2016/05/20 - 2016/05/21
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パルファンさん
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アマルフィは観光地化され過ぎているが、素朴な小さな村が
隣りにあるよ、という情報を得て行ったのがアトラニー。
確かにアマルフィをかなり小規模にし、且つ観光を意識して
いない村。雨に降られとにかく上に上にと歩いただけに終わったが・・
ラヴェッロは、時間があれば寄りたい村、とあったので行ってみる。
海岸線、海に強い思いを抱くわけではないが、昔の館がきちんと
整備されており、両者のハーモニーが心地よさを饗する村だったかな?
こちらも半日使ってのバス遠足。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
アトラニーはアマルフィからも歩いて行けるというが、無駄な体力は使わないということで“月のホテル“でタクシーを頼み5分強、6ユーロで到着。
村の中心、ウンベルト広場の建物の横から階段を上って・・ -
ウンベルト広場は、海水浴ができる海岸から自動車道の高架を潜ってすぐ。海岸は丁度工事中で岸には近寄れず・・
階段の先は、こんな坂道の路地が続く -
アトラニーは、<イタリアの美しい小さな町>の一つでランキングは高いという。雨が降ってき、(朝の晴天に傘を一本しかもたず)周りをゆっくり楽しむことができず先へ先へと急ぐ。
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やっと上に上ってきた先はアトラニーのサンタ・マリア・マッダレーナ教会が立つ台地。
下に見える自動車道を真っ直ぐ進むとサレルノ方面〜 -
向かい側、入り江を挟んで整然と並んで見える建物群。アマルフィの霊廟から歩いてくると、その建物群に出てくると思うのだが・・
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下を見下ろすと入り江がみえ、アマルフィの岬、道路が続く
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サンタ・マリア・マッダレーナ教会(13世紀創建)の側面からみる、アマルフィと反対側の海、海岸。
雨の後、モノトーンに近いシンメトリックな風景に魅了される〜 -
下りは、一気にこんな坂を下りてウンベルト広場に。
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さして広くないキュートな広場。雨交じりの天候のためか、観光客はほとんどいなく、広場を独り占め。カフェでお茶をし、スケッチ♪
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存在するだけで絵になる10世紀に建立されたサン・サルバトーレ・デ・ビレクト教会。
16世紀末のバロックの時代、時計、階段、吹き抜けと現在の様態になったそう〜
絵を切り上げ帰るのに、カフェではタクシーを呼んでくれない。(きっと、近すぎるからかな?)自動車道まで上がるとバス停があるという。
上にあがってみると、あと、5,6分でアマルフィ行が来る。タイミング良いと思ったが、バスチケットが無い・・チケット売り場はウンベルト広場にあるという。(先に教えろよ!と言いたい)
もう一度下りて買いに行くが、昼休みで、4時まで開かない! あぁ、ここはイタリア! 建物3階分を下りたり上ったり・・ -
一人だけ<ウニコカンパニアカード>を持っていたので、来たバスに乗り込む。
が二人なのにチェック無しで通過して〜 これもイタリア! -
アマルフィ三日目の午後からは山合いの小さな村ラヴェッロに。
バスターミナルのある、アマルフィ海岸広場からマイクロバスに乗って、蛇行した道を30分近く走る。
バス停からドーモのある広場に歩いてき、ドーモ横の13,14世紀の建物、ヴィラ・ルーフォロの館に。 写真はムーア様式の小塔 -
入口のチケット売り場
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ヴィラ・ルーフォロは、1200年代後半に貴族のルーフォロによって建てられた邸宅と庭園
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入り口の門から真っ直ぐ進むとムーア様式の回廊に出会う。ここは比較的新しいよう〜
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三層になった主棟、現在はレセプションなどに使われているよう。
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ヴィラの中は、記憶が飛んでいる。特にここまで来る写真がもっとあったはずなのが・・消去してしまった?
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外にでると展望台に。列柱が並び、まさに海に面した舞台のよう〜
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ティレニア海(地中海の海域)が一望! 絶景好きにはたまらない光景かも知れない〜
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展望台の下は庭園。1880年にラヴェッロを訪れたワーグナーは、この庭園で、オペラの着想を得たといわれている。その経緯で毎夏ワーグナー音楽祭がこのヴィラ・ルーフォロで行われている。
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さらに覗き込むとロマネスク風の屋根を持った教会が海辺に建って・・下から見るにはどこからアクセスするのか?
