2016/03/13 - 2016/03/17
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いしいやすなりさん
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今年はアメリカ東海岸から日本に到達するまで、できるだけ遠回りをしてたくさん飛行機に乗ってやろうということで、マニアックな経路を計画しました。機内食を中心に空の旅の様子を収録してみました。
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私の住んでいるアメリカ、バーモント州のバーリントン空港は、なんと道路を隔てたすぐ向こう側が住宅地という、ちっちゃな空港です。自宅から車で1時間弱のこの空港から、今回の長い旅は出発しました。まずは、ジェットブルーで、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港に向かいます。ちょうど東京‐大阪くらいの距離です。
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小さいリージョナルジェットの座席はこんな感じ。
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$25の追加料金で、シートピッチが10センチほど広いプレミアムシートを購入しました。足元のスペースが広くて快適です。機内持ち込みは、必要最小限の肩掛けカバンだけなので、前の座席の下にぴったりと収まります。
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機内の様子はこんな感じです。前の席のトレーテーブルが壊れているようで、使えないようにテープが張ってあったのはお愛嬌ですね。そんなのは初めて見ました。
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でも、各シートに個人モニターがあって、衛星テレビが見られるので、自分でイアホンを持参すればエンタメも十分です。
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短距離なので、サービスはペットボトルの水と簡単なスナックのみ。でもスナックがあるだけましなほうです。長い旅の始まりなので、こんな短距離便でも、こころは浮き浮きで興奮していました。
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飛行機は無事にニューヨークに到着。これから次の国際線まで5時間くらいあったので、電車で1時間もかかりますが、ブルックリンに出て行って、夕食を楽しむことにしました。
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夜も遅くなり、いよいよ国際線に搭乗です。エミレーツのA380!EK206は、ニューヨークを夜10時過ぎに出発し、イタリアのミラノにいったん着陸して、さらにドバイまで行く便です。合計約16時間です。
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いよいよ乗り込みました。機内は暖かみのある優しい感じの色使いで、いかにも快適そう。
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離陸後に出た夕食です。ニューヨークでしっかり食べたのに、機内食は入るところが別!この頃の機内食は、どのエアラインも軒並みトレーもメインの容器も全体的に小さくなって量が少ないから食べられます。味気ないような食事でも、機内で楽しく食べればおいしく感じるものですね。これはチキンのクリームソースとポテト、インゲン、ニンジン添え。サイドディッシュはシェルパスタのサラダ、フェタチーズ入り。デザートはトフィー。赤ワインとともにおいしくいただきました。すっかり満足して、くつろぎの時間に入ったら、夜もすっかり更けていきました。
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エミレーツのトイレは木目調で、明るくて快適な空間です。本当にいろんなところにまで気配りが行き届いている感じですね。ローションやオーデコロンもセットされています。
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ニューヨークからミラノまでは8時間弱ですが、到着前の朝食もちゃんとフルミールです。この距離でフルミールが2度出るのは立派です。これはプレーンオムレツ、ベークドビーンズ、マッシュルームとポテトで、ソーセージ類がない、ベジタリアンのオプションでした。エミレーツの機内食はすべてイスラム教の規定に沿った「ハラル」なので、豚肉は出ません。ベーコンはなくて、ソーセージも、チキンとかビーフです。クロワッサンがビニールに入って冷たいのが気になりますね。以前はバスケットから、温められたクロワッサンをトングで配っていたはずなのに・・・。
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ミラノに近づく頃、窓からはアルプスの様子がきれいに見えました。これは一番後ろのドアの窓から撮ったものです。
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ミラノに到着して、全員飛行機を降ろされました。機内清掃が行われている間1時間くらい、ターミナルをぶらぶらしてみましたが、あまり遠くまで歩いていかなかったので、これといって何もありませんでした。クルーの交代があり、これから乗り込む乗務員さんが、なにやらミーティングをしていましたが、終わると、さっそうと乗り込んでいきました。全員ピタッと身なりも化粧も整えていて、カッコイイですね。
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自分の座席です。もちろん、ニューヨークからと同じ座席ですが、隣にいた人がミラノで降りたので、スペースに余裕ができました。このEK206は、もともとニューヨーク‐ミラノ間の客を獲得することが目的で、協定違反だと批判されているものですが、なるほど、イタリア人の客が多い様子で、かなりミラノで降りてしまい、そこから先は比較的すいていました。
