ドイツ・オーストリア　山と音楽の旅　①バイエルン編

2010/07/21 - 2010/07/22

２００６年、ギリシャへ。２００８年イギリスへ…どちらも現地の友人を訪ねてのホームスティでしたが、今回初めての観光旅行となりました。

３月に航空券を取り、それから現地での日程を組み、時刻表を調べ、観光局に問い合わせたり、コンサートの予約をしたり、美術の勉強をしたりしているうちに、アッという間に出発の日が来てしましました。

旅行は行く前も楽しいし、旅行中も楽しいし、帰ってからも楽しいしリフレッシュできてしばらく心も身体も軽いいです（見た目は重いですが…！）

観光も、山歩きも、コンサートも、美術館も！もちろんグルメも！！と欲張りな旅の始まりです。よかったらお付き合いください。

７月２１日関空１１時発　ＡＹ０７８便　ヘルシンキ経由ミュンヘンへ　　　　　ミュンヘン泊

　　　２２日ミッテンバルト、インスブルック観光　 インスブルック泊　
　　　２３日マイヤーホーフェンハイキング　　　　 インスブルック泊
　　　２４日ザルツブルグへ移動　観光　　　　　　 ザルツブルク泊
　　　２５日　ハルシュタット、バートイシュル観光　ザルツブルク泊
　　　２６日ウィーンへ移動　観光　　　　　　　　　ウィーン泊
　　　２７日美術館巡り　コンサート　　　　　　　　ウィーン泊
　　　２８日　シェーンブルン宮殿　等　　　　　　　ウィーン泊
　　　２９日　ウィーン１０時５０分発AY７６６便ヘルシンキ経由
　　　３０日　８時５５分　　　　　　　　　　　　　関空着

エリア ドイツ

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 家族旅行
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

関空発　AY０７８便　関空１１：００発

ヨーロッパの玄関口フィンランド　ヘルシンキまで10時間と割合短時間で行けるので身体が楽です。

ヘルシンキに到着前に配られたホットサンド

ヘルシンキ　１５：００着

乗り継ぎに１時間１０分しかないのでEUに入国するのにいつもドキドキです。

ヘルシンキ１６:２０発　ＡＹ807便

ペンネが出てきました。

ミュンヘン　フランツ・ヨーゼフ・シュトラウス空港に１７：５０着

サッカーはもちろん　ＦＣミュンヘン・バイエルン
18:20発　ルフトハンザ・エアポートシャトルでミュンヘン中央駅へ

片道　１０．５０ユーロ（２０１０年当時）１９：００着

ホテルはミュンヘン中央駅構内のインターシティホテルで１泊しました。
鉄道を利用するならとても便利です。

インターシティホテル、さすがドイツで飾り気はありませんが、機能的なホテルでした。
荷物を置いて旧市街へ夕食を食べに行きました。

夕方だし、一泊しかしないのでミュンヘン観光はできません。

旧市街のビアホール”アウグスティーナ・ホフ”

グャージュスープ　３．８０ユーロ
ミックスサラダ　　４．５０ユーロ
ミックスソーセージ１０・５０ユーロ

ビールとコーラ・チップ込みで３０ユーロ

パッヘルベルの”カノン”を演奏しているファミリー

グランドピアノやベースを運ぶのは大変だったでしょう。
CDも売っていました。

DBミュンヘン駅構内のお店

直径３０センチのプレッツェルにびっくり！

７月２２日（木）
　
６時起床。７時朝食

８時３２分発　RG普通電車　インスブルック行き　２３番ホーム

一晩で疲れも取れ、さぁ今日から旅の始まりです！

これを見て、気が付くべきだったのですが…。

ミュンヘンからインスブルック行きなのに、ガルミッシュ・パルテンキルヒェンとなっています。

ドイツ語はわからないし、途中で車両が切り離されるのかな？と最初は思っていました。

ほとんどガラガラ状態。

大きな荷物は座席を上げて置きます。
親切なご婦人が教えてくれました。

途中でガルミッシュ・パルテンキルヒェンからバスに乗り換えて下さい…と車掌さんが周ってきました。あ〜、そういうことだったのね！

鉄道工事で代替輸送になっているとのこと、時間がないから急いで！と言われ、
大きなスーツケースを持って必死に階段を上り下りしてバスに乗り込みました。
　　
あれれ、やっぱり線路がなくなってる…！

左がガルミッシュ・パルテンキルヒェンの駅

この地は１９３６年に冬季オリンピックが開催され、ドイツ最高峰のツークシュピツェ（2,962ｍ）への登山口になっています。

やれやれ、１０時１０分発のPost Busでミッテンバルトへ。そのバスはインスブルック行きで、降りたのは私達二人だけで、荷物を受け取る前に出発してしまい、あわてて追いかけてドアをどんどんたたいてスーツケースを荷物入れから出してもらいました。危なかった！

