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6月2日、9日目。<br /><br />今日は午前中サン・モリッツから西南にバスで20数分のオーバー・エンガディン地方にある小さな村ジルス・マリア。<br />午後から逆にサン・モリッツの東北、列車とバスを乗り継いでスイスの最東端、イタリアとの国境の町ミュスタイアを訪れます。<br /><br />今回はジルス・マリアです。<br /><br />エンガディン地方はサン・モリッツに近く冬のスキーの基地、夏の避暑、谷に囲まれ湖の拡がる高原の春秋のハイキングと絶好のレジャースポットですが、ジルス・マリアはその奥にあるひっそりとした村です。<br />かってこの村の美しい景色と静けさに惹かれて二人の巨人がやって来ました。<br />一人がフリートリヒ・ニーチェ。1881から1888年の夏をここで過ごし「ツァラトゥストラ」を書きました。<br />もう一人がヘルマン・ヘッセ。1949年以降死の年を除いて毎年夏の2か月をここのホテルで過ごし執筆活動に専念しました。<br /><br />写真はエンガディン、ジルス・マリアの景色。

2016年20日間スイス一周12:ジルス・マリア。

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2016/06/02 - 2016/06/02

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ベーム

ベームさん

6月2日、9日目。

今日は午前中サン・モリッツから西南にバスで20数分のオーバー・エンガディン地方にある小さな村ジルス・マリア。
午後から逆にサン・モリッツの東北、列車とバスを乗り継いでスイスの最東端、イタリアとの国境の町ミュスタイアを訪れます。

今回はジルス・マリアです。

エンガディン地方はサン・モリッツに近く冬のスキーの基地、夏の避暑、谷に囲まれ湖の拡がる高原の春秋のハイキングと絶好のレジャースポットですが、ジルス・マリアはその奥にあるひっそりとした村です。
かってこの村の美しい景色と静けさに惹かれて二人の巨人がやって来ました。
一人がフリートリヒ・ニーチェ。1881から1888年の夏をここで過ごし「ツァラトゥストラ」を書きました。
もう一人がヘルマン・ヘッセ。1949年以降死の年を除いて毎年夏の2か月をここのホテルで過ごし執筆活動に専念しました。

写真はエンガディン、ジルス・マリアの景色。

同行者
一人旅
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
スイスインターナショナルエアラインズ
旅行の手配内容
個別手配

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  • 地図右。⑩、⑪。

    地図右。⑩、⑪。

  • サン・モリッツ~ジルス・マリア~サン・モリッツ~ミュスタイア~サン・モリッツ。

    サン・モリッツ~ジルス・マリア~サン・モリッツ~ミュスタイア~サン・モリッツ。

  • 朝のテレビはゴッタルトトンネル開通の話題です。

    朝のテレビはゴッタルトトンネル開通の話題です。

  • メルケルさん。オランドさん。左端はスイスの運輸大臣、なかなかの美人です。

    メルケルさん。オランドさん。左端はスイスの運輸大臣、なかなかの美人です。

  • 遠くにトンネルの入り口が見えています。<br />スイス中部のエルストフェルからイタリア国境近くのボディオまで17年の歳月をかけて2016年6月1日開通。長さ57.1キロは青函トンネルの53.9キロを抜いて世界最長だそうです。

    遠くにトンネルの入り口が見えています。
    スイス中部のエルストフェルからイタリア国境近くのボディオまで17年の歳月をかけて2016年6月1日開通。長さ57.1キロは青函トンネルの53.9キロを抜いて世界最長だそうです。

  • 8:08サン・モリッツ駅前発のバスで出発。<br />行先はマローヤとなっています。

    8:08サン・モリッツ駅前発のバスで出発。
    行先はマローヤとなっています。

  • バスはオーバーエンガディンの谷間を南西に走ります。

    バスはオーバーエンガディンの谷間を南西に走ります。

  • 山々はベルニナアルプス。

    山々はベルニナアルプス。

  • 座席はいつも先頭です。

    座席はいつも先頭です。

  • バスは私一人を乗せて走ります。

    バスは私一人を乗せて走ります。

  • シルヴァプラーナ湖。

    シルヴァプラーナ湖。

  • ジルス・マリアの中心マリア地区を通り越してジルス・バゼーリア地区のサン・ルレンチでバスを降りました。

    ジルス・マリアの中心マリア地区を通り越してジルス・バゼーリア地区のサン・ルレンチでバスを降りました。

  • ジルス全体図。<br />地図左上ジルス・バゼーリア、左下の集落がジルス・マリア地区。<br />湖はジルス湖で、イン川が流れ出て右の方でシルヴァプラーナ湖に繋がります。

