
2016/05/05 - 2016/05/07
184位(同エリア1022件中)
YAZさん
バガンは思っていた通り素敵なところだった。いや思っていた以上だった。目の前に広がるバガン王朝時代に建てられた寺院や仏塔の数々。ラテライトの赤い地面に生える緑の木々から複数の寺院と仏塔がのぞくさまに息を呑んだ。
ツアーに参加せずに電動バイクを借りて一人でで思うままに遺跡を周った。遺跡はどれも見応えがあった。バガンではどこを切り取っても絵になる。これに加えて遺跡巡りで出会ったバガンの人達が素敵だった。ここで暮らす人達が遺跡を守り今も仏像に祈りを捧げていた。バガンの人達の仏教への帰依する姿や優しさに触れて心が洗われる思いがした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- バイク
- 航空会社
- JAL バンコクエアウェイズ タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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■ヤンゴンからプロペラ機でバガンへ
ヤンゴンからバガンへは往復飛行機を利用した。航空券の手配は日系のサラトラベルにお願いをした。リコンファームをしてくれるのでとても助かった。 -
■小さな飛行場
バガンの旅のはじまりはこの小さな飛行場からだ。ここで入域料25,000k(約2500円)を支払ってバガン観光のチケットをもらった。旅の間チケットの所持のチェックがあったのは夕日を見に行ったシェサンドーパヤーだけだった。ニャウンウー空港 (パガン空港) (NYU) 空港
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■最初に立ち寄ったシュエズィーゴォン・パゴダで起こった不快な出来事
シュエズィーゴォンとは「金の」「祝福の土地」という意味だそうだ。そんな場所で嫌な事があった。
入ってすぐの建物の前で現地のおばさん達に建物の中に祀られているナッ神に祈りを捧げるよう声を掛けられた。促されるまま建物に入りナッ神の前に立つといつの間にかジャスミンの花輪を手に握らされていた。ナッ神に祈りを捧げその花輪を供えるとまた花輪を渡され祈るよう促してきた。嫌な予感がよぎった。案の定、祈りを終わると寄付を求めてきた。財布からお金を出して渡すと、「これでは足りない。」と言ってきた。さらにお金を渡すと、「これでも足りない」と言ってくる始末。ここまでくると寄付ではない。無性に腹が立った。シュエジゴン パゴダ 寺院・教会
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■ガイドブックに載っていない絶景ビューポイント
最初に立ち寄ったシェエズィゴォン・パゴダでの嫌な出来事から気を取り直して次に向かったのがブレディ パゴダだ。手すりがない急な階段を上がったらすっかり気分が晴れた。息を呑む程のバガンの絶景が飛び込んできたのだ。ブレディ パゴダ 寺院・教会
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イチオシ
■バガンの絶景
ブレディパゴダの上層に登るとラテライトの赤土と緑の木々の中にたくさんの仏教遺跡に息を呑んだ。バガン王朝時代からの時を経て変わらぬ姿が目の前に広がっている。 -
こちらはシェサンドーパヤーに登ったところからの眺め。高い仏塔なので遠くまで見渡せる。朝日や夕日もこの仏塔に登って眺めた。
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■ティローミィンロー寺院
5人の王子の中から後継者を選ぶのに傘を使った。傘の倒れる方向に座っていた王子を次の王に選んだと言われる寺院だ。ミャンマーの仏像の顔は日本とはだいぶ違う。ティーローミィンロー寺院 寺院・教会
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日本の釈迦像とは趣が違う。ここの仏像の横には傘が置かれていた。
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こちらも日本の仏像とは趣が違う。日本ではこれほど頭部が大きい仏像を見かけない。
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寺院の回廊にはいくつもの小さな仏像が祀られていた。こちらは日本でみる仏像と同じだ。
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■レンガでできた遺跡
バガン王朝は日本の平安時代から鎌倉時代に栄えた。鎌倉時代の元寇がここバガンでもあった。日本との共通点があったのだ。ところが、日本とは違いバガン王朝は元によって滅ぼされてしまった。
その時代の遺跡にレンガが使われていたのには驚いた。日本で本格的にレンガが使われるようになったのは明治時代の富岡製糸場からだ。 -
