2016/06/01 - 2016/06/01
77位(同エリア544件中)
ベームさん
6月1日、8日目。
ルツェルンをあとにサン・モリッツに向かいます。2泊しました。
サン・モリッツ:グラウビュンデン州にある高級リゾート地。冬のスキーシーズンと共に標高1820mにあるため夏の避暑地として賑わいます。人口5千人ほど。
古くから鉱泉が見つかっていましたが本格的に観光地化したのは19世紀後半から。
観光列車として人気のあるグレッシャー・エキスプレス、ベルニナ・エキスプレスの発着地です。
セガンティーニ美術館以外町には見るべき遺跡もなく、高級ホテルとブランドショップばかりがひしめく貧乏旅行者には場違いの町でした。勿論ここに来るセレブ達の目的は街歩きなどではありません。
写真はセガンティーニ美術館。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 船
- 航空会社
- スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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地図右。
ルツェルン~タルヴィル~クール~サン・モリッツ。 -
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ルツェルン7:35発のIRでサン・モリッツに向かいました。約4時間30分、今回最長の移動時間です。
途中駅ツーク。 -
タルヴィルで乗換え。8:14。
ルツェルンからいったん北東に進んだ後ここからはチューリヒ湖沿いに南東に向かいます。 -
チューリヒ湖。
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これはヴァーレン湖です。
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対岸には2000m級の山が連なっています。
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クールでもう一遍乗換え。
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9:58発サン・モリッツ行のRE。
サン・モリッツからツェルマット間を走る有名な氷河特急/グレッシャー・エクスプレスもこのルートを通り、しかも一番景観の良い所です。
まあ私はいいとこ取りをしたようなものです。 -
途中トゥージスと云う駅からサン・モリッツまではレーティッシュ鉄道アルブラ線になります。1898年に着工し1904年開通しました。
アルプスの難所を数々の橋とトンネルを造ることで克服しました。アルブラトンネルは5866mあります。 -
有名なランドヴァッサー橋です。
1901から1903年にかけ建設。 -
高さ65m、長さ136m。
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ラントヴァッサー・トンネルに入ります。
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トンネルから出ました。
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ラントヴァッサー橋。
WEBから。 -
途中の景観はサン・モリッツ・ティラーノ間のベルニナ線と共に世界遺産に認定されています。
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集落が山すその狭い土地に身を寄せ合っています。
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ベルギューン駅。
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プレダ駅。
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プレダ駅を出るとすぐ長さ5866mのアルブラトンネルに入ります。
ライン川とドナウ川の分水嶺アルブラ峠を潜っています。標高1815mの地点にあるこのトンネルはアルプスを越えるトンネルとしては最高所だそうです。 -
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トンネルを出てしばらく走るとサメーダン駅です。観光地の一つになっています。
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ようやくサン・モリッツ到着。12時3分。
途中2回の乗り換えと世界遺産の景観で退屈しませんでした。 -
駅を南側に出て広い道路を渡ると今日明日の宿ヴァルトハウス・アム・ゼー。
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サン・モリッツ湖畔に立つわりと堂々としたホテルです。2泊します。
このホテル、見掛けは良いですが部屋の調度は、(私の部屋が安かったのか)、駄目でした。
椅子は固い木の椅子が一つ、荷物置き無し、テーブルは狭いうえに電話機、コーヒーメーカー、時計が半分以上占めていて物を置いたり書いたりするスペースあまりない。洗面台が極浅でせいぜい5センチほど、すぐ水が溢れてしまううえに水を流す栓は手で引っ張り上げないといけない等々。お客が使いやすいホテル造りについての経営者のセンスを疑います。顧客目線でないのは大体においてヨーロッパのホテルに共通して言えることです。 -
洗面台浅いのが分かるでしょう。
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ホテルの部屋からの風景。
景観はなかなか宜しい。 -
サン・モリッツ湖。
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高地の湖らしく静まり返っています。
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ズームしていますが遠くにセガンティーニ美術館の塔。
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駅の北側斜面に広がるドルフといわれる市街地。
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駅に停まっているのはレーティッシュ鉄道の赤い列車。
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大きなホテルが幾つも聳えています。
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バスで市街地の中心シュールハウスプラッツ/学校広場に行きました。
町は急な斜面に広がっており中心まで歩いていくのは骨です。
バスの行先を見ると、ドルフという高台にある町の中心部を周ってバートというサン・モリッツ湖の南西にある温泉保養地行となっています。 -
学校広場界隈。
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高級ホテル。
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ドルフという町の中心です。
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道が縦横に輻輳していて地図を持っていても分かりずらいです。
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映画館。
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ヴィア・マイストラ/マイストラ通りにある高級ホテル・クルム。
1859年開設でサン・モリッツで一番最初のホテルだそうです。 -
トボガン乗りの像。1985年サン・モリッツ・トボガンクラブ創立100年記念。
トボガン遊びは1885年頃アルプス地方やサン・モリッツで始まったそうです。 -
スキーの板とストックを持ったユーモラスな像。
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「斜塔」。
確かに斜めになっています。 -
サン・モリッツの斜塔。
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時計の文字盤の下に1570年と書かれています。
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ポスタ・ヴェリア広場。
この辺りにもホテルが集中していました。 -
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シーズンオフなのか人気がない。住民の多くは観光業関連なのでしょう。
