2016/03/28 - 2016/04/01
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スイーツの求道者あきあさん
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前回の「北のスイーツの聖地、帯広巡礼の旅、第一回~帯広スイーツ戦争勃発!」に続いて、今回は、第二弾。
帯広といえば、柳月と六花亭のスイーツ二大巨頭を中心にクランベリー、あさひや、十勝トテッポ工房など、あまたあるスイーツの名店の数々が群雄割拠しています。
たとえばケーキだけでも品数豊富で、スイーツの海に沈み、溺れてしまいそうで、めまいさえ感じます。
そこで、今回はテーマを絞って、北のスイーツの魅力に迫ります。
「≪ミッション≫十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!」の指令の下に帯広、芽室の街を彷徨しました。
ターゲットは少し地味ですが、小豆です。
しかも、地元、十勝産の小豆が限定です。
該当するスイーツを探したら以下のようになりました。
しかも、超有名店の柳月と六花亭を除外するという条件つきです。
以下の名称はスイーツの商品名。カッコは店舗名です。
1、 中華まんじゅう(まさおか)
2、クレープ抹茶クリーム(カフェスノーピア)
3、 ワッフル小豆クリーム(手作り菓子の店こばやし)
4、小豆プリン(アンパルフェ)
5、小豆どら焼(創作どら焼華どら秀月)
6、あずきパウンドケーキ(クッキーハウスぶどうの木)
この6品に絞って、探してゆきます。
この6品を無事に胃袋の中に収めることができるか?
十勝小豆の魅力にどれだけ肉迫できるか?
さあ、ご期待。
表紙の写真の解説。
うず高く積まれたコーンの山をかき分けて出てきたものは!?
-
以前はアンコがまったくダメでしたが、齢を重ねるにつれて味覚のや好みも変わり、よく食べるようになり、むしろアンコが大好きになりました。
どら焼は私のふだんのおやつです。
前に、十勝産の小豆(確か大納言だったかな)を使ったどら焼を食べて美味しかった記憶があることと、十勝ガーデンズホテルの喫茶室で十勝小豆フェアを開催していて、抹茶小豆パフェを食べたことが強く印象に残っていました。
そして、今回の帯広巡礼の旅でとかち物産センターで小豆ソフトクリームを食べて確信を得た。
帯広に来て小豆を食べなきゃ男じゃない!
別に、男であろうと、女であろうと、美味しいもの食べればいいのです。
それほど力む必要はありません。
さっそく帯広の観光案内所を訪ねてみました。
駅ビルのエスタ1階にあります。
「あの〜、すいません。帯広で小豆を使った甘いもので、何かお勧めはありませんか」
あえて甘いもの、と言ったのは、男のくせにスイーツという単語を使うのが恥ずかしかったからです。
相変わらず、ジェンダーにこだわっている私。。。
案内所のお姉さんは、しばし考え込んでいましたが、なかな妙案が浮かばないようでした。
すると、隣の地元のクッキーなどを扱うコーナーのお姉さんが、助け舟を出してくれました。
「ほら、あそこがあるじゃない」
話によると、帯広の隣の芽室という町に古くから続く和菓子屋さんがあって、そこの小豆使いの名人がいるそうです。
十勝小豆の奥義に迫るには、「中華まんじゅう」という商品を食べるべし、というアドバイス。
私はさっそくその言葉に飛びつきました。
芽室に行くには、電車もありますが、何しろ本数が少ないため、帯広のバスセンターからバスで行くことにしました。
勇躍バスに乗り込み、名人のもとへ十勝小豆の秘密を伺いに取材に出かけることにしました。
上の写真は帯広市百年記念館に展示されている十勝小豆の標本。
小豆の種類の豊富さに驚きました。
写真は帯広市ホームページより転載
http://www.city.obihiro.hokkaido.jp/seisakusuisinbu/kouhoukouchouka/c010401obihiroziman.html -
帯広のターミナルからバスに揺られること40分ほどで目的地、芽室に着きました。
時間は十二時を回っていましたので、名人に会う前にまずは腹ごしらえです。
前日、ビート資料館の解説員の方から芽室にはコーン炒飯なるものがあるという情報をキャッチしました。
スイートコーンがこれでもか、というぐらいにてんこ盛りに乗せられていて、どっさりコーンの山をかき分けかき分け、崩し崩しして、ようやく炒飯にたどり着くというシロモノだそうです。
帯広と言えば豚丼が有名で既に全国区になっていますが、コーン炒飯は初耳で、何やらB級グルメ感満載で、俄然、興味をかきたてられました。
コーン炒飯を提供する店は町内にいくつかあって、お勧めの店は帯広の観光案内所で事前に教えてもらいました。
店の名は「あかずきん」。
何やら、童話に出てくるような名前ですね。
-
さっそく入店です。
店員さんに「コーン炒飯ください」と頼むと、どれにしますか、との声。
???