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ミラノ1時過ぎ出発なので、再び離陸した後の食事はランチです。自分の体内時間は・・・、なんだかよくわかりませんが、とりあえず出されるものはいただきます。サーモンにほうれん草とパスタ。なんだかソースもかかってなくて、のっぺらぼうみたいな感じですが、さっぱりしててこの方がいいと思う人もいるでしょうね。サイドディッシュはコーンなどの入ったレンズマメのサラダ、デザートはバニラオレンジデリッシュでした。白ワインとともにいただきました。
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ドバイまでは約6時間で、ドバイ到着は夜10時過ぎです。ギンギラギンのドバイの夜景が見えてきました。ドバイでのトランジットは5時間くらいあります。24時間のターミナルは、飲食店も免税店も全部24時間営業で、夜中も人がごった返しています。私は、仮眠施設で2時間くらい横になろうという計画であらかじめ予約しておきましたので、そちらに向かいます。
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エミレーツ専用ターミナルから、テクテクと15分くらい歩いた隣のターミナル内に、簡易仮眠施設があります。B寝台個室という感じで、一人で横になれる程度のベッドに枕と毛布があるだけ。ベッドと壁の間は歩くのが精いっぱい。荷物はベッドの下にも置けるし、自分は肩掛けカバンだけだから、全然平気です。パソコンを置けるような机もありませんが、WiFiは完備されています。長い時間飛行機の狭い座席に座っていたので、ここで少しの間横になりました。
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ドバイのターミナルには、知る人ぞ知る、無料のシャワーがあります。一部のトイレに、1つだけ設置されていますが、サインもないので、人に聞いたりしないとわかりません。しかも、石鹸とかシャンプー、タオルなど一切おいていないので、自分で持っていないと使えません。あらかじめそういう情報を仕入れておいたので、私はしっかり用意していきました。あまり快適とは言えませんが、無料だと思えば、これでもリフレッシュするには十分でした。
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簡単な荷物を置くスペースと、服をかけておくフックが壁にあるだけです。ベンチの下に脱いだ靴を置いて、シャワーから出たあと、はだしのままで足の置き場にちょっと困りました。
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さて、次の飛行機に乗り込みます。今度は南アフリカのケープタウンまでです。朝4時の出発で、約10時間のフライトになります。機材はB777-300ER。エミレーツのB777は、3−4−3のアブレストで座席幅も通路も大変狭いので、一番後ろに3列くらいある、2人掛けの席を選んでおきました。ところが・・・!
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やられました!隣に座った人が、かなり体格のいいアメリカ人と思われるおじさんで、肩も腕も足も、かなりこちらにはみ出して、おかげで窮屈な思いをしました(笑)。
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早朝出発なので、離陸後のサービスは簡単なサンドイッチとケーキの軽食だけです。10時間の長距離便なのに、アフリカ方面は機内食も手抜きなのかな。ドバイから東京までの便も、深夜3時頃の出発で、距離も飛行時間もほとんど同じなのに、あっちはフルミールが2度出て、途中にカップヌードルのサービスまであることを思うと、自分としては、ちょっとがっかりでしたが、まあしょうがないですね。悔しいから、ワインとともに、楽しむことにしました。
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やがて朝がきて、到着前の食事の時間になりました。スクランブルエッグ、ビーフソーセージ、ベークドビーンズ、ハッシュブラウン。あとフルーツと、冷たいクロワッサン、クラッカーとクリームチーズもありました。ナプキンも厚みのある上質なものだし、カトラリー、も金属製だし、キチンとしています。
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エミレーツでケープタウンに到着し、市内で1泊した後、また飛行機に乗ります。(ケープタウンの様子は別に投稿します。)日本まではまだまだ長い道のりが残っています。今度乗るのは、南アフリカ航空です。1934年に設立されたかなり古い歴史のあるこの航空会社、いろんな国から締め出されたアパルトヘイト時代の苦境も生き抜いてきた立派なエアラインですね。
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午後1時出発、ケープタウンから、ヨハネスブルクまでちょうど2時間で、東京‐ソウルとほぼ同じ距離です。かなり主要路線のようで、いくつかの航空会社が合計1時間に3便も4便も飛ばしています。その中で、この便はA346という大きな機材を使っています。
この便、以前はトレーでホットミールが出ていたのに、コストカットされて、簡単なサンドイッチだけになってしまいました。残念ですね。チキンとチーズの2種類がありましたが、これはチキンサンドです。ややパサパサしていました。 -
飲み物はワインもちゃんとおいています。全部南アフリカ産のワインです。ただしこれは、アメリカでもそこらの酒屋やスーパーでもよく見かける安いワインですけど・・・・
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機内はこんな感じ。青一色で、ちょっと暗い感じですね。エミレーツとはかなり対照的です。
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シートピッチだけは十分です。が、機材は古く、暑いなと思って上を向くて、自分で調整できる空調の吹き出し口がありません。エンタメも古く、国内線だから仕方がありませんが、フライトマップしかありませんでしが。