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19世紀後半から開けた町なので、古めかしい建物は見かけません。
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歩いてセガンティーニ美術館に向かいました。
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ポスタ・ヴェリア広場から続くヴィア・ソムプラッツ通りを歩きます。
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サン・モリッツ湖がずっと下です。
湖岸の左の白い建物が宿泊したホテルです。 -
もう少し。
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見えました。バス便もありますが歩いて15分くらいでした。
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セガンティーニ美術館。
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1908年に設立され1999年改修されています。
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レオナルド・ビストロフィ:セガンティーニへのモニュメント。
大理石像。1904年。 -
パオロ・トルベツコフ:セガンティーニ胸像。
1896年。 -
ジョヴァンニ・セガンティーニ。1858~1899年。
イタリアに生まれ。アルプスの風景を描いてアルプスの画家と言われる。
1886年スイスに居を移し、晩年の1894年からエンガディン地方のマローヤとかソーリオに住む。
セガンティーニの作品はチューリヒ美術館でも数点見ましたがここには晩年の傑作が揃っています。 -
三部作の部屋。
左:生。中:自然。右:死。
いずれも1899年最晩年の作品で未完成に終わったそうです。
館内は撮影禁止でしたが、素晴らしいセガンティーニの作品を載せたいのでスイス政府観光局の資料を借用しました。 -
三部作:生。
1899年。 -
三部作:自然。
1899年。 -
三部作:死。
1899年。 -
早朝の祈り。
1886年。 -
干し草の刈り取り。
1898年。 -
グリソン州の衣裳。
1887年。 -
森からの帰り。
1890年。 -
牧舎へ帰る。
1888年。 -
アルプスの真昼。
1891年。 -
湖を渡るアヴェ・マリア。
1886年。 -
館内。
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館内。
以上いずれも絵葉書ならびにスイス政府観光局より。 -
美術館からの景色。
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セガンティーニ美術館をあとにして細い坂道をジグザグに下って行くと小さな教会がありました。
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バード教会と云う名だったと思います。
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ひなびた教会でした。
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湖畔の遊歩道に降りてきました。右に行くとバート地区、左はサン・モリッツ中心部です。
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街の方に戻ります。
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ヨットの準備中。
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湖畔から町の高台、中心部へ通じるエスカレータの入り口です。
遠くに泊まっているホテル・ヴァルトハウス・アム・ゼー。 -
エスカレーター入口。
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エスカレーターに通じる通路とエスカレーターの両側はサン・モリッツ・デザイン・ギャラリーになっています。
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長大なエスカレーターが高台まで運んでくれます。
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スポーツとシャンパンで冬を楽しもう。
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ザ・セイント・モリッツ・デザイン・ギャラリー。
サン・モリッツは英語読みではセイント、ドイツ語読みではザンクト・モリッツとなります。ここはドイツ語圏なので地元ではザンクトと言うようです。 -
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町の中心と湖岸を結ぶエスカレーター。
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聖マックスと聖モーリッツとなっていますが本当はいたずらマックスとモーリッツ。
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絵本のマックスとモーリッツ。
いたずらが度を過ぎてお終いにアヒルの餌にされてしまいます。 -
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エスカレーターのの出入り口。ヴィア・セルラス/セルラス通りです。
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城館のような厳めしい建物が建っています。
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ホテルでした。
バドルッツ・パレス。ホテル。 -
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セルラス通り。
高級ホテルやブランドショップが並ぶ通りです。 -
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コンディトライ・ハンゼルマン。
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市庁舎です。
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市庁舎の先に教会が見えます。この辺り道が複雑です。
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サン・モリッツ改革派教会。
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プロテスタントらしい簡素な教会です。
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パイプオルガンが祭壇みたいに見えます。
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下の通りから。
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下りもエスカレーターに乗って湖岸に降り、ホテルに帰りました。
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ホテル・ヴァルトハウス・アム・ゼー方面。
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夕食はホテルのレストランで。
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一品料理とワインと水で43フラン。
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眺めの料金も入っているのでしょう。
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その夜のテレビ。
ゴッタルトトンネルの開通。こんな工事が進められているなんて知りませんでした。昨日アルトドルフの本屋でゴッタルトトンネルの本がショーウインドウの真ん中に置いてある意味が分かりました。 -
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水害のニュース。
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明日はジルス・マリアとミュスタイアに行きます。
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