ミッテンバルトは１７世紀からヴァイオリン生産の地として有名です。
お酒もヴァイオリン型です。


駅では大きなスーツケースを持ってウロウロ…。周りのひとに聞いてもコインロッカーの場所は知らないと言うし、親切な貸自転車屋さんのおじさんがお昼休み中のDBの職員さんに聞いてくれました。

何と、工事中で埃をかぶったホームの中にありました。２ユーロ。
やれやれ…。まずはインフォメーションセンターを探さないと！

向こうにKarwendel（カルヴェルデル）に行くケーブルカーが見えます。
２２４４ｍ

手前はメイポール。ドイツではよく見かけます。

荷物で手間取り、観光時間も少なく飲まず食わずで周ることになりました。

観光の中心地まで約１０分です。日差しはきついですが、乾燥しているし、標高(９００ｍ）が高いので汗はかきません。

ミッテンバルトはこのように壁のフレスコ画が有名でゲーテも「イタリア紀行」の中で”生きた絵本の街”と絶賛したそうです。

平面的な壁なのに、奥行きあるように見えます。不思議！

宗教画もあるし、生活に根差した壁絵もありました。

聖ペーター・聖パウロ教会

１７４０年頃　ヨーゼフ・シュムッツァーにより建てられました。
薄いピンク色が美しいです。

正面にまわると…ヴァイオリン職人Ｋｌｏｔｚの像があります。

ミッテンバルト、夏の間、コンサートもたくさんあるみたいですが、素通りなので何とももったいなことをしました。

次はぜひここでゆっくり滞在したいものです。

バイエルン州の教会はヴィース教会といい、外側は割合シンプルなのに、中に入れば金色をふんだんに使ったロココ調の豪華な装飾が特徴的です。

教会の裏庭には小さな祠がありました。

ヴァイオリン博物館の向かいのおうち。
入り口のドアが二つあるので、セミ・ディタッチドハウスなのかな？と思います。

壁の色といい素敵です。
こういう壁画専門の画家がいるのでしょうか。

ヴァイオリン博物館

大人　４・５ユーロ
小人　３・５ユーロ

美術館の中。

昔の工房は電気がなかったでしょうから、このように窓際で作業していたのでしょうね。

モーツァルトのヴァイオリンもここで作られました。

額の人物はMatthias Klotz。

ミッテンバルト生まれで、イタリア・クレモナでヴァイオリン製作を学んだ後、
１６８４年よりこの地で製作を開始しました。

ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロが展示してあります。

直射日光が当たるので日よけをしているのが、弦楽器工房の”Anton Maller”さんの工房

弦を２セット買いました。

そしたら、アントンさんがご自分が写っている絵葉書を数枚”お土産に…”と下さいました。

バイエルンアルプス眺めながら、ゼ―フェルト、ハル・イン・チロルなどを通過して無事インスブルックに到着。
あ、ここで一泊するのもいいな！と思うところばかりでした。

電車では通らない険しい山道を小さな可愛い村を眺めながらのバスの旅もいいものですね。

インスブルック編に続きます。

この旅行記へのコメント （2）

• yokoさん 2016/06/02 09:07:43

  ピンクの教会、壁絵の町　憧れなんです♪

  パディントンさん　こんにちは！
  
  ６年前にドイツ・オーストリアに行かれていたんですね。ご家族でヨーロッパ・・羨ましいです☆.。.:*・
  
  私はツアーが多いヨーロッパですが、個人で行かれている旅行記をいつも羨ましく見ています。だんだんと行きにくい状況になってきたので、オーストリアのチロルに個人で行きたいと思っていたのですが、最近では諦めモードです。ショボン。
  ということで、実際に行かれた方の旅行記で我慢しています。
  
  聖ペーター聖パウロ教会のピンクは、ワクワクするような可愛さです(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o)))
  おうちの壁絵も素敵ですね〜〜♪♪
  
  パディントンさんの旅行記を見て、いつかきっと！！とまた思いを強くしました。続きも楽しみにしていますね。
  
  yoko

  パディントンさん からの返信 2016/06/02 21:47:44

  RE: ピンクの教会、壁絵の町　憧れなんです♪

  yokoさま
  
  　こんばんは！お便りありがとうございます。
  初めてツァーでなく自分たちで計画を立てた旅行でしたが、色々と失敗があったり、いい出会いもあったり…と旅の醍醐味を感じることができました。
  
  私は全くアナログ人間でしたので、旅行先ではネットに頼らずかえってそれも良かったのかな…と思います。
  
  日にちが少なかったため、お天気によっては行動が限られますが、何とか予定通り全部こなせてラッキーでした。
  またぼちぼちｕｐして行きますね。少なくなった脳ミソに喝！を入れます。