バルト３国ー７：ニダ（世界遺産、ネリンガ、ニダの砂丘）

2016/08/13 - 2016/08/13

ラトビアのリエパーヤからリトアニアのクライペダに入った。バスは午前中2本、夕方１本である。１１：３０発のＥＣＯＬＩＮＥのバスが良い。なお、クライペダへはカウナス、ヴィリニュスからバス便が多くある。

クライペダから日帰りで世界遺産となっているニダの砂丘に行ってきた。世界遺産はロシアの飛び地であるカリーニングラードからリトアニアのクライペダの沖合まで伸びる砂州（全長１００ｋｍ、岬、現地ではネリンガ）が登録されている。砂州は全てが砂丘ではなく、大半が森となっていて、リトアニアの夏の保養地でもある。この砂州はロシア領側から伸びてきて、クライペダの沖合まできている。海への出口がクライペダ沖でここが一番狭い。奥に行く（ニダ側）ほど本土と砂州の間は広い。

その保養地の中心がニダの街で、この街とロシア領との間にいわゆる砂丘が広がっている。
表紙の写真はロシアとの国境がまじかな場所で、海の先にあるきれいな砂丘はもうロシア領です。

クライペダから日帰りで十分行ける。まず、クライペダの沖合の砂州側スミルティネへフェリーで渡る（5分、０．８Ｅ）。朝の１０時までと１５時以降は1時間に1本、その間は2本。クライペダ側発は９時、10時、10時３０となっている。ニダ行きのバスは９：１０から１時間に１本で運航されている。つまり、正時発のフェリーに接続してバスがニダまで運行されている（３．４Ｅ）。
帰りのバスは正時発（１０時、11時、12時など）。

クライペダからニダまでの高速艇もあるが、これはサイクリングに行く人達の船で、事前ネット購入で一杯となる場合がある（とくに週末）。また、朝１０時のフェリー船は観光客が集中するので、１０時半以降か朝９時の便が良いと思う。

この砂州は夏の保養地でもあり、サイクリングのメッカでもある。本来は保養地なので、ある程度滞在して海やサイクリングを楽しむ場所である。よって、滞在期間の短い人はクライペダからの日帰りで楽しむのが良いと思う。

バスはニダの街まで１時間強かかる。街から砂丘までが25分程度の歩き。砂丘には展望場所があり、後は砂丘内を徒歩で歩く。ほぼ１周歩くと1時間強かかる。なお、ロシアとの国境が直ぐそばであり、金網のフェンスが備えられ、それからなかは立ち入り禁止地区になっている。

今年の夏のバルト３国は完全な冷夏で、人ではさっぱりである。なんとも寂しい限り。でもこのニダの砂丘には観光客が訪れている。途中で雨が降るなど天気は本当に悪いし、寒い。たまたまわたしが砂丘にいた時間は短い小雨程度なので、１周を歩けたが、雨が強いとどうにもならない。なお、暑い夏の場合は水を必ず持参のこと。

それから保養地である程度滞在する場合、ニダでも良いが砂州の中間にＪＵＯＤＫＲＡＮＴＥという場所があり、ここにも宿泊施設があります。サイクリングをするならこちらの方が良いような感じでした。

天気が良ければ、ニダの砂丘を見て、このＪＵＯＤＫＲＡＮＴＥの街でバスを途中下車し、サイクリングをして帰るのが良いのでは。

バルト３国で夏の保養地で自然の中で過ごすならこのネリンガの砂州が一番良いと思う。後はサマーハウス風の家が並ぶリガの郊外であろう。

クライペダについて、旧市街といってもたいしたものではありません。この街はあくまでもネリンガ・ニダへの観光拠点です。この街の宿に泊まり、ネリンガへ遊びに行くということです。宿で自転車を借りて、フェリーに持ち込み（問題はありません）、自転車で回り、泳ぐなどをして帰ってくる。

エリア ニダ(リトアニア)

クライペダのフェリー乗り場

完全な冷夏で寒いし、小雨は降るしと天気は最悪。

ニダにはこのようなサマーハウスが立ち並ぶ。

海岸沿いの道を２５分ほど歩くと砂丘の入り口

写真、左側が砂丘です。

ここが砂丘に上る入り口

上って来て着いた砂丘

こんな写真を載せると天気が良いように思えますが、この反対側が次の写真です。

ニダの街と港が見えます。

どんよりとした曇りです。この直ぐ後には小雨が降りました。

展望台からです。

ロシアとの国境方向です。写真の中央の奥の岬はロシア領です。

もう直ぐロシアとの国境付近です。

国境はここ先なので、ここからは立ち入り禁止です。

金網のフェンスです。

写真の左奥の方が展望台です。

こちらがロシア領の方向です。

これで砂丘、１周です。１時間強の歩きです。

天気が良く、暑いと大変と思います。