八瀬・大原・貴船・鞍馬旅行記(ブログ) 一覧に戻る
前回ル~トを誤り失敗に終わった京都一周トレイル完成。<br />そして公私共に渡り二ヶ月余りも続いた忙しい日々。<br />やっと本日それを完結させる機会がやって来た。<br />スタ~ト地点は梅ヶ畑と決めてJRバス下車。<br />山への取り付き点を求めR162号を上る。<br />先ずは平岡八幡宮に立ち寄り参拝。<br />結局見つけられず高雄口まで。<br />気を取り直し山道に入る。<br />道程は分かっている。<br />鼻歌も交じる。<br /><br />そろそろ分岐点に近づいたであろう。<br />案内表示板を見落とさぬよう用心し始める。<br />幾つめかの京都一周トレイルのサインポスト到着。<br />するとその横にグリコのおまけとも思える小さな案内板。<br />近寄り確認すると沢ノ池⇒の表示が手書きで書き込まれていた。<br />前回訪れた際にもここで休憩しており単純に見落としていたのである。<br /><br />暫く細い道を辿ると視界が開けた。<br />広がる青空に気を取られた。<br />すると唐突に現れた池。<br />これがあの沢ノ池。<br />池と呼ぶより湖。<br />とても美しい。<br />そして静寂。<br /><br />やっと出会えた池の美しさに感動し畔沿いに半周してみた。<br />静けさを破る人間の出現に驚き逃げ出す無数のオタマジャクシ達。<br />申し訳ないがもう少しだけ我慢してもらい『美』を『静寂』の中で堪能。<br />京都一周トレイルの旅の終着点がここ沢ノ池にしようと思っていた訳ではない。<br />長い道のりであったがその完結に至るに相応しい場所であったのは偶然ではあるまい。<br /><br />何とも云えない充足感に包まれて山を降りた。<br />今度こそ帰り道を失わないよう右回りを心がける。<br />険しい道をすぎれば後は金閣寺方面に下るだけである。<br />金閣寺付近まで到着するとどのバス停も観光客で溢れていた。<br />すると直ぐ側に金閣寺湯という看板が目に留まったので飛込んだ。<br />他の観光客が居なくなるまでノンビリと湯船に浸かり疲れを癒やした。<br /><br />こうして京都駅に戻ったのは夜も更けてからであった。<br /><br />夜の京都タワ~を眺めながら一つの区切りの終わりを実感する。<br /><br />満足はしたものの次の心の座標を決めなければならないのに思い至る。<br /><br />いやはや辛いものがある。

沢ノ池漂流

79いいね!

2016/05/07 - 2016/05/07

128位(同エリア2099件中)

0

45

midnightrambler

midnightramblerさん

前回ル~トを誤り失敗に終わった京都一周トレイル完成。
そして公私共に渡り二ヶ月余りも続いた忙しい日々。
やっと本日それを完結させる機会がやって来た。
スタ~ト地点は梅ヶ畑と決めてJRバス下車。
山への取り付き点を求めR162号を上る。
先ずは平岡八幡宮に立ち寄り参拝。
結局見つけられず高雄口まで。
気を取り直し山道に入る。
道程は分かっている。
鼻歌も交じる。

そろそろ分岐点に近づいたであろう。
案内表示板を見落とさぬよう用心し始める。
幾つめかの京都一周トレイルのサインポスト到着。
するとその横にグリコのおまけとも思える小さな案内板。
近寄り確認すると沢ノ池⇒の表示が手書きで書き込まれていた。
前回訪れた際にもここで休憩しており単純に見落としていたのである。

暫く細い道を辿ると視界が開けた。
広がる青空に気を取られた。
すると唐突に現れた池。
これがあの沢ノ池。
池と呼ぶより湖。
とても美しい。
そして静寂。

やっと出会えた池の美しさに感動し畔沿いに半周してみた。
静けさを破る人間の出現に驚き逃げ出す無数のオタマジャクシ達。
申し訳ないがもう少しだけ我慢してもらい『美』を『静寂』の中で堪能。
京都一周トレイルの旅の終着点がここ沢ノ池にしようと思っていた訳ではない。
長い道のりであったがその完結に至るに相応しい場所であったのは偶然ではあるまい。

何とも云えない充足感に包まれて山を降りた。
今度こそ帰り道を失わないよう右回りを心がける。
険しい道をすぎれば後は金閣寺方面に下るだけである。
金閣寺付近まで到着するとどのバス停も観光客で溢れていた。
すると直ぐ側に金閣寺湯という看板が目に留まったので飛込んだ。
他の観光客が居なくなるまでノンビリと湯船に浸かり疲れを癒やした。

こうして京都駅に戻ったのは夜も更けてからであった。

夜の京都タワ~を眺めながら一つの区切りの終わりを実感する。

満足はしたものの次の心の座標を決めなければならないのに思い至る。

いやはや辛いものがある。

旅行の満足度
3.5
観光
4.0
グルメ
2.5
ショッピング
2.5
交通
3.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
高速・路線バス JR特急 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

この旅行記のタグ

79いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

PAGE TOP