2016/05/15 - 2016/05/15
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めておら☆さん
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サルデーニャ島には、3500年ほど前に巨石文明が発達し、巨大な石を積み上げて作る”ヌラーゲ”と呼ばれる建造物が各地に20,000ほど造られました。
現在残っているヌラーゲはおよそ7000〜8000ほどで、その中でも最も規模が大きく保存状態の良いものが、バルーミニという町にある”スー・ヌラージ”です。
先史時代に誰が何の為に造ったのか、またどのような技術を用いて巨大な石を高く積み重ねるという偉業を成し遂げたのか、立証できる文献が残っていない為、未だ謎に満ちています。
遺跡が大好きな私、サルデーニャに来てこれを見ずには帰れません!ヌラーゲの謎に迫って来ました。
1日目 5/13 成田空港→ローマ・フィウミチーノ空港→カリアリ
2日目 5/14 カリアリ
★3日目 5/15 カリアリ・エルマス空港(レンタカー借出)→サン・スペラーテ→バルーミニ→アッツァーラ
4日目 5/16 アッツァーラ→サン・サルヴァトーレ→タロス遺跡→カブラス→オリスターノ→ボーロレ→ヌーオロ
5日目 5/17 ヌーオロ→オルゴーゾロ→マモイアーダ→ガヴォイ→フォンニ→ヌーオロ
6日目 5/18 ヌーオロ→ポザーダ→オルビア→ペヴェロビーチ→ポルト・チェルヴォ→カステルサルド
7日目 5/19 カステルサルド→サッサリ→サッカルジャ教会→ティンヌーラ→スーニ→ボーザ→ヌラーゲ・パルマヴェーラ→アルゲーロ・フェルティリア空港(レンタカー返却)→アルゲーロ
8日目 5/20 アルゲーロ
9日目 5/21 アルゲーロ・フェルティリア空港→ローマ・フィウミチーノ空港→成田空港
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス レンタカー タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
3日目 5/15(日)
「サン・スペラーテ 美術館の町」編のつづき
→ http://4travel.jp/travelogue/11139686
12:00にサン・スペラーテの町を出て、次の目的地バルーミニ(Barumini)へ向かう。
バルーミニまでは約40分の道のり。緑の多い景色を眺めながら、快適なドライブが続きます。 -
すると今度はなぁ〜んにも無い、開けた大地が。交通量も少ないので、ついついスピード出しちゃいます(汗)
イタリアの高速道路は”アウトストラーダ(autostrada)”といい、制限速度130km/h、また日本でいうバイパスのような幹線道路は”スーペルストラーダ(superstrada)”といい、制限速度110km/h。
アウトストラーダは有料の区間と無料の区間がありますが、スーペルストラーダは無料です。
サルデーニャ島内にはアウトストラーダは無く、スーペルストラーダのみなので全て無料。交通量も少なく道幅もゆったりしてるので、走りやすいです。 -
自然豊かなので、時折車を停めては景色を眺めてしまいます。
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走行してると突然遺跡のようなものが現れたりするので、これもまた興味をそそられます。なかなか先に進まん(^_^;)
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12:45 目的地に到着。敷地内の無料駐車場に車を停めました。
カリアリから北へ約50km、バルーミニのスー・ヌラージ(Su Nuraxi di Barumini)という遺跡にやって来ました。今から3500年も前に造られた、”ヌラーゲ”という巨石建築の遺跡です。1997年にユネスコの世界遺産に登録されました。
見学はガイド付で、9:00〜19:00の30分ごとにスタートする為、13:00に遅れないよう急いでチケット売り場へ向かいます。 -
イチオシ
途中にあった小さな三輪自動車。アペ(Ape)といって、イタリアではよく細い道の旧市街をめぐる観光に使われたり、野菜や果物を売り歩くのに使われたりしてます。
カ〜ワイイ♪ -
チケット売り場。入場料は10ユーロです。
次回のツアーに参加する人達が集まっています。その左手はブックショップになっています。
トイレはここには無いので、ここから一旦道路を渡った向かいにあるBarのものを使用することになります。 -
13:00ちょうどにガイド付ツアーがスタート。
ヌラーゲのある敷地へ移動する途中に立て看板が。 -
へぇ〜、上からみるとこうなってるんだぁ。なにやら塔がいくつか集まった要塞のような部分があります。その下に町が広がっているっぽいイメージです。
サルデーニャにはこのヌラーゲの遺跡が7000以上も点在しているのですが、中でも最も規模が大きく保存状態が良いのが、このスー・ヌラージなのだそうです。
ちなみに、”スー・ヌラージ(Su Nuraxi)”はサルデーニャ方言で、イタリア語だと”イル・ヌラーゲ(Il Nuraghe)”となります。 -
さぁ、遺跡のエリアにやって来ました。もう塔がちょっと見えてますが、その全容はいかに?!
