2016/06/05 - 2016/06/27
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スカイバードトラベル(旧:日通ペリカントラベルネット エジプト店)さん
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エジプトでは6月6日、イスラーム暦では1日は日没から始まるので、正確には5日の日没からイスラーム暦1437年のラマダン月が始まりました。
こちらは人気ショッピングモール、シティスターズのラマダンデコレーションです。
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別バージョン。
ラマダンに断食するということは日本でもすっかり知られるようになったものの、「ラマダンしてる?」なんて聞かれることがありますが、
ラマダンというのはイスラーム暦の9番目の月の名前です。
日本の陰暦と同じように、各月に名前があり、その9月がラマダーンという名前なのです。 -
夜明けの前のアザーンから日没まで断食し、日没のアザーンで断食を解きます。
最初に口にするのはデーツがスンナ(預言者ムハンマド様に倣った推奨行為)。
シンプルにドライデーツをいただくことが多いですが、上の写真のように、ドライイチジクやドライアプリコットなどと一緒にシロップ漬けにしたコシェイフというメニューも定番。 -
その後、日没の礼拝をしますが、お腹が空いて礼拝に集中できない、という人は先に食事をしても大丈夫です。
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去年招待してもらった友人宅でのイフタール。
典型的なエジプト家庭料理です。 -
こちら、同じお宅での今年のイフタール。
中央にあるのはケブダ・イスカンダラーニ(アレキサンドリア風レバー)。
日本の焼肉のレバーのような味でした。
左側の真ん中はマカローナ・ベシャメル。
日本のマカロニグラタンに近いですが、もっと固形に近いです。
そしてその下はバミヤ=オクラです。 -
エジプトでもオクラを食べますが、日本のオクラよりずっと小さいです。小さければ小さいほどよいのです。
私はよく冷凍オクラをストックしておきます。
日本に住んでいるエジプト人の友人は、日本のオクラを初めて見た時びっくりしたと言っていました。 -
ラマダン月最初のの断食が終わったイフタール(最初の食事)は家族でみんなでいただくのが一般的です。
今年は、独り者の日本人スタッフを上司が自宅に招待してくれました。
右からバミヤ、マカローナ・ベシャメル、マハシです。
バミヤとマカローナ・ベシャメルは先のお宅のものと随分違います。
家庭料理なので、家庭によって見た目も味も異なります。 -
マハシは何かに味付けたお米を詰めた料理の総称。
エジプト人に何が好きか聞くと、ほとんどの人がマハシ!と答えます。
ナス、白ナス、ピーマン、ズッキーニ、ぶどうの葉もありますが、一番難易度が高いのが、写真のキャベツ。
日本のロールキャベツと違い、細ければ細いほどよいのですが、きれいに細く巻くのが本当に難しいんです。 -
こちらは以前アパートの大家さん宅でいただいたマハシ。
家庭料理なので、中に詰めるお米の味付けも家庭により異なります。 -
食事と礼拝を済ませると、
シャイ(紅茶)と甘い物でまったりおしゃべりするのが恒例。
こちらはアラブ菓子。
日本でいう和菓子に相当する伝統的なものですが、
最近はマンゴーやチョコレートなどでアレンジするものが増えてきました。 -
こちらは人気スイーツショップの「マンゴーコナーファ」。
アラブ菓子のコナーファにマンゴーと生クリームをたっぷりトッピングしてケーキのようになっています。
日本でも洋菓子が人気のように、エジプトでも若者たちからはアラブ菓子は「古い」とされ、人気が落ちつつあるので、スイーツショップも工夫していろんな新作を出しています。 -
こちらは開発が進むニューカイロに住んでいる友人宅にて。
イフタールをいただき、シャイとスイーツ、シーシャ(水タバコ)でまったりおしゃべりタイム。
ラマダンは断食するだけの月ではありません。
1日5回の義務の礼拝とは別に、ラマダン中だけの特別な礼拝(義務ではない)があり、こちらもラマダンの楽しみのひとつ。
この日も、引き続きのんびりする人もいれば、モスクで礼拝するからバイバーイ!と足早に帰っていく人がいました。 -
写真はオールドカイロにあるアムル・モスク。
642年に基礎が造られた1370年以上もの歴史ある大きなモスクです。
観光地としても人気ですので、訪問したことある方も多いのでは。 -
礼拝前の女性礼拝室の様子。
普段から食べ物を分かち合うムスリムですが、ラマダン中はそれがパワーアップしますので、ボケッと座ってると、水やデーツが回ってきます。一緒に行ったエジプト人友人も、デーツを持参し、周りの人に配っていました。 -
礼拝後のモスク前。
まるでお祭りのようです。 -
お店やモスクだけでなく、一般住宅もいたるところでイルミネーションがキラキラ。
もともと宵っ張りのカイロっ子ですが、ラマダン中はさらに夜が長くなり、バスやメトロも通常より遅くまで運行します。
子供たちも深夜まで元気に外で遊んでいます。 -
あっという間に過ぎてしまう大切なラマダン月。
今年も残り8日となります。
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