７５歳じいちゃん　欧州　世界遺産と小さな綺麗な街を求めて一人旅（第３日目　世界遺産　ヴィチェンツア、パドーヴァ　観光）

2016/06/25 - 2016/06/25

昨年も欧州の世界遺産と小さな街を求めて１１日間の旅を行いましたが、人とのふれあいが少なく何か心を満たせないものが残りました。今年の一月に”後期高齢者”の仲間入りしたので今回を最後の一人旅ときめ、プランを立て始めました。
旅のテーマは、世界遺産の街や小さいながらも古い街を訪ねながら
・自分から積極的に”ふれあい”を求めていく。
　　(このため仏語、伊語をテレビとラジオで勉強しました。)
・旅先の夕陽や夕暮れを見たい(その日の天候に左右されますが)
・スカイプを使って日本にいる孫や家内に現地の風景や食事の様子　　　を生中継したい。
・孫からのリクエストで外国の可愛い”切手”を集める。　　
等を考えて旅程を組みました。

7:24MESTRE駅発　7:57 Vicenzaｳﾞｨﾁｪﾝﾂｧ着（2時間半市内観光）　
　　10:38 Vicenza発 　11:03 PADOVA着 　観光案内所PADOVAｶｰﾄﾞ受取 （15:05市立博物館に集合まで　 市内観光）　　
15:20 ｽｸﾛｳﾞｪｰﾆ礼拝堂　見学　
　　16:21 PADOVA発 　16:36 MESTRE着 　メステレ駅周辺　散策　　　　　　　　　　 メステレ泊　

（当初予定していたPADOVAの次に行く予定のTREViSOは疲れてしまったので残念ながら中止しました。）

今日は世界遺産に登録されている”ヴィチェンツァ”と”パドーヴァ”に行きました。

ヴィチェンツァは、
ルネッサンスの後期の建築家アンドレア・パッラーディオがパッラーディオ様式という従来のゴッシック様式等とは異なる様式の建物を数多くこの地に造り１９９４年〜１９６６年にかけて、世界遺産に指定された。
彼のコンセプトは左右対対象の建物で屋根を複数の円柱で支えています。また平たい二等辺三角形を屋根や窓の上の窓飾りにつかっています。このコンセプトはアメリカのホワイトハウスやイギリスのカウントリーハウスなどに取り入れられています。
日本では倉敷の大原美術館がこの様式です

パドーヴァは、
ヴェネツィア、ヴェローナに次ぐヴェネト州第３の都市で
・多くの奇跡を残しこの地で没した聖アントニオをまつる聖地として
　サンタントニオ大聖堂があり多くの巡礼者が訪れる。
・スクロヴェーニ礼拝堂：１３０３年から３年かけて銀行家スクロヴェーニが聖母マリアに捧げるために建築した。外観は質素だが礼拝堂内部はジョットが描いた　天空に星が輝き　壁面には聖母とキリストの生涯　の素晴らしいフレスコ画があります。
・パドヴァ大学：ボローニャ大学についで１２２２年に創立された古い大学

・パドーヴァでは、Padova Cardがお得です。４８時間(１６ユーロ)
　以下の特典があります。

　・市内バス、トラム乗り放題
　・スクロヴェーニ礼拝堂
　・市立博物館
　・ラジョーネ宮
　・ドゥオーモ洗礼堂
　・植物園　　　　　　　　などが無料

　礼拝堂の入場料は市立博物館と共通で１３ユーロなので３ユーロプラスで乗り放題になるのでお得だと思います。

　なお、礼拝堂をネットで予約したときはPadova Cardも同時に予約したので予約手数料１ユーロが余分にかかりました。１７ユーロで予約をしました。
　
　　　　　　　

エリア イタリア

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩 飛行機
• 航空会社: エールフランス ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

初めての朝食、早い電車に乗るので朝食開始(通常は７時)を早くしてもらいました。

種類の多いデザートが真っ先に目に入りました。全種類は食べられません。

左のホットケーキは美味しかった

ヨーグルトが２種類

コールドはハム、ソーセージ、チーズ

ゆで玉子

クロワッサン　２種類

今日の朝食：日替わりフルーツ　今日はパイナップル

ＭＥＳＴＲＥ駅からヴィチェンツァ駅へ向かいます

ガラガラの車内

ヴィチェンツア駅

駅から真直ぐのびるローマ通りを５分位歩くと右手に中世の塔と門がありました。この門をくぐるとパッラーディオ大通りが始まり左右に商店があってオリンピコ劇場まで続きます。