私は遺跡が好きなので、ワクワクします♪ -
ガイドさんについてヌラーゲに近づいていきます。この時のツアーは20人ほどだったと思います。イタリア語のガイドでしたが、英語もあったのかどうか・・・チケット売場では特にどちらがよいか聞かれなかったかも。
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まっしぐらに塔へ行きたいところですが、ガイドさんはまず手前で立ち止まり、塔の下に広がっていた集落について説明をはじめました。
集落はカパンナ(capanna)と呼ばれるいくつもの住居で形成されていて、中には集会場のようなものや、劇場まであったそうです。 -
各住居はこんな風に円形をしていて、中央には煮炊きした場所の跡が。
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住居を作るのに用いたのは、当時は火山であったこの近くの山から運んだ溶岩(写真)なんだそうです。
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石の下に人工的な四角い石があるのは、近年になって修復した跡だそうです。
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この三角形をした石は、塔の上部を装飾していたものの一部ではないかと言われているそうです。
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ここも住居だったのかな。
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聖なる儀式に使われた水盤もあるという話ですが、これがそうでしょうか。
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イチオシ
説明を聞きながら、要塞との距離がちょっとずつ、ちょっとずーつ縮まっていきます。どきどき♪
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様々な形状の石が積んでありますが、当時の人が一体どうやって運んだのだろうと疑問に思うほど大きなものもあります。
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この方がガイドをしてくださったおねぇさん。時折絵を見せてくれながら、聞き取りやすいイタリア語で説明してくれました。
今、手にしているのは当時の塔の形状を描いたもの。石を円錐状に積み上げて作ったそうです。 -
一般の住居よりちょっと広いこの建物は、集会場だったそうです。
なぜそれが分かるかというと・・・ -
壁の下にぐるりと椅子のようなものが設置されているからだそうです。
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さて、さらに要塞内部へと近づいて行きます。
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この図のように、塔は小さいもの(と言っても10m以上はあったようですが)が周囲に4つ、その中央に30mほどの更に高いものがありました。4つの塔は壁で繋がれ、城砦を形成。その周囲には、さらに小さい塔が造られていきました。
ちなみに、このヌラーゲからの出土品をあらかじめカリアリの国立考古学博物館で見てきましたので、ご参考まで。
↓↓↓
http://4travel.jp/travelogue/11135898 -
ガイドさんは「年代を追ってこんな風に塔が増設されていったんですよ」、的な説明をしてくれてました。
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これは確か4つの塔のうちの一つだったと思います。今は崩れて上部がかなり無くなっていますが。上部にいくつかある小さな窓は、矢を射る為のものだったそうです。
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さて、いよいよ本丸突入です!
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階段を上って行きます。
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今度はトンネル。
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イチオシ
トンネルを抜けたら見晴らしの良い展望台のような場所に出ました。
すごーい、上から見ると要塞の下に集落が広がっていた様子がよく分かります。 -
いいなぁ、遺跡♪
ただの石っちゃただの石ですが、私にとっては過去と現在を繋いでくれる大事なツールというか。数千年前の人が触れたものに触れてる、とか、数千年前の人と同じ場所に立ってる、とか、そういうのに感動を覚えてしまうんです。 -
それにしても見晴がよくて気持ちいい。こんな静かな土地で、当時の人達はどんな暮らしをしていたんだろう。
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下を覗くと要塞内部が少し見えました。けっこう複雑な造りをしてそうです。早く下に降りてみた〜い!
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本丸内部に降りて行くには、こんな狭い通路に入っていかなければなりません。行かれる方はくれぐれも動きやすい服装と、歩きやすい靴を。
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狭〜い!でも、おもしろ〜い!
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ややっ、ここから下に降りるようですが・・・
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この階段も狭〜い!
てか、階段と言えるほど段になってない(@_@;) -
しかしなんとか無事に下に降り立ちました。ふぅ〜。
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上を見上げるとぽっかりと空いた穴。かつては屋根もあったのでしょうが。
しかし、この石積みのすごさ。どうやって重い石をあんな高いところまで積み上げていったのか、ホントに不思議です。 -
中央の塔にはこんな穴がいくつもありその奥は小部屋のようになっています。
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井戸のようなものも。
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さて、ガイドさんに導かれて塔の内部に入って行きます。
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中央の塔の周りに造られた4つの塔のうちの一つ。
天井に向かって先細りになっており、塔が円錐形になっているのがよく分かります。 -
塔は3階層になっていたそうです。ガイドさんが絵を見せながら説明してくれました。
この塔の集合体は城でもあり、要塞でもあり、防護壁でもあり。敵の侵入から集落を守る為に重要な役割をしていたんだろうという事は想像できますが、それにしてはちょっと不合理な造りにも見える。
いずれにしろ、当時の資料が残っていないため、誰が何のために造ったのか立証できる根拠が無いのだそうです。ヌラーゲが”謎の遺跡”と呼ばれているのもその為です。 -
それにしても大きな石がしっかりと組み合わさっており、強固な造りであることがうかがえます。驚くのは、石積みの際にセメントなどの接着剤は一切使っていないという事。すごい技術です!