改めて伺うと、「ノーマルAセット」「とんかつのせBセット」「コーン入りウインナーのせCセット」の3種類あるということ。
私は素直にノーマルのAを注文しました。920円也。 -
メニューにコーン炒飯のルールが記載されていました。
少し長いですが引用します。
①正式名称は「十勝芽室コーン炒飯」とする
②芽室で作ったスイートコーンをたっぷり使う
③炒飯の味付けは、特性コーンバター(コーンの搾りかす入り)を使用する
④スイートコーンはバターしょうゆで味付けをし、すべて後載せにする
⑤卵2個を必ず使用し、出来上がりは黄色を意識する。そのほかの具材については、各店自由とする(なるべく、芽室産、十勝産の農畜産物を使う)
⑥お米は北海道産「きらら397」を使用する
⑦スイートコーンを使ったスープを付ける
⑧新鮮な野菜サラダを付ける
⑨器は白の丸皿とする
⑩価格は980円以下(税込み)とする
上の写真はJA芽室のホームページより転載
http://www.ja-memuro.or.jp/agri/farm.html -
どうですか。この定義の厳格さ、緻密さ。
世にご当地グルメは数あれど、そのほとんどは、ブームにあやかったまがい物のオンパレード。
さらに、ご当地グルメとは名ばかりで、他県や外国産の食材を用い、味付けや規格もバラバラ。
これでは、ブームに乗って、一発当てて、ひと儲けをたくらもうという商魂が見え見えで、これに踊らされている消費者は鴨ネギにされている。
芽室町が「十勝芽室コーン炒飯」を売り出したのには、きちんとした理由があります。
この町がスイートコーンの生産量日本一だからです。
以下、JA芽室のホームページから引用します。
「芽室町のスイートコーンは昭和46年に加工工場が建設されたのをきっかけに作付けが増え続け、今では面積・生産量とも日本一の産地です。」
スイートコーンの写真はJA芽室のホームページより転載
http://www.ja-memuro.or.jp/agri/farm.html -
さあ、到着。
噂にたがわぬコーンの量です。
炒飯のてっぺんには「十勝芽室コーン炒飯」と印字された小旗が立てられています。
食べ進めても、なかな炒飯にたどり着けません。
スプーンですくってもすくってもコーンの山。
スープにもコーンが入っていますね。
甘くてフレッシュ。スイートコーンの名称が嘘じゃない。
やっと炒飯が顔を見せますが、コーンとの相性は抜群です。炒飯特有の油っぽさも感じない。
コーンが多いので、サラダ感覚で食べることができて、なかなかヘルシーです。
しかも、野菜サラダやデザートのヨーグルトまでついている。
ふつう、炒飯というと、男メシの部類です。
これなら、若い女性や子どもさんにも喜んで食べてもらえるでしょう。
これでもか、というコーンの量ですが、飽きずに最後まで完食しました。 -
このお店はとんかつ屋さんで、各種のとんかつのほか、豚丼もメニューにあります。
なかなかここまで来る機会がないので、この際にと思って、上ロース豚丼ハーフ(1130円)を追加で注文しました。
こちらは、たぶんご飯の量がハーフなのでしょう。
肉はたくさん入っています。良質の脂がのった高級豚肉を使用していることがわかります。
弾力のある肉に少し濃いめのタレがよく合います。
先ほど炒飯を完食したばかりなのに、どんどん箸が進みます。
帯広市の豚丼の老舗「ぱんちょう」にひけをとらない味と肉の量です。
ここは仕入れの肉がいいのでしょう。おそらく、メインのとんかつも美味いはず。
いつ再訪できるかわかりませんが、次回はとんかつも食べてみようかな。
とにかく、「あかずきん」はラーメンもあってメニューが豊富で、地元の方々に大変重宝され、愛されている店だということがわかりました。
「十勝芽室コーン炒飯」の旗をこれからも、ずっと守っていってください。 -
スイートコーンの山に埋もれてスイートな夢を見させてくれる炒飯に出会えて、そのうえ、極上の豚丼もいただけるなんて、私は満足です。
おいおい。
芽室に何しに来たんだ。
メシ食って満足って言っている場合じゃない。
小豆名人に会いに行くのが目的じゃなかったのか!