NHKスペシャル巨大遺跡のバガン編では女優の杏がこのテラスに立っていた。ここは広いので安心して歩ける。とはいえ、ミャンマーでは寺院やパゴダでは裸足でないといけないので、日中は熱くなったレンガの上をゆっくりと歩いていられない。
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■ソーミィンヂー僧院
バイクでミィンカバー村を走っていて比較的大きな遺跡があったので立ち寄ってみた。後で知ったのだが地球の歩き方にも載っている大きな僧院の廃墟であった。ソーミィンヂー僧院 寺院・教会
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■素敵な家族との出会い
ソーミィンヂー寺院で砂絵で生計を立てている一家に出会った。笑顔の素敵な家族だった。2年ほど前に夫婦でNHKの取材を受けた際の日本語の記事を見せてくれた。雨期明けの満月に釈迦が天から降りてくるタディンジョの祭りのことが書かれていた。取材の後に子供が生まれたそうだ。
「釈迦の代わりに天からこの子が降りてきたのだね」と言ったら夫婦は笑った。 -
イチオシ
■天から降りてきた女の子
1歳7ヶ月。屈託のない笑顔だった。この笑顔がどれだけ両親を力づけることだろう。 -
■幽霊がでるとの噂のある寺院
タマヤンヂー寺院はバガンで一番大きな寺院だ。ピラミッドの形状をしているのでどこからでもすぐわかる。ダマヤンヂー寺院 寺院・教会
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■タマヤンヂー寺院の地球の歩き方の呪縛
地球の歩き方には「地元では、夜になると幽霊が出るといわれている」と書かれているので日本人だけが幽霊のことを聞いてくると地元の人が笑っていた。この寺院にはコウモリはいても幽霊はいないと言っていた。 -
■ガイドブックでは分からないこと
お土産には興味がないと断ったにも関わらず寺院を案内してくれたお土産売りの女の子。彼女に歴史や仏像を説明してもらいタマヤンヂーのことがよく分かった。ガイドブックだけではこの寺院のことがこれほど印象に残らなかった。それにしても彼女の素敵な英語の説明には驚いた。こんな場所で惹きつけられる英語に出会うとは思わなかった。彼女はそのうちガイドをするかホテルで働くだろう。
弟と妹がいるというので日本から持ち込んだ我が家の娘が使わなくなった鉛筆数十本とノート数冊を彼女に渡した。喜んでくれただけで充分なのにお礼だと言って砂絵をくれた。
本当にありがとう。その砂絵をバガンの宝物として今は玄関に飾ってある。 -
タマヤンヂー寺院の入口で迎えてくれた仏像。
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2体の仏像が並ぶ。王が殺害してしまった父と兄。タマヤンヂー寺院はこの2人を供養するため建立されたそうだ。
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■バガンの朝
遮るものがない地平線から上がった丸い太陽。限られた日数なのにこんな日の出を見ることができた。 -
朝日に照らされたバガンの遺跡群。
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朝日に浮かび上がる仏塔は幻想的だ。
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■シュエグーヂー寺院(左)とタビィニュ寺院(右)
白い漆喰の寺院が二つ並ぶ。シュエグーヂー寺院からの眺めもお薦めだ。シュエグーヂー寺院 寺院・教会
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イチオシ
均整の取れた仏塔が景色を引き立てる。バガンは絵になる景色が多い。
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シュエグーヂー寺院のブッダを参拝する現地の人が多いように思えた。バガンには参拝する寺院が多いので現地の人は迷わないのだろうか。
現地の人の生活の中に遺跡はあるようだ。 -
慣れない日本人の裸足でも歩きやすいように親切にマットを敷いてくれた母と顔中タナカを塗っているその子供。子供はかわいい顔で母の開けるお菓子の袋を見つめている。
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■シュエグーヂー寺院でのお土産購入の法則
お土産を勧められても全く興味がないと断った。バガンでは無理に勧めてこないのがいい。この子もそうだ。だから、こちらからたわいのない話をする。話をしていると共感するところがでてくる。そして帰り際にはお土産を買ってしまう。売っている人の温かな気持ちに触れると買ってあげたくなる。
この子は兄弟で砂絵を売っていた。野鳥のために家から持ってきた米粒を境内の周りに撒いていた。 -
境内でお土産用の砂絵に色を塗っていた。その砂絵を買う時に言い値より少しだけ多くお金を渡したらこの子はブッダに感謝をしていた。そんな姿にこちらこそ感謝だ。