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ヨハネスブルグで飛行機を降り、今度は国際線に乗ります。ターミナルの中心から右側が国内線、左側が国際線で、乗り継ぎには結構歩きます。
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しかも、一番端にある国際線搭乗口はこの殺風景さ。窓もなく、暗い感じの廊下があるだけで、中国人が暗い顔で座っています。(南アフリカ航空は日本に就航していないので、次に乗る便は香港行きです)こんなところに座る気はしなかったので、クルッと引き返して、カフェに行って時間をつぶすことにしました。
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次の国際線に乗り込みました。機内は相変わらず暗い雰囲気です。搭乗率もかなりでしたが、今度は13時間の長距離なので、通路側の席を選んでおいたのですが、ふと前を見るとこんなシールが(前の座席の下に荷物を収納しないでください)…。その理由は・・・
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これなんです。通路側に座席の足がないので、荷物を置くと通路に荷物が滑り出て障害物になる可能性があるというのです。こんなのいまだかつて見たことありません。自分の手荷物は、機内で使うものだけで、タブレットも入っているし、本当のすぐ手の届くところに置いておきたいのですが、しかたなく頭上の棚にしまいました。
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無事に離陸して、楽しみにしていた機内サービスの時間に。飲み物は?と聞かれて、赤ワインと言うと、何も言わずにポンと2本くれ、さらにペットボトルの水まで。南ア航空は、飲み物だけは圧倒的に気前がよかったです。ワインは全部南ア産で、ピノタージュをはじめ、数種類置いているようでした。自分の国のワインを自信と誇りをもって出しているエアラインって、少ないですよね。
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夕食は、ラザーニャ。かなり脂っこいですが、パスタでごまかしていなくて、お肉がたっぷりと入っています。その代わり野菜がありません。その代わり、サイドディッシュがパスタサラダでしけど。デザートはチョコレートケーキで、クラッカーとクリームチーズもあり、カトラリーも薄いですが、一応金属だし、機内食としてはまあまあです。もう一つの選択肢は中華で、あとベジタリアンも少数搭載しているとのことで、3種類用意しているのは立派です。
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途中でギャレーをのぞき見しに行ったら、CAさんたちが立ったまま食事をしていらっしゃいました。ご苦労様です。
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到着が近づき、朝食サービスの時間になりました。
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朝食は、フリタータ、ベーコン、プチトマト、マッシュルームといった定番メニュー。そのほか、フルーツ、ヨーグルト、クロワッサン。コーヒーはインスタントなんです。あるときギャレーで、コーヒーの粉をポットに入れて湯沸かし器にセットしているところを目撃してしまいました。それにミルクを「ほんの少しだけ」と言うと、お構いなしにドボドボと注いでコーヒー牛乳のようなものを渡されます。が、ミルクは温めてあるので、ぬるくなっていない状態なことだけがせめてもの救いでした。
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さて、ヨハネスブルグからの便は無事に香港に到着しました。この区間は天候の状態により、揺れることも多く、2時間も3時間も遅れるということも日常茶飯事のようだったので心配されましたが、定刻でした。ここまでくると、もう頭も体もフラフラで、時間も何もありませんね(笑)。
最後にバトンを受け継いで、私を日本に送り届けてくれたのは、ありがたくも日系キャリアのANAでした。この飛行機を目にすると、なんだか安心したような気分になりました。 -
自分が座った座席。日本語の機内アナウンスが聞こえてくると、なんだかもう祖国の地を踏んだような気分になってしまいます。これはANAの子会社、エアージャパンが運航する便です。この会社、911後に営業を再開し、古くなったB767を押し付けられて、中距離国際線を運航しています。ANAはこれをB787に入れ替えて、燃料効率のいい新しい機材を使ってどんどんネットワークを広げ、顧客を取り込んで生き残ってきたわけです。
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食事の前のドリンクとおつまみ。おつまみも日本の味です。飲み物はやっぱり一番好きな赤ワイン。
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食事は、好きな赤ワインに合わせて洋食を選びました。ビーフの赤ワイン煮とシュガースナップピー、ニンジン、ポテト。これもおいしかったけど、それよりも、日本蕎麦が刻みのりと一緒に出ていて、それを割りばしで食べたのがおいしかったです!
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トレーテーブルの右上に穴があいていて、そこに飲み物のカップを入れるようになっています。飛行機が揺れたりしても、カップが倒れてこぼれたりしないような心配りは、さすがですね。
カップには、311のあの災害を「私たちは、忘れない」と印刷されていました。そうか・・・あれから5年経つんですね。しかし、これから自分が日本滞在中に訪れる熊本にも、その直後に大きな災害が襲ってくるなんて夢にも思っていませんでした・・・。(九州旅行の様子は別に投稿します)
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