と怒られて(誰に?)
観光案内所で勧められた和菓子屋に歩を向けました。
目指す名人のお店の名前は「まさおか」です。 -
芽室の駅からすぐのところにあって、地元に根差した店構えです。
入店すると、若い女性の店員の横にいらっしゃいました。白の前掛けに白の帽子姿で、年季をかんじさせるたたずまいです。
単刀直入に切り出しました。
地元十勝の小豆を使った和菓子を探していると。
名人はいくつか菓子の名前を挙げてくださり、私は四種類購入しました。 -
順に、中華まんじゅう、伏美湖、めーぷるもなか、月餅です。
値段はいずれも130円から280円の間で極めて良心的な価格設定です。
お客さんがほかにいなかったので、代金を支払うときに聞いてみました。
「十勝の小豆の特徴はどういったところにありますか?」
名人は少し考えてから答えてくださりました。
「やっぱり風味だね。自然のものは風味がぜんぜん違うよ」
小豆などの農作物はどれも自然が作り出したものだから、何を当たり前のことを、と首を傾げる方も多いかと思います。
そうではないのです。
ここで、少し解説を加えると、最近は遺伝子組み換え技術を用いたなたね、大豆やとうもろこしなどがアメリカから大量に日本に入ってきています。
こうした作物は、農薬や病虫害に強い遺伝子をバイオテクノロジーによって組み込んで人為的につくられたもので、長い生命の歴史上、存在したことがないものです。
これを人が食べた結果、本人だけでなく、子孫にどんな影響を及ぼすか、未知の部分があり、安全性に問題がある作物なのです。
遺伝子組み換えが為された小豆も同じ状況を迎えつつある、ということを名人は、言下に言われているのです。
さらに続けて、
「前に、小豆が高騰したことがあったでしょう。あのとき安い中国産のものが大量に日本に入ってきたことがあって。うちじゃ、使わないけれども。煮ていても十勝の小豆はほんのりと優しい、いい香りがする。それに比べて中国のものは泥臭くて駄目だ。」
確かに十勝の小豆は、さわやで独特の風味があります。
前の日に小豆をかけたソフトクリームを食べたのですが、甘くてもくどくない、さっぱりとした甘さなのです。
私は名人の言葉に強く頷きました。
それというのも、十勝の気候が良質の小豆を育てるのです。
昼と夜の寒暖の差が激しい気候風土がしっかりと甘味のある作物の実りをもたらす。
この事情は小豆も甜菜(てんさい)も一緒です。
この旅は大変勉強になることが多い。
私は深く礼を言って名人のお店を後にしました。 -
さてスイーツの北の聖地帯広での最初の小豆を使った極上スイーツの1品目です。
「中華まんじゅう」280円(まさおか)
名人の渾身の作品で、帯広の観光案内所で名前が挙がった和菓子です。
大正6年創業の老舗和菓子店「まさおか」の主力商品であります。
今年で発売開始99年目を迎えた地元では知らない人がいない銘菓がこの「中華まんじゅう」。
法事や祝いごとには必ず食べたという和菓子。
購入したときには、カチカチの冷凍状態で渡され、少し時間をおいて召し上がりください、と言われました。
私はバスの移動があったので、食べたのは一時間後で完全に解凍され、平温になっていました。
包みには「めむろ逸品・芽室町観光物産協会推奨品」と「安心・安全・美味しい 十勝ブランド認証品」のシールが貼られています。
形状は三日月形をしています。
茶褐色の色はどら焼と同じ。 -
食べてみると、やはりどら焼に似ている。
ただ、どら焼は生地が大きいので生地を小豆の餡で味付けしているという感じですが、こちらは生地が小さいため、主役はあくまでも餡です。
小豆餡をどら焼風の皮で包んで食べるといった塩梅。
だから、まんじゅうなのでしょう。
それにしても、中華まんじゅうと名付けた理由がわからない。
中華まんとは、まったく別物です。
最後まで小豆の風味をしっかりと楽しめました。
名人、どうもごちそうさまです。
また、小豆相場が高騰しても、妥協しないで地元十勝産にこだわって、いい仕事を続けてもらいたいです。 -
さて、名人の店の次に、どこを訪ねるか。
