秩父宮記念公園の花めぐり 2016（御殿場）

2016/04/16 - 2016/04/16

箱根外輪山の山裾に位置する自然豊かな秩父宮記念公園は、両殿下が愛された山野草を始め四季折々の花々を楽しむことができます。
今の時期、公園内ではチューリップや八重紅しだれ桜が見頃です。

御殿場駅近くの新橋浅間神社はここにもしだれ桜があり、富士山の湧水を飲むことができます。

帰りは青いロマンスカーの先頭車座席に乗ります。

エリア 御殿場(静岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

御殿場線裾野駅

沼津駅よりJR御殿場線に乗っています。

沼津から4つ目の裾野駅を過ぎると勾配区間が始まります。

もともと複線だった線路

丹那トンネルが開通するまでは東海道本線の複線区間だったところです。

綺麗な菜の花

岩波付近です。

御殿場市観光協会

御殿場に到着し、駅前の観光協会で桜の見頃について尋ねます。

桜の状況

4月中旬なので散り始めが多いのですが、秩父宮記念公園の八重紅枝垂れ桜を見に行くことにします。

秩父宮記念公園

御殿場駅前から無料シャトルバスに乗り10分ほどで到着します。

ここは、箱根外輪山の山裾に位置する自然豊かなところです。
秩父宮雍人（やすひと）親王が昭和16年から療養のために別邸を構え、10年間過ごされました。

その後、平成7年に秩父宮妃勢津子殿下の遺言により御殿場市に遺贈され、平成15年に「秩父宮記念公園」が開園しました。

森のエントランスがお出迎え

正門からヒノキ林が続き、別世界に来たようです。

園内の案内図

中門で入園料300円を支払います。

敷地面積は約1万8千坪（東京ドームの約1.5倍）、標高約500mにある庭園は、両殿下が愛された山野草を始め四季折々の花々を楽しむことができます。

メモリアルガーデン

春の花が咲いています。

チューリップリバー

4/15〜4/24「チューリップまつり」が開催されています。

ビオラ10種（2000株）が川となり、その中に浮かぶ色とりどりのチューリップ22種（3000球）が見頃です。

チューリップリバーと桜の庭園

レンギョウ

ムスカリ

リョクガクザクラ

マメザクラの仲間で、ガクが緑色しており、箱根一帯に生育しています。

ゲンカイツツジ

鮮やかなピンクの花です。

スザク（朱雀）桜でしょうか

八重の桜です。

ムシャザクラ（霧社桜）

台湾に自生する野生のサクラです。

しだれ桜

少し散りかけています。

銅像と母屋

銅像は登山服姿の秩父宮殿下です。

母屋は享保8年（1723）に建てられた小宮山家の木造茅葺きの家屋を宮家が購入し、昭和2年にこの地に移築されました。

しだれ桜

園内にはしだれ桜の老木が3本生育しており、最も大きなこの桜は樹齢130年と推測されています。

撮影スポット

しだれ桜と藁葺屋根の家を入れて記念写真が撮れます。

八重紅しだれ桜

母屋の奥にあり、今がちょうど見頃です。

春爛漫な八重紅しだれ桜

陽に輝く八重紅しだれ桜

新緑の中を散策

さらに奥に進みます。

緑に浮かぶモモの花

ショカッサイ（ムラサキハナナ）

ヒマラヤユキノシタ

山野草がいろいろ見られます。

食事処「はるみ」

秩父宮記念公園の花を堪能し、御殿場に戻って来ました。

ここで昼食にします。

御殿場名物「みくりやそば」

古くから御殿場（御厨）地方の各家庭に独自に伝わる伝統的な家庭料理です。

麺に山芋を擦り込み、鳥で出汁をとり、ニンジン、シイタケ、ネギなどを入れた蕎麦で、ご当地グルメになっています。

デザインマンホール

御殿場は富士山、ＳＬ、桜の名所です。

ポッポ広場

かつて御殿場線で活躍した力持ちのＤ５２（デゴニ）が駅前に展示されています。

特急あさぎり号

新宿から小田急線を走り、JR御殿場線に乗り入れている特急です。

しだれ桜

駅近くのしだれ桜が満開。

シャクナゲ

JR東海 女性の車掌さん

市営駅南駐車場の屋上から眺めています。

富士山の展望を見に来たのですが、あいにく雲の中。
代わりに線路を見るとあさぎり号の発車です。

まもなくドアが閉まります

この車両は小田急のロマンスカーMSE（60000形）で、2008年に登場した東京メトロ千代田線内も走れる「青いロマンスカー」です。

何だか、乗ってみたくなりました ♪♪

新橋浅間神社（にいはし せんげんじんじゃ）

駅から歩いて5分位のところにある湧水の出る神社です。

かつて関東よりの登山者は新橋浅間神社に詣で、清らかな水で禊をし、御殿場口から富士山に登っていました。

しだれ桜に埋もれる浅間神社

木の花名水（このはなめいすい）

富士山からの伏流水が湧き出ています。

地元の人は美味しい水を汲みに来ています。

桜吹雪

神社の隣の新橋せせらぎ公園にいます。

突然の風で桜吹雪になりました。

お洒落な富士急行の制服

駅前に戻り、富士急行バスの案内所に来ています。

社員の背広の背中首筋に、富士山麓電気鉄道時代の社紋が刺繍されています。

右上の案内板は現在の富士急行社紋「富士山とＱ」です。

特急あさぎり号

前面窓の景色が眺められる先頭1号車1番の座席の指定席が取れたので、あさぎり号で帰ることにします。

と言っても、帰りの特急は後ろからの眺めなので、途中の相模大野まで乗ることにします。

あさぎり号の車内

土曜日の午後4時の新宿行きなので、ガラガラです。

数々の賞をいただいた小田急60000形

2009年に鉄道友の会ブルーリボン賞、第10回ブルネル賞「車両部門・奨励賞」などです。

目の前に大きな富士山

御殿場を出発し、後ろの窓からの眺めです。

座席の前に運転席があるので、窓が少し離れています。

松田で小田急と合流

新緑の中を走ってます

小田急の秦野付近です。

相模大野に到着

ここで、片瀬江ノ島からやって来た「えのしま号」と連結します。

青いロマンスカーのお見送り

1時間ほどのロマンスカー旅でしたが、十分楽しめました。
相模大野からは登戸経由で川崎に帰りました。

秩父宮記念公園は四季折々の花々が楽しめるところです。
また別の季節に訪れたいと思います。