2016/06/27 - 2016/06/27
2位(同エリア61件中)
かっちんさん
忠類(ちゅうるい)駅は旧広尾線(帯広〜広尾間)のほぼ中間に位置し、ナウマン象の化石が発見されたところです。
国鉄広尾線は昭和初期に南十勝の開拓と発展に貢献し、昭和40年代に大きなリュックを背負った「カニ族」と呼ばれる若者たちが帯広からえりも岬へ行くときに利用した鉄道です。
しかし、車社会の発達とともに広尾線は赤字路線となり、昭和62年2月に廃止されました。そして、昭和62年3月には国鉄が分割民営化されます。
廃止後の忠類駅は旧忠類村(現 幕別町)により保存され、現在は鉄道資料館として当時のままの姿を見ることができます。駅構内には今では見られなくなった黒い貨車が停車しています。
今日は、十勝海岸の晩成(ばんせい)温泉から出発し、忠類駅を訪ね、帯広から鉄道で首都圏まで帰ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 新幹線 JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
モーターパラグライダー
晩成(ばんせい)温泉のキャンプ場から飛び立つと、上空から広大な十勝海岸と十勝平野が眺められます。 -
牧場の風景
十勝海岸の晩成温泉から帯広へ行くには、国道236号(広尾国道)の大樹または忠類(ちゅうるい)に出て、そこから十勝バスに乗るルートがあります。
今はタクシーで幕別町忠類へ向かっているところです。 -
国鉄広尾線の忠類駅
晩成温泉から車で20分ほどで到着します。 -
国鉄広尾線とは
昭和4年〜7年に帯広〜広尾間に開業した鉄道で、その後赤字路線となり昭和62年に廃止されました。
学生時代に「えりも岬」へ行くときに、広尾線をよく利用しました。 -
駅の待合室
玄関の引き戸をガラガラと開けると、ストーブとベンチがあり、駅構内に貨物列車が見えます。 -
駅の待合室
出札窓口と手小荷物窓口があります。 -
出札窓口
駅務室の中は整理整頓され、駅員さんが「どこまで?」と声をかけてきそうです。 -
ストーブの煙突
天井や煙突が朽ちることなく、補修などして維持されています。 -
列車停止位置標識
待合室に展示されています。 -
指差確認
「右よ〜し、左よ〜し」と言って左右の列車を確認し、線路を横断したのですね。
このあたりは、釧路鉄道管理局の管轄でした。 -
運賃料金表
昭和61年9月1日の改正は、国鉄最後の値上げがされた時期です。
昭和50年代後半に国鉄は毎年のように値上げが繰り返されていました。
鉄道職員が反対するストライキも多く、かっちんはその都度家には帰らず勤めていた会社によく泊まったことを覚えています。 -
北海道内時刻表
昭和61年11月1日改正は分割民営化を前提にした国鉄最後の大規模な白紙改正でした。
じっくり見ると、青森〜函館間に青函連絡船の時刻が載っています。 -
国有鉄道路線図
昭和59年12月現在の路線図です。
広尾線、士幌線、深名線、天北線、美幸線などがまだまだ走っています。 -
イチオシ
往年の大スター上原謙と高峰三枝子が登場したフルムーンパスのポスター
待合室に当時のポスターがそのまま残されています。
昭和56年国鉄時代に誕生したフルムーンパス。
ハネムーンではなく円熟期の夫婦が利用するのでフルムーンにしたとか・・・ -
ジパング倶楽部のポスター
こちらは国鉄時代の昭和60年に誕生し、高齢者向けのジパング倶楽部に入会すると割引きっぷが使えるものです。
フルムーンパスとジパング倶楽部は、JRになってからも引き継がれている画期的な企画です。 -
日本国有鉄道の時刻表
駅務室の中に意外ときれいな時刻表が立て掛けてあります。
かっちんが訪れたときは、偶然鉄道記念館の清掃日。普段鍵のかかっている駅務室を特別に見学させてもらいました。 -
大きな金庫
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鉄道電話
駅や本社につながる鉄道専用の電話です。 -
就業規則、規程集など
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開駅、昭和5年10月10日
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忠類駅の歴代駅長
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信号旗と電池の充電器
