2016/05/20 - 2016/05/20
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lion3さん
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エレバンの郊外にある
ホルビラップ修道院、
アルメニア教会の総本山であるエチミアジン大聖堂、
ヘレニズム建築が残るガル二神殿、
山のなかの岩をくりぬいて建てられたゲガルト洞窟修道院などを
観光しています。
アルメニア教会は
451年のカルケドン公会議以降は独自の道を歩み
カトリック、正教とは異なる
初期キリスト教会の様子を残しています。
西ヨーロッパで見る豪華絢爛な教会と比べると
簡素、古めかしい感じですが、
信仰のあり方を感じさせてくれます。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
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エレバンの街から郊外にある
ホルビラップ修道院へと向かいます。 -
ホルビラップ修道院へ向かう途中には
農地などが広がっています。 -
エレバンの南側、
トルコ領内にアララト山が見えるはずですが、
この日は山に雲がかかりよく見えません。 -
小高い丘の上にホルビラップ修道院があります。
-
修道院のある丘からの下の眺めです。
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ホルビラップ修道院は
アルメニアにキリスト教を広めた
聖グレゴリウスが地下牢に閉じ込められた場所に
建てられた教会です。
写真は修道院の聖堂です。
聖堂は上から見ると正十字の形です。
アルメニア教会でよく見かける形です。 -
アルメニア教会ではよく見かける
ハチュカル(十字架石)があります。 -
壁面の模様です。
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聖堂付近からの周りの眺めです。
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聖堂から50mほど離れた場所に
聖グレゴリウスが閉じ込められていた
洞窟(地下牢)があります。 -
10mくらいの高さがある狭い垂直の壁を
下に降りて行くと
少し広くなった地下牢があります。 -
聖グレゴリウスは地下牢に数年閉じ込められていたそうです。
地下牢は今は礼拝堂のようになっています。
聖グレゴリウスの像もあります。 -
十字架もあります。
-
ハチュカルもあります。
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聖堂です。
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聖堂の中です。
祭壇にはイエス像とともに
聖グレゴリウス像も見られます。 -
天井のドームです。
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正面祭壇です。
聖母子像が見られます。 -
次はアルメニア教会の総本山の
エチミアジン大聖堂です。 -
アルメニア教会の総本山である
エチミアジン大聖堂です。
アルメニアにキリスト教を布教した
聖グレゴリウスが
夢の中でキリストが地上に降りてきて
火の小槌で地面を打った場所が
この地といわれています。 -
敷地内にはハチュカルが多くあります。
-
ハチュカルです。
アルメニア各地から集められたそうです。
ハチュカルは信仰の象徴のようなもので、
祈りながら石を彫っていたものです。 -
学校のようです。
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広い敷地内には
大聖堂、学校、洗礼堂、宿舎などがあります。 -
現代的なものもあります。
アルメニア教会は
451年のカルケドン公会議以降は独自の道を歩みますが、
4世紀におこなわれたニケーア公会議、
コンスタンチノープル公会議に参加しているので、
イエスの三位一体、マリアの神性などについては
ローマカトリックと同じです。
しかし、アルメニア教会としての長い独自の歴史と
イスラム教国に囲まれた歴史もあり、
イスラム教の影響も感じられます。 -
大聖堂です。
ドームなどは現在修復工事中のようです。
アルメニア教会は
イスラエルのベツレヘムの生誕教会の鍵をもつ
5つの教会のひとつです。
歴史もあり、評価もされているキリスト教の教派のようです。 -
アルメニア教会は
鐘楼は聖堂と離して建てるようです。
ミナレットと同様で
イスラム教の影響と思われます。 -
洗礼堂です。
右前のオブジェは
アルメニア人のジェノサイドの追悼の記念碑です。
第一次大戦時にオスマン帝国により
アルメニア人は
東トルコから現在のアルメニアに強制移住がおこなわれ
そのときにジェノサイドがあったのではといわれています。
トルコはジェノサイドは否定していますが、
フランス(かつてのフランス首相であった
パラヂュールはアルメニア系)はジェノサイドを否定することが
犯罪という法律をつくっています。 -
聖堂の入口です。
入口の装飾ですが、
ペルシャの芸術家によるものといわれ、
幾何学模様で明らかにカトリックとは違います。
アルメニア教会の中ではもっとも豪華です。 -
天井部です。
工事中で本来の入口の
こちらかは入れませんでした。 -
聖堂内の正面祭壇です。
アルメニア教会では
祭壇部には幾分装飾があったりしますが、
壁面、天井などにはほぼ何もありません。
フレスコ画、ステンドグラスなどは皆無です。 -
正面祭壇です。
聖母子像が多いようです。 -
聖堂に併設されている
博物館に入場します。
信じるかは疑わしいですが、
ここには見ておきたいものがあります。 -
アルメニア語の聖書です。
5世紀にアルメニア語はつくられ、
その後アルメニア語の聖書が作られています。
カトリックのラテン語とは違います。 -
法衣(高位聖職者のもの)のようです。
アルメニア教会では高位聖職者は妻帯はできないようです。
カトリックと同じようです。 -
法衣、儀式用装飾品です。
法衣は金糸も縫い込まれており豪華です。 -
ノアの方舟の木片だといわれるものです。
旧約聖書に書かれている、
ノアの家族が船を造り
大洪水の中を生き残るという話です。
大洪水で船が乗り上げたのが
アルメニア人の信仰の山であるアララト山です。 -
イエスが十字架にかけられたときに
ローマ軍兵士がイエスの脇腹を刺したという槍です。
十字架に架けられたままでは、
痛みと渇きで2、3日苦しみながら
死んでいくとされています。
ローマ軍兵士は苦しまないように
出血死するように脇腹を刺したということです。 -
輝石がはめ込まれた十字架です。
金箔の扉もあります。 -
金の腕飾りです。
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博物館内です。
