2016/01/02 - 2016/01/02
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norijiroさん
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前日の午前様もなんのその。レンタカーを借り、早朝からグレートオーシャンロードへと向かった。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 乳幼児連れ家族旅行
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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オーストラリアは英連邦のため、日本と同じ左側通行。レンタカーの運転は、アメリカなどと比べて楽なことこのうえない。右ハンドル万歳! 女王陛下万歳!
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しかしながら、市内の運転には困難を伴う。信号上にある謎のサイン、この意味がわからないと、交差点でクラクションの嵐に遭う。路面電車の多い市内中心部のローカルルールらしく、「左車線から右折をする」という不思議な規則(フックターンという)。右車線で右折待ちをすると、道路中央を走る路面電車の邪魔になる、ということらしい。いわゆる二段階右折を車ですることになる。
直交する道路の中央部を渡った先に右折車用の待機レーンがあるが、待機レーンがすでに埋まっている場合はどこで待っていればよいのか。停止線の手前で待っていると、左折車の邪魔だし…。いまだに判然としない。 -
グレートオーシャンロードは結構遠い。めざす最大の見所「十二使徒」はメルボルンから300kmもある。300kmというと大したことないように感じるが、東京〜名古屋間、あるいは東京〜仙台間というとんでもない距離で、しかもそれを日帰りで往復、ドライバーはただ一人という無謀な計画なのであった。
飛ばしても仕方ないので、休憩をはさみつつのんびりとドライブ。途中のアングレシーの町には、カンガルーが出没するゴルフ場があるというので、寄り道。標識にもカンガルー注意のサインが。 -
一生懸命カンガルーを探したが、ゴルフに興じるおじさんしかいなかった。入国以来、いまだカンガルーには会えず。
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アングレシーの町のすぐ先に広がる海岸。とにかくスケールがでかい。
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はるか彼方まで続く砂浜。
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いよいよ海岸沿いの道へ。このグレートオーシャンロードは世界一美しい海岸道路ともいわれ、第一次〜第二次世界大戦間の大恐慌の時期に、帰還兵の失対事業として建設されたもの。ダイナマイトを使いながらも、すべて人力で作られたという。海沿いは特に「画になる」ため、車のCM撮影でよく使われる。
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舞台はグレートだが、天気がグレートではない。
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途中のローンの町まで進んだところ、どうも様子がおかしい。観光バスがやたらとウロウロしている。いぶかしがりながら進むと、まさかの道路閉鎖。迂回路が示されていたので案内に従っていくと、元のローンの町に戻ってしまった。え〜!? めざす十二使徒はまだまだ先。諦めてメルボルンへ帰還するしかないのか?
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ここで妻の智慧が冴え渡る。おろおろするだけの夫に対し「こういう時は観光案内所だ」と高らかに宣言。率先して案内所に入ると、そこにいたおばちゃんから十二使徒方面への迂回路地図をゲットしてきた。さすがである。
海沿いの道路は不通だが、内陸にいったん回ることで、アポロベイより先に行くことができそうだ。もはやグレートオーシャンではなく、グレートマウンテンだが、目的地はその先の十二使徒だし、天気もよくないし、まあいいか。 -
内陸はもやにつつまれた広大な温帯雨林。結構な降水量なのかもしれない。
グレートオーシャンロードというが、実際に海沿いを走る区間は半分程度で、そのほとんどはローンからアポロベイの間と十二使徒の地点より先である。それ以外の場所は温帯雨林のなかを突っ切っていくことになる。 -
内陸を1時間以上走り、ようやく海に戻ってきた。
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ようやく着いたアポロベイの町。こぢんまりとしているが、レストランなどは一通り揃っている。
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「アポロベイ・シーフードカフェ」にて、フィッシュバーガーなどをテイクアウト。先を急ごう。
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やはり海沿いは気分がよい。
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このまま晴れるかと思いきや、十二使徒近くへと到着するころにはまたまた雲が広がる。
まずは「ギブソンズ・ステップ」へ立ち寄る。ギブソン階段 自然・景勝地
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ここにある階段から、海岸まで降りることができる。付近は断崖絶壁が続いているため、海岸まで降りられる数少ないスポット。
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波しぶきでモヤッとした感じが神秘的。浸食された砂岩が織りなす景色に目を奪われる。
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オーストラリア大陸の断面のような絶壁。
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十二使徒の一体をバックに、砂遊びに余念がない3歳児。
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一番の人気スポット「十二使徒」の展望台へ。その名の由来は、かつて海中に12個の巨岩があり、それをキリスト教の十二使徒になぞらえたものだとか。ただ、その命名の後に浸食でいくつも海中に没し、現存するのは8個のみ。
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荒海にそびえる使徒たち。
岩はもともと海に突き出た陸の一部だったが、波の侵食により陸とつながっている部分にトンネルができる→トンネル上のアーチ部が崩落→岩が残る、というプロセスで形成されたものだという。 -
展望台からさらに近寄る。もう今にもポッキリといきそうな岩もある。この景色も何年か後には違ったものになっているかもしれない。
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十二使徒の景色をみて、この映像を思い浮かべた方はいないだろうか。そう、この付近は、かの有名なミスチルの「Tomorrow Never Knows」のPV撮影が行われた場所なのである。すごいところで歌っているが…。
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enterするとfallしてDIEするDANGERな場所。彼もなかなか体を張ったようだ。
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続いて訪れたのが「ロック・アード・ゴージ」。ロック・アードは、かつてこの地の沖合で難破したという移民船の名前で、外界からは岩場で隔絶された小さな入り江。宝物でも隠されていそうな感じがする。
ロックアード ゴージ 自然・景勝地
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奥には洞窟も。
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こちらは「ザ・グロット」。グロットとは海蝕洞の意味で、自然のトンネルが作られている。
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上から見るとこのとおり。トンネルの上は歩けそう(人が通った跡がある?)だが、DIEしたくないので自重。
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最後は「ロンドン・ブリッジ」。かつてはその名のとおり、天然のアーチで写真右の島と陸とがつながっていたというが、ある時についに連結部が崩落。たまたま島のほうにいた観光客が取り残され、救助隊が駆けつける騒ぎになったらしい。
ロンドン ブリッジ 自然・景勝地
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きれいな砂浜なので降りてみたかったが、残念ながら立入禁止。砂浜にはペンギンのような足跡が残されていた。
時間も遅くなったので、帰りは内陸をショートカットしてメルボルンへ帰還。それでも4時間はかかったが、行き帰りともに長い距離をあまり感じさせない楽しいドライブとなった。大洋と奇岩、絶壁が織りなす景色は「グレートオーシャン」の名に違わず、ぜひ再訪したい。
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