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菅沼式乗車券日附器
硬券(乗車券)を日附器のすき間から横方向に通すと、きっぷに日付が印刷されます。
菅沼タイプライター(株)の製品で、製造年月は昭和41年4月。
かっちんは天虎工業の日付器を見たことがあるのですが、菅沼式は初めてです。 -
転轍標識点灯予備器
線路のポイントの位置を表示する標識に使われたようです。 -
イチオシ
木造の忠類駅舎
ホームに出て眺めています。 -
忠類駅名板
当時の市町村名(広尾郡忠類村)が表記されています。
両隣の駅は駅舎など残されておらず、忠類駅は貴重な鉄道遺産といえます。 -
貨物列車
駅構内は鉄道公園になっているので、近くに寄れます。 -
レールの先は青空
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忠類駅に停車する貨車
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イチオシ
貨車をつなぐ連結器
昔はどのような物資を運んでいたのでしょうか。 -
車掌車(中には入れません)
貨物列車の最後部に連結されていた車掌車です。
机と照明、暖房用ストーブがあるので、夜間の寂しさと真冬の寒さは凌げそうです。 -
イチオシ
歴史の流れを感じる車内灯(車掌車)
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イチオシ
夏の忠類駅に停車する貨物列車
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赤くさびた踏切と転てつ器
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イチオシ
青空が似合う踏切警報機
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草刈の農業機械
駅の清掃に来た地元の方が町内の草刈もしています。 -
バキュームカー
刈り取った草をバキュームで吸い込む車です。 -
忠類バス待合所
忠類駅の近くにあるバス待合所です。
十勝バスの広尾線は始発から終点まで2時間半もかかるので、途中の忠類でトイレ休憩があります。 -
道の駅「忠類」
バス乗車まで時間があるので、立ち寄ります。 -
ゆり根シュークリーム
ゆり根をクリームに練り込み、甘味があります。1個165円。
忠類特産のゆり根は昭和30年代半ばから始まり、品質の良いものができています。 -
ゆり根の素揚げ
イモのようなホクホクした食感です。1個300円。 -
ややっ、ナウマン象が歩いている!
絶滅したナウマン象は、氷河期時代の寒冷な気候に順応するため、全身が体毛で覆われ皮下脂肪が発達していたと伝えられています。
忠類村では昭和44年に晩成地区の農道工事現場でナウマン象の化石が偶然発見されました。 -
笑ってるような忠類中学体育館の屋根
ここから十勝バスに乗り、帯広駅へ向かいます。 -
ジャガイモ畑(車窓)
幸福地区のあたりです。 -
小麦畑と防風林(車窓)
一直線に並ぶ防風林は区画の境界にもなっています。 -
帯広駅
特急「スーパーおおぞら」に乗り、南千歳へ向かいます。
北海道新幹線が今年3月に開業したので、帯広12:57に乗れば東京23:04に帰ることができます。
今回の旅は、大人の休日倶楽部パス(JR東+JR北海道全線乗り放題、26,000円、5日間)を最大限活用しています。 -
雄大な景色が眺められる新狩勝付近(車窓)
目の前に牧場、遠くに新得の町が見えます。 -
石勝線 東追分付近の農場(車窓)
今年3月に東追分駅が廃止され、信号場になりました。
景色のいいところです。 -
夕暮れの大沼公園(車窓)
-
新函館北斗駅に到着
在来線から新幹線への乗換えは同じホーム上に新幹線改札機があるので便利です。
ところで、一部の改札機入口が水色に見えるのですが、目の錯覚でしょうか?? -
旅行の行きに見たときの改札機
5日前ですが、右奥4台の改札機はスンテレス色のままでした。
おわりに
大人の休日倶楽部パスを利用した積丹、十勝海岸、忠類など、5日間の北海道旅行を十分楽しむことができました。
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