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また別の塔に入りました。じっくり見ると、ほんとに上手いこと石が重なってます。円錐という形状もまた、崩れるのを防ぐ最適な構造だったのかな。
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この塔も3階層になっているのですが、ガイドさんの話では2階部分にいくつか見える穴は、奥が個室になっていたとか。上って中に入りたい気持ちをグッとこらえる・・・
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仕方ないからズームで穴を撮ってみる。
う〜、余計入りたい! -
この塔の中央には井戸もありました。
お約束で下を覗いてみる・・・ -
あ〜、やっぱり。
お約束でコイン投げ入れてる人がいる。 -
「そろそろ見学も終わりなので、みなさん自由に見て回ってくださーい」とガイドさんに言われ、しばしあちこち写真を撮って回る。
これもまた別の塔ですが、やはり構造は同じです。 -
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あ〜、穴に入りたい(←しつこい)
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これはほぼカンペキに形が残ってた。いかにも塔!って感じで、感激♪
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さて、元来た道を戻って行きます。
降りるのも大変だったけど、上るのもひと苦労。 -
そして再び展望台。
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あ、羊だ羊だぁ〜!
めっちゃのどかな風景です。 -
ガイド付ツアーは45分ほどで終了しました。
ガイドさんにお礼を言って、敷地の門を出ます。
ん?なにやら石碑のようなものがあります。入って来た時は塔ばかり眺めてたから、全然気がつかなかった。 -
「サルデーニャの”スー・ヌラージ”は、現代の文化や社会の状況において、創造的かつ革新的な資材や技術の活用法を教えてくれる、重要な模範である」的なことが書かれています。最後の行に「ユネスコ世界遺産 1997年」の文字も。
いや本当に、先史時代とはいえ現代人も及ばない知恵や高い水準の技術を持っていたんだなぁと、改めて感じさせられます。 -
来てよかったぁー、スー・ヌラージ!
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駐車場に戻ると、お見送りしてくれるかのようにちょこんと頭をのぞかせるヌラーゲ。要塞のてっぺんです。
14:00 スー・ヌラージにお別れをして、次の目的地へ向かいます。世界遺産の次は、イタリアの最も美しい村です!
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この旅行記へのコメント (2)
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- spumamiさん 2016/06/14 01:26:48
- らしい☆
- meteさんらしい旅行記で何故かホッとしてます(^^)
サルディーニャの高速はすべて無料だなんて驚いた@@
サルディーニャとカラブリアはイタリアの中でも貧しい都市
だと思っていたので財源の為に、せこく(?)お金を取られるのかと思ってた。
話は変わるけど、先日昨年製作されたイタリア映画をみていて
ラマがかなりの財源をもっているのを知って驚いた。
私はイタリアについてかなりの誤解をしているようで・・・。
そんなことよりスー・ヌラージの話だよね〜〜。
でもやっぱり遺跡は、よう分からん・・・。
「先史時代とはいえ現代人も及ばない知恵や高い水準の技術を持っていたんだ」
は、同感です☆
spumami
- めておら☆さん からの返信 2016/06/14 08:42:59
- RE: らしい☆
- mamiさーん、毎度どもです!
> meteさんらしい旅行記で何故かホッとしてます(^^)
ははは、出ましたよ石・石・石の遺跡シリーズ!
> でもやっぱり遺跡は、よう分からん・・・。
その気持ちはわかります。自分で写真見てても石・空の
青、ちょっとの緑くらいだから、ビジュアル的になんか
無機質で面白味がない感じがするかな、と思う。
でもやっぱり私は好きなんだなぁ。
また石ばっかりの旅行記書いちゃうけど、そん時は読み
飛ばしてくださいね〜(^^;)
> サルディーニャの高速
> 財源の為に、せこく(?)お金を取られるのかと思ってた
ね、意外だよねー。でも、イタリアの高速料金って日本に
比べたらすごく安いし、本土でも無料の区間多いから使い
易いと思う。そういう意外なトコに親切だよね、イタリア。
> ラマがかなりの財源をもっているのを知って驚いた。
ラマって??ダライ・ラマのことかと思ったけど、イタリア
映画でそりゃないか(^^;)
ん?ターラントの町でラマってあるぞ。そこかな??
いつも楽しいコメントありがとうございます!
では、またです〜
めておら☆
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