2016/03/23 - 2016/03/24
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いしいやすなりさん
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帰国するといつもジャパンレールパスで電車に乗って遊ぶのですが、今年はちょっと贅沢に、グリーン車用のレールパスを購入しました。さらに新幹線のグランクラスも一度体験してみたいと思い、別に特急券とグランクラス券も購入しました。全体的に天気にも恵まれたし、大満足の旅になりました。
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- 新幹線 JR特急
- 旅行の手配内容
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グランクラスに乗る前に、名古屋から中央本線のワイドビューしなの号に乗ってみました。名古屋まではひかり号で行きました。しなの号の長野方面行きグリーン車は先頭車両で、一番前に座るとワイドな展望が楽しめるので、それを指名買いしました。ジャパンレールパスだと、ずっと前から指定席の予約はできなくて、日本に着いてからパスをを持って駅に行って指定券をもらう形になるので、そんな指名買いができるかどうか不安でしたが、この列車はOKでした。
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こんな展望が楽しめます。この日は若い女性の運転手さんでしたが、運転する様子も見えるし、運転しながら発する掛け声も聞こえるので、そんなのも面白いです。そして、岐阜県や長野県の山々を目の前に見ながら走り進む様子も、側面展望とは違った趣があって楽しいものですね。特急列車のこんな席に座ったのは初めてだったので、満喫しました。
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車内はこんな雰囲気で、横に4席並んでいる様子は、あまりグリーン車には見えませんね。かろうじて展望席に座ればその部分がグリーン車の価値という感じでしょうか。欧米では、「グリーン車」にあたる「ファーストクラス」の席はもっとずっと立派で、普通席とは明らかな差があるし、飲み物や軽食などのサービス、場合によっては食事のサービスもあるのが普通だと思いますけど(ケベックの旅行記をご覧ください)、JRはグリーン車に高い料金を取る割に、付帯サービスがなさすぎますよね。
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しなの号を松本で降りて、駅の近くのイタリアンでワインを飲みながらランチをいただいた後、今度はスーパーあずさ号に乗りました。
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ですが、これも横4列で、普通車とどう違うの?っていう感じです。まあ、最初なのでこのくらいでちょうどいいのかもしれませんね。最後にがっかりするよりも、右上がりのほうが気分がいいと思います。
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次は、もう少し長いルートを回ることにしました。やっぱりまずは新幹線で名古屋まで行きます。
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N700系のグリーン車は、一世代前の700系に比べてかなり改善された感じがするし、やっぱりさすが新幹線ですね、グリーン車は横が1席少ない分、座席の幅も広く、ゆったりしています。
東海道新幹線は、グリーン車にはおしぼりのサービスがありますが、単なる使い捨てウェットティシューで、まあ、ほとんど付帯サービスはないに等しいですね。新幹線たるもの、グリーン車には、せめて飲み物くらいの付帯サービスがあってもいいのではないかと思いますが、無理でしょうかね。車内販売がカートを押して来るのですが、コーヒー1杯に300円払うのかと思うと、せっかく高いお金を取るグリーン車なのに、そのくらいサービスできないのかなと思ってしまいます。 -
さて、名古屋からはワイドビューひだ号に乗ってみました。これもしなの号と同じ車両で、高山方面行はグリーン車は先頭車で展望席から前面展望が楽しめます。
しかし、この列車は最前列は残念ながら売れていて、指名買いなりませんでした。4人連れの家族が高山まで乗っていました。 -
この列車は富山行きで、高山で後ろ5両切り離して、そこから先は3両での運転になります。高山でかなりごっそり降りたので、誰も来なければ最前列に移っちゃおうかと思っていましたが、自分が移る前に、後ろの席だった老年の夫婦がちゃっかり移ってきました。しかも、2人で最前列4席を独占するというずうずうしさです。
僕は前から2列目の席だったので、よけいにその図々しい様子が目に触りました(笑)。
でも、この列車はさすがにしなの号とは違い、グリーン車は横3籍のアブレストなので、スペースが広々としていました。窓も大変大きくて、おすすめできる列車ですね。 -
列車は犬山城が遠くに見える鵜沼付近を通過した後、日本ラインと呼ばれる信濃川に沿ってしばらく走ります。だんだんと山が迫ってきて、深い谷が現れるようになります。高山本線は、日本でも屈指の風光明媚な路線ですね。
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だんだんと山も谷も深くなります。川の流れる方向が色々に変わることからも、それだけ高いところを走っているのがわかります。
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最前列に座った夫婦をもろともせずに、前に出て行って写真を撮りました。目の前にまっすぐ線路が山に向かって続く様子は、大変情緒があります。
今年は日本も暖冬で雪が少ないと聞いていましたが、このあたり豪雪地帯なので、それでもかなり雪が残っているだろうと思っていたのですが、外れました。雪の線路が撮れるかと思っていたのですが、全然ありませんでした。 -