ドゥオーモ

前面が綺麗な大理石で作られています

更に大通りを進むと柱廊のある赤い古い建物があり歴史を感じさせます。

柱廊の内側は商店が入っています。

大通りを進み右に入る道の間から　パッラーディオの代表的な建物
バジリカが見えました。

はじめてのご対面

白い外壁とエメラルド色の屋根が印象的です。

白亜の飾り窓枠と列柱が美しい大きい建物です。

現在は展示会に使われているそうです。

左の塔はビッサーラの塔と呼ばれています。

昔ヴェネツイア共和国の支配下にあって塔の壁には有翼のライオン像があります。

バジリカ前のパッラーディオ像

設計図を見ながら熟考している様子

バシリカ前でファミリーの広告撮影現場に遭遇　　

一番左が各人の立つ場所や表情を演出するディレクター

パッラーディオ大通りは石畳のため歩くと疲れます

パッラーディオ大通りの終点オリンピコ劇場

まだ開館していません

奥に塔が見えます

オリンピコ劇場前に青空市が開かれていました。

ある建物の中庭

パッラディーオの建物

屋根が平たい二等辺三角形になっています

窓の上の飾りが平たい二等辺三角形

パッラーディオの建物の説明

中庭を写す

円柱で建物を支えています

陽が当たると綺麗です

グランデ・キャナルに並んでいるヴェネツイア様式の建物にも見えます

ここも屋根が平たい二等辺三角形

日本にもありました平たい二等辺三角形の屋根

ここです

カンカン日照りの中を歩いたので疲れました。

駅前の緑地にあるバールで早くもジェラートタイム

メンタ → ミント味　　１．５ユーロ

アラ〜　暑いので垂れてしまった　

一口食べるとミントが口の中に広がりました　

チョコの粒もいいアクセントです

一息入れて駅に向かいました

ヴィチェンツア駅の切符売り場

行列で待つのがキライなので事前にネットでパドーヴァ迄購入していました

パドーヴァ駅

ここも平たい建物

パドーヴァカード　　

事前にネットでスクロヴェーニエ礼拝堂予約時に購入予約を行った

観光案内所で予約確認書提示で入手

これで、バス、トラム乗り放題

市立博物館でスクロベーニエ礼拝堂と市立博物館の入場券を入手

礼拝堂見学時の集合時間を確認した

スクロベーニエ礼拝堂と市立博物館の入場券

右上は礼拝堂入場時に切り離された入場券の跡

１５時２０分見学時間

ネット予約時の支払金額　１７ユーロ

市立博物館に行く途中にあったジオットのポスター

パドーヴァ大学校舎

パドーヴァ大学　２階に上がる階段の壁にあった壁画

ラジョーネ宮

１３０６年完成の２階ホール内には柱がなく室長８１ｍ、幅２７ｍ、屋根の高さ２７ｍで世界最大級といわれている。

天井(屋根)の形は船腹を逆さまにした形です。

ラジョーネ宮の１階は商店街になっていて食料品屋が主に出店している。

階段を上がり２階の回廊の上にはいろいろな模様のフレスコ画があります。

２階のサロンの壁はフレスコ画が描かれていた。

天井は船腹を逆さまにした形

観光案内所の最寄の停留所から３つ目で降りて(車内に乗り合わせていた女性が教えてくれました)サント・アントニオ寺院に行きました。

屋根がイスラム寺院のように丸い形をしていました。

堂内の左手の礼拝堂では真剣に祈りを捧げている信者が数多くいました。

トラムに乗って市立博物館に戻ってきました。

時間が来て礼拝堂に入りました。

(礼拝堂にはカメラ以外持って入れないので荷物は無料のクロークに預けます。)

素晴らしいジョットのフレスコ画です。

このブルーがなんともいえない　いい色をしています。

パドーヴァに来た甲斐がありました。

礼拝堂の見学が終わり市立博物館を出た向かいに郵便局を見つけ孫からリクエストされたイタリアの切手を購入しました。

窓口で

Vorrei comprare li belli francobolli italiani per collezione.
(コレクション用にイタリアのきれいな切手を買いたいのですが　事前にメモを用意)

窓口の人は直ぐ理解して切手のファイルを見せてくれました。


切手購入後トラムに乗って駅に戻ってきました。

トラムには合計４回乗ったのでパドーヴァカードの元は取れました。

この旅行記へのコメント （2）

• じんざえもんさん 2016/08/01 08:03:43

  75歳で一人旅、すごいです。

  ケンキチさん、初めまして。
  
  
  私は今年１月に６６歳になりました、私より９歳も年上で一人旅とはすごいです、驚きました。
  
  私もここ１０数年イタリアが好きで、一人旅していますがヴィチェンツァとパドヴァには、行った事が有りません。
  旅行記拝見させて戴きました、いつか行ってみたいです。
  
  じんざえもん
  
  

  ケンキチさん からの返信 2016/08/01 08:49:28

  ご覧いただき有難うございます

  じんざえもんさん　こんにちは、拙文をご覧いただき有難うございます。
  
  海外旅行は私の唯一つの我が儘で家族公認です。
  
  今回の旅行で打ち止めと思っていましたが日本に戻ってくるとまた我が儘の虫が
  騒ぎ始めています。
  
  来年はどうなるか分かりませんが”頭”と”体”を鍛えて行きたいと思います。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ケンキチ