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博物館内です。
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アルメニア語の歴史ある聖書です。
5世紀のカルケドン公会議以降は
アルメニア教会は独自の道を歩みます。
そのため、ラテン語ではなく、
アルメニア語の聖書が書かれています。 -
聖堂内です。
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天井(ドーム)です。
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聖職者の方です。
外見は正教のようです。 -
パンの工房です。
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昼食です。前菜のサラダ類です。
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スープです。
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ジャガイモです。
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マス料理です。
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デザートです。
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銀行です。
街なかなどにはATMは多くあります。 -
ガルニ神殿へと向かいます。
ガルニ神殿の手前にある土産物店です。 -
ガルニ神殿は紀元前3世紀に
要塞が築かれたのが最初です。
アルメニアの王の離宮として建てられたものです。 -
ガルニ神殿です。
アルメニアに残る唯一のヘレニズム建築です。
24本の柱で支えられた神殿は
パルテノン神殿などを思い出させます。 -
ガルニ神殿です。
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神殿付近からは下に渓谷が見えます。
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ファサードです。
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神殿内は簡素です。
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天窓があります。
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ガルニがこのような渓谷の山の上にあるのがわかります。
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紀元前3世紀に建てられた神殿跡です。
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浴場(サウナ)跡が見られます。
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モザイクも残っています。
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お土産屋です。
菓子類が多いです。
左側の細長いソーセージのようなものは
果汁、砂糖で固めた
アルメニアのスイーツです。
甘いものが好きな人にはいいです。 -
ガルニ神殿から6kmほどにある
ゲガルト洞窟修道院があります。
まわりは山間で何もなく、
本当に祈りの場という雰囲気です。 -
入口門には十字架が描かれています。
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ゲガルト修道院です。
広い敷地です。 -
左側の岩山に洞窟が掘られています。
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入口です。
カトリック教会などでは
入口には最後の審判や聖人像が彫られているのですが、
アルメニア教会では見かけません。 -
洞窟への出入口です。
本来キリスト教は偶像禁止のはずですが、
アルメニア教会は
それをきちんと守っているということでしょうか。 -
聖堂内です。
壁面には装飾などはありません。 -
正面祭壇です。
祭壇にはイエスやマリアとイエスの聖母子像が多いです。 -
聖母子像です。
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明かり窓があります。
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ライオン像でしょうか。
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ハチュカルです。
十字架が3個あるのは
三位一体を現しているのでしょうか。 -
ハチュカルです。
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幾何学模様でしょうか。
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祭壇にあったハチュカルです。
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意味は分かりませんが気になりました。
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アルメニア教会は
カトリックと似ているところもありますが、
座席は一般にありません。
信者の席がないのは正教、イスラム教徒同じです。 -
外に出ると石碑、ハチュカルを見ました。
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ハチュカルです。
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合唱を行っている人たちがいました。
声がよく響き素敵でした。 -
ハチュカルです。
十字架が3つあります。
三位一体を現したもののようです。 -
同じようなハチュカルですが、
先ほどとは少し違います。 -
外からの光の当たり具合で
明暗のコントラストがあり
独特な雰囲気です。 -
十字架の下は足のように見えます。
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ゲガルト修道院を出た場所の山間の様子です。
アルメニア教会を見れて
昔ながらキリスト教本来の
祈りと勤労の生活が感じられました。
カトリックとの共通点、
イスラム教の影響などを考えながら見ていくと
興味深いです。
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