2016/07/01 - 2016/07/01
2位(同エリア49件中)
かっちんさん
高畠(たかはた)町は山形県南東部に位置し、肥沃な大地で稔豊かな「まほろばの里」といわれています。
昭和縁結び通り商店街は、かつて山形交通高畠線の旧高畠駅の乗降客で賑わい、中心地には映画館、ダンスホール、喫茶店などがあり、近くにある製糸工場の女工さんたちが街にあふれていました。
昭和49年には高畠線が廃止となり、町役場や病院の移転、大型店の進出などにより、以前の繁栄していた姿から閑散さが目立つようになりました。
そんなとき昭和縁結び通りの各商店は、活況を呈していた昭和30年代にあやかりたい思いから、当時の生活用品や電化製品、映画のポスター、東京オリンピックの品々、ブリキのおもちゃなどを、それぞれの店に展示する「昭和ミニ資料館」を平成8年に開館しました。
昭和縁結び通りは昭和30年代の昭和レトロが体感できるところです。
そして、古の里歴史公園には安久津八幡神社三重塔が美しい姿で静かに佇んでいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
昭和縁結び通りの地図
JR高畠駅から「まほろばの緑道」を進み、旧高畠駅の先に「昭和縁結び通り」があります。
屋代川を挟んだ「古の里歴史公園」には、安久津八幡神社の三重塔があります。 -
ほほえみのタマちゃん(石像)
昭和縁結び通りの入口です。
通りにはいろいろな石像が鎮座しています。 -
金計堂(昭和壱号館)
昭和の時計、カメラ、8ミリ撮影機が展示されています。
昭和30年代にかっちんの父親が8ミリフィルムカメラを回して映像を撮っていました。
撮影時、ゼンマイを巻いてフィルムを回していることを覚えています。 -
手打ちそばの伊澤(昭和弐号館)
ここで昼食にします。 -
ノコギリの展示(伊澤)
伊澤商店では欅を使った木工品を依頼に応じて手彫りで作っています。 -
東京オリンピックに出場したおかみ(伊澤)
おかみの伊澤まきこさんは、高校時代に昭和39年(1964)東京オリンピック陸上短距離200mに出場したのです。
コーヒー焙煎器は昭和30年代のもので、冬期間蔵王温泉で営業している「ロッジイザワ」で使っていました。 -
8mm映写機・カメラ、ダイヤル式黒電話(伊澤)
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東京オリンピック開会式のユニフォーム(伊澤)
日本選手団が身に付けた「赤のブレザーに純白のスカート・帽子」。このデザインは今でも続いています。
小学生の頃、開会式をテレビで見ていて、入場行進の最後に日本選手団がこのユニフォームで現れたことを思い出します。 -
イチオシ
大型の金庫部屋(伊澤)
相当の資産家だと思い、こっそりご主人に話を聞いてみると・・・
「実は近くに旧殖産相互銀行高畠支店があって、店舗統合により解体されているときに譲ってもらった」とのこと。
昭和30年代の銀行金庫です。 -
イチオシ
赤おにそばを注文(伊澤)
高畠町の童話作家、浜田広介の「泣いた赤おに」からイメージした、具だくさんの創作そばです。
手打ちそばに、焼なす、えび、わかめ、大根おろし、なめこ、海苔などが載り、暑い夏には最高の味です。 -
看板のある板塀
イソライトかまどは、能登半島でとれる珪藻土を原料とする特殊耐火断熱レンガを炉材に使用し、高い保温効果と耐久性を兼ね供えた本格派かまどです。 -
昭和ミニ劇場(昭和参号館)
最も活況を呈していた昭和30年代には映画館が3館ありました。
ここは現在、珈琲店になっています。 -
切符売場(昭和ミニ劇場)
入館料は不要で、奥に喫茶室があります。 -
映画ポスター(昭和ミニ劇場)
当時、若者を魅了した銀幕スターたちです。 -
イチオシ
おばこや(昭和十七号館)
味自慢の手造りだんご屋で、あんびん(大福)が名物。
看板に空いた穴から鳥が覗いています。 -
ブリキのおもちゃ(おばこや)
昭和30年代はかっちんが小学生の頃で、車や鉄道のおもちゃがブリキで作られていました。 -
レジスター(おばこや)
日本キャッシュレジスタと書かれています。 -
タイガー手廻し計算器(おばこや)
四則演算ができます。
電卓が登場する前は、足し算・引き算にそろばん、掛け算・割り算に手廻し計算器や計算尺を使っていました。 -
お化け〜
ではなく、美容室です。 -
昭和五号館
向かいの化粧品店「ちょうさん」が展示しています。 -
