2016年　チェコ・ハンガリーの旅　①早朝のヴィシェフラド、夕刻のペトシーン公園

2016/03/29 - 2016/03/29

チェコをぐるっと一周してみようかと思い立って計画を立てはじめました。思い起こせば初めての個人旅行が、プラハ、チェスキー・クルムロフ、ウィーンでした。言葉ができなくても案外何とかなるものだ、と変に自信が付き、現在の旅につながったのです。
チェコの地方を調べてみたところ、心惹かれる街は南に多い。それなら一周にこだわらず南モラヴィアから興味のあったハンガリーにはいるのもいいかと計画を練り直しました。
ブダペストは思っていた以上によかった。街には歴史ある建物がずらりと並び、その一つ一つを見るだけでも価値ありです。

今回の旅は少々疲れました。初日から歩き過ぎ、その疲れがずっと尾を引いたのと、気温の変化に対応できなかったこと（ターボルの凍える寒さ、ショプロンに入ってからこの季節にしては記録的な暑さ）が原因かなと思いますが、一番は年齢でしょう。
できることならもうしばらく旅を続けたい。少し余裕を持った行程を組むように考えてみよう。
　　　　　　　　
　　　日程

旅行記
　№　　3/28（月）プラハ空港到着（プラハ泊）
①②　3/29（火）プラハ→クトナー・ホラ日帰り（プラハ泊）
③④　3/30（水）プラハ→カルロヴィ・ヴァリ→ロケト（ロケト泊）
　⑤　3/31（木）ロケト→プラハ（プラハ泊）
　⑥　4/1 （金）プラハ→ターボル（ターボル泊）
　⑦　4/2 （土）ターボル→チェスキー・クルムロフ（チェスキー・クルムロフ泊）
　⑧　4/3 （日）チェスキー・クルムロフ→テルチ（テルチ泊）
　⑨　4/4 （月）テルチ→ミクロフ（ミクロフ泊）
　⑩　4/5 （火）ミクロフ→ショプロン（ショプロン泊）
　⑪　4/6 　（水）ショプロン→ブダペスト（ブダペスト泊）
⑫　 4/7 （木）ブダペスト→エゲル日帰り（ブダペスト泊）
⑬⑭　4/8 （金）ブダペスト→センテンドレ日帰り（ブダペスト泊）
　⑮　4/9 （土）終日ブダペスト観光（ブダペスト泊）
　　　4/10（日）ブダペスト空港から帰国へ

　

　　

エリア プラハ(チェコ)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: フィンランド航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

3/28（月）
18：45プラハ空港到着（フィンエアー）
市バス119番で終点の nadrazi veleslavin下車、地下鉄に乗り換えてI.P.Pavlova 駅へ。　　　hotel Alton チェックイン。
休憩後、唯一オンライン購入できなかった4/5のミクロフ→ショプロンの切符を買いにプラハ本駅へ。

プラハでは前回行けなかったところを中心に見て回るつもりです。

まず朝食までの時間、徒歩でヴィシェフラドへ。
ホテル前の Legerova 通りを南に向かう、交通量が多く埃っぽい。

ボヘミア王国建国の伝説の地、ヴィシェフラド。
プラハ門から入っていきます。

ジョギングする人をちらほら見かけるだけでとても静かです。

聖マルチン教会のロトンダ。
プラハで最も古いロマネスク建築の一つだそうです。

ロトンダの向こうにレオポルド門が見えます。
内側はのっぺりして味気ないですが…。

外側はこんなふうです。

びっしり積まれた城壁のレンガが興味深い。

見晴らしのよい場所に出ました。

城壁の外回りはこんなふうです。

城壁からの眺望。

朝日を受けて川面が光るヴァルタヴァ川。

キャンピングカーがたくさん見えます。

ヴァルタヴァ川を見下ろす崖の上の「リブシェの沐浴場」と呼ばれる砦跡。

墓地の方に行ってみます。
木立の向こうは聖ペテロ聖パウロ教会。

教会近くの城壁からヴァルタヴァ川の下流を望む。プラハ城も見えている。

聖ペテロ聖パウロ教会横にチェコの著名人が眠る墓地があります。
この時間、閉まっているかなと思ったけれど扉は開きました。
扉に誰の墓がどの場所にあるかが記されています。

教会の回廊に並んでいるこれらの像もすべてお墓なのです。

あまり時間もなく一つ一つみることはしませんでしたが、さすがチェコを代表する人々のお墓、どれも芸術作品のようです。

朝の清々しい公園を跡にしてホテルに戻る。

朝食後、電車でクトナー・ホラへ。

ここからはクトナー・ホラからプラハに戻ってからの写真です。
クトナー・ホラから戻って、プラハ駅近くのホテルに移動、一休みしてプラハ城に向かう。
トラム22番に乗ってプラハ城北側のカレル庭園近くで下車。いやに警官が目に付くと思ったら中国の要人が大統領府に来るため城の周辺一帯は立ち入り禁止となっていた。
しかたなくペトシーン公園に行くことにする。
先ほど乗ってきたトラム22番の反対方向のトラムで公園のある丘のふもとまで行く。警備のためかケーブルカーも止まっている。歩いて上っていくと茜色のプラハの街が見えてきた。

ペトシーン公園頂上の展望台と聖ヴァヴジネツ教会。
展望台切符売場はクローズ間際なのか「歩いて上る？エレベーター？早く決めて！」　エレベーターの切符を購入、切符を出すとさっさと窓口を閉めてしまった。

展望台に出るとここにも数人の警官が。ここなら不審な動きはよく見えますね。
お城の上空にはヘリコプターがホバリングしたままとどまっている。

ヴァルタヴァ川の湾曲もはっきり見える

次第に空の色が青味を増してきて、ポツポツ明かりがともり始める。

プラハ城もライトアップ。

プラハ城が立ち入り禁止で予定を変更してペトシーン公園に上ってきた。もともと来ようと思ってはいたがこんな時間とは考えていなかった。展望台から見る夜景は最高。この絶景をみることができたのはラッキーだったのかもしれない。

上りはエレベーターを運転する人がいたけれど下りはどうするのかなあとエレベーター近くに来ると、夜景を楽しんでいる観光客かと思っていた女性が「降りますか」と言い、電話でエレベーターを呼んだ。もう少し見ていたい気分だったが時間も遅いし降りてきた。

帰りはすぐ下の階段を下り、ヴラシュスカー通りへ出る。ここを真っすぐ進むとカレル橋に出るはず。

やっと西側の橋塔まで来た。

カレル橋から旧市街側。

カレル橋からマラー・ストラナ側。

時刻は20：40頃、橋の上には、まだ大勢の観光客がいます。

共和国広場に向かっているとドーンという音がして振り返ると花火があがりはじめた。大統領府での宴も終わろうとしているらしい。狭い通りからは花火の端っこしか見えないのに多くの人が立ち止まってカメラを向けたり、店の中からも見に出てくる人達で大混雑。

共和国広場でも多くの人が花火を見ていた。
広場は露店がいっぱいで雰囲気に欠け、ちょっとがっかりだ。
この後少々道に迷い、結局メトロでプラハ駅まで行き、やっとホテルに戻った。、近くのレストランで食を終えた頃には１１時になっていた。
図らずも朝早くから夜遅くまで歩いた一日でした。