漑用揚水機の模型です -
南朝時代
河南省鄧県学庄画像磚は見ごたえありました -
隋唐のコーナーに入ります
有名な昭陵六駿
本物は碑林博物館にあるのでこれはコピーです -
唐と言ったらこれだよね、三彩
駱駝に乗ってノリノリ -
彩色と精緻な彫りで迫力満点の里帰りした「彩絵浮彫武士石刻」
-
フォーマルな衣装でおめかししていずこへ?
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西安の大明宮は大分整備されたと聞きますがとうとう行かずじまいです
含元殿には毬場もあったようですね
女性がポロしてました… -
山西省五台山の佛光寺の本殿や南禅寺大殿の模型もありました
-
モニターで唐代の建物の建築の様子等の技術を紹介してました
-
そして陝西歴史博物館で見た懿徳太子の墓道の「闕楼図」
本物は西安だからこれはレプリカです -
お遍路でまわった金倉寺が生誕地の智証大師(円珍)の中国における通行証!
-
遼から元までのコーナー
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懸空寺に行ったときに時間の関係で行けなかった応県木塔の巨大な模型もありました
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さすが
悪名名高い南宋の宰相「秦檜」の跪いてる像も… -
明清時代を代表して…
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地下1階の「古代中国」を一巡して…
濃い内容にどっと疲れがでました -
各フロアの展示内容はこんな感じです
2階以上は渡り廊下を挟んで南側と北側に分かれてます
まだ少し時間がるので面白そうな4階に行ってみよっと -
南側の4階の廊下
如何に巨大かよく判ります -
使えない銭より使える銭に興味があります
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古代書法展をのぞいてみました
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書は難しくてよく判りませんでした
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古代と言いますが曽国藩の書
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隣は古代玉器展
玉琮とかもっと判りません
人もほとんどいません -
ということで仏像コーナー
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代表して…
彩絵木彫観音菩薩坐像 -
もうひとつ…
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反対側のコーナーは青銅器展
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青銅器と言ったら
もうこれしかありません
昔「司母戊鼎」
今「后母戊鼎」 -
もうひとつ…
「鼎の軽重を問う」 -
いろんな所からの受贈品も展示されてました
どちらかというとお土産品みたいなものばかりですが結構混んでました -
3時50分、やれやれ
足が棒のようです
北側の出口から出て存包処でザックを受けとり地下鉄で空港に向かいます
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