昭和30年代の住まいの一室(ちょうさん)
昭和天皇の写真を飾り、ちゃぶ台を中心に生活道具が一式揃っています。 -
イチオシ
ダルマストーブのような「かまど」(ちょうさん)
左側は「最新式第一竈萬能型」。
釜を置き、もみ殻を燃料にして炊くと、ふんわりとした美味しいご飯になります。
右側は「ムシカマド」。
釜から水蒸気が出てきたら、上部と下部の隙間を閉じて蒸し焼き状態にすると、ふっくらとした美味しいご飯が炊けます。
最近、これらの復活かまどが販売されているようです。 -
氷式冷蔵庫(ちょうさん)
氷で冷やす冷蔵庫です。 -
スズメバチの巣(ちょうさん)
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ラジオ、テレビ(ちょうさん)
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分銅をぶら下げてはかる台秤(ちょうさん)
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スキー板(ちょうさん)
昔のスキー靴の留め金具です。 -
行李(こうり)(ちょうさん)
上にあるのが「柳行李(やなぎこうり)」で、衣類や身の回りの物を収納します。
その下が表に紙を貼り柿渋を塗った「渋張行李(しぶはりこうり)」です。 -
たらいと洗濯板(ちょうさん)
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蔵づくりの店(昭和二十号館)
裏通りにある加藤五右衛門商店です。 -
蔵づくりの店(昭和十八号館)
ヤブンジ荒物店です。 -
木造の建物
玄関ポーチの上に小部屋がある上品な建物です。 -
珍しい木製窓の蔵
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二階建ての家
一階正面がすべてガラス戸なので商店でしょうか。 -
村上茶舗(昭和十六号館)
店の前に「大日如来」が鎮座しているので銘茶だけでなく、奉納用の下駄やぞうりも揃っています。
長嶋茂雄のサイン大下駄が見えますね。 -
大日如来鞘堂の大わらじ
長さ4mもある大わらじが奉納されています。 -
大日如来石仏
足を丈夫にする仏様といわれています。 -
奉納されている下駄や草履
スキー靴まで奉納されています。 -
滝澤菓子店(昭和十五号館)
ぶどう、松茸、ラフランスなど、高畠の特産品を使ったお菓子を作っています。
展示品は「せんべいの焼き型」です。 -
昔のかき氷器(滝澤菓子店)
「AIKOSHASEI 白鶴」表示を調べてみると、
昭和15年に牛窪鉄工所が氷削機「白鶴」第一号を完成し、昭和25年に商号を愛工舎製作所と改めているので、その頃のかき氷器と思えます。 -
ふるかわ(昭和六号館)
手打ちそば処とワイン・地酒のお店です。
店内に映画本「スクリーン」・マンガ本・古書類が展示されています。 -
お酒の展示(ふるかわ)
昭和縁結び通りの一番奥まで来ました。
この後、屋代川を渡り、「古の里歴史公園」へ向かいます。 -
うきたむ風土記の丘 考古資料館
山形県置賜から出土した原始・古代・中世の出土品を展示しています。
「うきたむ」とは、日本書紀に現れる置賜の古地名です。 -
竪穴式住居
古の里歴史公園に再現されています。 -
イチオシ
美しい三重塔
安久津八幡神社にある三重塔です。
三重塔は1625年に建てられましたが、烈風により倒れたため、1797年に再建されました。 -
舞楽殿(八幡神社)
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鐘楼堂(八幡神社)
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「たかっき」と「はたっき」
高畠町のマスコットキャラクターで、赤おにと青おにが特産品のぶどうとラ・フランスを持っています。
郷土資料館には、高畠町の歴史と文化、高畠鉄道の歴史・写真などが紹介されています。 -
顔を並べる山形新幹線
JR高畠駅に戻りました。
上りと下りの新幹線がすれ違う駅なので、顔を並べています。
鉄道遺産の山形交通旧高畠駅舎と、昭和レトロを体感できる昭和縁結び通りを歩く旅をこれで終わります。
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