月山　志津温泉　仙台屋旅館に泊まってバックカントリースキー

2016/04/19 - 2016/04/21

クラブの行事に参加しました。

２０１２年にも参加して久しぶりです、持って行く板は山スキーにするかアルペンのスキーにするか迷いましたが、板の強さや滑降性能が優れているアルペンのアトミック・レッドスターXチタンという重いスキーを持って行くことにしました。

山スキー＋シールのほうが楽ですがアルペンの板をザックに付けて（シートラーゲン）スキー靴にアイゼンを装着して歩きました。

湯殿山スキースクールのインストラクター２名の案内で初日の午後はツリーランで足慣らし、翌日は月山スキー場から柴灯森を経て長躯　湯殿山スキー場まで辿りました、途中　２ヶ所登りがあります。　総行程は約１０Kmでした。

３日目は月山スキー場から姥ヶ岳に登り、急斜面を湯殿山神社まで滑降しました。　しかし例年より雪が少なくブッシュやハイ松が出ている場所がありました。

いずれの日もスキーが終われば迎えのマイクロバスで宿に戻れるので助かりました、　宿は志津温泉　仙台屋旅館で料理は美味しく滞在は快適でした。

ただ不思議だったのは八甲田のバックカントリーツアーでは雪崩探索用のビーコンの装着は必須でビーコンが無いとツアーに参加できません、しかし今回のツアーでは雪崩対策は全くなされていませんでした、もし雪崩事故が発生した場合　どのように対処するのでしょうか？　

八甲田と月山の違いは　ガイドの違いだと思います、八甲田　酸ヶ湯温泉のガイドは山岳ガイドの資格を持ち　スキーもSIAの有資格者でした、月山ではスキースクールのインストラクターで山岳ガイドの資格は保有していません、今後のことを考えるとちょっと不安になりました。

こういう心配をしないクラブもどうかと思います、事故を防ぐためには安全対策を講じすぎて悪いことはないのです。　

エリア 月山・朝日岳(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 4.5

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

４月１９日

昼過ぎに月山山麓　志津の仙台屋旅館に着きました。

志津温泉　ちょっとカルキ臭かったのは循環の証？

我々３人は昼飯に山菜そばを注文しました。

志津名物の山菜たっぷりの山菜そば　　つけ蕎麦です。

蕎麦は腰が強く　喉越しが良かった。　

宿のマイクロバスで姥沢に上がります、　午後は足慣らし　ツリーランをします。

姥沢から石跳川の左岸を滑ります。

気温が低いからまあまあの雪でした。

ここらへんはどこを滑っても良いそうです。

湯殿山スキースクール　遠藤主任から今年は雪が少なくコースで沢が割れているところもあるので注意するようにとのこと。

平坦になるとそろそろネイチャーセンターです。

宿の車で旅館に戻ります。

３０分程度で滑りが終わったので、初めての参加者が、もっと滑りたい、　レース経験者が来たら不満が出るだろうな　　と　言った……　もともとレース経験者が来るところじゃない、ガイドが今日は足慣らしですと言われているんだから　自分勝手なことは言うな　初めて参加する人間はこういうのが多い　ポールをやっているそうだが　謙虚さはまるでありません、こういう自己中人間　クラブに結構いるんです。　幹事さん大変でしょうな。

夕食　我々の貸切みたいです。　仙台屋さんは食事が美味しいので期待しちゃいます。

山菜主体の料理の数々。

岩魚の塩焼き。

今回のK幹事。

山菜の天婦羅。

酒呑みが少なくて盛り上がりません、部屋で呑むか！

４月２０日

早朝に天気が心配で散歩しました、左が豪雪の姥ヶ岳と右奥に月山

素晴らしい天気です。

朝食です。

炊き込みごはん！

鯵の干物や生ハムのサラダ等々。

月山スキー場の唯一のリフト。　

これでも例年より雪が少ないそうです。

出発前　昨日不満を洩らした御仁　ザックも持ちません、持ち物の用意でスキーが取りつけられるザックを持参するように！とリーダーから言われているにもかかわらず持参しないのです、水や弁当はヤッケのポケットに入れました、ちょっと信じられない……　山を舐めているんでしょう、　

私なんか万一のことを考えてファーストエイドキットやヘッドランプやGPSまで用意していると言うのに。
結局　ザックを持たないのは　不満たらたらの御仁だけでした。 当然ですね　皆さん山スキーを理解しているから……。

皆さんシールを着けたり、スキーをザックに着けたりして出発しました。

K幹事と湯殿山スキースクール校長先生、　斜面をトラバースして柴灯森に向かいます。

稜線に出ました　小休です。

地元の人じゃないかな？　長靴で山歩き　スキーは持っていません。

柴灯森（さいとうもり）に到着　大きな登りはこれからありません。

雪が少ないので稜線が痩せています、ガイドさんから雪庇を踏み抜く等　充分に注意するよう言われました。

途中　ブッシュが出ていた場所でスキーを外しました、　ランチ前の大斜面、校長先生の滑りです　雪質を熟知した滑り　流石と言うしかありません。

ガイドさんがシャベルでテーブルを作ってくれました、今日は赤白２本のワインも担いでくれました。

姥ヶ岳方向。

ランチ後　１５分位登って稜線に着きました、ここから大滑降　でも雪が悪すぎました。

大斜面下で仲間の滑りを見ています。

左奥から滑ってきました、濁川源頭部は　斜度も緩くなりました。

湯殿山スキー場　最上部に着きました、ゲレンデを雪を探しながらスキー場下に着いてツアーを終えました。

開きすぎたふきのとう。

宿のバスで仙台屋に戻り、温泉に入り　ビールを飲んで夕食です。

また美味しい料理に舌鼓！

今夜は岩魚のフライです。

サーモンのサラダ。

仙台屋にあったライブカメラ！

4月21日

朝食です、今日は半日コースで　その後宿に戻り帰京します。

天気は下り坂　でも雨は夜からのようです。

リフトに乗って、姥ヶ岳まで40分の登り、それほどきつい登りではありませんでした。

滑降開始場所まで　雪が無いので雪を探してスキー靴で歩きました。

月光坂（がっこうざか）の大斜面を滑るK幹事。

仲間達の滑り。

滑ってきた斜面にシュプールが付いています。

ここで滑走終了　2012年は湯殿山神社の大鳥居まで雪を探して滑りましたが、今年はここから３００ｍ位で林道を歩きました。

滑りを終えて林道に出て歩きましたが、すぐに宿の車が来ていました、あり難い！

お世話になった湯殿山スキースクールの佐藤校長と遠藤主任さん　　来年も宜しくお願いします。

天気にも恵まれて最高のバックカントリースキーが出来ました！！

仙台屋旅館で美味しかった　ゆず酒を最後に一杯飲んできました。

ゆず＋日本酒　ちょっと甘いけれど深い味わいでした。

宿の車で西川BSまで送ってもらい　酒田・鶴岡から山形への高速バスで山形駅にでました、私はどうしても『澤正宗』に行きたかったのでみんなと別れて駅ビルに急ぎました。

お任せセット　1200円の生ビール

山菜の炊き合わせと　清酒　澤正宗　

イヤー満足して帰ってきました、今度で今年3回目ですよと女店長に話したら喜んでくれました。

酒蔵直営の居酒屋　いつまでも残って欲しいと思いました。