観光案内所で聞いた情報は一軒だけです。
それでもだいじょうぶ。
実は、先ほど昼食を食べた「あかずきん」でチャーハンが来るのを待つ間、店に置いてあったガイドブックをめくっていたら、まさに私が求めていた情報、十勝産小豆を用いたスイーツのコーナーが記載されてあったのです。
ラッキー。
本の中から帯広市内の店、5軒をリストアップしました。
それが以下です。
1、ワッフル小豆クリーム(手作り菓子の店こばやし)
2、クレープ抹茶クリーム(カフェスノーピア)
3、小豆プリン(アンパルフェ)
4、小豆どら焼(創作どら焼華どら秀月)
5、あずきパウンドケーキ(クッキーハウスぶどうの木)
すでに、「まさおか」で中華まんじゅうを購入したので、都合6軒6品のうち、いくつのスイーツにあずかることができるか?
またバスで帯広に戻って、探索開始です。
まず初めのターゲットはワッフル小豆クリームです。
販売元は、帯広駅ビルのエスタ内にある「手作り菓子の店こばやし」です。
前回紹介した十勝バス主催の「スイーツめぐり券」でワッフルと交換できる、とのこと。
「手作り菓子の店こばやし」さんは、上の写真のように、さまざまなソフトタイプのワッフルが楽しめるお店です。
-
店員さんに聞くと、チーズワッフル以外はOKだそうです。
私は小倉クリームを指名しました。
買うと140円だそうです。
商品を受け取ると、駅前のベンチで試食開始。
はい。
まごうかたなくワッフルです。
正真正銘のワッフルです。
どこからどう見てもワッフルであることに間違いありません。
小豆は10粒ちょっとぐらいかな。
も少し入っててほしかった。
やはり生クリームと小豆は合いますね。
小豆の風味を味わうもなんも、すぐにペロリとたいらげてしまいました。
味はいたって普通。
普通と書いても伝わらないか。
可もなく不可もなく、という味。
まだ伝わらない?
生地は柔らかいタイプのワッフル。
生クリームは甘すぎず、小豆はしっかりと存在感を主張しています。
こんな感じかな。
とびきり美味しいというわけではない。
この「手作り菓子の店こばやし」さんはワッフル種類があるから、数人で訪問して、数種類を頼んで、仲間と食べ比べてみるといいでしょう。
きっと自分のお気に入りの味がみつかると思います。
これで、2品目をゲット。
十勝小豆を使ったスイーツの旅はここまで順調です。 -
と思いきや。
次のクレープ抹茶クリーム(カフェスノーピア)。
お店を探すのに迷いました。
番地を頼りに向かうのですが、それと思しきところに着いても看板が見当たりません。
カフェスノーピア。思い出しました。
前回、帯広を訪ねた折も、パフェを食べようと思って店を探してさんざん迷った。
結局、パチンコ屋が入ってるビルの中の一角にあるお店でした。
「パーラー太陽」と書かれたパチンコ屋のある大きなビルの自動ドアから入ってみますが、それでも見つかりません。
よく探してみると、シャッターが下りた暗いお店に、閉店しましたの張り紙が。
お店が通りから見えない。
視認性が悪い。だから、来るたびに迷う。
やはり、つぶれる理由はあろうかと。
カフェスノーピアのクレープ抹茶クリームはあきらめねばなりません。
これで十勝小豆を使ったスイーツの旅、2勝1敗。
上の写真は「スイーツめぐり券」で交換したアンパルフェのミニソフトクリーム -
帯広駅から北へ向かいます。
十勝小豆を使った絶品スイーツ4軒目のお店はアンパルフェ。
西2条の通りを3ブロックほどいった十字路の角にあります。
1坪にも満たない小さなお店です。
ここは、手作りプリンで有名で、いろいろな変わり種プリンを置いています。
「スイーツめぐり券」では、これらのプリンは食べられませんのでご注意ください。 -
私の目当てはその名もずばり「とかちあずき」です。
350円也。
少々高めの価格設定です。
期待が高鳴ります。 -
お待ちかねの試食です。
茶碗蒸しの柔らかさですね。
豆特有の舌にからまりつくような食感。
卵の甘みと十勝産小豆の甘苦い味がひとつの小宇宙を形成しています。
これは美味い!