ワイドビューひだ号は終点の富山で降りて、次の列車の始発駅、金沢を目指して北陸新幹線のかがやき号に乗ります。たった2駅、かがやき号は新高岡には止まらないので、次の駅、20分足らずの乗車になります。
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富山で大勢降りた様子で、最後の区間は空いていました。これはグリーン車の自席です。E7系のグリーン車は真っ青なインテリアで独特な雰囲気がありますね。
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さて、金沢から乗ったのは、サンダーバード号でした。これはほんの2〜3年前に一度乗ったのですが、そのときある悔しい思いをしたので、今回再挑戦することにしたんです。
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この列車のグリーン車は横3席のアブレストで、一人席はかなり快適です。しかも進行方向左側を指定して席をとりました。
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その理由がこれです。琵琶湖は生まれてこのかた一度も自分の目で見たことがありませんでした。前回乗ったとき、ちょうどこの琵琶湖付近を通っているときにウトウトと寝てしまって、見れなかったんです。そこで、今度こそ琵琶湖をこの目で見たいと思ってこの列車に乗ることにしました。
途中、敦賀に近づく頃、今寝ておかなければまた琵琶湖付近で居眠りしてしまう!と気が付き、目をつぶっておいたのが功を奏しました。進行方向左側の席を取ったのも、これが理由でした。
やっぱり、外国から帰国してきて、こうしてボーっと列車に座っていると、時差ボケが治らずに、午後眠くなって絶対に居眠りしてしまうんですね。肝心なところで寝てしまったというのは、これだけじゃなくて、他にもいっぱいあって、そのたびに悔しい思いをしていますけど、まあ仕方がありません(笑)。 -
しっかりと目を開けて、琵琶湖の姿を見ておきました。
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さて、いよいよグランクラスに乗る日がやってきました。6時32分発のはやぶさ1号です。朝4時台に起きて、支度をして出かけました。東京駅はこんな時間で人がいっぱいいますね。飛行機も列車も、乗り込む前に外観の写真を撮るようにしていますが、はやぶさ号はさすがに鼻が長い。写真に収まりませんでした。すみません。
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一番前のドアから乗り込んで車内に入りました。ドアにはアテンダントの女性が立って、丁寧に頭を下げて乗り込む人を迎えていましたが、笑顔がなくて固い感じ。やっぱり経験豊かな飛行機のファーストクラスとは教育が違うのでしょうかね。
でも車内に入ったとたんに、高級感がムンムンと漂っています。窓枠の照明もエレガントな雰囲気作りに一役買っていますし、革張りの座席も落ち着いた雰囲気です。ぞろぞろと並んで乗車するのではなく、誰もいません。自分の他、ビジネスマン風の人が一人、二人乗り込んできました。 -
自分の座った席。この座席は本当に座り心地がよくできています。JALの国内線ファーストクラスと同じような感じでしょうか。ただし、リクライニングも全部電動式です。テーブルがやや華奢ではありますが、JALのようにしっかりとした食事を出すわけではないので、十分です。足元のスペースも広々としていて、かつこじんまりとしたプライベートな空間が作り出されています。車内は本当に静かですし、非常に完成度の高い居住空間ですね。
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ひじ掛けには、英語と日本語で書かれたメニューカードが用意されていました。
テーブルを、ひじ掛けの内側から引っ張り出して広げ、その上にメニューカードを置いてみました。テーブルは、広げても半分に折りたたんだ状態でも使えます。ひじ掛けにも飲物を置くスペースくらいはあります。 -
メニューカードを広げてみると、軽食の中身は時々変わるためか、カードには記載されてなくて、主に飲み物の選択肢が書いてあります。そのほか、用意されているアメニティも記載されていました。
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シートポケットには、こんなアメニティが用意されていました。これはスリッパで、持ち帰りました。(後で飛行機の中で使いました。)
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列車は静かにスルスルと動き出し、しばらくすると早速アテンダントの女性が来て、
「本日はグランクラスご乗車ありがとうございます。」
と挨拶した後、和軽食/用軽食の選択と、飲み物はどうするか聞かれました。
スパークリングドリンクは何があるかと聞くと、青森りんごのシードルと言われたので、じゃあ、それをいただくことに。
おつまみはあられかりんごのパウンドケーキがあるというので、甘いものの好きな私は迷わずポンドケーキをお願いしました。
まもなく、小さなトレーに軽食と飲み物がセットされて運ばれてきました。これは、軽食の蓋を開けた状態です。お手拭きと、割りばし、グランクラスのロゴ入りグラスが滑らないように特殊加工された紙のコースターの上に置かれています。
量が少ないので「軽食」という位置づけですが、お弁当はきれいに詰められていて、おいしそうです。 -
箱の上にお品書きのカードが載っていましたけど、これだけ詰まっていたら立派ですね。魚、鶏肉、海老、ホタテなどの各食材が、しっかりと存在感があって、一つ一つ食べた気がします。量は少ないですが、炊き込みご飯も入っていました。
こういう車内で楽しむ食事としては、見た目も大事ですし、へえ〜、と思わせるような企画も大事ですね。 -