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■静かに沈む太陽
仏塔はどれだけの回数太陽が沈んでいくのをみただろう。 -
イチオシ
■イラワジ川の夕景
ホテルの前をイラワジ川が流れている。大河なのに流れがとても早いのに驚いた。夕日が沈みゆくなか流れに逆らって一艘の船が上流に向かってゆっくりと走っていた。それを眺めているととても贅沢に思えた。まさかミャンマーでこれほどリラックスできるとは思っていなかった。バガン タンデ ホテル オールドバガン ホテル
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■スラマニ寺院
日本では源平が争乱している時にこの寺院ができた。この寺院はフレスコ画が有名。スラマニ寺院 寺院・教会
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この寺院の仏像は黄金色ではなかった。
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800年前に描かれたフレスコ画。
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変わった冠物をつけた仏像。
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日中は40°近くまで気温が上がるので犬も日陰で昼寝をしていた。この点人間はホテルに戻って涼むことができるのでありがたい。
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日中は暑すぎるので遺跡巡りを中断してホテルに戻って休息した。このホテルのプールサイドからは仏塔を見ることができる。遺跡の中にあるこのホテルを選んで良かった。とてもリラックスできた。
バガン タンデ ホテル オールドバガン ホテル
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オールドバガンにあるレストランでカレーを食べた。野菜だけでコクのあるカレーに仕上がっていた。とても美味しかった。カレー2,500k(約250円)。ライス(約50円)。
ザ ムーン ベジタリアンレストラン ベジタリアン
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■タビィニュ寺院
白い漆喰で目を引く均整の取れた寺院だ。タビニュ寺院 寺院・教会
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不謹慎ながら妙に映る。頭が重そうな仏像だ。
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こちらは地元の人が金箔を貼っている。
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■タビィニュ僧院にある慰霊碑に手を合わせる日本人女性
ミャンマーを旅する時には忘れてはいけないことがあると思う。それは70数年前の戦争で19万人とも言われている日本人がミャンマーで命を落としたことだ。家族や日本のために戦って亡くなっていった。無念だったろう。今の日本があるのは彼らお陰だと思って日本人戦没者の慰霊碑に手を合わせた。 -
■アーナンダ寺院
均整のとれた白い漆喰の寺院はバガンに数ある寺院の中でも目を引いた。アーナンダ寺院 寺院・教会
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東西南北の4箇所に9.5mの巨大な仏像が立っている。大きな一本の木から彫りだされているそうだ。
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■旅の相棒はこの電動バイク
電動なので音もなく走る。それでいて60Km/hまでスピードが出た。気軽に何処へでも行けるのが良かった。ホテルで借りても1日10,000K(約1,000円)と手頃な値段だ。 -
■ナッラウン寺院
バガン唯一のヒンズー教の寺院だ。なぜひとつだけあるのだろうか。 -
バガンでは珍しいヒンズーの神。
ナッラウン寺院 寺院・教会
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■信仰の地 バガン
ソーミィンヂー僧院の廃墟にある仏像。廃墟でも仏像は現地の人に大事にされていた。バガンの隅々まで篤い信仰が行き届いているのを知った。バガンは遺跡と人間の営みが調和する素敵な場所だった。
数々の遺跡に魅了された上に、偶然出会った人が素敵な笑顔を見せてくれたのでとても思い出深い旅となった。今思うこと、それは出会った人たちが幸せでありますように!とのこと。そして、ありがとう!また、いつの日か訪ねたい。
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