美味しいものに巡り合うと、ふんわり、ほんわりと心がほぐれて、思わず笑みが浮かんできます。
今まで食べたプリンの中でも、これはかなりレベルが高い。
350円の値段は伊達ではない。
やはりポイントは甘すぎず、くどすぎず、です。
プリンの中にはカラメルが甘たるく、食後感が悪いものがあります。
食べ物は、もちろん、進行形の味に加えて食べたあとの余韻が重要です。
このプリンはすんなり胃の腑に落ちて、あとくされがありません。
十勝小豆を使ったスイーツの名品に出会えました。
小豆自体の好みがありますが、小豆好きにはお勧めできる一品です。
十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!
これで、3勝1敗です。
次は如何に!? -
「十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!」最終日の今日は、初めに、「小豆パウンドケーキ」を提供しているお店を探します。
住所は東3条南6丁目。駅から北側になります。
電信通り沿いにあるお店で、まだ雪が残る歩道をひたすら歩きます。
帯広はスイーツブームで湧く街で、少し歩けば、甘味を扱う何らかのお店を見つけることができます。
でも、中には閉店したお店もチラホラあり、激しい市場競争を肌で感じます。
お目当てのお店「クッキーハウスぶどうの木」は大丈夫だと思いますが、少し不安になってきました。
後でネット調べた情報を以下に書きます。
この「ぶどうの木」は、NPO法人十勝障がい者サポートネットが運営しているお店です。
北海道の働く障がい者が生産した商品や、その地域で行う労務提供について紹介する「ナイスハートネット北海道」によると、『障がいを持つ方の日中活動の一つとして、クッキーやパウンドケーキを中心とする焼き菓子を製造、販売しています。』とあります。
ありました。
お店に飛び込むように入ります。
女性スタッフに尋ねます。
「小豆パウンドケーキはありますか?」 -
置いていない、との答え。
品切れかと重ねて聞くと、今日は作っていないとのこと。
残念。
目論見が外れました。
代わりにきな粉を使った商品「きなボロ―」を勧められましたが、小豆しか眼中にないので、断りました。
「ナイスハートネット北海道」の記事を先に読んでいれば、購入したのにと悔やまれます。
このスタッフが勧めた「きなボロ―」(120円)と、「小豆パウンドケーキ」(180円)とはともに地元食材にこだわった商品で、帯広開拓130年を記念して2012(平成24)年11月5日より発売しているそうです。
何しろ価格が破格の安さなので、帯広に観光に訪れた際は、立ち寄ってみてください。
私が訪問した3月はまだ観光にはシーズンオフの時期なので、需要がないために製造していないんだと思います。
ゴールデンウイークになれば、置いてあるんじゃないかな。
購入する場合は、先に電話で問い合わせてみてくださいね。
電話番号 0155-25-9255
ともあれ、十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!
3勝2敗です。
少し暗雲がたちこめてきました。
最後のひと品に果たしてありつけるでしょうか?