発着地の地元を意識して、青森りんごを使ったシードルというのも、よく考えられていると思います。これはほのかな甘みがあって、上品な味でおいしかったです。
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その後で、白ワインをお願いしてみました。
これも日本をアピールして長野県産のワインです。味の方はお世辞にも一級品とは言えませんが、でもグランクラスのロゴが入った「オリジナルワイン」のラベルがついていて、グラスもグランクラスのロゴがはいったかわいいグラスだし、コースターにも滑らない特殊加工とか、かなり隅々まで配慮がされています。そういうのを一つ一つ、ふーん、と思いながら見て楽しむのは気分がいいものです。 -
りんごのパウンドケーキ。これもグランクラスオリジナルで、青森りんごで作ったアップルブランデーが入ったものです。とことんこだわっている様子がわかりますね。
外国の客も多く利用するのでしょうし、自分の国のもの、沿線の地元で作ったものを自信と誇りをもって出す姿勢は、ANAなどのエアラインも見習ってほしいものですね。 -
最後にコーヒーをいただきました。これも、グランクラスのロゴ入りグラス製のカップで運ばれてきました。
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色々と写真だのビデオだので話は聞いていたグランクラス、実際に自分で乗ってみて、本当に素晴らしいと思いました。
これで、駅にWiFiや飲み物、テレビ、新聞、トイレなどが完備された専用ラウンジと、そこから乗車口に続く専用通路などが完備されたら、かなり完璧な列車のファーストクラスになると思います。 -
終点の新青森で、名残り惜しみながらはやぶさ号を降り、今度は秋田行きの特急つがる4号に乗りました。
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グリーン車は一番前の車両のさらに前半分です。乗り込んだら普通席の車両で、グリーン車にしては華奢な座席だなと思いながら自分の座席番号を探したら、ないので、あれ?何か間違ったかなと焦ってしまいましたけど、ドアの向こうにグリーン車の空間があることに気付いてさらに前に進みました。先頭車両だからドアの向こうは運転席だとばっかり最初は思ったのです。
こじんまりとした空間ですが、こちらも客は3人くらいしか乗っていなくて、静かで快適でした。 -
この日は青森県は雪が降っていました。暖冬の影響で、まだ3月だというのにこのあたりも街や駅のホームなどにもあまり雪は残っていませんが、ここでやっと雪を目にすることができました。北国に雪はつきものですね。でも、列車の運行に影響するほどの雪ではなく、秋田まで行くと天気予報とは裏腹にきれいに晴れていました。
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雪をかぶった山がとてもきれいに見えました。このあたりは真冬に雪がどっさりと積もると、はるか地平線まで真っ白の銀世界になるのですが、それは一面田んぼだからなんですね。
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この写真から、一面の田んぼであることが分かりますね。真っ白で吹雪いている日などは、怖い雰囲気なんだろうなと想像します。このあたりはきっと米の産地なんだろうな。ごはんがおいしいんだろうな・・・・。
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ということで、秋田駅の近くの有名な焼肉の店でお昼をいただくことにしました。お米はつやつやのあきたこまち使用ということで、お肉ももちろんおいしかったですけど、固めに炊いたご飯もおいしかったです。
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お腹も満たされたところで、秋田からはこまち24号に乗って東京に帰ります。赤い色使いが女性的な感じで、こまちの名前にぴったり合ってますね。
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普通車は小麦色のシートですが、グリーン車は蔵をイメージしたどっしりとした感じの色使いです。ちょっと暗い雰囲気ですし、2x2のアブレストも、新幹線のグリーン車にしてはけちな感じですね。こまち号は秋田‐盛岡間は在来線の線路を通るので、車幅が普通の新幹線より狭いのです。なので、盛岡‐東京間で新幹線のホームに停車する際は、車両とホームの間にかなり隙間ができてしまうので、ドアからステップが伸びて出てきます。だから、普通の新幹線なら2x2でも座席幅が普通席より広いのですが、この車両だと、普通車も2x2なので、差があまり感じられないです。
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こまち号からも雪の山の様子がきれいに見えますし、岩手県にも田んぼが多い様子がよくわかりますね。田植えがされた緑の田んぼが見られる季節は、また景色がいいんだろうな。そんな時期に帰国できないのが残念です。
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東京に近づく頃には、すっかり日が暮れかけていました。楽しかった列車の旅もこれで終わりです。と同時に、短い帰国の日本滞在もアッという間に終わりが近づいてしまいました。明日はまた飛行機なんです。
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そしてとうとう、また日本にお別れを言う日が来てしまいました。この列車に乗り込むと、もうそこは日本じゃないような気がしてしまいます。この列車は、生活感がまったくない、車内の雰囲気が他の特急列車とは全然違います。
また来年も祖国に帰ってこれるように祈りながら、今度はスーツケースを持って列車に乗り込みました。
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