    ジルス全体図。
    地図左上ジルス・バゼーリア、左下の集落がジルス・マリア地区。
    湖はジルス湖で、イン川が流れ出て右の方でシルヴァプラーナ湖に繋がります。

  • 正面の山はシュタインベルク/石の山と地元の人が教えてくれました。

    正面の山はシュタインベルク/石の山と地元の人が教えてくれました。

  • 丁字路。<br />左キアヴェンナ、マローヤ。右サン・モリッツ、シルヴァプラーナ。<br />自転車に乗っているおじさんがいます。山の名前を教えてくれ、この川はよく釣れるんだと釣りを始めました。

    丁字路。
    左キアヴェンナ、マローヤ。右サン・モリッツ、シルヴァプラーナ。
    自転車に乗っているおじさんがいます。山の名前を教えてくれ、この川はよく釣れるんだと釣りを始めました。

  • イン川。<br />エンガディンの山奥に端を発しスイスからオーストリアに入り、インスブルックを流れ最後にドイツのパッサウでドナウ川に合流するあのイン川です。エンガディンと言うのもロマンシュ語で「イン川の庭」と言う意味だそうです。

    イン川。
    エンガディンの山奥に端を発しスイスからオーストリアに入り、インスブルックを流れ最後にドイツのパッサウでドナウ川に合流するあのイン川です。エンガディンと言うのもロマンシュ語で「イン川の庭」と言う意味だそうです。

  • 最上流部のここではまだ小川です。

    最上流部のここではまだ小川です。

  • バス停のそばに小さな礼拝堂がありました。<br />ジルス・バゼリア福音教会。

    バス停のそばに小さな礼拝堂がありました。
    ジルス・バゼリア福音教会。

  • 村の礼拝堂です。

    村の礼拝堂です。

  • 聖像も装飾もない、ただ敬虔な信者が祈るだけの施設です。

    聖像も装飾もない、ただ敬虔な信者が祈るだけの施設です。

  • マリア地区まで歩きます。

    マリア地区まで歩きます。

  • 左右にエンガディンの風景が広がります。

    左右にエンガディンの風景が広がります。

  • このような家が間隔をあけながら続いています。

    このような家が間隔をあけながら続いています。

  • 振り返るとどこからも石の山がのしかかって見えます。

    振り返るとどこからも石の山がのしかかって見えます。

  • マリア地区へ続く一本道。先ほどバスで来た道です。

    マリア地区へ続く一本道。先ほどバスで来た道です。

  • 車も通らないのどかな田舎道。

    車も通らないのどかな田舎道。

  • 振り返るとシュタインベルク/石の山。

    振り返るとシュタインベルク/石の山。

  • マリア地区方面。

    マリア地区方面。

  • エンガディンの山。<br />山も湖も森も草原も、シーンと静まり返っています。

    エンガディンの山。
    山も湖も森も草原も、シーンと静まり返っています。

  • ニーチェもヘッセもこの静謐な風景に惹かれたのでしょう。

    ニーチェもヘッセもこの静謐な風景に惹かれたのでしょう。

  • 右手にジルス湖。<br />湖の突き当り、西端にはセガンティーニが晩年を過ごし、そのお墓があるマローヤの町があります。

    右手にジルス湖。
    湖の突き当り、西端にはセガンティーニが晩年を過ごし、そのお墓があるマローヤの町があります。

  • マリア地区に近づくと高台に城館のような建物が見えます。

    マリア地区に近づくと高台に城館のような建物が見えます。

  • ホテル・ヴァルトハウス/森の家。

    ホテル・ヴァルトハウス/森の家。

  • ヘルマン・ヘッセが晩年毎夏避暑のため過ごしたホテルです。しかし死の年にはもはや体力的にここに来ることは出来なかった。<br />同宿していたチェロの名手ピエール・フルニエがヘッセのために彼の部屋で演奏したこともあったそうです。