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ルーフォロから歩いてくると、レストラン・カフェのテラスに続く。で一休み。スケッチブックを広げたが、どこをどう切り取るか難しく断念〜
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こんな光景が見られるが構図をとれない。見えている塔は、大塔(Torre Maggiore)
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休んだカフェ・レストランは正面に回るとホテルということがわかる。
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ヴィラ・ルーフォロを後にし、向かったのはもう一つの邸宅、ヴィッラ・チンブローネ。
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内陸から山を回りこむように、海の見える先端に向かう。
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谷合の家々を、教会、畑を見ながら入り口はまだかまだかと歩き続ける。(結局1キロ強あったのではないかな)
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チンブローネは、やはり12世紀頃から何代かの貴族に所有されててきたというが、つまびらかな史実は明らかでないそう〜
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20世紀に入り、イギリスの上流階級のグリムトルペ卿がこの邸宅を修復、復興させようと、アトラーニのアミーチ夫妻から荒廃していたヴィラを買い取ったそう〜
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やっとチケット売り場を通り抜けチンブローネの庭園に入って・・
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向こう側の光景が、青空に映えた建物と花壇を更に美しく感じさせる
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魅力的な橋が架かって・・遠く向こうに何があるか期待大〜
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藤棚のある小道、横をみると・・
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豊かな緑が、できるだけ自然に。でも手入れが行き届いているのがわかる。
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更に進むと、向こうに何か見えてくる〜
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はっきり見えてきたのは、門の中で誰かが迎えているような・・演出がうまなぁって感じ。
銅像は、豊穣の神ケレスだそう〜 -
ラヴェッロというとこの写真! 海に向かって何点かの胸像のたつテラス 無限のテラスと呼ばれているそう〜
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大理石でつくられた胸像は7人のローマ王だそう〜
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このテラスから下を覗き込んで〜 ぶどう畑が面白いうねりを持ってみえる〜
アマルフィのレストランで注文した赤ワインがラヴェッロ産。ボルドーでもなくブルゴーニュでもない、が記憶に残る美酒。 -
胸像を前にし、油絵を描いている女性。持ち物をみているとかなり手慣れた方のよう〜
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黄色いマメ科の植物の背景は、空でなくて海!
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戻りは庭の中を通って。ラベンダーはじめ、草花が丁寧に植栽されている。
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大地にデンとした壺、背景はティレニア海〜
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庭の向こうの邸宅は現在ホテル、レストランになっている。統一感のある品或る館。
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中庭の回廊、1910年から1913年に修復され、アラブ、ノルマンの様式が取り入られているという
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回廊の傍から庭にでる扉かな・・何ともいえない風格があり、いかにもイギリス的な設え♪
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古びた門からみえる景色は絵になるなぁと・・
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館を出た後、門からみた谷のむこうを見渡せる近くのレストランでランチ
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木漏れ日を受けながら緑でおおわれたテラスで・・至福の時
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一本道をラヴェッロの広場にむかって、右手にはティレニア海を背景にした聖フランチェスコの銅像。小鳥と対話するこの聖人にふさわしい所かな?
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そろそろ広場。猫を飼っている家なのか3、4匹。逃げもしないでじっと動かない。写真に撮られるのに慣れているよう。
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ラヴェッロのドーモ。青空のもと真っ白な教会はイタリアロマネスクスタイル。
内装など18世紀にはバロック式に改装されたという。二つの館をみて歩き、もう中に入るのをパスして〜 -
アマルフィに戻るバス、途中からの光景。 アトラニーの岬が見える〜
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アマルフィのバスストップに近いところから、もう一度アトラニーの方向を・・
アトラニー、ラヴェッロとそれぞれ半日づつ過ごした小トリップ
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この旅行記へのコメント (2)
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- youさん 2016/08/14 12:58:22
- 南イタリア
- パルファンさん
アマルフィやナポリに宿をとってゆっくり滞在し、スケッチや路地裏歩きと、風光明媚な絶景を楽しんだ、羨ましくなる贅沢な旅ですね。
淡い色でのパルファンタッチのスケッチも、とても癒されます。
youもアマルフィやナポリは訪れたことのある場所なのですが、パルファンさんの撮られた写真は、ゆったりと旅をしないと出会えないようなシーンが多くてどれも新鮮な気分で旅を味わうことができました。
有難うございました。
you
- パルファンさん からの返信 2016/08/16 00:57:15
- RE: 南イタリア
- こんばんは、youさん
今は日本におられるようですね。
夏の暑さもそろそろ折り返しの頃でしょうか?
最近は余り風光明媚なところは行ってなかったのですが、今回の旅行は
ちょっと違いました。
いろんなパターンの旅ができるのはいいものですね。
アマルフィでは結構絵は描きました。ま、絵になりそうな所があるのでは
ないかと思い、ナポリから足を伸ばしたわけですが・・
youさんもどちらかと言うとリゾートぽい所には余り行かれないようなのに
アマルフィは行かれたことがあるのですね。旅行記を書きだす以前ですね。
お立ち寄り、いいね、をありがとうございました!
パルファン
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