さあ、気を取り直して、リストの最後のお店を探します。
これまでは、クレープ、ワッフル、プリンパウンドケーキなどにの洋菓子を中心に固めてきましたが、小豆といえば、本来は和菓子の基本素材。
大福、金つば、もなか、お団子など小豆を使った和菓子はたくさんありますが、今回はどら焼きでいこうと思います。
店の名は「創作どらやき華どら秀月」です。
上の2枚の写真は帯広電信通り商店振興組合ホームページより)
http://www.denshindoori.com/2011budou/budou.html -
最後のお店「創作どらやき華どら秀月」の住所は東6条南5丁目18番地で、「ぶどうの木」を同じく電信通り沿いにあります。
通りをしばらく東に歩くこと数分で、目指すお店を発見しました。
サイロをかたどったお洒落な外観が目を惹きます。
店の雰囲気も活気がありそうでいいですね。
さっそく入店してみると、ショーケースにたくさんどら焼きが飾られています。 -
こんなに種類が豊富。
十勝小豆の風味を一番感じられる商品を尋ねると、「小倉あん」と回答。
これは当然ですね。聞くのが野暮でした。
教えられた品を注文します。
今回のどら焼きも十勝バス協賛の「スイーツめぐり券」で引き換えることができます。
買うと140円也。
少し冷やされているので、常温に戻ってからめしがってくださいとの旨。
上の写真は十勝ブランドのホームページより転載
http://www.tokachi-brand.jp/sweets09.html -
そして、数時間後、宿に帰って、常温になってから撮影した写真がこれです。
袋越しの外観は普通のどら焼きですね。
大きさ、重さも標準サイズです。 -
包装から取り出した写真です。
少し不整形なのは、持ち帰る際にリュックサックに入れてたため。
丁寧に運ばずにすいません。 -
さらに、中身を割ってみました。
うるうるとした十勝小豆の艶とたっぷりの餡の感じがたまりませんね。
すぐにかぶりつきました。
伊藤園の「お〜いお茶<濃いめ>」とともに食します。
やはり、和菓子の餡はお茶うけにぴったりです。
濃厚で小豆餡は、誤魔化すことのない直球の美味しさです。
秀月さんのどら焼きは140円とリーズナブルなので、お土産として全種類を買っておけばよかった。
いささか後悔の念がよぎります。 -
さあ、「十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!」はこれで完結です。
1店は閉店、1点は品切れで、トータルの成績は4勝2敗。
このテーマの難しさを痛感しました。
若い人はやはり洋菓子に目が向きがちで、和菓子離れの傾向にあるのでしょう。
中でも小豆の一般的なイメージは地味なので、需要もそう多くはない。
でも、その地味で控えめな甘さが、小豆の真骨頂なのです。
上の写真は十勝中央大橋の白鳥。2008年3月撮影。 -
特に十勝地方は、寒暖の差が大きく、ために豊かなコクと上品で風味のいい小豆をたくさん生産します。
小豆の国内自給率はわずか4%。
この中に十勝小豆の占める比重は大きい。
市場競争が激しいスイーツ業界にあって、高価な国産の小豆はどうしても敬遠されがちです。
聞くところによると、六花亭は社長の方針で十勝小豆を使わない方向に転換したということです。
コストか品質か。
これはスイーツ業界に限らず、フード産業全体が直面する大きな課題であることに間違いない。
環境保全や食品添加物、あるいは遺伝子組み換え作物の問題を考えるとき、地産地消が理想とされます。
また、地方創生という時代の趨勢を鑑みる上でも、私は国産小豆、特に豊かな自然の風土が生み出す十勝小豆をこれからも応援して、暖かく見守り続けたいと思います。
上の写真は今回の巡礼旅の2016年4月に撮影した十勝中央大橋。
今回訪問したときは、白鳥は餌のある畑跡に飛んで行ってしまい、これほど見事な眺めはついに見ることが叶いませんでした。
「北のスイーツの聖地、帯広巡礼の旅、第二回〜十勝小豆を使った絶品スイーツを探せ!」 終わり
「北のスイーツの聖地、帯広巡礼の旅・第三回〜十勝スイーツの秘密基地潜入記」に続く
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