    ヘルマン・ヘッセが晩年毎夏避暑のため過ごしたホテルです。しかし死の年にはもはや体力的にここに来ることは出来なかった。
    同宿していたチェロの名手ピエール・フルニエがヘッセのために彼の部屋で演奏したこともあったそうです。

  • マリア地区に入ってきました。

    マリア地区に入ってきました。

  • 左バゼリア通り、右マリア通り。<br />長い一本道が途中で名を変えます。

    左バゼリア通り、右マリア通り。
    長い一本道が途中で名を変えます。

  • 後ろにジルス・バゼリア地区。

    後ろにジルス・バゼリア地区。

  • マリア地区。ジルスの中心でホテルも幾つかあります。<br />ホテル・アルペンローゼ。

    マリア地区。ジルスの中心でホテルも幾つかあります。
    ホテル・アルペンローゼ。

  • 街並み。

    街並み。

  • 白い壁の家が多いです。

    白い壁の家が多いです。

  • アンドレア・ロッビ博物館。

    アンドレア・ロッビ博物館。

  • 村の教会ジルス・マリア福音教会。

    村の教会ジルス・マリア福音教会。

  • 扉の上に1764年と刻まれています。

    扉の上に1764年と刻まれています。

  • プロテスタントの教会です。

    プロテスタントの教会です。

  • 村はずれ、といっても小さな村で、端から端まで幾らもかかりません。

    村はずれ、といっても小さな村で、端から端まで幾らもかかりません。

  • マリア通り。<br />村の中心ですが商店らしきものは見かけません。

    マリア通り。
    村の中心ですが商店らしきものは見かけません。

  • 壁の文字はイタリア語。

    壁の文字はイタリア語。

  • 左ホテル・シュヴァイツァーホーフ。

    左ホテル・シュヴァイツァーホーフ。

  • ホテル・ヴァルトハウス。<br />

    ホテル・ヴァルトハウス。

  • 公会堂。<br />観光案内所が入っています。

    公会堂。
    観光案内所が入っています。

  • ハイキングの地スイス。<br />上サン・モリッツ湖。中央シルヴァプラーナ湖。下ジルス湖。シルヴァプラーナ湖とジルス湖の間にジルス村。<br />マローヤ辺りに端を発したイン川はこれらの湖に注いでは出、出ては注いでいきます。

    ハイキングの地スイス。
    上サン・モリッツ湖。中央シルヴァプラーナ湖。下ジルス湖。シルヴァプラーナ湖とジルス湖の間にジルス村。
    マローヤ辺りに端を発したイン川はこれらの湖に注いでは出、出ては注いでいきます。

  • イン川に繋がる水路。

    イン川に繋がる水路。

  • マリア地区の奥にニーチェハウスがあります。

    マリア地区の奥にニーチェハウスがあります。

  • 「この家でフリートリヒ・ニーチェが1881年から1888年実りの多い夏を過ごした」。<br />ツアラトゥストラが書かれたのもここだそうです。

    「この家でフリートリヒ・ニーチェが1881年から1888年実りの多い夏を過ごした」。
    ツアラトゥストラが書かれたのもここだそうです。

  • 工事中で中には入れませんでした。

    工事中で中には入れませんでした。

  • 村の中心ポスタ広場。

    村の中心ポスタ広場。

  • 郷土芸術館。

    郷土芸術館。

  • 帰りはジルス・マリア・ポスタからポストバスでサン・モリッツまで。<br />シュタインベルクの山の名前を教えてくれた人とニーチェハウスを工事していた人以外、人っ子一人出会うことはありませんでした。

    帰りはジルス・マリア・ポスタからポストバスでサン・モリッツまで。
    シュタインベルクの山の名前を教えてくれた人とニーチェハウスを工事していた人以外、人っ子一人出会うことはありませんでした。

  • 帰りのバス。右手はシルヴァプラーナ湖。

    帰りのバス。右手はシルヴァプラーナ湖。

  • シルヴァプラーナの町。

    シルヴァプラーナの町。

  • サン・モリッツのバート地区に入りました。<br />ケンピンスキーホテル。<br /><br />このまま駅に行き鉄道でミュスタイアに向かいました。

    サン・モリッツのバート地区に入りました。
    ケンピンスキーホテル。

    このまま駅に行き鉄道でミュスタイアに向かいました。

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